小川哲のレビュー一覧

  • 嘘と正典

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    めちゃくちゃ面白かった。一度で理解しきれず、繰り返し読んだのに、それでも理解しきれない。読むたびに新しい発見がありそう。

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    2025年03月09日
  • ゲームの王国 下

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    ネタバレ

    (上下まとめての感想)

    とんでもなく面白かった、、すごい作品に出会ってしまった、、、
    カンボジアを舞台にした近未来SFといった感じ
    そこまでSF要素はなかった

    色んな話が並行して進んでいくけど、話の中心人物として大きくスポットを浴びているのが、ムイタックとソリヤ。
    最後まで読んでようやくわかったような気がしているけど、この小説は2人の壮大な追いかけっこだったんじゃないかと思った。
    人生をかけた壮大なゲーム、素晴らしかった。
    1度会ったきりなのに、お互い無意識下で執着してしまう。もっと掛け合いがみたいなとも思いましたが、余韻を残したこの終わり方が1番美しく儚い、素晴らしい終わり方だったと思い

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    2025年01月22日
  • 嘘と正典

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    ネタバレ

    ユートロニカでただならぬ雰囲気を感じてこちらの本をチョイス。

    結論、この作者はめっちゃくちゃ面白い。

    この本自体は6つの短編からなるが、短編とは思えない密度を保ちつつショートならではの小気味良さも持ち合わせているので面白い。

    個人的には「魔術師」が面白かった。タイムマシンというマジックを披露した父の後を追って、数十年に渡ってトリックを準備し、後戻りのできない一世一代のマジックを披露する姉という短いながらも起承転結のしっかりした構成が好き。

    表題の「嘘と正典」も小難しい感じはあるもののすごく練られていて面白い。

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    2025年01月13日
  • ゲームの王国 上

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    緊張と緩和のバランスが絶妙。史実を基としたかなり重苦しいテーマを描いているのに、所々で笑わされてしまう。難しいことを分かりやすく説明できるのが本当に頭のいい人だと言うが、作者の小川哲さんは正しくそういう人だと感じた。

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    2025年01月02日
  • 君が手にするはずだった黄金について 無料お試し版

    ネタバレ 購入済み

    自分を構成するもの

    自分を構成するもの――それを円グラフで表す。
    それが元素であれば、炭素、水素、酸素、窒素、その他金属。
    ハガレンのエドに言わせれば、子供の小遣いでも材料は買える。
    だが、他の要素でグラフを書くとしたら?
    エントリーシートとか懐かしいし、いきなり自己分析しろと言われても困ったことを思い出す。

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    2024年11月30日
  • ゲームの王国 下

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    クメールルージュ、ポルポト、カンボジアの話?
    作家はカンボジアに住んでいたのか?
    そんな事を思いながら、それはそれは不思議な登場人物達のそれぞれの人生を読み進めていく。

    カンボジアを旅行した事はなかったけど、作品を通して情景が目に浮かぶ。
    それぐらい描写が細かい。

    いつかテレビでクメールルージュの虐殺を特集した番組を観たことを思い出した。


    土臭く、地に這いつくばって生きているキャラクター達。
    最後交わったのか、全てが回収されたのか、それはわからないけど、未完のような、ただ、作者の情熱が伝わってくるこの作品、読み終わり、ただ余韻に浸る。
    日本人で、外国を舞台にここまで書き切れるだろうか、

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    2024年11月22日
  • ゲームの王国 下

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    上巻に引き続き、あっという間に読み終えた。すごい筆力だ。久々に世界観に没頭できるフィクションだった。下巻を開いた瞬間、上巻とは別世界のようで、それも面白かった。ノーマークの著者と著書だったので、読み終わってすぐに、家族や友人におすすめしまくってしまった笑

    下巻も変わらずカンボジアが舞台だが、上巻が1950-1970年代のポルポトやクメール・ルージュの史実を元にした時代だったのに対し、下巻は2000-2020年代に一気に飛ぶ。下巻になり、SFというジャンル設定がはじめていきてくる。脳波でコントロールできるメタバース的なゲームが登場する。どのように物語が着地するのか、誰かの命がいつ奪われるかわか

