ミカエルの鼓動

ミカエルの鼓動

小説・文芸
1,700円 (税込)

8pt

この者は、神か、悪魔か――。
気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。

大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。
あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。
「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。
そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。
大学病院の闇を暴こうとする記者は、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。
天才心臓外科医の正義と葛藤を描く。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    ミカエルの鼓動
  • タイトルID
    :
    1021957
  • ページ数
    :
    472ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年10月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ミカエルの鼓動 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    エンディング、凄く感動しました。私もサラリーマン人生、残りの時間が見えてきた。子育ても今年で終わる。サラリーマン人生の終焉、踏み出して、頑張るぞ!

    0
    2025年12月11日

    Posted by ブクログ

    結論、とても面白い小説でした。ミカエルの鼓動というタイトルも本当に秀逸です。
    終始ドラマを見ているような感覚で、後半に展開を密集させるような構成だったと思います。
    この分量でドラマの構成だと最初は退屈に感じてしまいました。ただ後半からはとても面白く、面白いだけでなく航くんや西條、真木の行動に衝撃を受け一気に読んでしまいました。

    個人的には後書きでこの本の理解度がかなり上がりまして、作家の今までの人生や性格があってこの作品が産まれたのだと思うと、冗長に思っていた部分も見方が変わってきて評価を改めました。

    本当に面白かったです。

    0
    2025年06月22日

    Posted by ブクログ

    ミカエルという機械を使って心臓の手術をする、第一人者になっている西條。

    そこに、機械を使わずに手術ができる医師、真木が入って来ることになり、西條は院長に対して不信感が少しずつ顔を出してくることになり……。

    テーマは、命の期限を自分たちで決めることはできない。なのかなあと思いました。

    どんなに手を尽くしても、亡くなってしまう時は亡くなってしまうし、どんなに死にたくても、行かされる時もある。

    西條が、ミカエル(天使)という機械を扱う神のような感じになっていき、読んでいるこっちが、大丈夫なの?と心配になりつつページが進みました。

    0
    2025年05月20日

    Posted by ブクログ

    柚木裕子の小説はどの小説も好きだ。とても好きだ。
    特に、小説のコアになる場面での表現がなんともカッコよすぎて大好きだ。

    例えば、この小説で僕が一番気に入ったところを引用する。

    駒田は顔から笑みを消し、じっと西條の目を見つめた。やがて、諦めたように息を吐き、答えた。
    「ふたりが似ているからですよ」
    「真木先生と、私がー」
    駒田は頷く。
    「私は西條先生のことを、心臓外科の名医であることしか知りません。出自や生い立ちなど、なにも知らない。
    でも、感じるんですよ。真木さんと同じ寂しさを。そして医療に対する誠実さをも」 P444

    全くキャラクターが違う2人の対立する医師、その2人、西條と真木が似ていると表現させるこの描写、それも「感じるんですよ」という感覚に訴える描写が、脳裏に稲妻が落ちたように激しく痺れた。

    この小説を読み終わった後、数日間、何度も何度のこの場面が頭の中を行き交う。
    こんな経験、今までにあっただろうか。

    0
    2024年10月15日

    Posted by ブクログ

    すごい迫力!ミカエルに期待する気持ちもよくわかる。でも、命を預かる以上、完璧でなければならない。そういうことかな?

    0
    2024年07月01日

    Posted by ブクログ

    「ミカエル」を使って手術する西條も、従来の術式で手術する真木も患者や医療に対して誠実であろうとする姿は救いであり、希望でもある

    0
    2024年05月03日

    Posted by ブクログ

    医療のあり方、命の意味、そして医師の正義をめぐる重厚な物語。
    2人の医師の正義が激突する心臓病の子供の手術の場面は圧巻。
    題名のミカエルとは悪魔と戦う天使の意味があり、物語に出てくる最先端の医療用ロボットの名前がミカエル。最先端医療は人を救う天使か?考えさせられる。

    0
    2026年02月20日

    Posted by ブクログ

    幼い心臓手術に先端医療の手術支援ロボットを選ぶか、従来からの人間の手による手術か、患者の選択を重視するか執刀医の決断を問う。その背景には手術支援ロボットミスによる仲間医師の自殺があった。瀬戸際まで油断を許さない前代未聞の心臓外科手術での心の選択を問う。
    現実、これからの医療改革は最先端のロボットを使うのは自然の動きになるだろうが、人が作った「メカ」には必ず誤動作、劣化がつきものである事を忘れてはいけない。常にプログラムとメカのアップデートが必須であり、100%、先端医療でも完全なものは無いと思わなければならない。小説内で気になった言葉「先のことはその時に考えればいい、今は目の前ある事をするだけだ」「何かを守るものがある人間は強い。苦難に打ちのめされて倒れたとしても、自分の大切なものを守るために何度でも立ち上がれる」
    本書でのキーワードは医者としての名声・名誉・肩書・権力、さらに病院長としての経営判断。最後に掲げた経営判断では、収益の良い時に次なる一手を編み出せるかどうかだ。

    0
    2025年09月13日

    Posted by ブクログ

    手術支援ロボット・ミカエルを推進する心臓外科医の西條が勤務する大学病院に天才医師の真木がやってくる。難病の少年の治療を巡り二人は対立。結局、ミカエルで手術を行うことにしたのだが誤作動を起こした。再開された手術は成功したが西條の心の中には絶望が残っている。

    ※人生の意味は自分が納得できるかどうかだ。結果どうあれ自分が決めた道なら後悔はない。

    0
    2025年06月06日

    Posted by ブクログ

    病院内の権力争い、関係機関との癒着といった、病院を舞台にした話にありがちな内容もありますが、それだけでなく登場人物の言葉に考えさせられる場面があるのが柚月作品が好きな理由。

    「航くんがいうふつうってなに?心臓が丈夫な人のこと?心臓が丈夫でも、手が不自由な人はいるよ。身体が健康でも、心が傷ついている人もいる。走るのが苦手でも、泳ぐのが得意だったり、人とうまく話せないけど、文章を書くのは好きだったり、この世の中には、いろいろな人がいる。同じ人はいない。みんな違う。人と違うから普通じゃないなんてことはないの」

    中盤は、寝不足になるとわかっていても読み進めてしまうほどでしたが、読後感は少しもやもや感もあり。

    0
    2025年05月09日

ミカエルの鼓動 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    ミカエルの鼓動
  • タイトルID
    :
    1021957
  • ページ数
    :
    472ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年10月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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