小川哲のレビュー一覧

  • 地図と拳 下

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    この2カ月ほど忙しくて読み進めず、義和団の乱から復習して読みに行くけど、真実の悲劇に迫るというよりは、どちらかというとSFなので、気合入れて復習した以上の涙や感動は得られなかったかなと思う。

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    2025年11月16日
  • 地図と拳 上

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    第168回(2022下)直木賞。上下で700頁を超える長編。日清戦争後から終戦まで、満州に造ったとする理想郷の統治。その意味でSF。速いテンポで主人公も明確に展開するので、サクッと楽しんで下さい。

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    2025年11月16日
  • Street Fiction by SATOSHI OGAWA

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    ネタバレ

     本書は、小川哲がパーソナリティを務める(務めた?)ラジオ番組でのゲストとの対話をまとめたもの。作家、映画監督など表現者との対話が主であり、なかなか錚々たる顔ぶれだ。1年半ほどの番組の中からセレクトした12人、12章が並ぶ。
     ざっと見て、万城目学、逢坂冬馬、九段理江、加藤シゲアキとその著作を読んだことのある作家が目立つ。芸能人作家でもある小泉今日子に太田光も、どちらの著書にも触れたことがある。映画監督濱口竜介は、ちょうど『悪は存在しない』が上映されていたころの対談か。映画も観ているので話が分かりやすい。
     そう、登場人物たちの作品にある程度触れていないと、その会話の深みが味わえない部分もある

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    2025年11月14日
  • 嘘と正典

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    大雑把に言えばタイムトラベルと歴史に関しての短編集といったところか。

    各短編の良し悪しにはかなりの差を感じた。
    だが概ねどれも興味深く読めたのは確か。

    名馬スペシャルウィークの血統に我が身を重ねる『ひとすじの光』は
    競馬好きにはたまらない内容。
    自分が一番競馬に熱を上げていた時期の名馬に関する物語が読めるとは。
    そしてこれほどまでに熱い血の浪漫が読めるとは、そういった感動があった。

    そして表題にもなっている『嘘と正典』
    これは長編で読んでみたいと思うぐらいの出来だった。
    マルクスとエンゲルスの出会いを阻止することで共産主義の消滅を企む。
    構成とオチは完璧。勿論、その結末には驚かされたに決

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    2025年11月14日
  • 地図と拳 上

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    歴史の勉強にもなるし、面白い
    これは映画化するんでは?とか考えながら読みました

    小川さんの他の作品と雰囲気が違う
    こんな歴史物も書けるなんて本当にすごいです

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    2025年11月10日
  • 旅する小説

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    ネタバレ

    ・宮内悠介 「国境の子」
    対馬生まれ韓国人とのダブルの話
    ・藤井太洋 「月の高さ」
    〇小川 哲 「ちょっとした奇跡」
    自転がほぼ止まった地球で明暗境界を移動するカティサーク号の少年は、地球の反対側で同じことをしている車へと出発する。
    ・深緑野分 「水星号は移動する」
    〇森晶麿 「グレーテルの帰還」
    グレーテルはヘンゼルに誘導され魔女(祖母)を焼き殺す。
    〇石川宗生 「シャカシャカ」
    地表が突然シャッフルを始め、時間と空間が円環する。

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    2025年11月09日
  • ユートロニカのこちら側

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    個人情報を提起することで、理想的な生活が
    送られる実験都市「アガスティアリゾート」。
    その情報に等級をつけて、住民たちの生活を管理しています。
    監視されながら生きる生活に自由はあるのか。
    ユートピアとディストピアの狭間で創り上げられた都市で生きる人々のお話です。
    小川さんのデビュー作で、最初ユートロニカの
    意味が分からなかったのですが、理想郷の意味が
    ある「ユートピア」と電子音楽や電子機器全般の
    総称でもある「エレクトロニカ」を掛け合わせた
    造語だったみたいで、「永遠の静寂」を意味するみたいです。

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    2025年11月02日
  • これが最後の仕事になる

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    24人の作家さんが「これが最後の仕事になる」の書き出しで1編6頁、24種の物語!
    大好きな作家さんが何人も名を連ねていて思わず読んでみました…恐い話や難しい話もあったけど1編が短くて手軽に読めました

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    2025年11月02日
  • 地図と拳 下

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    第168回、直木賞受賞作。

    近代史、特に戦争モノ×SFはシンプルに好きです。
    視点が登場人物ごとに変わり、歴史は細かく進む。
    面白かったけれど、SF的要素の物足りなさと、ラストのあっさり感は残りました。

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    2025年11月02日
  • 君が手にするはずだった黄金について

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    ちょうど続けて小川哲さんの作品を読んだ。読み終えることはできるけどそんなにこの型の作品は自分には刺さらないのかなあと感じた。

