麻見和史のレビュー一覧

  • 天空の鏡 警視庁殺人分析班
    警視庁捜査一課十一係(警視庁殺人分析班)シリーズ、12作目。

    警察小説でありながら、ちゃんと推理小説になっていて、読者も一緒に事件を追いながら読めるのが良き、なこのシリーズ。結果、真犯人は一体誰なの、誰なの?とページを捲らされつつ、今回は名前が明かされるまで全く分からなかったー。そういえば、ちょっ...続きを読む
  • 石の繭 警視庁殺人分析班
    ポンペイの人型に強く影響を受けてしまうのはわかるし、巻き込まれた事件の事を思うと犯人に少し同情してしまう(誘拐事件の真相がひどい)
    でもここまで周到に準備して襲うなんて、執念深過ぎておそろしい
    まだまだ未熟な主人公、事件を経て成長していく過程を読めるのも面白い
    殺人分析班のメンバーも色々抱えているの...続きを読む
  • 虚空の糸 警視庁殺人分析班
    この主人公の子、七味食べてた子だったと記憶してるけど……今回から全然七味食べてなかったな。
    都民を毎日ひとりずつ殺害していく、都民全員が人質です、と犯人に言われてこんなことを知られたら警察の失態だ、しかも犯人は元警官でもっと恥さらしだ、みたいな感覚で話が進んでいったけど、都民の安全を守りたいなら恥を...続きを読む
  • 女神の骨格 警視庁殺人分析班
    前半から中盤にかけては頭部とそれ以外の骨が別人の白骨自体や連続殺人などインパクトのある展開で進んでいくが、意外とあっさりな印象。翻って後半は靖江の告白が淡々と続くのだがこってり濃厚な味わいで驚愕な真相に一気に引き込まれた。
    ミステリー要素の強いシリーズなのは良いんだけどやっぱり解き明かすのは鷹野なの...続きを読む
  • 沈黙する女たち
    内容(「BOOK」データベースより)
    廃屋に展示されるように残されていた女性の全裸死体。それを撮影したものが会員サイト「死体美術館」にアップされる。その頃、凶悪事件を取材するCS放送クライムチャンネルに、元警視庁捜査一課の久我が加わっていた……。廃屋で発見される女性の全裸死体。犯人の正体と目的とは?...続きを読む
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班
    あっと驚くようなどんでん返しもなく、ハラハラさせるようなスリリングな展開もない。前作に比べてひどく凡庸な作品。
    殺人分析班のメンバーは個性的で面白いのでシリーズ次作も読もうと思う。
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班
    タイトルと中身が強引かなっと思った。
    しかし、引退した加賀美さんと塔子の掛け合いはなんだか楽しく、だんだん心を開いていく加賀美さんににっこり。奥さんの名前をもじって付けた猫ちゃんにもにっこり。
    川久保さんと矢崎さんの事を思うと少し胸が痛みます。
  • 奈落の偶像 警視庁殺人分析班
    シリーズ10作目。

    銀座の街が舞台。
    ブティックのショーウィンドーで吊るされた遺体が発見される。

    劇場方殺人事件
    被害者、加害者とも非がある
  • 蟻の階段 警視庁殺人分析班
    1作目が良かっただけに少し残念でした…
    本格派ミステリーチックな感じもあり、何の捜査をしてるんだ…?宝探し…?
    なかなか入り込めなくて途中読むスピードが落ちちゃいました。
    ラストはかなり切ない感じになってて読後感が残る終わり方でした。
    次回作は読もうか読むまいか悩み中…。
  • 警視庁文書捜査官
    文書で捜査を進めていく、と言う斬新な切り口で読ませてくれた。警部補の女性上司の理沙とその下で働く巡査部長で年長の矢代とのコンビも面白い。都合良く着地した感はあるが、楽しめた。
  • 愚者の檻 警視庁文書捜査官
    かなり猟奇的な連続殺人事件かつ、無差別テロの可能性も煽りながら判明してみれば意外にも個人的な恨みが原因で、しかも序盤の伏線によってある程度予想ができる結末でした。
    文書操作という切り口は良いのに、事件の真相といい、思わせぶりな岩下管理官といい、もう少し深みが欲しいところです。
  • 虚空の糸 警視庁殺人分析班
    シリーズ第4弾。
    警察に二億円を要求し、東京都民を毎日一人ずつ殺していくと脅す犯人。
    警察に対して一体どんな恨みを持っているのか。
    被害者の共通点も見つけられず、犯人の目星もつかない。
    塔子の所属する殺人分析班も操作に加わり、少しずつ犯人に近づいていくが…

    2023.2.24
  • 魔弾の標的 警視庁捜査一課十一係
    シリーズ第14作。
    1作目から10年以上経っているのだから、確かに塔子もいつまでも先輩について勉強中というのはまずいよね… とはいえ、コンビの相手が違うので、鷹野の出番が少ないのは残念。科捜研の彼が嬉しそうなのはおかしくてよいのだけれども。

    犯人らしき「彼」の過去をチラ見させつつ、現在の事件を描い...続きを読む
  • 魔弾の標的 警視庁捜査一課十一係
    久しぶりのシリーズ新作
    ゲームマスターとはラスボスか?
    いつもの実家への脅迫状のエピソードは今回はなく…
  • 蝶の力学 警視庁殺人分析班
    シリーズ第7作目。
    今回は資産家が自宅で殺害されている事件から始まる。
    遺体の首が損壊されておりデイジーの花が挿されている猟奇的事件。
    被害者の妻が行方不明で誘拐が疑われた中、大手新聞社にクラスター16と名乗る人物から犯行を仄めかすメールが届く。

    今回は主人公塔子の相棒である鷹野主任が捜査中に負傷...続きを読む
  • 雨色の仔羊 警視庁殺人分析班
    ここまでシリーズを読んでてずっと気になっているのは、平成のいつぐらいの設定なのだろうかとういこと。
    尾留川さんのPCについてのくだりから、スマホって2010年ぐらいには普及してたよな?とか気になりました。
    今回のSNSも上の世代的なので、読んでて1巻とか何年設定なのか書いてあったっけ、と気になました...続きを読む
  • 影の斜塔 警視庁文書捜査官
    僅かな文書から手掛かりを見つけるという趣向は面白い。
    ただ、その手掛かりの推理や、それを元に操作する時の展開は都合が良すぎる面が多く、もう少しだけ深く作り込んで欲しいところです。
  • 雨色の仔羊 警視庁殺人分析班
    シリーズ第8弾

    自分としてはシリーズのなかでは一番面白く感じなかった。

    キーマンは9歳の男の子。
    血でSOSとかかれたタオルと時計が置かれていた。
    それを置いたのは9歳の男の子優太。
    この子を中心として話が進んでいく。

    鷹野は優太から事情を聞き出そうとするが、頑なに話さない。 手を子招く鷹野さ...続きを読む
  • 奈落の偶像 警視庁殺人分析班
    シリーズ10作目。
    銀座のブティックのショーウィンドウに吊るされた男性の遺体。
    遺留品から演出家であることが判明するが、すぐにデパートの男性社員の拉致事件が発生。
    犯人は同じ銀座で、拉致被害者の録音した音声を流し、捜査の混乱を狙う。
    狭い範囲で起きる連続した事件だが、筋読みをしても、犯人像がなかなか...続きを読む
  • 女神の骨格 警視庁殺人分析班
    シリーズ第6作。

    今回は洋館での火災から事件が始まる。
    空き家になっており怪我人はいないが部屋の隠し扉から白骨遺体が発見される。

    1作目から読んでいて安定した面白さ。
    次作も楽しみ。