小川哲のレビュー一覧

  • 君が手にするはずだった黄金について

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    小川哲のSFじゃない小説!!主人公は、すべて小川哲。私小説ということになるのかしら?やはり、そこはかとなく…ひねくれた皮肉が効いていて面白い。哲学的な考え方とかも、ふむふむと読めるようになってきたよ。

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    2026年03月10日
  • 言語化するための小説思考

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    ネタバレ

    おもしろい
    自分のための文章になっていないか
    本じゃなくて会話でよくないか
    みたいなところは斬新だったし腑に落ちた

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    2026年03月10日
  • 君のクイズ

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    【あらすじ】
    「なぜ本庄絆(東大医学部四年生)は第一回『Q1グランプリ』の最終問題において、一文字も読まれていないクイズに正答できたのか」そのクイズを解くために、優勝と一千万円を逃した三島玲央は本庄絆の過去を(過去のクイズVTRをみたり弟の本庄裕翔の話をきいたりして)探っていく。
    Q1グランプリ総合演出の坂田泰彦は生放送でクイズ番組が盛り上がるように本庄と三島の人生に関係するクイズばかり出題していた。それに気付いてた本庄は、最後にTVでインパクトを残してからYouTubeとオンラインサロンに活動を移したのだった。ビジネスのためにQ1グランプリや三島を利用した本庄を三島は忘れることにして、クイズ

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    2026年03月08日
  • 君のクイズ

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    ドロドロ系の小説のあと、違う読み味の本を探して

    ・思ったとおりちょうどいい温度感
    ・知的好奇心が満たされる
    ・めっちゃ緻密に取材したんだろうなあと感じる

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    2026年03月07日
  • Street Fiction by SATOSHI OGAWA

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    小川さんの対談集ということだったが、どうやらラジオ番組のゲストとの会話をまとめたものらしい。
    ラジオ番組持ってたんですね。
    ゲストは小説家をはじめ、芸能人、映画監督など。
    ものを作り出していく、表現する人たちは、インプットとアウトプットがしっかりしているというか、考えを言語化するのが巧みだなあと感心しきりです。

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    2026年03月07日
  • 君のクイズ

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    停滞を感じず、スラスラ読めます。
    『みんはや』を遊ぶ際に、ときどきふわっとわかるときにボタンを押すことがありましたが、それで良いのだと、むしろ答えが出てきてから押すのでは遅いのだと知ることができました。(笑)
    読みながら、利害関係にある人とのコミュニケーションにおいて、お互いに相手の思考(狙い)を考えることについて改めて考えることもありました。
    楽しい時間でした。

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    2026年03月07日
  • 君のクイズ

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    ネタバレ

    ☆3.5
    文章量もそこまで多くないし、サラッと読めた
    普段クイズ番組などに出演している人たちの脳内がどういう構造になっているのか知れる
    結末に意外性が欠けたけど、哲学的に面白かった

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    2026年03月07日
  • 君が手にするはずだった黄金について

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    毎日の生活の光景を、異次元に誘い込むSFぽさがとても面白かった。何気ないシーンで、見慣れた言葉なのに、時間軸がずれていくような体験ができる、小川さんらしい小説でした。とても、面白かった。

    p14
    クリプキは、現実とは無数の可能性の世界のうちのひとつにすぎないと考えた。

    p25
    読者は自分の意思で本と向き合い、自分の力で言葉を手に入れなければならない。そんな拷問を、場合によっては数時間、十数時間も要求する。

    素敵な読書の定義。
    p44
    クリプキによれば、僕たちの名前には、記述では回収できない剰余がある。その剰余とは、さまざまな可能性を繋ぎ止める楔のことだ。
    p66
    嫌な思い出というものは、

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    2026年03月07日
  • 君が手にするはずだった黄金について

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    出会う人物たちが、なんとも言えない大人の事情を抱えていて大学生からするとどれも興味深い話であった。
    出会う人物がどれも程度の差はあれど難ありというか。でも自分の身近にも該当しそうな子が思い浮かんできて、もしかしたら自分も該当してるのかもしれないと思いつつ、なんとも言えない気持ちになった。

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    2026年03月04日
  • Street Fiction by SATOSHI OGAWA

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    小川哲のラジオ番組でのゲストとの対談をまとめた本。
    様々なジャンルのゲストが登場するが、その度にゲストが読んできた本について何かしら返事ができる小川哲の読書量と豊富な知識に驚かされた。
    さすが、「地図と拳」巻末の参考文献を全て頭に入れて小説を書き続けた人だ。

    個人的には「しろがねの葉」などを書かれている千早茜との対談が興味深く、当時の直木賞を生中継で見てたこともありとても楽しく読めた。
    あとは「カイジ」などの作者、福本伸行もよかった。漫画は知っているが作者の人となりは知らず、興味が沸く話ばかりだった。

    ゲストは小説家が多かったが、どなたも頭が良くあらゆることにアンテナを張ってる方ばかりで、

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    2026年03月03日
  • 火星の女王

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    もし、火星に住めるようになったら‥そこで未知な物質を発見したら‥こんな感じなのかな?というお話。
    地球と火星が通信する時間に10分かかる。「光は遅すぎる」は心に残ったかな。思ったことなかったから。
    小川智さんの小説を推す人が多いから、他も読んでみたい!

