小川哲のレビュー一覧

  • ゲームの王国 上

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    ネタバレ

    Audibleで聴いた。

    登場人物が多くてカタカナなので、最初の方は誰が誰だったかわからなくなりかけたが、紙の本で確認しながら聴いた。
    面白い!
    でも残酷なシーンが多いので、映像化したら楽しめないと思う。
    理不尽に殺されてしまう、ゲームのような世界。
    ソリアとムイタックという2人の天才が、これからどのようにカンボジアを変え、戦って行くのか下巻が楽しみ。
    最初はこの2人は協力関係になるのかと思っていたが、上巻の最後で敵対関係になったのが意外な展開だった。
    他にも、面白いキャラクターが沢山出てきて、面白かった。輪ゴムとか。

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    2024年02月08日
  • ゲームの王国 上

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    政治とは何か? 正義とは何か? 思想とは何か? 思考とは何か? 生き残ることと勝つことは同義なのか?

    強者が弱者に、弱者が強者に、一瞬で替わる時代。

    本当の強さとは何か? 答えは存在するのか?

    すべてが混沌と暗澹に包まれた世界。

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    2024年01月28日
  • ゲームの王国 下

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    オレ頭良い!オレ変人!的な中2感満載のストーリーだが、史実であるポル・ポト時代のカンボジアと絡めることでなんか真面目に正座して読まないといけない雰囲気になってて面白い。

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    2024年01月16日
  • ユートロニカのこちら側

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    ユートロニカのこちら側
    近未来、監視社会ディストピア。
    複数の視点からの物語で構成されている。
    各々の事情でアガスティアリゾートという居住特区に関わり、サーヴァントと呼ばれる個人情報を収集し情報を基にアルゴリズムされたAIと自己意識の葛藤を描く群像劇S F ストーリー。
    人々は個人情報を提供することで労働から解放され、日々の選択もサーヴァントに依存する生活で、日々の様々な選択からも解放される。
    果たして自らで考えることを図らずも放棄した人々は、自由といえるのろうか。そこに意識としての自己は存在するのかを考えさせてくれる。自由とは何か。不自由があるからこその自由。自由の定義。意識と無意識。やがて

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    2023年12月12日
  • ゲームの王国 下

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    小川哲さんの作品を書かれた順に読み始め、ユートロニカに次いで2作目。この方の作品は科学、政治、宗教とか哲学、犯罪が織り交ぜられていて、深い。

    田舎の村では昔からの流れ(風習)で運営されているが、掟のようなものは存在する。何か問題が起きると呪術とか祈祷のようなものが判断に大きな影響を与え、村長の判断が全てだったりする。

    これが国の単位になるともう少しルールができてくるが、ルールが不完全だったり、ルールはあっても正しく運用できていなかったりする。他国との外交とかが絡むとさらに複雑化する。

    ルールに従ってどう勝つか、どう楽しむかを考えるのがゲームだが、国の運営はゲームほど明確なルールが決まって

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    2023年11月06日
  • ゲームの王国 上

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    理想に向かって革命を起こしたのに、理想通りに行かない、理想通りにいかない理由を読み違える、その結果、革命前と変わらなかったり、かえって悪くなることがある。

    どこまでがノンフィクションで、どこからがフィクションなのか、無知な私には良くわからなかった。

    下巻の展開が楽しみ。

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    2023年11月03日
  • ユートロニカのこちら側

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    プライバシーと引き換えに労働から解放されるという世界があったとき、人はどう行動するのか?全ての行動を見張られている環境で、ヒトは人間らしく生きていけるのか?見張られているから犯罪も予防できる。起きない。全ての情報を持ち、膨大な情報から論理的に、客観的に正しい判断ができるサーバントに頼り切り、自分の頭で考えなくなる人間。本来人間の召使いであったはずの彼らに取り締まられ、奴隷化して行く。そんな世界を理想と考える人間と、間違っていると考える人間との対立。全てを見張られるという不自由を受け入れることで自由が得られるという矛盾。そんな状況で「自由って何なんだ」と悩んだときに、何千年も信仰され、人間の考え

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    2023年10月22日
  • ゲームの王国 上

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    シハヌークからロンノル、そして革命により誕生したポルポト政権。
    移りゆくカンボジアの情勢を史実とフィクションを混えて描かれた作品。

    これスゴい、、
    まだ上巻だけど、めちゃくちゃ読み応えあって引き込まれた。

    ポルポト政権って言葉は聞いた事あったけど、無知で詳しい事は全く知らなかった。
    歴史に残る独裁政治家。
    だけどこれって1970年代の話で、そんなに昔ではないという事が衝撃だった。
    凄惨で痛ましい描写にゾッとしながらも、混じえられた個性的なキャラの魅力にクスっと和まされたり、嫌になる事なく夢中で読み終えた。

    上巻の話の軸になってたソリヤとムイタック。
    2人のこの先が気になる。
    下巻が楽しみ

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    2023年08月02日
  • ゲームの王国 上

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    胸が詰まる怒涛の展開。
    共産主義のイデオロギー暴走をつぶさに描いておる。
    奇抜なキャラ多いけど、何か絶対的なものに縋って生き抜くしかない人間の脆さをひしひしと感じる。

    では下巻へ。

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    2023年07月21日
  • 嘘と正典

    購入済み

    小川哲の多才

    村上ラジオのプレ番組でのレギュラー出演で知り、地図と拳に打たれ、この作品で改めてその多才さを知りました。音楽の話も、馬の話も手品の話もみんな楽しい、小川さんを知ることができて良かった。

