小川哲のレビュー一覧

  • ユートロニカのこちら側

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    見るもの、聞くもの、その行動のすべてをデータとして提供する代わりにほとんど働かなくても生きていける実験都市、アガスティアリゾートに住むことができる。
    というとても単純な舞台設定をベースに、その実験都市の中の人や外の人の人生を描き出す群像劇。
    この実験都市はある人にとってはユートピアで、ある人にとってはディストピアとなる。
    登場人物それぞれの人生がリズム良く語られた後、最後に「そもそも意識とは何か」という命題を突きつけてくる。もし興味を持って読んでくれる人がいるかもしれないので多くは語らないけど、意識というのはストレスがあって初めて自覚されるのではないかという問いが投げかけられる。
    ここはもうサ

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    2023年04月18日
  • ユートロニカのこちら側

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    自由と同価値に楽(ラク)があるのではなく、自由と同価値に安心があるわけでもない。楽で安心な世界は不自由で退屈な世界だ。
    何を大切にして生きていくのが自分の人生を歩む事なのか、考えさせる物語。

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    2023年02月21日
  • ゲームの王国[体験版] 上

    購入済み

    あまりに悲惨で

    全人口に占める虐殺された人の比率が史上最悪といわれる、あまりに悲惨なカンボジア.ポルポト時代を舞台とした作品である。少しはSFっぽい設定もあるようだが、主体は身近な住人同士による相互監視 親子兄弟同士の密告 秘密警察 強制収容所 そして虐殺である。同じ様な例が、ナチス時代のドイツ スターリン時代のソ連にもあったようだが、カンボジアのほうが時代が近いためによりいっそう悲惨さが実感される。読み進めるのが辛いほどである。

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    2023年02月01日
  • ユートロニカのこちら側

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    進化する事によって捨てるものと得るものが
    あるけれど、捨てるものって案外見えてないから
    難しいもんです。

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    2023年01月29日
  • ゲームの王国 下

    購入済み

    人とルール

    カンボジアの歴史。ルールをここまで大胆に根底から覆すゲームは、聞いたことがなかった。そこにどんな崇高な理念があっても、他者を踏みにじるルールが人々に受け入れられるはずがない。過去の日本にも通じるものがあると思う。
    ルールは平等をもたらしても、自由を損なう。自由と平等のバランスは集団生活の永遠のテーマなのかもしれない。
    個人的には、ルールは誰かから与えられるものではなく、一人一人が育んだものを持ち寄って作れたらと考えるが。

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    2021年07月29日
  • 君が手にするはずだった黄金について

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    頭がいい人の頭の中をのぞいたような感覚でした。

    疑問に思ったことをとことん突きとめようとする思考が新鮮でした。へー、そんなふうに考えるんだ…と。
    次から次へと浮かぶ思考に自分でツッコミを入れながらも考える様子が面白く感じました。
    なかなか自分の気持ちを言語化するって難しいけど、頭の良い人は自然とできているのでしょうね〜

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    2026年02月08日
  • 火星の女王

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    設定が壮大!これがSFミステリーってやつかぁーって感じ。

    誘拐事件の真犯人や、ISDAの狙い、アオトの祖父の野望など、、、キャラが立っているだけに、もう少し掘り下げてもよかったのかなぁ。。。少し勿体無い。

    期待値が高かっただけに、ちょっと残念でした。

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    2026年02月07日
  • 地図と拳 上

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    感想は下巻で。
    上巻時点で言えることは、めちゃくちゃ硬派な作品。
    エンタメではなく社会派と言うやつかも。
    満州国の史実も関係してくるのでその辺りの知識が受験世界史で良いのであると把握しやすい。
    小川さんの文章自体は、これほど硬派な作品かつ複雑な史実に沿った作品であるのにさすがに大変読みやすい。

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    2026年02月07日
  • これが最後の仕事になる

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    こういったらなんだけど、玉石混合ってかんじ。
    好みもあるけど、好きなものも合わないものもあった
    「親友」と「海月祭をもう一度」、「声」が好き

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    2026年02月07日
  • 君のクイズ

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    ネタバレ

    競技クイズに関する知識(読ませ押しやパラレルなど)は多少はあったため、そういえばそういうものあったよね、と思い出しながら読んでいた。競技クイズを全く知らない人でも楽しめるように丁寧に説明してあるので、誰でも安心して読める。
    堅苦しい描写は少なく、文章としてはすらすらと読めた。途中、長々と説明している文章は多いなと感じてしまい、途中で飽きてしまいそうだったが、中盤以降の展開が面白かったので最後まで読みきれた。
    ストーリーとしては、順を追って段々と謎が明らかになっていく構成で、こういう理由で0文字で押せたんじゃない?と推理しながら読めた。ミステリーではないが推理を楽しめるという、新感覚?に感じた。

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    2026年02月05日
  • 君のクイズ

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    ただただ頭が良いだけじゃない、クイズ王が答えるまでのテクニカルな部分や思考が分かって感慨深い。
    短編なので一気に読める。

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    2026年02月04日
  • 君が手にするはずだった黄金について

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    小川哲さんの連作短編。
    「君が手にするはずだった黄金について」

    この本の帯に、朝井リョウさん、宇垣美里さん、麻布競馬場さんがコメントをよせているのですが、その通りの感想でした!!

