小川哲のレビュー一覧

  • 地図と拳 上

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    文庫化されて手に取ってみました。まずは、これだけの世界観でこの文章を上下巻に渡って書けるというのが小川さんのすごさ、頭の良さだなーと思いながらなんとか食らいついて読みました。なかなかに骨太で難解でした、私には。この辺の歴史の知識がもうすっかり抜けてて、もう少し詳しかったら楽しめたかも。

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    2025年08月23日
  • これが最後の仕事になる

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    同じセリフから始まる物語でもこんなに様々展開できるんだなと思いました。
    こう言った作品はおもしろいなと思うものとわかんないなーとおもうものがあるのが良い出会いだなと思います。

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    2025年08月18日
  • 地図と拳 上

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    難しい。
    けど、最初からなんだか惹かれる内容でした。
    そんなわけで、頑張って読み進めています。

    この時代のことをよりよく知りたい。

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    2025年08月09日
  • これが最後の仕事になる

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    小説においていちばん大事とされる冒頭の一文。
    これを「これが最後の仕事になる」と定めて、各作家さんが短編を書き始める…
    なんて、粋な企画!
    しかも、名だたる作家さんばかり!

    楽しかったです。
    それぞれの色も出つつ、同じものが全くない。
    私の中の、「これが最後の仕事になる」賞は、
    須藤古都離さんでした。
    上手かったです。

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    2025年08月08日
  • 地図と拳 下

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    小川哲『直木賞受賞作品 地図と拳 下』。

    満州国建設。
    満州を巡って、複雑に入り乱れるそれぞれの思惑。
    明男も建築学徒として、仙桃城へ。
    関東軍の乱暴な支配に支那人との対立は激しくなっていく…

    土地の利権を巡って、人たちは拳を交える。
    土地を知るために、地図を作り、そして我が物とするために戦う。
    まさにウクライナとロシア、イスラエルとガザ地区…

    日本は石油がないために石油を求めて、戦争へと。
    勝てるわけがないのに…
    細川のような人間がいれば、第2次世界大戦は防げたのかもしれない。
    戦争は何も産まない。
    平和であることを望む。

    やっぱり歴史小説は史実に基づく方が。
    空想が入るのは何か違和

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    2025年07月28日
  • 地図と拳 上

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    小川哲、『直木賞受賞作』

    1899年、密偵として潜入する高木と通訳の細川。
    測量隊として満州へ赴いたロシア人宣教師クラスニコフ。
    孫悟空こと楊日網が牛耳る満州の李家鎮の地に。

    主人公と思っていた高木が日露戦争で戦死…
    『坂の上の雲』の世界が続くのかと思いきや…
    孫悟空ももっと闘うのかと…
    イメージが違って、戸惑う…

    下巻へ。

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    2025年07月25日
  • 嘘と正典

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    ネタバレ

    SF短編集。この短編集ひとつであらゆる時代のあらゆる物語が楽しめる。作者の着眼点・想像力が凄まじい。ただし、ものすごく分かりやすい文章にしてある所為か、文学的な要素は薄いと感じた。

    ○魔術師
    父親の世紀のマジックを、姉が再演しようとする話。結局タイムトラベルを実際にしたのかどうか分からないままで、余韻の残るラスト。そこまで好みではなかった。

    ○ひとすじの光
    作者の競馬愛がひしひしと伝わってくる作品。誰にも注目されず、ひっそりと現役生活を終える競走馬の一頭ずつにドラマが込められていることがわかった。

    ○時の扉
    個人的には今作で一番微妙だった作品。あまり記憶に残ってない。

    ○ムジカ・ムンダ

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    2025年07月24日
  • 地図と拳 上

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    ネタバレ

    直木賞受賞した近代日本史ものという情報以外、なーんの予備知識もないまま読み始め。

    それもあって、序盤〜中盤は作品の流れについていけなかった。
    なんせ、時代はすぐに変わるし、登場人物やシーンもドンドン変わるし、メイン主人公だと思ってた高木は死んじゃうし、他にも色々死んじゃうし、脇役臭してた細川がメインキャラの一人になるし、孫丞琳と明男との絡みがあると思ったら何年もないし。
    流れが読めずになかなか入り込めなかった。

    途中、あ、これはこういう群像劇なんだ。と理解してからはドンドン面白くなってきた。こういう作品って、過剰に何かメッセージ的なのをメチャクチャ抽象的に書いて意味深にしてるケースが多い気

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    2025年07月20日
  • Street Fiction by SATOSHI OGAWA

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    小川哲の対談集。個人的には対談相手の誰よりも、小川自身に人間としての面白さを感じるので、結局は小川の言葉が残った。あらゆる事象に小説を探すという発言に彼の小説家たるを見る。一見、合理的であり商業的でさえあると思ってしまう、時に軽く聞こえる小川のふるまいだが、「人間小説家」小川哲としての素直なふるまいであることを感じた。歴史的なナラティブを読み込み、エクリチュールの無責任さを自明なものとして言葉を残す。よかった。

    25/07/16

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    2025年07月16日
  • 地図と拳 下

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    ネタバレ

    下巻は主に第二次世界大戦の前後の仙桃城での出来事が中心として展開されている。

    表題を「地図と拳」としつつも、実際は建築の話が7割といった感じ。というか、専門家でもないのにここまで深く建築を考えて、自らの思想を落とし込むという行為に感心する。「建築とは時間」と言い切り、どんな人間でも、そこにある建築を見て同一の空間であるという安心感を持つという発想は面白いと思った。

