小川哲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ思ってたストーリーと違かったから期待してたよりは…って感じだった。スピラミンがもっとどうにかなるのかと思ってたけどそんな簡単に研究が進むわけもなく…。スピラミンが何か可能性を秘めた物質であるまま物語は終わり地球と火星を繋ぐ希望として締め括ったのがとてもよかったと思う。何十年後何百年後に火星と地球が行き来きすることがこの現実世界にあったとして、それはそれできっとまた何か大きな分裂を生んだりするんだろうか。作中では火星人という言葉を使うのはタブーとされていて、あくまでも火星に行っている地球人である、ということらしいけど住んでる場所が人を作って、でもそれが人々を分断することになるのは危険だよな〜って
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Posted by ブクログ
・ちょっとした奇跡が特に好きだった。SF的な世界観で織姫と彦星のような話を展開させるという構造が美しい。千二百年後に死ぬことが分かっているのに決められた計画のためだけに生きることに意味があるのか?という問いには現実社会にも通ずる哲学が内包されていると思う。
・全体を通して、文体が好きだ。理路整然としていて、書き手と語り手人物との距離感が保たれている文章だと思った。泣きながら書いた文章は駄作であるという話を思い出した。一定の距離感で書かれた文章の美しさが体現されていたと思う。とまで考えたときにふと、理路整然って、りじせいぜんで合ってたっけ?と思って調べたらりろせいぜんだった。りじせいぜんの方 -
Posted by ブクログ
「もし、あのとき別の選択をしていたら」。
そんな想像をしたことがある人ほど、本書は深く響く。
『君が手にするはずだった黄金について』で小川哲が描くのは、成功の裏側ではない。創作の過程で生まれ、回収されずに残り続ける無数の可能性や、選ばなかった道へのまなざしである。
編集者とのやり取り、取材で出会う他人の人生、小説家という立場の「安全さ」への違和感。著者はそれらを感情的に語らず、慎重な言葉で掘り下げていく。その誠実さが、読む側の姿勢まで正してくる。
派手な教訓はない。それでも読み終えたあと、「自分はいま何を選び、何を引き受けているのか」を考えずにはいられない。仕事や創作に限らず、人生の節目 -
Posted by ブクログ
クメール・ルージュから約50年後。
2023年に時代は一気に進む。
ソリヤは首相目指す国会議員に。
一方、ムイタックは大学教授として、脳波を利用したゲーム開発を進めている。
ムイタックは、復讐を誓っていたにもかかわらず、ゲーム開発⁇
『チャンドゥク』で最後に2人が…
長かった…
いきなり50年後とは…
ポル・ポトをソリア、ムイタックがどう打倒していくのかと思っていたが、いきなり近未来の2023年。
上巻とはまったく別物…
上巻の流れで来てくれた方がうけいれやすかったかも…
ゲームそのものが目的であれば、みんながルールを守るはずだろう。
ムイタックは、ゲームが目的でなければ、みんながルール