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    2024年10月11日
  • これが最後の仕事になる

    匿名

    購入済み

    一穂ミチ先生のファンで

    一穂ミチ先生のファンで購入しました。買ってよかったです。初めて読む作家さんもあり、色々な作品が読めてよかったです。個人的には後半の作品が好きでした。

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    2024年08月30日
  • ゲームの王国 下

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    上下巻の二部作をようやく読み終えました。

    歴史小説然とした上巻は自分がカンボジアの歴史について不勉強な事もあり、重苦しい歴史の追体験も辛すぎる上、数の多さと読み慣れない名前で登場人物が覚えられず、中々読み進められず断念しそうになるほどでした…

    しかしながら、登場人物達が時代のうねりに翻弄され続ける上巻を通して自分の中に蓄積された「記憶」のような何かが、下巻で2人の元少年少女の愛の物語の結びを読むためのエッセンスだったと思うと、とてもくたびれましたが最後まで読み切って良かったと思える作品でした。

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    2024年08月16日
  • 君が手にするはずだった黄金について

    QM

    購入済み

    読みやすい

    ふーーーむ。小説家って普段こんなこと考えてるんだなぁという気づきと、小説家だからなのか日常の些細な出来事をきっかけにして物語を作っていくのがすごく上手いと思った。作中に出てくる80億を回してるとかいう見栄っ張りの元同級生や、真偽は謎だけど偽物ブランドを身に着けてるだとか作品のネタ等すべて他人から盗んだものだとか言われてる漫画家など、本当にいそうだよなこういう人って感じで普通に話としては面白かった。それに対する主人公(作者?)の見方も面白い。

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    2024年05月25日
  • ゲームの王国 下

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    読書「体験」とはよく言ったもので、時たま自分の見ている世界を一変させるような本があると思います。私にとって「ゲームの王国」はそんな作品でした。

    時代や国を隔てれば、あらゆるものが今とは違う
    。文化、価値観、経済。枝先の違いを見つめれば、それは遠くの物語。

    でも、生と死だけは変わらずそこにあり、祈りはいまもここにある。

    日々の、仕事の、生活の、スケールの小さいルールのなかで生きる自分を顧みながら、それでも人生というゲームのルールに「楽しむ」を組み込んで生きていきたいと、そう思いました。

    この理の彼岸で、彼と彼女が幸せでありますように。

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    2024年05月08日
  • ゲームの王国 上

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    全編にわたって著者の初期衝動が爆ぜまくっていて、一気に読みました。

    昔、仕事でポルポトやクメールルージュのことをかなり調べました。

    資料的な理解が進めば進むほど、理解の本質からは遠のく違和感がずっとあった。こういう時代だったとは頭でわかる。けれど、人々の息遣いや、緊張感や、死は、どうしても質量を伴って身体に落ちてこなかった。

    あのとき、この本が世の中にあったら良かった。

    いつだって、胸を刺すのは誰かの人生の物語。

    多くの生きる喜び、死への痛みに刺され続けた上巻でした。

    下巻も楽しみです。

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    2024年05月09日
  • ゲームの王国 上

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    カンボジア独裁政権下を知略・運・不思議な才能等持てる力を駆使して生きた人々の物語。前編。

    平和な日本にいる身にはファンタジーに感じられるほど個人の権利、生命が脅かされる様子が淡々と描かれている。さっきまで笑ったり将来を憂いていた人物がほんとうにあっけなく死ぬ。たった一手間違えたがために局面が悪くなって死ぬ。真実のデスゲーム。

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    2024年03月09日
  • ゲームの王国 上

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    何かの書評をみて、何気に買ってみた本。ジャンルはSF?小説?とにかく引き込まれました。話の内容は、想像と全く違う笑 ポルトガルについて全くの無知!なので、頭が追いついていかない、、、でも途中から、どんどん進む速さが速くなります。

