あらすじ
歪んだ欲望に翻弄された“人形”たち
三鷹市で発見された親子の遺体。息子は階段からの転落死とみられたが、父親の遺体は業務用冷凍ショーケースの中から発見された。警視庁捜査一課の刑事・藤木が所属する「凍結班」にも捜査協力の依頼が来る。藤木らが捜査を進めると、三鷹の事件と酷使した第三の屍が冷凍ショーケースから発見された。事件の背後に見え隠れするデートクラブに捜査員を潜入させようと試みるが……。藤木たちが辿り着いた驚愕の真相とは。
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Posted by ブクログ
麻見和史『凍結事案捜査班 時の氷解』文春文庫。
シリーズ第3弾。安定安心の面白さ。
今回もよくぞ思い付くなというような未解決の猟奇的殺人事件が描かれる。
最近のニュースを見ると、自らが経営するバーの店内の壁に28歳の女性の遺体を隠しながら経営を続けていたという事件もあり、現実の方が小説の世界に追い付いているようにも思える。
三鷹市の住宅で発見された男性の遺体。男性は階段からの転落死とみられたが、自宅に置かれた業務用冷凍ショーケースの中から男性の父親の遺体が発見された。妻を亡くし、しばらく休職していた警視庁捜査一課の刑事の藤木靖彦が所属する凍結班にも捜査協力の依頼が来る。
藤木らが捜査を進めると、三鷹市と酷使した11年前に失踪した若い女性の遺体が冷凍ショーケースから発見される。事件の背後に見え隠れする燐光倶楽部という怪しげなデートクラブに捜査員を潜入させようと試みるが、相手側に警察であることを見抜かれる。
そんな中、第四の若い女性の遺体が冷凍ショーケースから発見され、この女性も11年前に失踪していたことが明らかになる。
やがて、藤木たちの懸命の捜査により驚愕の真相に辿り着くのだが……
本体価格800円
★★★★