小川哲のレビュー一覧
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タイトルが示す通り、舞台は火星。
出だしから、私の頭ではすんなり理解できない単語や文章が続く。
主要な登場人物は火星で研究員をしているリキ・カワナベ、火星から地球へ旅立つ準備中のリリ-E1102。地球の種子島在住のISDA職員、白石アオト。火星の自治警察の臨時職員マル。
リリの母親は前火星支部長、今は地球にいて、白石アオトはその部下で娘のリリとも知り合い。
こうやって記すと、「だからなんだ」だけど、その関係がなかなか頭で整理できず、登場人物がなんとか形を持って動き出すのに小説の中盤までかかった。
着地点がどこなのか、分かるようで分からないもどかしさ。
所属も属性も住んでる場所も(何しろ火星と地 -
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Posted by ブクログ
テレビのクイズ番組で、問題が読まれる前にボタンを押して正解し、優勝をさらった男がいる。
一文字も聞かないで正答を導くことなど果たして可能なのか。ヤラセなのではないか。敗れた三島は、調査を始める。
読む前は勝手に、哲学的であまりストーリーらしきものはないようなお話なのかなと思っていたのだけれど、そんなことなかった。
『ゼロ文字押し』の真相を考えていく中で、三島のクイズへの取り組み方やクイズとの関わり、クイズへの想いなどが見えてくる。
クイズを究める人たちはこんなに一瞬でいろいろ考えているんだと知って驚いた。どこまで聞けば複数の候補の中からクイズの答えが確定するのか、そんな風に考えたことは -
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満州を舞台に時代は第二次世界大戦、そして終戦へと移り変わっていく。やはりこの作者は小説が非常に上手く、感傷的になりすぎず、さりとて倫理との距離を見誤ることなく、悲惨な戦争の実態とともに物語は進んでいく。戦争による破壊と対になる都市と建築がテーマであるのもバランス感覚に優れており、気候を読み建築の才のある明男は本作における主人公と言っても過言ではないだろう。また端々で暗躍する細川も魅力的であり、それ故に前回と書いたが時代のうねりが巨大すぎてそれに翻弄されるがあまり「個」としての人生やエピソードを見出すことができず、端折られているような感覚になったのは非常にもったいない気もする。史実のインパクトに
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日露戦争直前の、各国の思惑が入り乱れる満州という土地で繰り広げられる群像劇。激動の日本史という史実を舞台に架空の物語を挟み込む手法が非常に上手く、空想歴史巨編と言っても過言ではない圧倒的なリアリティとドラマ性を誇っている。どちらかといえば歴史ドラマ的な側面が強く、群像劇視点であるため明確な主人公がおらず、年月の経過による一個人の風貌や心境の変化を掴みにくい点にあり、ガラリと変わる政治情勢が見どころであり、良くも悪くもそれが持ち味なせいかそれに翻弄されっぱなしである。個人のドラマではなく、歴史の大きなうねりを通して浮かび上がる個人の生き様といったほうが正確なのかもしれない。
あと、これは難点の -
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新しい文芸誌
表紙可愛い。
キャラクター(表紙の子)可愛い
毎刊テーマが決まってる(今回は愛)
紙の本の価値について熟考されている。
紙という素材にもこだわっている
識字困難な人も読める対応をとっている
ジャンル多彩
投稿作家多彩
等々とにかくてんこ盛りに盛りに盛った体制に携わった人たちの鼻息が聞こえそう。
値段が510円ってのが安すぎて気になるけど、四方八方から手にとって貰えるような配慮なのかも。頑張って欲しい。
とにかくビックリするくらい沢山の作家さんが投稿してるのに驚いた。業界のことはわからないし、小説しか読まないけど売れっ子作家さんがずいずいと並ぶ様は圧巻。一月に数冊読む位の自分