小川哲のレビュー一覧

  • GOAT

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    読み終わるまでに時間がかかった。
    初めての文芸誌に期待したが、値段以上のボリュームには満足したものの、消化不良な作品も多かった。普段手にしない作者の作品やストーリーのジャンルに触れることができたのは良かった。

    私には文芸誌というものはあまり向いていないようだ。

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    2026年09月13日
  • こうやって作家は言葉を紡ぐ

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    面白そうなタイトルと思って読んでみたら思ってたのと違った。作家が言葉を紡ぐときのエッセンスが凝縮された本かと思いきや、中身は単なる対談集。著書の内容を知っている前提で話が進むので、読んだことのある作家の章は楽しめるが、知らない作家の章は何もピンとこない。好きな作家がいれば楽しめると思う。

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    2026年09月13日
  • こうやって作家は言葉を紡ぐ

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    対談の本ってあまり読んだことない部類だったけれど、面白いんだなと今更ながら思う。会話言葉で話を聞いてるかのように読める。
    本の読み方を勉強しようと思っているところだけれど、書き手はこんな思いや考え、意図を物語の中に入れているんだなと感心した。小川哲もそうだけど、対談相手の本、漫画を読みたいリストに入れることにした。

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    2026年09月12日
  • 屁理屈と哲学

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    ネタバレ

    部屋を綺麗にするには、今よりも広い家に引っ越す、か、物を捨てるか。「自分の精神を思い通りに動かすコツ」も同じで、「心のゆとりを増やす」か、「悩みを捨てる」か。後者は物理的にできる。前者の増やし方はー小説を読むことである。

    自由とは不自由という堅固な牢獄からの脱獄者である。もし牢獄がなければ、自由はなんの肩書きもない。

    占い師は、来た客が欲しがっている言葉を見つけていうプロだ。

    小説は多くの嘘で構成されている。存在しないマシンガンを、最もらしく描かなければならない。上手な嘘をついて、読者に「正直もの」だと信用されなければならない。その一方で、そうやって嘘をつくことが、何か「真実らしきもの」を伝える唯一の手段ではないかと考え始めている。

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    2026年09月10日
  • 火星の女王

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    NHKのドラマがきっかけで借りた本。面白かった。火星に住むというのは人類の長年の夢なのか??ならば近未来はこうなるのかなぁ。

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    2026年09月09日
  • 火星の女王

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    まだまだわからないことだらけだ、とか、疑問が残る、という感想が浮かぶ。それがなんのことなのかは分かりません。

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    2026年09月09日
  • 斜め45度の処世術

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    捻くれ界の捻くれ者の筆者が、自分が斜めなのではなく、世界が斜めなのだという視点で書いたエッセイ。
    それでも常識と知性は兼ね備えた方なので、型破りではなく日常生活に散らばった矛盾や隙間を、スポッと蓋をして安心するみたいなアルアルが詰まっている。

    以下私の気に入ったところ。
    無茶苦茶なことを言われるのは注目されているからと解釈。
    他人に腹が立ったら、他人の合理性も慮る。
    社会規範と市場規範を区別
    早すぎも遅すぎもなく適切な時期ぐあるだけ。
    タイパ、コスパがいいかどうか死ぬ瞬間までわからない。

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    2026年09月09日
  • 言語化するための小説思考

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    正直、理解できた部分は少ないと思う。
    とても読みやすい本ではあったが、
    気持ちよく読めたかと言われるとそうではないし、
    内容をわかりやすく説明できる自信もない。

    この筆者との相性は今のところあまり良くないみたいだが、
    相性が悪い=嫌いではないので、相性が悪いなりに
    歩み寄って次読む頃にはもう少し理解できるようにしたい。

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    2026年09月06日
  • 君が手にするはずだった黄金について(新潮文庫)

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    これは私小説なのかエッセイなのか、そんな虚構と現実の境界が曖昧な世界観がクセになるメタフィクション。
    哲学的な要素もあって深みのある作品。
    連作短篇集であり、どのストーリーも印象的だった。

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    2026年09月05日
  • 言語化するための小説思考

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    小説は「象徴的で影響力の大きな出来事」と「その伏線」である。その視点で読めばミステリは犯人当てができてしまうらしい...。
    不定形な読者にささるためには、多くの人に「あなただけに向けた話」だと思わせることが重要であり、そのためには幅広く捉えられるような抽象化と、ほどほどに理解できる程度に文章の難易度調整が必要である。
    実践出来そうなイメージは湧かないが、とても丁寧な文章で意味はわかりやすく面白かった。小説という訳ではないが、普段の文章作成でこんなにも受け手のことを考えたことはないな、と反省した。

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    2026年09月05日
  • 火星の女王

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    ドラマで知った本。ドラマも最後までみていないので、どんなラストかワクワクしながら読破。思ったより、軽いタッチと感じながら楽しく読めた。

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    2026年09月04日
  • 君が手にするはずだった黄金について(新潮文庫)

