小川哲のレビュー一覧

  • これが最後の仕事になる

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    「これが最後の仕事になる」の書き出しで始まる、多様な作家さんによる短編連作集。
    どんでん返しものから、ほのぼのまで。とにかくたくさんあるので、どれか一つくらい気に入るものがあるはず。
    未読の作家さんもいたので、良いイントロダクションになった。

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    2025年01月04日
  • これが最後の仕事になる

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    これが最後の仕事になる、から始まるお話が集まった本です。
    作家さんそれぞれの個性が面白いです。
    米澤保信さんのお話、秋吉理香子さん、真下みことさん、三上幸四郎さんなどあらたに読みたくなりました。
    ブラックユーモアのあるお話が多かったです。

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    2024年12月27日
  • Street Fiction by SATOSHI OGAWA

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    1年半行ってきたラジオでの対談番組の中から面白いものをチョイスして纏めた本とのこと。作家もとい小説家と芸能人が大半を占めている。作家は自分の作品との向き合い方を述べる方が多く、芸能人は読書好きが高じて本・小説を制作した方が大半を占める。そしてここの芸能人は意外にも純文学を良く読んでいることに感心した。また、本書を読んだ後に芸能人の本を読みたいと思ったことは一切ないが、この本に登場する作家の本に手を出そうか出さないか本当に迷っている。辛うじて同志少女のコミックスだけに留めようと考えているが、ちょっと自信がない。小説ではなく対談集なので、あまり何も考えずにスラスラ読める。小川哲の本なので迷わず通販

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    2024年12月20日
  • これが最後の仕事になる

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    SF、ファンタジー、ミステリー、恋愛ets…
    「これが最後の仕事になる」から始まる24の短編集。
    多崎礼さんを目当てに読んだけれど他の作家さんの短編も面白かった。

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    2024年12月08日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    真梨幸子さんのKU&UMIをニヤニヤしながらよみはじめ、途中えげつない描写が出てくるのでほんとひどい会社だよなーと読んでたらまさかのどんでん返しなラストにたまげた。人間もこういうことされちゃうよ。ペットショップ早く滅びて欲しい

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    2024年11月29日
  • これが最後の仕事になる

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    これが最後の仕事になる。
    最初の一行は同じ 最後の仕事 ラストサプライズ
    存在の耐えられない軽さ 1番最初の話の最後の仕事があっとした結末で心に残りめした。好きなだけ本を読むことができる仕事に応募クルーになる条件がとにかく暇つぶしが得意であることでした。

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    2024年11月24日
  • これが最後の仕事になる

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    一話一話が短かった。もう少し長くてもよかった。
    もう少し作者についての知識があれば、それぞれの作者の特徴に気づけたのかもしれない。良い暇つぶしにはなったと思う。

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    2024年11月22日
  • これが最後の仕事になる

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    これが最後の仕事になる。から始まる短編集。
    最後の仕事は一体何なのか。先ずはそれを念頭に置いて読み始めるので短編だけれどどれも読み応えがあった。それぞれの作家らしさも出ていた。まだ読んだ事がないけれど高田崇史さんの作品を読んでみたい。

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    2024年11月03日
  • ゲームの王国 下

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    小川哲さん「ゲームの王国」下巻

    上巻から一変して現代の話がメイン。
    上巻では「ゲームの王国」というタイトルの持つ意味が曖昧なものだったが下巻で明らかになっていく。

    結果から書くと自分にはあまりはまらなかった。物語の中盤から後半にかけて面白味が得られなかった。
    下巻の最初の方で展開と結末の予想ができてしまいその予想通りで終わってしまった。

    もっとラブロマンスが深くてもよかったと思うし、逆に敵対するならばもっと敵対してもよかったのでは?という読後感が残る。
    この作品の本質的な部分は何だったのだろうか?
    独裁者、政治、国家、汚職、人命、人権等のテーマが空回りしていく。
    そもそもこの作品はそうい

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    2024年11月03日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    これが最後の仕事になる。
    全ての物語がこの一文から始まる短編集。この形式のは前も読んだけど、いろんな作家さんの作品が読めるのがいいね。


    気に入った作品
    『半分では足りない』呉 勝浩
    『事故をつくる男』白井 智之
    『最後の告知』真下 みこと
    『声』岸田 奈美
    『あの人は誰』麻見 和史


