作品一覧

  • 「孤狼の血」シリーズ【全4冊合本版】
    NEW
    -
    1巻2,926円 (税込)
    昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく――。日本推理作家協会賞受賞、映画化され大ヒットした著者代表作にして不滅の警察小説! ※本作品は『孤狼の血』シリーズ全4巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • ミカエルの鼓動
    NEW
    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    ぶつかり合う二人の医師の志。命を救えるのはどちらの正義か 大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。 あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。 「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。 そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。 大学病院の暗部を暴こうとする記者が、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。 二人の医師の「志」がぶつかり合い、大学病院の闇が浮かび上がる。 命を救うための、正義とは――。 気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。 ------------ 単行本 2021年10月 文藝春秋刊 文庫版 2024年10月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 朽ちないサクラ 公式シナリオブック
    -
    1巻2,090円 (税込)
    ================= 映画「朽ちないサクラ」 出演:杉咲花 萩原利久 豊原功補 安田顕 原作:柚月裕子『朽ちないサクラ』(徳間文庫) 監督:原廣利 脚本:我人祥太 山田能龍 公式シナリオブック! ================= 【収録内容】※予定 ・オリジナルシナリオを完全収録 ・シーン写真多数収録 ・特別インタビュー:杉咲花、萩原利久、原廣利 Y13・カラー撮りおろし写真
  • チョウセンアサガオの咲く夏
    値引きあり
    3.3
    1巻374円 (税込)
    米崎地検の検事・佐方貞人の事務官をつとめる増田陽二。高校時代の柔道部の恩師の告別式で、旧友の伊達と再会した増田は、同じく同級生の木戸とその夜旧交を温める。増田にとって、伊達は柔道をやめずに済んだ恩人であり、ヒーローだった。だが、大阪で警察官になったという伊達には、ある秘密があった……。(「ヒーロー」) 〈佐方貞人〉シリーズスピンオフ作品をはじめ多ジャンル作を集めた、著者初のオムニバス短編集。
  • 月下のサクラ
    4.0
    1巻902円 (税込)
    シリーズ累計27万部突破! 警察小説の新たなるヒロイン誕生! 念願かない警察広報職員から刑事になった森口泉。記憶力や語学力を買われ、希望していた機動分析係へ配属された。自分の能力を最大限に発揮し、事件を解決に導く――。 だが配属当日、会計課の金庫から約一億円が盗まれていることが発覚。メンバー総出で捜査を開始するが、犯行は内部の者である線が濃厚だった。署が混乱する中、さらに殺人事件も発生。組織の闇に泉の正義が揺れる。
  • 風に立つ
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度――補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。南部鉄器の職人としては一目置いているが、仕事一筋で決して良い親とは言えなかった父の思いもよらない行動に戸惑う悟。納得いかぬまま迎え入れることになった少年と工房で共に働き、同じ屋根の下で暮らすうちに、悟の心にも少しずつ変化が訪れて……。家族だからこそ、届かない想いと語られない過去がある。岩手・盛岡を舞台に、揺れ動く心の機微を掬いとる、著者会心の新たな代表作!
  • 警官の道
    4.0
    1巻902円 (税込)
    「力が必要だ」――母と自分を虐待し別れたろくでなしの父親に復讐するため、暴力団員を目指す聖。中華料理店でアルバイトをしながら、神戸の金坂組のバッジをもらうチャンスを狙う聖は、組に出入りするサングラスをかけた迫力十分の男に弟子入りを懇願する。だが、男は素姓はそのうちわかると言い残し闇の奥へ消えた……(「聖」)。 組織に生き、事件と隣り合わせの警官たちの生きざま。 「孤狼の血」シリーズの柚月裕子、『スワン』『爆弾』で注目の呉勝浩、「刑事犬養隼人」シリーズの中山七里など、ミステリー界を背負う注目作家たちによる、豪華警察小説アンソロジー!
  • 盤上の向日葵【分冊版】 1
    無料あり
    -
    1~20巻0~88円 (税込)
    棋界に彗星のごとく現れた革命児、上条桂介。異端の経歴でプロに上り詰めた男はついにタイトルへと手を掛けようとしていた。彼の凄絶な過去を辿るストーリー。そして将棋を通じて、彼は運命の男と邂逅する…。分冊版第1弾。 ※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
  • 盤上の向日葵 1
    -
    1~2巻748円 (税込)
    棋界に彗星のごとく現れた革命児、上条桂介。異端の経歴でプロに上り詰めた男はついにタイトルへと手を掛けようとしていた。彼の凄絶な過去を辿るストーリー。そして将棋を通じて、彼は運命の男と邂逅する…。
  • ふたつの時間、ふたりの自分
    ptバック
    3.6
    1巻880円 (税込)
    人気作家・柚月裕子ができるまで――。文庫オリジナル、エッセイ集。 2008年のデビューから2023年現在までの15年間の軌跡を辿る。温かな言葉で綴られた、笑いと涙あふれるエッセイ集。
