ミカエルの鼓動

ミカエルの鼓動

1,700円 (税込)

8pt

この者は、神か、悪魔か――。
気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。

大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。
あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。
「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。
そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。
大学病院の闇を暴こうとする記者は、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。
天才心臓外科医の正義と葛藤を描く。

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ミカエルの鼓動 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    結論、とても面白い小説でした。ミカエルの鼓動というタイトルも本当に秀逸です。
    終始ドラマを見ているような感覚で、後半に展開を密集させるような構成だったと思います。
    この分量でドラマの構成だと最初は退屈に感じてしまいました。ただ後半からはとても面白く、面白いだけでなく航くんや西條、真木の行動に衝撃を受

    0
    2025年06月22日

    Posted by ブクログ

    ミカエルという機械を使って心臓の手術をする、第一人者になっている西條。

    そこに、機械を使わずに手術ができる医師、真木が入って来ることになり、西條は院長に対して不信感が少しずつ顔を出してくることになり……。

    テーマは、命の期限を自分たちで決めることはできない。なのかなあと思いました。

    どんなに

    0
    2025年05月20日

    Posted by ブクログ

    柚木裕子の小説はどの小説も好きだ。とても好きだ。
    特に、小説のコアになる場面での表現がなんともカッコよすぎて大好きだ。

    例えば、この小説で僕が一番気に入ったところを引用する。

    駒田は顔から笑みを消し、じっと西條の目を見つめた。やがて、諦めたように息を吐き、答えた。
    「ふたりが似ているからですよ」

    0
    2024年10月15日

    Posted by ブクログ

    すごい迫力!ミカエルに期待する気持ちもよくわかる。でも、命を預かる以上、完璧でなければならない。そういうことかな?

    0
    2024年07月01日

    Posted by ブクログ

    「ミカエル」を使って手術する西條も、従来の術式で手術する真木も患者や医療に対して誠実であろうとする姿は救いであり、希望でもある

    0
    2024年05月03日

    Posted by ブクログ

    生命がテーマとなる医療機関を舞台に繰り広げられる人間ドラマにグイグイ引き込まれる。ハラハラドキドキしたり、色々考えさせられたりしてあっという間に読み終わった。

    0
    2024年04月22日

    Posted by ブクログ

    大天使ミカエルが、命の現場で戦う医師の姿に重なり、
    とても感動的なストーリーだった。

    ライバルというものは、
    同じくらいの実力があってこそ競え合うもの。
    嫉妬心も、相手がすごすぎては持たないだろう。
    大谷翔平に対してのように、憧れしか感じないと思う。
    二人の医師は、まさにライバル。
    どちらも根底に

    0
    2024年02月14日

    Posted by ブクログ

    読み応えのある作品
    手術支援ロボットを扱い心臓手術を開拓していく新進気鋭の医師
    ドイツの有名な病院から帰国した医師
    病院の未来を二人を天秤にかけて
    決めようとする病院長
    そして週刊誌の記者
    一人の子供の手術を通して協力した
    二人の医師
    二人を育ちは似通っていて
    辛い子供時代を生きていた
    でも患者や医

    0
    2024年02月07日

    Posted by ブクログ

    作中にある「医者は神」という言葉、病気の不安を一度感じれば意味がよくわかってしまう。医者に全てすがってしまうことが確実にある。
    本当の意味での信仰とは言えないのだろうけど、そのまま自分で選ばず、人に任したまま生を終える人は山のようにいる。この本は医療を入口にした、生き方とか意思の話かもしれないなと思

    0
    2023年08月19日

    Posted by ブクログ

    幼い心臓手術に先端医療の手術支援ロボットを選ぶか、従来からの人間の手による手術か、患者の選択を重視するか執刀医の決断を問う。その背景には手術支援ロボットミスによる仲間医師の自殺があった。瀬戸際まで油断を許さない前代未聞の心臓外科手術での心の選択を問う。
    現実、これからの医療改革は最先端のロボットを使

    0
    2025年09月13日

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