小川哲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
趣味で書いてる小説が行き詰まったから、ランキングの上から見て関連ありそうなものを探して、一番最初に見つけたのがこの本だったので読んでみた。
「小説は作者と読者間でのコミュニケーション」という定義に基づいて、著者の小説を書くに至るまでの思考過程や文章構築をわかりやすく解説していて、何度もなるほどな〜と思った。全部納得出来たけど、特に6章と8章は目から鱗だったなあ。
「自分が何を伝えたいか」と「他者に理解してもらうにはどう伝えるか」を考えて言葉を組み立てるっていうのは小説だけでなく、日常のあらゆる場面で重要だなと改めて思う。読みながら私は前者だけしっかりあるのに後者がおざなりだったなーとか考えてた -
Posted by ブクログ
最近、ドラマ化されたという話題もあったこと、これまでSFをあまり読んでなかったこともあって、新年の1発目として本作を手に取りました。火星へのテラフォーミングが起きた世界での出来事という設定とその展開にとても引き込まれました。
本作は、火星への移住環境が整い、火星で暮らすことが出来るようになった世界でのお話。地球外生命体の発見に精を燃やす研究者がある日、火星由来の物質に不自然な変化を感じとる。その物質の変化を生命の兆しと捉えた火星住民が、火星に生命がいると伝えてしまい、騒動が起こるというストーリー。
未知の生物の発見から政治が動き出し、騒動が引き起こされるドタバタな展開で、とてもスピード感が -
Posted by ブクログ
すごく面白かったです。
人類が火星に移住するようになった世界を舞台にしたSF小説です。
夢がある設定ですが、植物が育たなかったり採掘できるレアメタルの価値が下がったり、結局火星移住は上手くいかない状況が世知辛い…。でも、上手くいっていない感じがとてもリアルで、まぁそうなるよね…って感じがします。
火星で暮らす科学者のリキ・カワナベ、盲目の少女リリ-E1102、副業で警察の仕事をするマル、地球にいるISDAの職員白石アオトの話が交互に語られる構成です。
小川さんの小説って、論理の明解さがとても気持ち良い。情報が過不足なく入ってきてストレスがないのです。
ドラマ化を前提として描かれているからか、と -
Posted by ブクログ
作品紹介・あらすじ
最初の1行は全員一緒。
1編6ページ、24種の「最後の仕事」。
早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第三弾。
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24編からなるショートショート集。
Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第3弾とのこと。第6弾の「それはそれはよく燃えた」をまず読んだので、次はこれということで