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    2026年03月03日
  • 君のクイズ

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    なぜ問題文を一文字も聞かずに正解できたのか。その理由は物語の終盤で明かされ、確かに予想外ではあるが、どこか腑に落ちない感覚も残る。

    しかし、東大生・本庄と主人公・三島の人間離れしたクイズ力、そして「なぜこの問題に正解できたのか」という点を含め、その力を身につけるまでの過程が妙に人間らしく描かれている点は個人的に見どころ。

    そう考えると物語を通しての本庄の行動は納得できるかもしれない。

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    2026年03月03日
  • ゲームの王国 上

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    上下巻で800ページを超える長編小説。
    カンボジア秘密警察時代からポルポト政権下となり200万人以上の虐殺が行われた時代を描く。
    史実ながら物語はフィクション。
    小川哲さんならではの独特な登場人物たち。泥を食べ土の声を聞き地を操る男、輪ゴムで死を予兆する男、嘘を見抜ける少女などなど...クセになります。
    上巻、憎悪のクライマックスを迎え下巻に突入するが、ここでSFに転換。『ゲームの王国』というタイトルにも納得です。
    すっかりファンになりました。

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    2026年03月01日
  • 君のクイズ

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    今まで何気なく見てたクイズ番組の見方が変わる、出会ったことのない着眼点のお話。クイズガチ勢の人ってあんな思考回路してるのか... 次元が違いすぎる...しゅごい...。テレビで見る訳が分からないほど早い回答の裏には、こんなにも奥深い読み合いがあったのかと脱帽でした。キャラ達のクイズをする理由にもそれぞれの人生が現れてて良かった。

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    2026年02月28日
  • 君のクイズ

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    ネタバレ

    サクサクとテンポよく読める。
    クイズ大会の最後の問題で、問題を聞く前に回答をした本庄絆が、ヤラセなのか本当に分かっていたのかというストーリーで構成されている。
    クイズ大会の問題と、その回答に辿り着くまでの過去の記憶のエピソードを、1問1問振り返るという内容で8割程度構成されており、場面展開は少ない。
    クイズについて何も知らない視聴者から見えている世界と、クイズを知り尽くした回答者が考えている世界の違いなどが描かれており、文脈や出題者の口の形など、様々な手がかりをもとに思考をフル回転しているという事がよく分かった。
    最後のオチがやや弱い印象であったものの、読者への問いかけで終わっているのだろう。

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    2026年02月27日
  • 君のクイズ

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    クイズ番組での対戦相手が、問題が全く読まれていないタイミングで回答し、正解、優勝をかっさらってしまう、なぜそんなことができたのか、その謎を追い求めるお話

    ヤラセなのか否か、対決に負けた主人公の三島玲央は、それまでの答え方からヤラセではないはず、という考えの元、その謎に立ち向かっていきます

    実際のクイズプレイヤーのクイズに対する闘い方、答え方、備え方、知識の蓄え方、答えに辿り着くまで、早押しボタンを押すまでの頭の中の巡らせ方、わざと問題をいい塩梅まで読ませるとか、口の形で予想するとか、実際にやってるテクニックとか、問題を作る側のこととか、クイズに関する様々なことも知ることができて面白かったで

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    2026年02月27日
  • 嘘と正典

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    SF中心の短編集6編。読者に考察(想像)の余地を残した物語が多かったです。
    表題作の嘘と正典は長編でも読んでみたい...。
    冷戦下ソ連で、密かに発見された〈過去にメッセージを飛ばすことのできる技術〉を利用し、マルクスとエンゲルスを出会わせず、共産主義を根本から消滅させようと壮大な歴史改変を試みるCIA工作員。
    このイデオロギーと史実とSFの融合がたまらんです。

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    2026年02月27日
  • 君のクイズ

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    今年の五月に映画公開される、ということで。

    というよりも、文庫本の裏表紙の内容紹介を読むと、クイズ番組の決勝戦で、対戦相手が問題を読み上げる前に回答し、正解して優勝してしまうという、あり得ない設定に読む前からワクワク。

    冒頭からクイズマニアの癖について笑えたり、本文に現れるクイズは知的好奇心をくすぐる。競技クイズはストイックで、スポーツのようだ。一方、物語の核となる、テレビのクイズ番組での例の解答自体も、何これ?と驚かされる。

    主人公が謎を解明していく中で、クイズの問題が主人公自身の過去の記憶と結びつきながら、物語は展開していく。
    クイズ番組で主人公と対戦相手が回答し合う場面は、実際にそ

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    2026年02月27日
  • 地図と拳 下

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    ネタバレ

    満洲という激動の土地を舞台に、理想と暴力、計画と衝動がせめぎ合う壮大な物語。その完結編である下巻は、上巻で張り巡らされた思索と葛藤を、より深く、より鋭く掘り下げていく。

    読み進めるうちに感じるのは、この作品が単なる歴史小説ではないということだ。そこにあるのは、「国家とは何か」「理想はどこまで暴力を正当化するのか」「人は歴史の歯車なのか、それとも抗う存在なのか」という根源的な問いである。登場人物たちは皆、巨大な時代のうねりに翻弄されながらも、自らの信念を握りしめて立ち続ける。その姿は、英雄的というよりもむしろ痛切で、人間的で、だからこそ胸を打つ。

    タイトルにある「地図」と「拳」。地図は未来を

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    2026年02月23日
  • 君のクイズ

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    クイズ解答者の思考回路がよくわかったし、クイズ番組を制作する側の視点も描いてあってクイズについての理解が深まった。ゼロ文字押しの謎解き要素もあって面白かった!日本版スラムドッグミリオネア!

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    2026年02月23日