小川哲のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
個人情報や視覚・聴覚まで無制限に差し出す代わりに、高水準の生活が保証される特別地区。
最近、検索もしていないのに家族と話したピンポイントな内容の広告が出ることが多くて、「これスマホに盗聴されてるよね!?」と息子と冗談半分で、わざと変なダミーの会話をして広告に出るか試して遊んでいた^^;
それだけに、この作品が2015年に書かれていたことに驚いた。
今では相談ごとまでAIに頼る時代になり、ますますこの世界観が現実に近づいてきた気がする。
最初の方は好きな感じのSFでワクワクしながら読んでいたけど、後半にいくにつれてだんだん哲学的になっていって、よくわからなくなっていった。
でも、全体的に海外 -
-
Posted by ブクログ
「あの人のこと、わかっているつもりだった。」
そんな経験は誰にでもあると思います。
でも後になって、まったく違う一面を知って驚いたことはないでしょうか。
『君のクイズ』は、一つの不可解なクイズの謎を追いながら、「人を理解するとはどういうことか」を静かに問いかけてくる物語です。
物語はクイズ番組の決勝戦から始まります。対戦相手の本庄が、問題が一文字も読まれる前に正解を答えてしまう「ゼロ文字解答」。主人公の三島は、そのあり得ない出来事の真相を探るため、一問ずつ対戦を振り返っていきます。
設定だけ聞くと本格ミステリーのようですが、読み進めるうちに、この作品の本当のテーマはクイズではないことに -
Posted by ブクログ
どうしよう。
『はじめに』だけで数回吹いたんだけど。
まだ本編読んでないのに既に面白いのは反則だと思う。
なんか人のエッセイを読んで「うわー面倒臭いな」「めっちゃ面白い」「それ分かる気がする」という3タイプの感想が繰り返し湧き上がったのは初めてかもしれない。(…と思ったけど違うな。朝井リョウさんがいるわ。)
でも朝井さんとはまた違った面白さがあって、癖になる文体ではある。
個人的にビジネスの場において重要な視点も書かれていると感じていて、時折ハッとさせられる部分も多かった。
他にもエッセイ書いてるみたいだし、今度は別の本読んでみようかなあ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ下巻で出てくるのは、ソリヤの養子、リアスメイ(政治家になるため養子をとった)と、アルン(中古転売屋の養子)、それからテレビ界隈の人と、警察官数人。ポル・ポトが、村人をほぼ全員殺した上巻の終わりから、一気に四十年ほど時間が飛ぶ。ポル・ポトが失墜した国で、ソリアは国を立て直すため総理大臣的ポジションを狙っていて、一方、ムイタックは大学教授になって、ゲームの開発に力を注いでいる。そのゲームの考案者がアルン。
ゲームは対戦型で、特定の感情を抱いた時に出てくる脳波によって、様々な呪文が使えるというもの。感情を抱くことには、記憶が関係している。そこから、逆に、特定の呪文を使わせるために、記憶をプレイヤー -
Posted by ブクログ
小川哲さんの日常が垣間見えて面白すぎた。
頭の思考回路がとてつもなく回りすぎる故の変人なんだろうと思った。
ダミーブロッコリーの話とか笑いすぎた。
カレーを作るのを悟られたくないからってブロッコリー買ったりしないし、多分そこまで店員さんも気にしてないと思う。
でも、小川さんが普段人よりちょっと余計なことを考える姿は失礼ながら共感出来る部分もあって、何だか勝手に嬉しかった。
友達にいたら面倒なんだろうけれど、こういう感性がないと作品は作れないんだろうと思う。
嫌々書いたエッセイがこれ程面白いなら、定期的に出版社さんは依頼して欲しい。
彼は絶対に断れませんから。