    あとは、10年後の未来を予測するという戦争構造学と呼ばれる造語も面白かった。

    物語としては、悪くはないが、細川の万能感に押し込まれた印象も拭えない。

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    2025年07月10日
  • Street Fiction by SATOSHI OGAWA

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    ラジオ放送の書籍化なので、軽い読み物のつもりで手に取ったが、驚くほど読み応えがあった。

    著者は、前書きで「本業の支障になる仕事はしないつもりでMCを引き受けた」と後ろ向きな断りを入れている。
    しかし、ゲストに著作があれば必ず感想を伝えて、「そこまで読みとってくれて嬉しい」と言わしめ、経歴を踏まえた質問にもそつがない。
    ゲストがアイドルの回であっても、著者との共通点をとっかかりに、活動のきっかけや苦労ポイントなんかを丁寧に聞いている。すごい。
    あの前書きは謙遜だ。できる人は違う。

    既に終了したラジオ番組、リアルタイムで聴きたかったな。

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    2025年06月29日
  • ユートロニカのこちら側

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    マイン社が管理するアガスティアリゾートそこは夢の街なのか⁉️個人が管理されることが自由なのか不自由なのか、犯罪を未然に防ぐ事のという名目で罪を犯すかもしれない人達の自由が奪われていいのか。色々な家族の物語からそれを考えさせられる。自分ならどうする?

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    2025年06月25日
  • スメラミシング

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    ふふふ、むずっw
    難しくはあるんだけど、なんだろうな、好きなんですよね。
    「七十人の翻訳者たち」
    「啓蒙の光が、すべての幻を祓う日まで」
    「ちょっとした奇跡」
    あたりは、シビれますね。
    脳みそ、活性。
    実話?と思うくらいに作り込みがすごい。

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    2025年06月17日
  • Street Fiction by SATOSHI OGAWA

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    適度に緩くちょっとしたすき間時間でストレスなく読んだ。
    小説家の考えていることや視点が垣間見えて読む時の参考になりそう。
    戦争や史実を題材にした作品への取り組み方は書き手として特別なことだと知り、その意気込みを感じつつ手に取ってみよう。

    様々なプロフェッショナルな方々との対談は相手への関心やリスペクトなど感じられ清々しかった。

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    2025年06月14日
  • 嘘と正典

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    めっちゃハマったわけではないが、SF的な面白さが込められた短編集。読みやすさ含めて1作目の「魔術師」が好きだった。

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    2025年06月14日
  • スメラミシング

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    これまで読んできたSFとかファンタジー作品とは次元が違うくらい、私にとっては新しく、不思議な作品だった。ものすごく描写が詳細だから、本当にあった、あるいは未来に起こりうる話なんじゃないかっていう。タモリさんの「世にも○○」みたいな、ぞわっとする感じ。

    確かにすごーく難解で、哲学的で、数学とか物理の話とかでてきて、読み進めるのがすごーく大変だったけど。(何度も断念しかけた)

    テーマになっている「神」の扱い方も各章で全くといっていいほど違っていて、いろんな視点で神を感じられた。

    人類は遠い未来、どうなっちゃうんだろうね…。

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    2025年06月02日
  • スメラミシング

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    難しい話が多くてちゃんと読めたのは本題のスメラミシングだった。出てくる登場人物みんな主人公含めいろいろあり、何があるんだろうこの後どうなるんだろうと展開が気になりページをめくる手が止まらなかった。

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    2025年05月22日
  • これが最後の仕事になる

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    これが最後の仕事になる、の共通センテンスからスタートするショートアンソロジー。
    ショートで色んな作家さんがかく中でインパクトを、となるとどうしてもドキッとするような内容に寄る。
    そのなかで違う角度で楽しませてくれたのは

    ・半分では足りない/呉勝浩
    →うぉぉーーー読み直したよ!
    ・闇バイト/柿原朋哉
    →タイトルと違ってちょっとほっこり
    ・天岩戸の真実/高田崇史
    →この作者さんテイスト満載

    あとストーリー好きだったのは
    ・悪魔との契約/須藤古都離
    →オチ!良き!
    ・魔法少女ミラクルミルキー/一穂ミチ
    →ヒーローも魔法少女も辛い仕事。。。
    ・時効/米澤穂信
    →この長さで収まる起承転結具合が秀逸!

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    2025年05月11日
  • これが最後の仕事になる

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    今回は初めて読む作家さんが多かった。
    裏稼業寄りとはいえ思ったよりテイストばらけていてよかった。
    印象に残ったのは断トツでハイリスク・ハイリターン。謎解き面白かった。

    あとペットショップの告発話は空陸が元ネタだなぁと思いながら読んで残酷な描写に胸糞だったけど、終盤まできてネタが割れるとなんかシュールで溜飲下がった笑

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    2025年05月09日
  • スメラミシング

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    宗教、神といったテーマが多かった短編。哲学のような小難しさがあるので、この作品は好みが分かれると思いました。小川さんの文章力に完全に支配されてしまったと感じた一冊。

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    2025年05月08日