小川哲のレビュー一覧

  • 言語化するための小説思考

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    数年前に『君のクイズ』を読んだ時、へえ、視点の面白い人だなぁと思ったものの、単なるエンタテインメント小説を書く作家だと勝手に思いこみ、それ以降他の作品を読むこともなかった。
    その後、著書が発表する作品を見るたびに、いい意味で期待を裏切ってきていたので、ちょっと著者に興味が湧いたりしていたのだ(読んでなかったけど)。

    本書は、小説を書くことについて、著者が徹底的に考察を重ね、自分自身を振り返りつつ、その行為のなんたるかを詳らかにした論考だ。
    まえがきからして、あああわかる〜と腑に落ちるところが多い。
    そして著者がいうところの「この世の多くの原理は抽象化していくと似た構造に突き当たる」ことは、私

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    2026年06月05日
  • 君のクイズ

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    いままで全く知らなかったクイズプレーヤーの駆け引きや技術を学べて面白い。全く関心のなかった分野なのに、面白いからどんどん読める。
    構成も優等生のように完璧で、ゼロ文字正答という全く結末を予想させない謎に対しての解答も納得のいくものだったし、とてもうまくまとまっていて楽しませてくれるエンターテイメントだった。

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    2026年06月03日
  • 斜め45度の処世術

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    さらっと読めて、自分では気づきもしなかったことに著者は引っかかっていることが面白かった
    特に”おわりに”の「感謝人狼」がいい
    こんなにじっくり読みこんだ”おわりに”はこれまでなかった
    躑躅森笊翁が人狼じゃないの??

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    2026年06月03日
  • 火星の女王

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    火星生まれの少女リリが、火星の女王と呼ばれるようになるお話。

    地球が火星を支援していたけど、思ったより利益が出なかったので撤退すると決まった。
    そんな時、火星であるものが発見された事により火星にはまだ旨味がある!かも?→独立します!
    出来んの?この残りページで!?がなんとかなってました。

    地球で光の速さというと最速の単位だけど、これが地球ー火星間になるとめっちゃ遅い。それほど遠い。なるほど〜

    ドラマ見たかったけど気付いた時には終わってました…アマプラで見るしかない…

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    2026年06月03日
  • 地図と拳 上

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    満州にまつわる物語。歴史小説と思いながら読んでたら「不死身の体」がどうとか出てきて、どういうテンションで読んだらいいのか一瞬悩んだけど、多分面白い。下巻も早く読まないと。

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    2026年06月01日
  • 斜め45度の処世術

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    ひねくれてた 最初から最後まで
    部屋を綺麗に保つのは、広い部屋に住むか、物を捨てるかの2択 のエピソードが好きだった。
    物を元の位置に戻すことができない人間に、物を元の場所にしまえばいいと言うのは意味がない その通りです。

    言葉の意味を定義するの、理系っぽいなと思った。

    小川さんはもっと硬派(?)なイメージだったし、このエッセイ読むと1人で小説書く以外の仕事あまり好きじゃなさそうだけど、ラジオやったり、トークイベントやったり、結構メディア出演もされている印象。
    これは価格交渉の話に通ずるところがあるのかな。

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    2026年05月31日
  • 君のクイズ

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    クイズの世界を少し見れた。

    クイズを出す人も出される人も、正解を望んでる
    そう!出す人も正解して欲しいんだよね。
    正解して、わーって喜び合うのがいい。

    こんなに幅広いジャンルで色んなことを知ってる人が側にいたら、とっても勉強になっていいな。
    私も物知りになれる気がする。

    私はクイズを生業にしていないし、クイズを出されるような場面はほとんど無いけれど、何か疑問に思った時に調べる という行為をする時に、時々思うのが「もし、このクイズを出された時、今調べなかった事を後悔する」ってこと。
    なんでか知らないけど、時々そう思うことがある。
    勿論、調べて答えを知っても覚えてない事もよくあるけれど。

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    2026年05月31日
  • 君のクイズ

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    クイズ解答者を題材にしたミステリーは過去になかったはず。当然のことながら斬新さがあった。テレビでみるクイズ番組や大会の解答者たちが普段どのように問題と向きあっているか、ただ単に頭がよいとは異なる印象を持った。しかし、ミステリーの括りで読めば、殺人事件が起きた訳ではなく、怪異があるわけでもない。読者を強烈に惹きつける吸引力が足りないというのが正直な感想。もちろん構成は素晴らしいし、違和感はない。この物語を世に出した功績は評価したい。

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    2026年05月31日
  • 君のクイズ

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    短く、読みやすい。
    クイズをしている人たちの頭の中を直接覗いている感じが良かった。
    真相はそこまで劇的ではないが、納得感はあった。
    が、これ以上を期待してしまっていたため、少し物足りなさがあった。
    坂田が創りたかったモノはスラムドッグミリオネア的なものだったのかなと、ふと思った。

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    2026年05月30日
  • 斜め45度の処世術

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    もう終わりか。小川さんのエッセイ、もっと読みたいなぁと物足りない気持ち。
    小川さん、面倒くさい人だなぁと思いつつ、可愛いところもあって好感が持てる。
    バイト先で殴られなかったのは、殴る人が無意識に「殴ったら問題になる人」を見分けていたからというのもあるが、単に小川さんが強面だったからなのでは?と思った(しかし、写真を見たらそんなに強面じゃなかった)。