    カンボジア
    ポルポト
    革命
    聞いたことあるけど、全く知らない世界の話
    でも、それは確かに存在した事実が含まれていて
    事実の上の物語だからこそ、現実に
    重ねることができたと思う。

    人生で、カードを最後まで引き続けるのは
    怖いことだし後悔することもあると思うけど
    引かないとそれもわからない
    人生のルールは、つくられてるけれど
    つくってもいける
    自分の物語は、あるようで

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    2024年02月14日
  • ゲームの王国 上

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    ネタバレ

    Audibleで聴いた。

    登場人物が多くてカタカナなので、最初の方は誰が誰だったかわからなくなりかけたが、紙の本で確認しながら聴いた。
    面白い!
    でも残酷なシーンが多いので、映像化したら楽しめないと思う。
    理不尽に殺されてしまう、ゲームのような世界。
    ソリアとムイタックという2人の天才が、これからどのようにカンボジアを変え、戦って行くのか下巻が楽しみ。
    最初はこの2人は協力関係になるのかと思っていたが、上巻の最後で敵対関係になったのが意外な展開だった。
    他にも、面白いキャラクターが沢山出てきて、面白かった。輪ゴムとか。

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    2024年02月08日
  • ゲームの王国 上

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    政治とは何か? 正義とは何か? 思想とは何か? 思考とは何か? 生き残ることと勝つことは同義なのか?

    強者が弱者に、弱者が強者に、一瞬で替わる時代。

    本当の強さとは何か? 答えは存在するのか?

    すべてが混沌と暗澹に包まれた世界。

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    2024年01月28日
  • ユートロニカのこちら側

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    ユートロニカのこちら側
    近未来、監視社会ディストピア。
    複数の視点からの物語で構成されている。
    各々の事情でアガスティアリゾートという居住特区に関わり、サーヴァントと呼ばれる個人情報を収集し情報を基にアルゴリズムされたAIと自己意識の葛藤を描く群像劇S F ストーリー。
    人々は個人情報を提供することで労働から解放され、日々の選択もサーヴァントに依存する生活で、日々の様々な選択からも解放される。
    果たして自らで考えることを図らずも放棄した人々は、自由といえるのろうか。そこに意識としての自己は存在するのかを考えさせてくれる。自由とは何か。不自由があるからこその自由。自由の定義。意識と無意識。やがて

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    2023年12月12日
  • ゲームの王国 上

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    理想に向かって革命を起こしたのに、理想通りに行かない、理想通りにいかない理由を読み違える、その結果、革命前と変わらなかったり、かえって悪くなることがある。

    どこまでがノンフィクションで、どこからがフィクションなのか、無知な私には良くわからなかった。

    下巻の展開が楽しみ。

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    2024年03月11日
  • ユートロニカのこちら側

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    プライバシーと引き換えに労働から解放されるという世界があったとき、人はどう行動するのか?全ての行動を見張られている環境で、ヒトは人間らしく生きていけるのか?見張られているから犯罪も予防できる。起きない。全ての情報を持ち、膨大な情報から論理的に、客観的に正しい判断ができるサーバントに頼り切り、自分の頭で考えなくなる人間。本来人間の召使いであったはずの彼らに取り締まられ、奴隷化して行く。そんな世界を理想と考える人間と、間違っていると考える人間との対立。全てを見張られるという不自由を受け入れることで自由が得られるという矛盾。そんな状況で「自由って何なんだ」と悩んだときに、何千年も信仰され、人間の考え

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    2023年10月22日
  • 嘘と正典

    購入済み

    小川哲の多才

    村上ラジオのプレ番組でのレギュラー出演で知り、地図と拳に打たれ、この作品で改めてその多才さを知りました。音楽の話も、馬の話も手品の話もみんな楽しい、小川さんを知ることができて良かった。

    #カッコいい #感動する #癒やされる

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    2023年05月18日