    #カッコいい #癒やされる #感動する

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    2023年05月18日
  • ユートロニカのこちら側

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    地図と拳→嘘と正典→ゲームの王国→君のクイズと読んでやっとこのデビュー作に辿り着きました。

    すぐに読み終えるのが勿体無くて1日一章までと決めて読みました。

    海外の作品の方が日本の作品より優れているというつもりはないのだけれど、この作品は舞台がアメリカなこともあり、アメリカSF小説の翻訳を読んでいるような感覚でした。逆に英訳版を出して世界の人々の評価を知りたいくらいです。

    2015年の作品だけれども今まさに起きている、あるいは起きようとしている世界を見ているようでした。そして小川哲さんの論理的というか理詰めで理屈っぽい表現が自分の好みにぴったり合ってすごく面白かったです。

    行為を裁くこと

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    2023年01月15日
  • 嘘と正典

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    「王と道化の両方」
    初めて読む作家さん。
    親子で継ぐいい話系と狂気じみた展開だったりふざけてるのかどうかすら怪しいくらい計画的な犯行っぽい作品もあり、だんだんどっちに振り切るのかわからない状態で次の短編へ読み進めるのが楽しくなっていった。

    「嘘が正典になるなら正典とは何か?」と言う思いが頭を巡る。

    他の方の感想見ると「短編も面白い」って言葉が気になりますよ…それ聞いたら長編も読みたくなるって.

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    2025年10月18日
  • ゲームの王国 下

    購入済み

    あとがきまで全部読んだ唯一の本

    すばらしい

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    2021年01月10日
  • ゲームの王国 下

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    SF最高!
    『三体』でSFの面白さを知って、『ゲームの王国』でやっぱりSFっていいなと改めて思った。
    『ゲームの王国』は哲学的な思索に満ちたSFとして非常に面白かった。

    「感情とは物語」ってくだりが好き。

    キャラ設定はクレイジーでめちゃくちゃ異世界。
    私もヘモグロビン改善しようと思う。

    ただ、表現の一部には男性作家特有の癖を感じるところもあって、一歩引いて読んだ。
    村上春樹的な・・・(個人の感想です。ハルキストの皆様、すみません。)

    ポル・ポト支配のカンボジアの悲惨な時代を生き、その後の腐敗した政治を変えるために権力を手に入れようとしたソリヤ。
    本当にポル・ポトの娘だったのだろうか。

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    2026年01月17日
  • 言語化するための小説思考

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    とにもかくにも「問い」を見つけて書くこと。書くなかでさらに問いを深めていくこと。もとろん読者とのコミュニケーションとして物語を紡ぐように心がけること。目線としては近い視点だったので「なるほど」と思うことは多かった。

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    2026年01月16日
  • 火星の女王

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    火星のスピラミンなる物質の新たな発見を巡り、火星の独立、タグレス住民の問題、などが起こるお話。

    火星の生物学者リキカワナベ、火星生まれの少女リリ、大企業CEOマディソン、自治警察のマル、ISDAの白石アオト、、、
    キャラクターは地味だがしっかりしていて良き。
    話もスッキリしている。面白い。
    SFだけど、難解すぎない。
    そこに存在する人々の人間関係が描かれている。

    ドラマになると聞いたので先に小説を読みました。
    ドラマの方はストーリーがもっとわかりやすく展開されて、人間関係も、、、まぁだいぶ原作とは違う感じになってましたけど(^_^;)
    それはそれで、良いのかな、と。
    個人的には、小説のさっ

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    2026年01月16日
  • ゲームの王国 上

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    小川哲さんの頭の中、どうなっとるんや。
    めちゃくちゃなキャラ設定とめちゃくちゃな史実の組み合わせで物語を作ってしまってる。

    ポル・ポトの名前は知ってたけれど、カンボジアの凄惨な政治については、ほとんど興味を持ったことかなかった。
    これが史実とは、ひどいな。

    人間がゴキブリみたいに処刑されてる。

    綱引きチャンピオンのマットレスの思考が「綱引き」だったのが、いつの間にかソリアの思考がマットレスの思考になっていたのが印象的。洗脳だね。

    思考実験の塊小説。

    人間に自由意思は存在しない。

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    2026年01月15日
  • 君のクイズ

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    クイズの問題文を予想する答えを予想するその過程が一つ一つ丁寧に言語化されていて描写が繊細。自分の思考の構造もこんなに言語化できないのにすごいすごすぎる!!!読みながら勝手に頭の中映像出てきた。調べたら映画化らしいので映画も観てみたい!!

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    2026年01月15日
  • 君のクイズ

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    ネタバレ

    クイズ番組の決勝で、僕の対戦相手は1文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たす。彼はなぜ正答できたのか?

    この謎に、「ヤラセでした」以外の納得感のある結末が用意できることに、まずびっくり!クイズとはどうやって解くものなのか、というクイズの世界についても知ることが出来てとても面白かったです!※作者の友人に競技クイズプレイヤーが何人かいるらしく、リアリティが素晴らしかったです。

    結末も良かったです。読み終わった時はモヤモヤする結末にやや微妙な気分になりました。他人に勝手なイメージを重ねてくる人を煩わしいと思っていた主人公でさえ、自分自身も対戦相手に勝手なイメージを抱いていて、それが

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    2026年01月14日
  • 地図と拳 下

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    久しぶりに上下巻の小説を読んだ。人々の苦悩や思考がすっと頭に入ってくる。書き手の体幹のようなものを感じたし、安心して最後まで読みきれた!おもしろかった!

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    2026年01月14日