小川哲のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
8万部突破の帯を読んでるけど「?」が浮かぶ。いや書籍の内容自体は面白かったし別にどんな感想を抱くのも勝手だし、書いてある感想も前向きなもので同意をするんだけど。前書きに「小説家は大したことないんだな」と思ってほしいとある読み物にこの帯は、、うまく言葉にできない違和がある。いやそんな一文ただの謙遜で、ホントは「小川さんすげー!!」って思われたいから書いてるってのは別にわかってるんだが、それを覆して万歳して、その様子を販売使うっていうのが、なんというか、構図として可笑しみを生んでいる。謙遜という姿勢を真正面から無視して騒ぎ立てており作者を立てる機知がない。
本文の感想がまだだった。感想は「小説家 -
Posted by ブクログ
★思考の技術論★自分の価値観でモノを作り出すが、評価するのは他人の価値観。どの表現分野にも通底するねじれだ。どう乗り越えるかの考え方を探る。
特になるほどと思ったのは以下の点。矢印以下は感想。
・小説法を理解する。純文学の読者に比べてエンタメ読者は「ご都合主義」「クリシェ使用」に寛容だが、「起承転結逃亡」には厳しい。筆者が気をつけるのは、自らが厳しい分野についてはギリギリ違反するが、判断が甘い部分には厳格に対応する。読者と小説法が一致しないと、それだけでつまらないと思われてしまうから
→読み手との関係性では、この話がどこに向かおうとしているかを早めに示した小説の方が売れている、にも通じる話 -
Posted by ブクログ
火星と地球との間の光の速度を超えられないタイムラグのあるやり取り。同じ地球人なのに、物理的な距離が離れていて、リアルタイムで会話を成立させることがかなわない。両者の間に少しずつ溝ができ、広がり、あわや戦争か、という深刻な状況に。これって、いま地球上で起きていることと変わらないよね。私たちはタイムラグなく顔を突き合わせて対話ができるはずなのに…。
以前見たテレビドラマは私としてはイマイチで、原作である本書もあんまり期待していなかったんだけど、本書はストーリーもドラマよりずっと分かりやすかったし、登場人物も変にキャラ立ちせず、いい感じに個性があってよかった。おもしろかったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレラランドのニシダがお勧めしていたから読んだ。
小川智さんって読んだことなかったなあ、でもこの本を通じてこの人の小説との向き合い方が非常に面白い視点だなと感じたから読んでみたい。
どの視点も、解説も、非常に興味深いものだったけど中でも恋リア等がなぜ流行っているかの考察が面白かった。
あれは作品があって、それを見るMCがいて、コメントして、そのコメントまでを含めて全体の「作品」になっている。なぜその型が流行っているのか。
これは現代人が「人の意見」を求めているからだと。
自分の意見に自信がなく、他の人がどう思うか確認して安心する。自分の考えは正しいのか確認する、擦り合わせる。同意見でホッとする。 -
Posted by ブクログ
クイズの大会で、決勝での勝敗が決まる問題で、対戦相手が問題が出題される前に、回答して正解してしまった。
負けた相手は納得できず、対戦相手の今までのクイズのVTRを分析して、果たしてこのクイズ大会が八百長であったのか解明していく。
その中で、クイズ大会とはどんなものであるのか、驚きの発見があり、クイズを分析していく、推理的な要素もありと、色々な楽しみ方が出来る内容となっている。
気がつけばクイズという世界にどっぷりと入り込んでしまう展開で、さらにエンターテイメントの作る上での新たな発見がある。
さらに今の時代を象徴するような結末の展開により色々な要素がつまった、
再読必須の深い作品となって -
Posted by ブクログ
小川哲こんな宇宙SFも書けちゃうのか!作品の幅広さに改めて驚き。すごい人だなあ。
火星居住が進む近未来が舞台で、テクノロジーというよりは地球居住者と火星居住者の政治的な問題を主に扱っている小川哲らしい視点のSF。
地球と火星の間の通信には往復8分ほどの時差が生じてしまい、意思疎通が難しく、コミュニケーションの摩擦が生じてしまう。
SFは夢のある内容が多いけれど、本作は火星に夢を見て冒険するものの、現実問題としてはなかなか上手くいかず、摩擦が起き...という個人的に好みな展開のSFだった。技術が進んでいるとはいえ、策略が飛び交う外交、統制システムの不備、政治に不信感を覚え抵抗する市民など、共同 -
Posted by ブクログ
宗教や信仰をテーマにした6つの短編集。
『スメラミシング』
1番面白かった。面白くて2度読んだ。
この面白さを伝えたいけど、この作品は何も知らずに読んだ方がいいと思う。
1つだけ言いたいのは、ミステリ好きにも刺さるということ。
『七十人の翻訳者たち』
『神についての方程式』
『啓蒙の光が、すべての幻を祓う日まで』
自分の脳が理解を諦めてしまったのか、ちゃんと聴いてたのにいつの間にか違うことを考えていた。Audibleで文字を見てないからということにしておこう。きっとそうだ。
『密林の殯』
生々しすぎる描写に、自分のエロNGサイレンが鳴りっぱなしだった。完全に許容範囲を超えていた。
『ち