  • 孤狼の血【分冊版】 1
    無料あり
    4.0
    1~37巻0~88円 (税込)
    新人刑事・日岡は、ヤクザとの癒着を噂される大上のもとで、暴力団系列の金融社員の失踪事件を捜査することに。 強引な捜査を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。 柚月裕子の警察小説、ついにコミカライズ!! 分冊版第1弾。 ※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
  • 孤狼の血 1
    完結
    5.0
    全4巻748円 (税込)
    新人刑事・日岡は、ヤクザとの癒着を噂される大上のもとで、暴力団系列の金融社員の失踪事件を捜査することに。 強引な捜査を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。 柚月裕子の警察小説、ついにコミカライズ!!
  • 合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明
    3.7
    1巻1,672円 (税込)
    あの美人探偵・上水流涼子が帰ってきた!頭脳明晰・貴山を助手に、今回も知略と美貌を武器に、難事件をズバッと解決!
  • 孤狼の血 LEVEL2 1
    無料あり
    4.0
    全3巻0~726円 (税込)
    極道達がシノギを削る地・広島呉原にて、あらゆる手段を使い、秩序を守るマル暴刑事・日岡。今は亡き相棒にして上司・大上の遺志を継ぎ、裏と表から平和への道を模索する日岡だが、最凶最悪の極道、上林が出所を合図に、安寧はもろくも崩壊しようとしていた……。刑事、裏社会、マスコミ、女。己の全てを賭けた壮絶なバトルロワイアルが幕を開く。ここでは、闘うやつしか生き残れない。
  • 孤狼の血
    3.9
    1~4巻748~858円 (税込)
    常識外れのマル暴刑事と極道の、プライドを賭けた戦い。作家、マスコミほか多くの賞賛を集めた、圧巻の警察小説。 昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく――。
  • 教誨
    3.5
    1巻1,584円 (税込)
    女性死刑囚の心に迫る本格的長編犯罪小説! 幼女二人を殺害した女性死刑囚が最期に遺した言葉―― 「約束は守ったよ、褒めて」  吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。響子は十年前、我が子も含む女児二人を殺めたとされた。香純は、響子の遺骨を三原家の墓におさめてもらうため、菩提寺がある青森県相野町を単身訪れる。香純は、響子が最期に遺した言葉の真意を探るため、事件を知る関係者と面会を重ねてゆく。
  • 最後の証人
    4.3
    1~4巻638~770円 (税込)
    検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。ホテルの密室で男女の痴情のもつれが引き起こした刺殺事件。現場の状況証拠などから被告人は有罪が濃厚とされていた。それにも拘わらず、佐方は弁護を引き受けた。「面白くなりそう」だから。佐方は法廷で若手敏腕検事・真生と対峙しながら事件の裏に隠された真相を手繰り寄せていく。やがて7年前に起きたある交通事故との関連が明らかになり……。
  • ミカエルの鼓動
    ptバック
    4.0
    1巻1,700円 (税込)
    この者は、神か、悪魔か――。 気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。 大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。 あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。 「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。 そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。 大学病院の闇を暴こうとする記者は、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。 天才心臓外科医の正義と葛藤を描く。
  • 小説 孤狼の血 LEVEL2
    3.6
    1巻682円 (税込)
    広島の裏社会を治めていた呉原東署の刑事・大上亡き後、その遺志を継いだ若き刑事・日岡秀一。 警察権力を用いて暴力組織を取り仕切っていたが、広島に再び、抗争の火種が。 出所した“悪魔”上林が、日岡により壊滅状態に追い込まれた五十子会を再興すべく動き出したのだ。 復讐に燃える上林は、常軌を逸した残忍な手段で勢力を強めてゆく。 信念の刑事・日岡と、極道としてしか生きられなかった男・上林の、哀しき死闘が幕を開ける!
  • 盤上の向日葵(上)
    4.1
    1~2巻748~770円 (税込)
    2018年本屋大賞2位! 著者渾身の慟哭のミステリー、ついに文庫化! 平成六年、夏。埼玉県の山中で白骨死体が発見された。遺留品は、名匠の将棋駒。叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志した新米刑事の佐野は、駒の足取りを追って日本各地に飛ぶ。折しも将棋界では、実業界から転身した異端の天才棋士・上条桂介が、世紀の一戦に挑もうとしていた――
  • 盤上の向日葵(上下合本)
    4.7
    1巻1,518円 (税込)
    埼玉県天木山山中で発見された身元不明の白骨死体。遺留品である初代菊水月作の名駒を頼りに、叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志していた新米刑事・佐野のコンビが捜査を開始した。 駒の来歴を追う地道な捜査から浮かび上がってきたのは、世紀のタイトル戦に臨む異端の天才棋士・上条桂介の壮絶な半生だった。 奨励会を経ず、実業界から異例の転身を果たした上条と、遺留品の駒の足取りを追って日本中を駆け回る二人の刑事。彼らの歩みが交錯し、物語は衝撃の結末へ――!!
