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日本からの密偵に通訳として帯同した細川。ロシアの鉄道網拡大のために派遣された神父クラスニコフ。桃源郷の噂に騙されて移住した孫悟空。地図に描かれた存在しないはずの島を探し、海を渡った須野。日露戦争前夜、満洲の名もなき都市に呼び寄せられた人々は、「燃える土」をめぐり殺戮の半世紀を生きる。広大な白紙の地図を握りしめ、彼らがそこに思い描いた夢とは・・・・・・。第13回山田風太郎賞受賞作。第168回直木三十五賞受賞作。
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Posted by ブクログ
小川哲の直木賞受賞作。 満州というかつて様々な国の思惑が重なった地図に、様々な背景の人間が心を描く群像劇。 全部読み終えた今、高木が小刀を頑なに手放さなかったのは何故だろうと考えてみる。小刀が指す意味は『拳』であり、つまり戦争である。高木は葛藤の末、その拳を手放さなかった故に細川が命の危険に陥る...続きを読むものの、細川はその拳を回収することに成功する。 この物語において、戦争は決して肯定されるものではないが、その拳がなければ高木が決死の戦線に向かって死線を守ったように、今がこの形で存在していたかはわからない。戦争において、拳は必ず必要なものなのだ。 しばらくして、その細川によりオケアノスの意味を持つ名前を授かった須野明男が生を受け、明男はその小刀に興味を持つものの、母の恵子により取り上げられてしまう。 つまり、明男が請け負った使命は、拳を使用せずにオケアノスを目指すことだ。オケアノスを発見することはかのアレキサンダー大王すら成し遂げていない偉業であるにも関わらず、その手段である拳は取り上げられてしまった。そこで、明男は次なる手段として『建築』を習得していくことになる。 以上の流れから、小刀とは拳、つまり戦争の象徴であり、小刀を持たない明男は、戦争とは無縁の、平和を建築するための人物として育っていくこととなる。 さて、明男はこの惨劇の製造機である戦争のその先に、平和を築くことはできるのだろうか―――
初めは少しごちゃごちゃするけど、後半からスピード感がすごい。人物たちがどんどん動く。 下巻が読みたくなる。
途中から急激に面白くなっていく印象 明男と丞琳の出会いとか、細川の思想とか。 満洲が今後どうなっていくか、関東軍がどんなことをするか、という大まかな歴史を知っているからこそ、副題の年号が1932,1937,1941年に近づいていくほどドキドキした。 今後満洲がどうなるのか、細川や明男、丞琳やクラ...続きを読むスニコフはどうなるのか、下巻も見守りたい。
とても面白かった。 登場人物それぞれの視点で戦争が進んでいくので、1人の人物に肩入れせず客観的に戦争が考えられる物語。
国家間で弱肉強食の掟がまかり通った19世紀~20世紀前半の中国東北部が舞台。 伝統的な大国ロシアと技術的な新興国である日本は一触即発の危機にあった。その上、清政府は力を無くし、中国東北部は誰のものでもない空白地帯であった。 そこに日本からの密偵として2人の男が送り込まれる。 という所から始まる...続きを読む。 現地中国人やロシア人の蛮行も描いているが、特に日本軍による蛮行も凄惨に描かれているのが珍しい。 と、凄惨な暴力の時代を経ながら時代は下っていき 義和団事変が起きた後に、日露戦争が起きる。 その後、戦勝した日本は満州鉄道の権利を得て実質的な植民を始める。 そして何も無かった土地に欲に駆られて街を国家を作っていく。 だが、周辺地域との軋轢は深みを増し、日中戦争に突入していく。 暴力と街づくりの天才たちの2つの戦いが描かれている。
1899年、日露戦争前夜に密偵として船に乗り込んだ軍人の高木と通訳の細川。満州を舞台に多くの人物が戦争に翻弄されがむしゃらに生きていた。長い歴史の物語はどうしても端折って書かなければならない為、なんか急に時代変わったなぁと思うことが多いが本作においてはそれがなく、それぞれの人物の待ち受ける運命に胸を...続きを読む高鳴らせて読み耽ってしまった。この淡々と進む展開と読み味は現代において小川哲さん独自のもので確立していると言っていい。歴史の残酷さも哀しみも、ただそこにあるものとして心に深く残るのは小川哲さんの文体だからだ。
面白い! 満州アヘンスクワッドという漫画を並行して読んでいて、タイムリーでちょうどいい!と思い手に取った本。 細川さん、最初の登場ではなんだか頼りない学生さんだなと思っていたのに、あれれ謎めいた魅力的な登場人物っぽいぞ?!
第168回直木賞受賞作。 舞台は満州。 小川哲さんの長編といえば 「ゲームの王国」があるけれど、 それと比べても エピソードが多岐にわたっていて 上巻はまだまだエピソードの断片を積み重ねている段階。 下巻での盛り上がりが楽しみ。
参考文献の量もそうだけど、作家の頭脳の果てしなさを感じることができる。この人の作品は大体そうだけど。すごい。 SFのエッセンスの配分が絶妙。歴史物として冷めずに読める。マジで天才。
『地図』という普段から見慣れているものに対して、時代やそれぞれの人物から語られる意味について考えていくのが非常に面白かった。
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