小川哲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
クメール・ルージュから約50年後。
2023年に時代は一気に進む。
ソリヤは首相目指す国会議員に。
一方、ムイタックは大学教授として、脳波を利用したゲーム開発を進めている。
ムイタックは、復讐を誓っていたにもかかわらず、ゲーム開発⁇
『チャンドゥク』で最後に2人が…
長かった…
いきなり50年後とは…
ポル・ポトをソリア、ムイタックがどう打倒していくのかと思っていたが、いきなり近未来の2023年。
上巻とはまったく別物…
上巻の流れで来てくれた方がうけいれやすかったかも…
ゲームそのものが目的であれば、みんながルールを守るはずだろう。
ムイタックは、ゲームが目的でなければ、みんながルール -
Posted by ブクログ
スラムドッグ$ミリオネアみたいな構成。淡々とした文。クイズをテーマにした作品の性質上仕方ないのだろうし完全に好みの問題だけど、説明すぎる文章は少しだるかった。けどそこにクイズプレイヤーの理屈っぽさを感じて面白かった。
僕は普段ミステリーの類は読まなくて、そのジャンルのルールとかマナーみたいなのもよくわからないのだけど、本作みたいな真相でミステリーファンは納得するのか?と思うような結末だった。つまり「そういうことだったのか!」みたいな、想像していた"ミステリーの気持ちよさ"みたいなものはあまりなかった。ただ、だからこそフィクションの嘘臭さというかミステリーとしての予定調和感 -
Posted by ブクログ
タイトルは探究心と戦争の暴力性という人間の根源を現したもの。
それが、満州という地域と時代にスポットを当てて描かれている。
歴史、満州、戦争に翻弄される人々を描いた大作なのだが、論理的な作者なので、次々と変わる視点となる登場人物が駒っぽいのが否めない。
筋書きに従って登場し、筋書きに従って出会ったり結婚し、筋書きに従って死ぬ。そこに歴史、人間関係、戦時の世情と言った理不尽や感情や思惑に巻き込まれる魂の叫びはあるといえばあるのだが、いまいち伝わってこないというか。
怪人物もカリスマ性を持ってる人間も頑固な者もいるが、なぜ、なぜ皆温度感が似てしまっているのか。
『君のクイズ』はとても面白かった -
Posted by ブクログ
主人公と共にゼロ文字押しのクイズを読み解きながら進めていく物語
自分自身クイズ番組自体それほど見たことがなかった為、
クイズは知識量を競う競技だと思っていたが、
「読ませ押し」や「確定ポイント」など、技術を駆使して回答している様がよくわかり今後クイズ番組を見てみたいと思わされる本だった。
クイズ参加者達は、ゼロ文字押しがヤラセだと非難する中、
主人公だけがこのゼロ文字押しを自分へのクイズと化して何故ゼロ文字押しをすることができたのかを探っていく。
そこにはテレビ番組の生放送のクイズだからこその、
クイズ番組やテレビ業界の中身を知らないからこその、カラクリというか、答えがあった。
あっと驚 -
Posted by ブクログ
地球と火星の「距離」を上手く使って、壁、分断をテーマに物語が構成されている。火星開拓にあたっての具体的な運用方法、例えば地球との間の航行が重量によって運賃が変わるので人間は減量が必要とかとてもリアルで、この作者の本はそういう視点でも読んでてお得感がある(それが余計と思う人もいるだろうが)。
ストーリー自体は題名ほどドラマチックではなく、地に足ついた感じで、そもそも「なんで女王ってなるの?」と感じなくもなかったが、それぞれ火星と地球のキャラクター達も魅力的で、ハードSFでもなくページ数的にも適度なので、SF苦手な方にもまずは気軽に読んでもらえそう。あ、この後、録画してるドラマも観ようと思います。 -