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    2025年10月25日
  • 地図と拳 上

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    ネタバレ

    満州をめぐる戦争の話、群像劇かつ年代がコロコロ変わっていくので場面を理解するのが難しかった。おまけに固有名詞は中国語読みなので人の名前を覚えるのが難しくて仕方なかった。

    内容としてはとにかく救いなく、当時の日本のイカれ具合が伝わってくる。1932年春などで登場する孔明に憧れていた少年の話などはより一層残酷さを読者に感じさせてくる。

    上巻だけで見るとまだ細川であったりの思想がはっきりとせず目指す先がぼんやりとしてる印象を受けた。地図もあまり関係して来ずその点は下巻に期待。

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    2025年10月22日
  • 地図と拳 上

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    当時の時代背景やそれに伴う人間心理が描かれている。千里眼などの弱SF要素が加わることで、現実にあったはずの当時の状況に対する認識の錯誤が面白く読めた。
    自分には難しいところが多々あったため、下巻で自分の中で上手くまとめたいと思った

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    2025年10月14日
  • 旅する小説

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    「旅」をテーマに、気鋭の作家陣が短編を寄稿したアンソロジー。とはいえ旅の解釈はそれぞれであり、SFだったりミステリーだったり、各人の特徴が出ている内容となっている。

    個人的な好みは藤井太洋さんの「月の高さ」。ご本人の経験を踏まえた舞台芸術の置かれた現状、地方巡業のドタバタ感、枯れたおじさんと若い女性の緩い連帯といった内容が小気味よくロードムービー的に展開されていて面白かった。

    一方で石川宗生さんの「シャカシャカ」については正直よく理解できなかった。地表がシャッフルされるという話のメタ構造として、各章の順番もシャッフルされていく流れなのだけど、いきなり話と場所が飛んでしまうためについていけな

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    2025年10月13日
  • スメラミシング

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    宗教とか思想、多方面から苦情が来そうな内容を書ききりましたね。難しいので、合わないひとはほんの数ページで読むのをやめるのではないでしょうか。
    最後は大衆向けのSFです。もう一つの月ができて自転がなくなり極零下の暗闇と灼熱の極光の世界になった地球を生き残るために二つの船が限られた資源の中、奇跡が起きない限り、数千年で資源が尽きる運命の中、ルールを調整しながら生きていく世界のちょっとしたロマンスを込めて。この一作がなかったら、この本は・・・

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    2025年09月25日
  • これが最後の仕事になる

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    短編集って隙間時間にさっくと読めるの良いです。
    また多数の作家で構成されているので新たな発見もありました。

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    2025年09月20日
  • スメラミシング

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    何を言うてるの?という話が半分くらいだったけれど、陰謀論だったり、宗教だったり、神だったり題材が自分の関心というか不思議だと思うことと重なっていて、自分はそっち側になることもあるし、その逆側になることもあるんだけど、それを俯瞰して読めることが面白かった。
    小川哲さん、「君が手にするはずだった黄金について」で初めて読んで好きになって、「君のクイズ」も面白くて、期待に胸を膨らませてこの本を手に取った。でも最初から読みづらすぎて全然入ってこなくて、無理だと思って諦めちゃっていたんだけど、「地図と拳」ではまって読書熱が上がり、もう一回読んでみてよかった。特に最後の話がとても好きだった。

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    2025年09月10日
  • 大宮エリーの東大ふたり同窓会

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    やはり東大は頭一つ抜けていて、人物的にも面白い人が多い印象。
    なるべく自由で、様々な人材を輩出する最高学府であってほしい。

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    2025年09月05日
  • これが最後の仕事になる

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    「これが最後の仕事になる。」からはじまる24人の著者の短編集。内容は様々でシュールなものもあり、1編が約6ページで24話読み応えあったようにも感じる。
    「存在の耐えられない軽さ」「半分では足りない」「最後の告知」「闇バイト」「時効」が面白かった。

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    2025年09月03日
  • 地図と拳 下

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    ひとつの都市が現われ、そして消えた。
    人々は夢を地図に描き出そうとする。夢はもう一つの夢と対立し、拳で解決せんとする。
    実在しない都市をめぐる物語が、歴史の一端を表しているようだ。

    なぜ地図に存在しないはずの島が描かれたのか?
    桃源郷は、どこにあるのか?
    その答えは?

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    2025年08月31日
  • 地図と拳 上

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    直木賞と山田風太郎賞のダブル受賞と言うことで、期待して読み始めました。

    李大綱が作った李家鎮。そこは、何もない中国東北部にある。そこに、
    ロシアの領土拡大の先乗りとして派遣された神父クラスニコフ、
    桃源郷の噂に騙されて移住した孫悟空、
    「燃える土」を探しに来た密偵に通訳として帯同した細川、
    それぞれがそれぞれの夢を実現しようとする。
    歴史の流れに翻弄されながらも発展する李家鎮。
    空想の都市でありながら、いかにも歴史の狭間にありそうな都市のようだ。

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    2025年08月31日