麻見和史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
鳴海 理沙、警視庁捜査一課 科学捜査係 文書解読班の警部補。
その実態は、人の文章やメモに異常な関心を寄せる『文字オタク』、『文字フェチ』。
警視庁の「倉庫番」と陰口を叩かれながらも、文章
心理学を駆使して、事件を解決に導く。
ある日、杉並区で発見された遺体は、右手が切断され、現場にメモやアルファベットのカードがあった。
いったい誰が、何の目的で?
やがて、事件は、連続殺人から誘拐事件の様相を見せる。
果たして、鳴海警部補と八代巡査部長は、事件を解決に導くことができるのか?
本作はシリーズ物で、第一弾とのこと。
他の作品も読みたいと思います。
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Posted by ブクログ
CS放送『クライムチャンネル』の取材記者・早乙女 綾香。そして、彼女とタッグを組むことになったのは、元刑事の久我。
何かと衝突する元新聞記者と元刑事のふたり。
そんな中、廃屋にて、女性の死体が発見され、更に連続殺人の様相を呈する。そして、『死体美術館』というダークなサイトに、その写真がアップされていた。
いったい、誰が、なぜ?
早乙女達が取材を重ねて行くと、ひとりの人物がクローズアップされる。彼の部屋から、様々な写真も発見され、いよいよ容疑が深まる。
果たして、彼が容疑者なのか?
最後の最後に、どんでん返しがありますが、なかなか悲しい動機ですね。
次回作もありそう、、、
期待します -
Posted by ブクログ
警視庁殺人分析班シリーズの「女神の骨格」を読んだ。面白かったので、次にこの作品を読んだ。タイトルの「蝶の力学」はあまり意味はなかった。警視庁捜査第一課殺人班捜査第十一係の如月塔子と先輩刑事鷹野秀明が活躍するシリーズだが、今回は最初の方で、その鷹野が、犯人に刺されて、入院し、別の先輩刑事と組んだ如月が、周りの助けを得ながら、活躍する。
今回の殺人事件のネタ、保険金の「同時死亡の推定」は結構多くの刑事物に採用されている。別に新しくはないが、途中で、このネタが、直ぐわかってしまったのが惜しい。最後は少し捻ってくれてはいるが、もう少し捻って欲しかった。でも面白かった。