倉本聰の作品一覧
「倉本聰」の「風のガーデン貞三先生の花言葉365篇」「「北の国から」異聞 黒板五郎 独占インタビュー!」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「倉本聰」の「風のガーデン貞三先生の花言葉365篇」「「北の国から」異聞 黒板五郎 独占インタビュー!」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
著者は、これまでも多くの著書で、半自伝的なものを書いてきたが、これもその類と思っていたら、これが遺作となるのではないかと思わせるような力の入れかたを感じた。力が入ったと言っても、そこはプロの脚本家、面白愉しく読ませてくれます。
これまで知らなかった話も多く、著者の引き出しの多さを感じます。
前作「破れ星、流れた」に続く、ニッポン放送から独立以降の後半生の自伝で、NHK大河ドラマでのトラブルや、それから逃げるようにやってきた札幌での無頼生活、富良野への移住と「北の国から」の誕生、富良野塾等々に絡めて、自身の書いたドラマの裏側や、高倉健、勝新太郎や石原裕次郎ら、先に逝ってしまった盟友との交流など
Posted by ブクログ
脚本家倉本聰の書下ろし自伝エッセイ。父との思い出を語る前半と大学受験から業界入り、脚本家になるまでの後半の二部構成。
作家の作品はその作家の人生そのもの。完全な創作ということはありえず自己のそれまでの人生が繁栄されるもの、そんな思いを本書を読み強くする。
特に前半、父との思い出。野鳥観察と俳句、人知れず台詞に必要なリズム感と感性を身につける。一風変わった父。また戦中の疎開先、岡山での一人の年上の野生児的少年との出会い。慣れない田舎で地元の子のイジメをおそれ小さな妹と二人の通学など。筆者の代表作「北の国から」は大きな影響を受けていることが分かる。
氏の多くの作品と同様、詩情にとペーソスに富