小川哲のレビュー一覧

  • ゲームの王国[体験版] 上

    購入済み

    あまりに悲惨で

    全人口に占める虐殺された人の比率が史上最悪といわれる、あまりに悲惨なカンボジア.ポルポト時代を舞台とした作品である。少しはSFっぽい設定もあるようだが、主体は身近な住人同士による相互監視 親子兄弟同士の密告 秘密警察 強制収容所 そして虐殺である。同じ様な例が、ナチス時代のドイツ スターリン時代のソ連にもあったようだが、カンボジアのほうが時代が近いためによりいっそう悲惨さが実感される。読み進めるのが辛いほどである。

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    2023年02月01日
  • ゲームの王国 下

    購入済み

    人とルール

    カンボジアの歴史。ルールをここまで大胆に根底から覆すゲームは、聞いたことがなかった。そこにどんな崇高な理念があっても、他者を踏みにじるルールが人々に受け入れられるはずがない。過去の日本にも通じるものがあると思う。
    ルールは平等をもたらしても、自由を損なう。自由と平等のバランスは集団生活の永遠のテーマなのかもしれない。
    個人的には、ルールは誰かから与えられるものではなく、一人一人が育んだものを持ち寄って作れたらと考えるが。

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    2021年07月29日
  • 君のクイズ

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    ネタバレ

    小川哲さん初読み。

    自分がマンガ脳だからか、登場人物のアクションがあまりなくほぼ主人公の過去話や精神世界でのストーリー展開だったので少し退屈でしたが、主人公の話し言葉で物語が進み、今までにない競技クイズのお話(ミステリー)ということでさらさらと読めました。

    解説でお話しされていた、「競技クイズのマニュアル」としても読み応えがあり、それからクイズプレイヤーの心得や考えていること、技などを少し知ることができた気がしました。

    知らなかった「競技クイズ」の世界、面白かったです。
    これからテレビなどでクイズを見るときは、見方がガラリと変わりそうです。

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    2026年06月14日
  • 火星の女王

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    人類が火星へ進出した未来を描く物語。
    こういうSF設定が大好き。

    どんな状況でもユーモアを忘れない主人公に好感が持てた。
    物語は比較的淡々と進んでいく。

    面白かったんだけど、読み終わると何かあっさりしているように感じる。
    登場人物にあまり人間臭さを感じなかったので、読後に強く残る人物もいなかった。

    他の小川作品と比べて全体的にクセがない。
    私はどうやら、小川さんの描く「クセの強い変な人間」が好きらしい。
    一つのことに異様な熱量を注いでいたり、捻くれていたり、すごく面倒くさかったり。
    今回はそういう気になる人が見つからず、全体的にサラッとしていた感じ。

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    2026年06月14日
  • 言語化するための小説思考

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    ちょっとめんどくさそうな作者の考え方が垣間見られて興味深かった。目からウロコというほどでもないが流石に言語化はプロだなと。天性や感性で書いているのではなく、努力を重ねている事が伝わってくるのもいい。幅広い分野の作品がある作者で今後も注目していきたい。

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    2026年06月12日
  • 言語化するための小説思考

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    もちろん選ばれし才能ある人が小説家にはなるのだが、小説家であり続けるには我々が仕事で同じ悩んだりコツコツやるのと変わらない。
    ラストの短編小説を読むと、この本の役割が腑に落ちる「伏線回収」になっているのも流石。

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    2026年06月12日
  • 言語化するための小説思考

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    ネタバレ

    タイトルの通りの内容で、期待を裏切らない感じ。とても面白く読んだし、メモした箇所もあり。そして、読みやすかった。

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    2026年06月12日
  • 火星の女王

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    小川哲らしいスケールの大きい小難しい話でミステリー要素もある話。楽しく読んだけど結末はなんだかぼやっとしてる。

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    2026年06月10日
  • 君のクイズ

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    ネタバレ

    日常の謎系

    生放送のクイズ番組で優勝を決める最終問題が0文字解答された謎に挑む物語

    主人公と対戦相手のクイズに対する考え方の対比が面白かった

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    2026年06月09日
  • 君が手にするはずだった黄金について

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    ネタバレ

    小説家が主人公。東日本大震災当日のことはよく覚えているが、前日は何をしていたかを調べる。ババという漫画家が実は漫画もブログも全て他の人から盗んだアイデアだった。短編集でありながら主人公の心の変化も作品を通して感じられる。小説家というだけあって悩むポイントが違うな〜という実感。

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    2026年06月09日
  • 言語化するための小説思考