    頭の中を悟られたくないとか「明けましておめでとう」を言いたくないとか、共感できる部分もあり、ちょっと楽しくなった。別にエッセイに著者へ共感することを求めているわけではないが、何となく小川さんとの共通点を探すのは楽しい。
    年が明けたからと言って別

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    2026年05月30日
  • 火星の女王

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    感想
    2100年頃の話。火星に住む人と地球側の対立が書かれている。

    やはり無理矢理別の惑星に住むと元々の環境が違うので地球からの保護が必要なのも分かるし、それなりに見返りがないと難しいよね。

    登場人物が多いのとSFなのでちょっと読みにくかった。


    あらすじ
    ISDAは地球の組織で40年前に火星移住計画を大々的にに進めたが、採掘できるはずのレアメタルが思うようにいかず赤字が続くばかりだった。遂に火星を放棄して地球への帰還計画を進める。

    リリは火星支部長の娘で地球行きの資格を得て、観光したいが、移住は望んでいなかった。リリは反ISDAの人に誘拐され、地球帰還計画を止めるという要求が伝えられ

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    2026年05月30日
  • 地図と拳 上

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    迫力が迫ってくる。
    読んでしまう。
    でも、まだ何が起きるのか全くわからない。
    さぁ、下巻が楽しみだー

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    2026年05月28日
  • 火星の女王

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    未来の火星を舞台に、「スピラミン」を巡る地球との対立を描いたSFサスペンス。スピラミンを巡る利権争いは現代のレアメタルに似ている。人間の業や社会構造の縮図として非常に考えさせられる。
    地球と火星間の通信「タイムラグ」がもたらす絶望的なもどかしさの描写。ほんの数秒の遅延にすらストレスを感じる現代の感覚からすると、この圧倒的な距離によるコミュニケーションの壁は非常にリアルだった。カワナベが放つ「だからなんだ」という無骨なセリフには、理不尽な状況やしがらみを蹴散らすような痛快さがあり、強く心に残った。

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    2026年05月27日
  • ユートロニカのこちら側

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    理想的な社会に馴染めない人々の物語
    絶対に安全な都市のシステムとそれに疑問を持つ人たちの話
    静かなテンポで狂気が描かれているように感じた
    考えることをAIに任せてしまった人間はいつか意識を手放してしまうのかもしれないという恐怖が印象的だった
    AIが進化した先で人間に起こる変化や影響を考えさせられる
    哲学的な部分は割と難しいことを言ってて全部は分からなかったけど、人間として手放してはいけない部分があるということはわかった気がする

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    2026年05月24日
  • 言語化するための小説思考

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    どうやって本を書いているのか、思考やテクニックのところがわかって面白かった。小川さんが感想エゴサしてるの意外。当方は30代女性です。
    本を読むときには各々の法律があるって箇所納得感。

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    2026年05月22日
  • 斜め45度の処世術

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    本屋さんで手に取って、もう少し読みたいと購入した本
    自分を「斜め」だと思っていなくて「普通」だと言う著者のいかに「斜め」な視点から世の中を見ているかのエッセイ。
    15度、30度、45度と斜め度は増していき、それぞれのエピソードが面白いのだけど、わたしは30度の「"正直者"は嘘が得意」のエピソードが好き。小学生の時の妹さんと著者とお母さんとのことなんだけど、なんだか笑ってしまった。
    今は『君が手にするはずだった黄金について』を読書中。

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    2026年05月21日
  • 斜め45度の処世術

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    ネタバレ

    自称ひねくれ界のひねくれ者というだけあって、なかなかの偏屈エッセイだった。
    フェイクブロッコリーなど、とてもついて行けない話もあったが、「とても小さい人間」と思われかねない持論をつつみ隠さず展開していく小川さんに、どこか凄みも感じた。

    ◯そんな中でも納得した話
    ・友情が長く続くかどうかは、過ごした時間の尊さではなく、言い出しっぺの有無によって決まる
    ・AIは作品の外側の物語を生成することはできない
    ・「正直者」だと思われている人は、単に嘘がうまいだけかもしれない(トーストを捨てる話から悪を語るのは面白かった)

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    2026年05月20日
  • 火星の女王

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    ネタバレ

    SFはnot for meだー! と自覚した話。
    それとも作者が合わないのかなー、「君のクイズ」もそこまで響かなかったもんなー。
    とはいえまぁうん、話としては面白いのではなかろうか。

    謎というか事件発生まで読むのが少し苦痛だった。じっくり読むよりサラッと読んだ方が進むので、サラッと読んだが、取り立てて問題はなく話は理解できた。
    「火星の女王」っていうから発見されたスピラミンが実は……みたいな話かと思ったら、まぁ近未来の地球と火星を舞台とした人間模様って感じかな。
    戦争回避できたのは良かったね、現実でもちゃんとこうなれば良いだけど。
    AJの本心をAJから聞けないのは残念だったし、マディソンは最

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    2026年05月20日
  • 火星の女王

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    内容が私の頭で理解できる範囲を超えており掴みどころがなくて読むのに時間がかかった。難しい、でも面白い。最後は『なるほどね』と思った。

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    2026年05月19日
  • 火星の女王

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    光は遅すぎる。コミュニケーション手法は多々あれど、地球を飛び出すほど科学が進めば他者と同じ瞬間を共有する「同時性」が阻害されるという着眼点は絶妙。祈りは光よりも速いのだ。
    平衡に抗う負のエントロピーという生存の概念も面白かった。

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    2026年05月19日