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明
    3.6
    1巻770円 (税込)
    法より節義に報いたい。  危うい依頼は美貌の元弁護士がケリつけます! 『孤狼の血』『慈雨』『盤上の向日葵』著者の鮮烈ミステリー!! 上水流涼子は弁護士資格を剥奪された後、頭脳明晰 な貴山を助手に探偵エージェンシーを運営。 金遣いが荒くなった妻に疑念を抱く夫、賭け将棋で必勝を期すヤクザ、野球賭博絡みのトラブルetc.。 欲に塗れた人物たちの難題を涼子は知略と美貌を武器に解決するが――。 著者の魅力全開、極上痛快エンターテインメント! 書店員さん驚嘆! 無茶ともいえる依頼を次々と解決していく姿が、清々しい!              丸善名古屋本店 竹腰香里さん プロフェッショナルなキャラクターと痛快な結末を堪能しました!              ときわ書房本店 宇田川拓也さん タイムリーな話題も盛り込まれ、想定外な展開に思わず引き込まれました。              芳林堂書店高田馬場店 江連聡美さん 格好いい! 涼子と貴山のコンビ、最高だ!!              大垣書店イオンモールKYOTO店 辻 香月さん
  • あしたの君へ
    ptバック
    3.9
    1巻700円 (税込)
    寄り添う事で、人の人生は変えられるのか―― 家庭裁判所調査官見習いの若者の奮闘を描く感動作! 家庭裁判所調査官として研修の間、九州の福森家裁に配属された望月大地。 そこでは窃盗を犯した少女、ストーカー事案で逮捕された高校生や親権を争う夫婦とその息子など、心を開かない相談者たちを相手に、懊悩する日々を送ることに……。 大地はそれぞれの真実に辿り着き、一人前の家裁調査官となれるのか!? 解説・益田浄子(家庭裁判所調査官)
  • 臨床真理
    3.5
    1巻836円 (税込)
    臨床心理士・佐久間美帆が担当した青年・藤木司は、人の感情が色でわかる「共感覚」を持っていた……。美帆は友人の警察官と共に、少女の死の真相に迫る! 著者のすべてが詰まった鮮烈なデビュー作!
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐
    4.1
    1巻836円 (税込)
    結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。婚活サイトで知り合った複数の男性が亡くなっていたのだ。美貌の冬香に関心を抱いたライターの由美が事件を追うと、冬香の意外な過去と素顔が明らかになり……。
  • 慈雨
    4.0
    1巻770円 (税込)
    警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。旅先で知った少女誘拐事件は、16年前に自らが捜査にあたった事件に酷似していた。手掛かりのない捜査状況に悩む後輩に協力しながら、神場の胸には過去の事件への悔恨があった。場所を隔て、時を経て、世代をまたぎ、織り成される物語。事件の真相、そして明らかになる事実とは。安易なジャンル分けを許さない、芳醇たる味わいのミステリー。
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。
    3.9
    1巻1,595円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 作家はなにゆえ猫を愛す?NHKの人気番組「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」が一冊になった!作家が語る愛猫との暮らしがオールカラーで楽しめる。番組のための書き下ろし作品も収録。
  • ウツボカズラの甘い息
    3.8
    1巻867円 (税込)
    家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。彼女から化粧品販売ビジネスに誘われ、大金と生き甲斐を手にしたが、鎌倉で起きた殺人事件の容疑者として突然逮捕されてしまう。無実を訴える文絵だが、鍵を握る加奈子が姿を消し、更に詐欺容疑まで重なって……。全ては文絵の虚言か企みか? 戦慄の犯罪小説。
  • 朽ちないサクラ
    3.9
    1巻748円 (税込)
    警察のあきれた怠慢のせいでストーカー被害者は殺された!? 警察不祥事のスクープ記事。新聞記者の親友に裏切られた……口止めした泉(いずみ)は愕然とする。情報漏洩の犯人探しで県警内部が揺れる中、親友が遺体で発見された。警察広報職員の泉は、警察学校の同期・磯川刑事と独自に調査を始める。次第に核心に迫る二人の前にちらつく新たな不審の影。事件には思いも寄らぬ醜い闇が潜んでいた。(解説:村上貴史)
  • 猫が見ていた
    ptバック
    3.4
    1巻652円 (税込)
    猫好きで鳴る人気作家7人が集結。 猫の小説7編を収録する文庫オリジナルのアンソロジー登場! 巻末には「猫小説オールタイム・ベスト」紹介も。 【収録作品】 「マロンの話」湊かなえ 「エア・キャット」有栖川有栖 「泣く猫」柚月裕子 「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」北村薫 「凶暴な気分」井上荒野 「黒い白猫」東山彰良 「三べんまわってニャンと鳴く」加納朋子 「猫と本を巡る旅 オールタイム猫小説傑作選」澤田瞳子
  • パレートの誤算
    3.9
    1巻803円 (税込)
    ベテランケースワーカーの山川が殺された。新人職員の牧野聡美は彼のあとを継ぎ、生活保護受給世帯を訪問し支援を行うことに。仕事熱心で人望も厚い山川だったが、訪問先のアパートが燃え、焼け跡から撲殺死体で発見されていた。聡美は、受給者を訪ねるうちに山川がヤクザと不適切な関係を持っていた可能性に気付くが……生活保護の闇に迫る、渾身の社会派ミステリー!
  • ミカエルの鼓動