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    ネタバレ

    「作家が小説を書くときに意識していることの多さ」が驚きだった。
    普段、自分が文章を書く場面といえば業務上の文書が中心であり、そこで意識するのは“誤解なく伝わるか”という一点に尽きる。
    しかし作家は、そのはるか先を見据えて文章を組み立てていることが、本書を通してよく分かった。

    特に興味深かったのは、読者がどの程度の専門知識を持っているかを常に想定しながら書くという姿勢だ。
    専門的すぎれば置いていかれるし、説明しすぎれば冗長になる。
    その絶妙なバランスを探りながら言葉を選ぶという作業は、業務文書とはまったく異なる“読者との駆け引き”のように感じられた。

    また、書く順番の重要性についての指摘も印

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    2026年06月08日
  • 君が手にするはずだった黄金について

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    小説家の日常の切り取りの様な短編集でした。ただ、私には少し難しかったかもしれません。。すらすらっと読めましたが、「?」が頭に残る感じでした。

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    2026年06月07日
  • 君のクイズ

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    映画のプロモが面白そうで、まずは原作をと読んでみた。

    テレビではおなじみのクイズ番組。
    早押しクイズで、とんでもない速さで答えている人を見て、すごいなぁーと何となく見ていたが、この本でクイズプレイヤーの思考とか、こんなことを考えながらクイズをしているんだな、ということがわかった。

    ミステリ部分は、出題者がクイズを読む前に解答できたのはなぜか、という謎を追うというもの。

    結末はそうか、と納得したけど、結構あっさり目。
    エピローグの「僕のクイズ」がよかった。

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    2026年06月07日
  • 地図と拳 下

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    下巻は一気に読んでしまったー
    登場人物多いし混乱しそうだけど、スリリングで丁寧なストーリーでドンドン読んでしまう!

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    2026年06月07日
  • 君のクイズ

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    クイズプレーヤーの思考や早押し解答が出来る仕組みが興味深い。
    ゼロ文字正答が何故出来たのか?が気になりスルスルと読めて、今までの人生経験があったからクイズに解答出来てクイズとは人生であるという視点が面白くてクイズって凄く奥深いものなんだなと感じた。

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    2026年06月07日
  • 君のクイズ

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    またしても積読チャンネルの誘惑にかかって読んでしまった。youtubeの本紹介系動画は過剰に面白さが宣伝されるから打率良くない(自分の好みじゃない)ということを改めて実感。
    題材のクイズからしてちょっと自分には興味が持てず。出題者の口の形を読んだり、お題の文章構成や美しさから問題を推理したり、高度な技術が求められる競技であることはよく伝わってきたが、へーすごいなぁと思う以上にはあまり思うことがなかった。
    全編通してあまり刺さらなかったが、「ママ.クリーニング小野寺よ」のネーミングセンスが光輝いていて、あとがきで実在する店だと知って驚愕。これが伝説の0文字解答の答えというのも書き手の方のセンス良

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    2026年06月07日
  • 君のクイズ

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    クイズプレイヤーの心情、駆け引きを見ることができて面白い。
    テレビ番組に出てくる素人のクイズプレイヤー達が何故あそこまで熱くなれるのかといつも少し不気味に思っていたが、これは熱くなるなと感じた。

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    2026年06月05日
  • 君が手にするはずだった黄金について

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    知的なおじさんのユーモアある雑談を聞いている感じ。こういう変なやつがいて、俺はこう考えたと。ただ枝葉は面白いけど全体としてあんまり記憶に残らなかったという意味で、面白い「雑談」という印象を出ない。しかし読みやすいし知的でクールだから、小川哲の作品はまた読んでしまうかも。

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    2026年06月06日
  • 君のクイズ

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    話題になってたやつ
    0文字正解の下りは読む前からどこかで聞いてたからその謎が解けてスッキリした
    クイズプレイヤーの思考を覗き見した気持ち
    主人公の三島にとても好感

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    2026年06月03日
  • 火星の女王

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    ネタバレ

    かなり読みやすいSFだった。初めて読み切れたSFかも。火星の最新機器やシステムは、私の脳内で今実存する技術とかデバイスで置き換えて考えられる程度の概念のものだったから、わからないことだらけということはなく、むしろわからないことはなかったと思う。
    でも骨のある本というわけではなかったし、終わり方がかなりスムーズだったなと思う。
    地球と火星間の遠さ及び時差がコミュニケーション問題を引き起こして、両惑星間の対立に至ってしまうという設定は面白い目の付け所だった。
    この人の他の本も読んでみたい。

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    2026年06月03日