小川哲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレSF短編集。この短編集ひとつであらゆる時代のあらゆる物語が楽しめる。作者の着眼点・想像力が凄まじい。ただし、ものすごく分かりやすい文章にしてある所為か、文学的な要素は薄いと感じた。
○魔術師
父親の世紀のマジックを、姉が再演しようとする話。結局タイムトラベルを実際にしたのかどうか分からないままで、余韻の残るラスト。そこまで好みではなかった。
○ひとすじの光
作者の競馬愛がひしひしと伝わってくる作品。誰にも注目されず、ひっそりと現役生活を終える競走馬の一頭ずつにドラマが込められていることがわかった。
○時の扉
個人的には今作で一番微妙だった作品。あまり記憶に残ってない。
○ムジカ・ムンダ -
Posted by ブクログ
3時間ほどで、さらりと読めるミステリー。
主人公が参加したクイズ番組の最終決戦。出題されるクイズ一問ごとに、その答えに紐づく主人公の過去の記憶が想起されていく。それぞれの記憶は年代も関わる人も異なるが、それらに共通する何かが、記憶の奥のほうで大きな川のように流れている気配を感じ、その正体を知りたくてページをめくる手が止まらなかった。
読みやすかったのは物語がシンプルだったのもある。主人公の家族や彼女は、あくまでクイズに関連する部分でしか姿を現さない(母親は生きているのかさえ分からない!)。その彼らの心理描写もなるべく排除されていて、自然と主人公のクイズに紐づく記憶や「クイズとは?」という本質 -
Posted by ブクログ
これが最後の仕事になる、の共通センテンスからスタートするショートアンソロジー。
ショートで色んな作家さんがかく中でインパクトを、となるとどうしてもドキッとするような内容に寄る。
そのなかで違う角度で楽しませてくれたのは
・半分では足りない/呉勝浩
→うぉぉーーー読み直したよ!
・闇バイト/柿原朋哉
→タイトルと違ってちょっとほっこり
・天岩戸の真実/高田崇史
→この作者さんテイスト満載
あとストーリー好きだったのは
・悪魔との契約/須藤古都離
→オチ!良き!
・魔法少女ミラクルミルキー/一穂ミチ
→ヒーローも魔法少女も辛い仕事。。。
・時効/米澤穂信
→この長さで収まる起承転結具合が秀逸! -