    気に入った作品の感想
    『半分では足りない』は仲の良くない兄弟の話。普通に読み終えたら、まさかの逆読み!!すごいよく出来ててびっくりした。

    『事故をつくる男』は高級マンションを安く手に入れるためにその物件を事故物件にするために動いていた男の話。

    『最後の告知』はとにかく読みやすい。真下さんはいつも読みやす

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    2024年10月29日
  • ゲームの王国 下

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    ポルポト時代から40年後、ソリヤは野党の党首、ムイタックは脳神経学の教授になっていた。

    ムイタックが作ったゲームでソリヤに勝つ。それが最後の目的。ラストはちょっと雑な感じがした

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    2024年07月30日
  • ユートロニカのこちら側

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    設定の面白さ、
    海外と日本がうまく掛け合わさっていく

    ただちょっと長くて後半垂れてしまった。
    それは私がSF慣れしていないからだと思うけど壮大すぎるストーリーに結末を急ぐように読み飛ばしてしまった。

    でもこれが新人賞なんてすごい。
    あとがきも面白かったし勉強になった。

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    2024年06月18日
  • ユートロニカのこちら側

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    あらゆる個人情報(視覚や聴覚などすべて)を提供することでそこそこ豊かな生活が保証される社会、ユートロニカ。そんな社会になじめず、零れ落ちた人たち、すなわち“ユートロニカのこちら側”の人たちを描く。
    過激な暴力や搾取の描写は殆どなく、ディストピア小説ではないような感じ。

    社会の革命的な変化は、想像力そのものを変質させてしまう。
    以前は想像できていたことが、想像すら出来なくなってしまう。
    不可逆的な変化の恐ろしさ。

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    2024年06月02日
  • ゲームの王国 下

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    2024年 31冊目
    上巻に続き、個性的なキャラがゲームや政治をテーマに駆け引きを繰り広げ、一冊読み上げるのになかなかの重厚感があった。あとがきが著者らしくて好印象だったものの、ちょっと読み疲れた。

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    2024年06月02日
  • 嘘と正典

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    この短編集の感想を書くのは難しい。バラバラの話だが同じような世界観で描かれているような。
    時間を超えてマジックを見せていくような魔術師、共産主義の時代を将来から過去に繋げていくような嘘と正典、名馬の血統の繋がりを探し出すひとすじの光。
    この感じが好きな人にはハマるだろうという作家は多いが、私にはちょっと面白さがわからなかった。他の人の感想にあった回収が見事、という点を探し出せないところが多くあり。

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    2024年05月25日
  • ゲームの王国 上

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    2024年25冊目
    山本周五郎賞を受賞された本作の上巻。それぞれのキャラを覚えるのに苦戦したが、共産主義の世界を理解するのに非常に良い一冊。まだ話の途中なので、トータルの評価は下巻で。

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    2024年05月05日
  • ゲームの王国 上

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    山本周五郎賞というか手の香りをよく理解していないから、この作品が合致していることを極めるために取り組んだ。
    しかもSFは好みじゃないというハンデもおまけで。

    ポルポトは世界有数のジェノサイドの現場・・キリングフィールドを観た記憶が長い時間を経ても離れない悍ましい出来事。

    SF作品とうたっているものの、情感を終えた時点ではその匂いは薄く、むしろ、子供を取り巻く世界の惨さと聡明な子供らが浮上する絵図がゲーム感覚のように映るイメージ。ムイタックは水浴び、プックは泥、クワンは輪ゴム、綱引きで運命が切り開けていったマットレスという大人も登場し、どんどん世界観を掴めなくなっていく。
    その合間で虫けらの

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    2024年03月30日
  • ゲームの王国 下

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    正直ついていけなかった。上巻半ばで見せた革命×ゲーム論的な切り口を期待していたんだけど、完全に別物のSF。これはこれで面白いのだけど、上巻いらなかったのでは?と思わなくもない

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    2024年02月11日
  • ゲームの王国 下

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    上巻と下巻がもはや別の小説、、、!
    個人的には上巻の方が好きです!
    重い話ですが、急にSF感もあったり、話の緩急が凄いです!

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    2023年11月08日
  • ゲームの王国 下

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    凄まじい情報量に溺れる。
    なんとか結末までたどり着いた、ふぅ〜

    それぞれの理想の王国=ゲームの王国を追い求めるソリアとムイタックの決別と邂逅。

    読み応えがあるものを読みたい人におすすめ。

    ♫DREAM OR TRUTH/BUCK-TICK(1987)
    ←櫻井敦司さんの訃報に言葉もなく…ご冥福を祈るのみです。

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    2023年10月24日