    哲学的思考のひと、或いは自分の情緒に苛まれがちなひと、なんかはとても美味しく頂ける内容なのでは!?
    あとは、震災前日に自分が何をしてたか思い出せないひと、占い師が嫌いなひとなんかも、、、

    どのエピソードをとっても面白かった!
    なにもスッキリしないし解決しないけど!
    それが面白い✨️っていう風変わりな名作だと思います!

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    2026年02月03日
  • 火星の女王

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    ネタバレ

    久しぶりにSFを読んだ!
    この作者の本が読みたくてとりあえず手に取ってみたが、久しぶりのSFで読み込みまで時間がかかってしまった。

    でも細かいところはすっと飛ばしても納得感のある内容だったので初心者的には良かったかもしれない。描写も分かりやすく、美しさが伝わってきた。
    謎解き、みたいな要素はないのでハラハラドキドキ感がなかったのがちょっと個人的には残念だったけど、きっと月と地球という舞台を使って人間同士の差別と調和を描きたかったのだろうなと思う。

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    2026年02月03日
  • スメラミシング

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    初のSF短編集。
    難しくて理解できないところもあったが、どの話も面白かった。考えれば考えるほど沼にハマり答えの見えない宗教の話がメインだった。一体何が正解なのか、正解は存在しないのか考えさせられた。

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    2026年02月02日
  • 君のクイズ

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    クイズも奥が深いのだな。
    日常生活の中でもクイズが中心たったり、知識が多い人は憧れるなぁ。
    クイズに関して自分の経験から得た知識はだいぶ有利なんだな。

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    2026年02月02日
  • GOAT

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    なんとこの凝った装丁の雑誌が510円‼︎ と話題なので買いました。
    実際昔は500円で文庫本が買えたのに、今となっては文庫本ひとつに1000円かかるって憂えられている現代だからこその価格設定だよね⁉︎ とちょっと嬉しくなりました。
    その価格の為に抑えられた所もあるのだろうけど、小説における『デザインのひきだし』の様な、仕様が大好きな文字同人(良い意味ですよ)の様な印象を受けました。字を読むのには障害にならない配慮をしつつもテーマに合った本文紙替え、あまり他の雑誌で見ない特殊紙表紙。
    読み捨てるのではない、保存出来る本としての雑誌。
    雑誌だけどその期間内だけではなく、重版していく粋な心意気のお陰

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    2026年02月01日
  • 火星の女王

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    ネタバレ

    アンディ・ウィアーの火星の人を大興奮で読んだ後に、火星つながりしちゃお!と思って読み始めた。
    火星の話SFというよりは、政治の話かな…。
    リリに付けられた「火星の女王」をタイトルにするのはいささかリリに対する責任が重くないかね…とう印象。
    過去の因果から、人に、技術に支えられなければ生活できないリリが、その蓄えた知識や思想から完成した瞬間(リキのスピラミン構想に一石を投じたこと、応援団長としての活躍)のところは気持ちよかったな。

    私はいまSFから物理科学あたりを学ぼうとしてるので、今回は「エントロピー増大の法則」を学びました。

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    2026年01月31日
  • 言語化するための小説思考

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    小説家の脳内思考がどうなっているのかを解説した本だったが、難解で理解しきれなかった。

    最後の「エデンの東」で、小説が改稿を重ねるにつれて徐々に分かりやすくなっていく様子は参考になった。

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    2026年01月30日
  • 言語化するための小説思考

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    たぶん、この本は面白い本のはず。
    でも、僕はあまり楽しめなかった、腑にも落ちなかったし、膝も叩かなかった。
    見落としてたり、理解不足なままに読んでる気がするので、時間をおいて再読しようかと。
    もしくは作者の小説を読んでから読むか

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    2026年01月30日
  • 君のクイズ

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    淡白な文体が、読みやすさも与え、爽快な読書体験ができました。

    「ありえない」を「ありえるかも」に納得させる作品

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    2026年01月29日