ゲームの王国 下
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ゲームの王国 下

924円 (税込)

4pt

「君を殺す」――復讐の誓いと訣別から半世紀。政治家となったソリヤは、理想とする〈ゲームの王国〉を実現すべく最高権力を目指す。一方のムイタックは渇望を遂げるため、脳波を用いたゲーム《チャンドゥク》の開発を進めていた。過去の物語に呪縛されながら、光ある未来を乞い願って彷徨うソリヤとムイタックがゲームの終わりに手にしたものとは……。 第38回日本SF大賞&第31回山本周五郎賞受賞作品

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ゲームの王国 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • ゲームの王国 上
    924円 (税込)
    サロト・サル――後にポル・ポトと呼ばれたクメール・ルージュ首魁の隠し子、ソリヤ。貧村ロベーブレソンに生まれた、天賦の「識(ヴィンニャン)」を持つ神童のムイタック。運命と偶然に導かれたふたりは、軍靴と砲声に震える1975年のカンボジア、バタンバンで邂逅した。秘密警察、恐怖政治、テロ、強制労働、虐殺――百万人以上の生命を奪い去ったあらゆる不条理の物語は、少女と少年を見つめながら粛々と進行する……まるでゲームのように。
  • ゲームの王国 下
    924円 (税込)
    「君を殺す」――復讐の誓いと訣別から半世紀。政治家となったソリヤは、理想とする〈ゲームの王国〉を実現すべく最高権力を目指す。一方のムイタックは渇望を遂げるため、脳波を用いたゲーム《チャンドゥク》の開発を進めていた。過去の物語に呪縛されながら、光ある未来を乞い願って彷徨うソリヤとムイタックがゲームの終わりに手にしたものとは……。 第38回日本SF大賞&第31回山本周五郎賞受賞作品

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ゲームの王国 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ようやく上巻の複雑に交錯する登場人物らと舞台設定に慣れたと思ったら、物語は突然のリセット(半世紀の時が流れる)。
    アルンとリアスメイに世代交代、ムイタックとソリアの神話(ゲーム)はようやく幕を下ろした。
    本書の雰囲気や読後感はマルケスの『百年の孤独』っぽい。
    先に『地図と拳』を読んでいたが、本書のほ

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    クメールルージュ、ポルポト、カンボジアの話?
    作家はカンボジアに住んでいたのか?
    そんな事を思いながら、それはそれは不思議な登場人物達のそれぞれの人生を読み進めていく。

    カンボジアを旅行した事はなかったけど、作品を通して情景が目に浮かぶ。
    それぐらい描写が細かい。

    いつかテレビでクメールルージュ

    0
    2024年11月22日

    Posted by ブクログ

    上巻に引き続き、あっという間に読み終えた。すごい筆力だ。久々に世界観に没頭できるフィクションだった。下巻を開いた瞬間、上巻とは別世界のようで、それも面白かった。ノーマークの著者と著書だったので、読み終わってすぐに、家族や友人におすすめしまくってしまった笑

    下巻も変わらずカンボジアが舞台だが、上巻が

    0
    2024年10月11日

    Posted by ブクログ

    上下巻の二部作をようやく読み終えました。

    歴史小説然とした上巻は自分がカンボジアの歴史について不勉強な事もあり、重苦しい歴史の追体験も辛すぎる上、数の多さと読み慣れない名前で登場人物が覚えられず、中々読み進められず断念しそうになるほどでした…

    しかしながら、登場人物達が時代のうねりに翻弄され続け

    0
    2024年08月16日

    Posted by ブクログ

    読書「体験」とはよく言ったもので、時たま自分の見ている世界を一変させるような本があると思います。私にとって「ゲームの王国」はそんな作品でした。

    時代や国を隔てれば、あらゆるものが今とは違う
    。文化、価値観、経済。枝先の違いを見つめれば、それは遠くの物語。

    でも、生と死だけは変わらずそこにあり、祈

    0
    2024年05月08日

    Posted by ブクログ

    オレ頭良い!オレ変人!的な中2感満載のストーリーだが、史実であるポル・ポト時代のカンボジアと絡めることでなんか真面目に正座して読まないといけない雰囲気になってて面白い。

    0
    2024年01月16日

    Posted by ブクログ

    小川哲さんの作品を書かれた順に読み始め、ユートロニカに次いで2作目。この方の作品は科学、政治、宗教とか哲学、犯罪が織り交ぜられていて、深い。

    田舎の村では昔からの流れ(風習)で運営されているが、掟のようなものは存在する。何か問題が起きると呪術とか祈祷のようなものが判断に大きな影響を与え、村長の判断

    0
    2023年11月06日

    購入済み

    あとがきまで全部読んだ唯一の本

    すばらしい

    0
    2021年01月10日

    Posted by ブクログ

    1970年代の地獄のカンボジア。
    ポル・ポトの支配していた時代を駆け抜ける、史実を元にした物語の下巻。

    大量殺戮の季節が生んだ、復讐の誓いと二人の訣別。そこから半世紀後。
    政治家となったソリヤは理想とするゲームの王国を
    実現すべく権力の頂点を目指す。
    一方でムイタックは自身の渇望を完遂するため、

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    2023年を過去のものとして読んでましたが、こちらの刊行は2017年であったと「あとがき」読んで気付きました。本書の内容良かったですが、「あとがき」もとても記憶に残る何かが届きました。

    0
    2024年10月19日

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