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    気になっていた著者だったが、今作はじめて手に取る。
    連作短編。エッセイかのように錯覚してしまうほど、次第に主人公を取り巻く環境が縁取られて面白い。仲間たちとの会話のリアル感と、主人公の思考の巡らせかたがそう感じさせる。

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    2026年09月03日
  • ゲームの王国 上

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    記憶力がないので登場人物が把握しきれなくなるのだが,ポルポト時代のカンボジアをかなり丁寧に舞台構築している印象。著者の文章は何というか硬質な熱を帯びてる感じがして好き嫌いは分かれるだろうけど,個人的には嫌いじゃない。これがミステリなのかはよく分からないが,ミステリ出身と言うだけでジャンルに縛られない作家なのだろう。

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    2026年09月03日
  • 斜め45度の処世術

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    小川哲は小説の方が面白いですね。ややひねくれた感性は自分と通ずるものがある。人文系で博士課程まで行ってるという共通の基盤もあるのだろう。

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    2026年09月03日
  • スメラミシング

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    聖書の正当性を揺るがす逸話、コロナ禍で流行した陰謀論、インドで「ゼロ」と神を結びつけた新興宗教、信仰が禁忌となった架空の国、人類滅亡の日を待つだけの2隻の宇宙船など、、設定の壮大さと出てくる用語の難解さゆえに読解に時間がかかるが、一貫して「救い」とは何かを考察していると感じた。

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    2026年09月01日
  • 君のクイズ

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    クイズという題材には興味は薄かったが、ストーリーとテンポが良く、サラッと読めた。これでもかという程、クイズプレーヤーの脳内や習性が伝わってきた。
    解説の中で「メディアに出ることは、もはや自分ではコントロールすることのできない自分の像を世の中に氾濫させていくことである。」という一文があり、妙に印象に残っている。

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    2026年09月01日
  • 火星の女王

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    ネタバレ

    NHKドラマの原作。
    最初の1ページは一瞬とっつきにくかったのですが、型番のDとMが違うだけだとわかると、それからすっと入っていくことができました。

    火星を舞台にしたものといえば、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の『トータル・リコール』(めちゃくちゃ好きだった)と、アンディ・ウィアーの『火星の人』。火星の1日が1ソルだと知っているだけで気分は爆上がりです。しかも火星で生きて行くことの厳しさはこの2作品を知っていたのでイメージしやすかったです。


    誘拐と盗難に誰が関わっているのか、SF要素にプラス推理小説要素もあり、お得感満載です。
    冷静なリリと、胡散臭いマディソンがお気に入り。
    人々がそれぞれの主義主張を通すために、どう解決するのか…今、世界的にギスギスしているので、平和的な解決をしようとするリリたちに心が和みました。

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    2026年08月29日
  • 火星の女王

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    2125年、人類の火星移住から40年
    ISDA惑星間宇宙開発機構の地球帰還計画の中、生物学者リキ・カワナベは火星で未知の物質スピラミンの異変を発見する。

    地球観光を夢見る
    盲目の少女のリリ-E1102と、
    ISDA職員の白石アオト、
    そして火星自治警察のマル、
    カワナベの発見を切っ掛けにして、
    それぞれ交錯しながら火星と地球の未来が動きだす。

    NHKでドラマ化されたのを観ていて割に良かったので本も読んでみたいと思った。

    ドラマの方は、
    火星の風景やそこに住む人々、思い、感情、欲望⋯良く描けてたような気がする。

    先に映像で見てたので、そのイメージが頭の中に残ってたので、読む手助けとなったけど、原作はなんだか深堀りする感じがなくて、サラッとした感じで物足りない感じがした。

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    2026年08月26日
  • こうやって作家は言葉を紡ぐ

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    小川哲さんの対談集
    対談者によってテーマがあり、ほぼテーマに沿った話が進みます。
    小説家との対談なので、思い切り小説とはというテーマに絞って話し込んで欲しかった。
    特に葉真中さんとの対談はゲーム軸で進行し、お二人とも好きな作家だったので残念
    1番ましだったのは最初の中村文則さんとの対談かなぁ、そこからはまぁ雑誌トピックで読めば十分で2,000円払う価値はあまり感じなかった。
    小川哲作品は、私にとってめちゃ面白いものと、全くわからないものが半々
    地図と拳は、私のベスト5には入るが、
    スメラミシング、火星の女王などは理解できず途中断念
    こういった経緯から本屋で買うには勇気がいる。
    書評でSF色の弱いものか確認してから読むことにしている。地図〜で、あんな歴史ベースの素晴らしい作品が書けるのでもうひと作品歴史ものを読みたい。
    著者がエゴサをすると書いてあったので、
    一読者としての意見として検討頂けたら嬉しいです。

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    2026年08月23日
  • 斜め45度の処世術

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    面白かった。著者は自分のことを捻くれているという評価をしているけれど、物事を観察する力が長けているのだろうなという印象でした。まあちょっとは捻れてるかもだけど。

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    2026年08月20日