    Posted by ブクログ

    医療モノはあまり読まないけど、装画に惹かれて読んでみた。初めて柚月裕子さん。支援ロボットミカエルは天使か悪魔か、そして2人の天才医師の葛藤が激しく描かれていて、めちゃくちゃ面白かった。ちょっと長いけど中盤からは展開が気になって止まらなかった。医療用語は難しいけどさほど気にならなかったですね。医者と患者は平等である。

    0
    2024年10月19日
  • 教誨

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スナックのママの言った言葉が好きだ。

    結果だけを見て決めつけてしまうこと。
    その見方では、助けがいることを自覚できていない人を助けられないんじゃないか、と私は思う。
    結果には原因がある。原因には、人的要因と環境要因がる。私は、環境の持つ絶対的な圧力を知っている。

    0
    2024年10月18日
  • ミカエルの鼓動

    Posted by ブクログ

    柚木裕子の小説はどの小説も好きだ。とても好きだ。
    特に、小説のコアになる場面での表現がなんともカッコよすぎて大好きだ。

    例えば、この小説で僕が一番気に入ったところを引用する。

    駒田は顔から笑みを消し、じっと西條の目を見つめた。やがて、諦めたように息を吐き、答えた。
    「ふたりが似ているからですよ」
    「真木先生と、私がー」
    駒田は頷く。
    「私は西條先生のことを、心臓外科の名医であることしか知りません。出自や生い立ちなど、なにも知らない。
    でも、感じるんですよ。真木さんと同じ寂しさを。そして医療に対する誠実さをも」 P444

    全くキャラクターが違う2人の対立する医師、その2人、西條と真木が似て

    0
    2024年10月15日
  • 教誨

    Posted by ブクログ

    最初は星4つにしようと思っていたのです。

    この話の最後は、いい感じで終わっているのですが、自分的になんか納得できなくて。(それで、作者さんのインタビュー記事を読んで、なるほどっと)

    生まれ落ちた場所から世の中の不平等は始まっている。

    それがテーマなら納得です。

    0
    2024年10月09日
  • 風に立つ

    Posted by ブクログ

    とても素晴らしい1冊でした。すごい深みのあるストーリー。優しさとは何か?がこの本を読めば良く分かる。いろいろと共感できる内容でした。感動。

    0
    2024年10月09日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!