【感想・ネタバレ】パレートの誤算のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月20日

後半の畳み掛けが凄かった。
心のどこかで山川さんや小野寺さんを信じる気持ちがあったから、この展開にはホッとした。正義感や世間体の優先順位について改めて考えさせられ、悪事は自分だけでなく周りをも巻き込み、苦しめることを再認識した。

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Posted by ブクログ 2024年01月24日

パレートの法則に興味があり、この本を手にとった。
400ページ余りの長編だが最後まで面白く読めた。
柚月さんの本は何冊が読んだが、正義感をつらぬいた本で好きです。

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Posted by ブクログ 2024年01月21日

うーん、流石の柚月さん!
私、柚月さんの作品に出てくるちょっと枯れた男性が大分刺さる感じだったので、今回女性が主人公でどうかなーと思いながら読んでましたが。
面白かったですね!第三章くらいからの疾走感。最近あまり長い時間を読んでいられない症候群の私ですが一気読みしてしまいました。
テーマもね、生保に...続きを読むついてって色々思うところがありますよね、みなさん。結構抉った内容になっているんじゃないでしょうか。ちょっと考えさせられる内容でした。
ドラマ、橋本愛ちゃんかぁ。観てみようかなぁ。若林さんは誰がやるんだろう…枯れてまではいないからなぁ…。←調べはしない。

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Posted by ブクログ 2023年02月11日

信頼していた生活保護課の先輩ケースワーカーの死によって見えてくる生活保護の闇。
中々興味深い作品でした

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Posted by ブクログ 2022年09月21日

仕事柄、ケースワーカーの人とお話をしたことはありますが、過酷な仕事だなぁと思います。税金を納めている一市民としては、本当に自立が困難な人に生活保護が使われてほしいと、この小説を読んで強く思いました。

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Posted by ブクログ 2022年07月16日

今年に入って孤狼の血を読んでから柚月裕子の作品にドハマリし、これで文庫化されているのはすべて読み終えた それだけ読むとまたこのパターンかとおもう部分もなきにしもあらずだが、それでも柚月裕子の作品に対してじぶんが求めているものがそれぞれにちゃんとあって、やっぱり面白くて期待を裏切らない

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Posted by ブクログ 2022年06月08日

やっぱり柚月さん、読み応えたっぷりです。
ほぼ一気読み!
生活保護をテーマにした小説で思い出すのが中山七里さんの「譲られなかった者たちへ」
こちらも圧巻でしたが、本作はそれとはまた違った視点で生活保護の闇に迫っている社会派ミステリー。
グイグイ引き込まれて本来の社会福祉の在り方を考えさせられる。
...続きを読む当に必要な人への支援、それをうまく利用する不正受給…そういう両局面て福祉に限らず様々な場面で隣り合わせにあるんだろうなぁと思う。
でも本当の意味での弱者は守られてほしい。
本人の努力と意志と、共に支える人が…行政があってほしい。
そんな社会であってほしい。
山川さんや小野寺さん、聡美のような志を持った人が行政の場で活躍してほしい。

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Posted by ブクログ 2022年05月05日

貧困ビジネスの現状を通したミステリー。

生活保護の意義をケースワーカーの立場から考えさせられる。努力すること、立ち直ることは一度落ちたら難しいのか。
パレートの誤算というタイトルに希望を見出していきたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月08日

社会保障制度の一つ、生活保護をめぐる問題にフォーカスした社会派ミステリー。
一人の同僚の死をきっかけに、その人物と関わりのあった生活保護受給者を当たっていく。素人探偵的な部分もありながらも、そもそもが彼らの職務の一環でもあるので、無理矢理感がないところが巧み。そこで見えてくる不正受給問題や、裏で暗躍...続きを読むする暴力団。
終盤に向かうに連れて手に汗握るサスペンスな展開で、一気読みしてしまう。
刑事も含めて、それぞれの職務に対する思いも熱く、聡美の信念だけでなく美央や小野寺の諦念もよくわかる気がする。
内通者が誰なのか、ということが少しずつ絞られていくところにじわじわくる怖さがある。

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Posted by ブクログ 2024年01月28日

たぶん実際にもある話なのでは。。生活保護制度の闇を暴くミステリー。人の欲、貧困、反社会的組織、隠蔽など、さまざまに渦巻く社会派推理小説でもある、と思いました。

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Posted by ブクログ 2023年10月29日

最初は頼りなかった主人公が健気に仕事に向き合い、逞しくなっていく姿に惹き込まれました。生活保護という現実に接する仕事の生々しさも感じることができ、考えさせられました。

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Posted by ブクログ 2023年08月01日

どうして真面目に懸命に現状と向き合っている人が損をして、ずる賢いひとが弱者を利用して得をする世界なんだろう。大袈裟じゃなくこれが現実なんだろうな。暴力団が関わってるなんて言われて引き下がらないなんて到底できないよ。死にたくないもん。

あいつは最初っから怪しいと思ってた‼️でも途中惑わされて別の人も...続きを読む疑っちゃったワ

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Posted by ブクログ 2023年07月12日

サスペンス色の強いミステリー。
生活保護の闇というテーマは着眼点が良い。
生活保護を身近に感じられる立場に居るが、キチンと取材されてる印象。
強いて言うなら、少々ご都合主義的な展開ではあったが社会派ではなくエンターテイメント作品としては良い出来栄え。

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Posted by ブクログ 2023年06月10日

生活保護に纏わる殺人事件。新人ケースワーカーの女性を軸に話が展開。怪しい人物が二転三転し、最後まで飽きなかった。題材も良かったしエンタメ作品としても優秀だった。他の作品も読みたい。

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Posted by ブクログ 2022年12月03日

正義を全うしようとする者がこの世から消され、自己保身に生きるヤツや弱者を食い物にするクズがのうのうと生きていく・・・
小説の中とはいえ、理不尽な世の中に腹が立ちますね。
最後までドキドキしながら読めました。
ただ、柚月裕子さんの作風なのか、この作品もオチが判明してからの展開が結構バタバタで忙しないと...続きを読む感じたのは自分だけでしょうか・・・

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Posted by ブクログ 2022年12月02日

この作品は生活保護に関するミステリだが、そのジャンルといえば最近では中山七里さんの「護られなかった者たちへ」が秀逸だった。
どちらを読んでも生活保護受給者の問題は根が深いと感じる。「護られなかった〜」では本来受給すべき人が出来ない不幸。この作品では不正受給と貧困ビジネスの問題。今後ますます増える課題...続きを読むだろうと思う。

柚月裕子さんの作品の特徴と言っていいか微妙だが、ヤクザの描写が迫力あって上手い。その辺がこの作品に緊迫感を与えていてハラハラさせてくれた。

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Posted by ブクログ 2022年10月24日

「働き蟻の法則」という言葉を初めて知った。
二割が全体の八割を担っている。二割以外のものは全体に影響を与えないー

本書では、この法則は誤算ではないか、と結論づけている。

少し前まで、私も、世の中は怠け者ばっかりではないか!と憤りを感じていた時期があった。まさに、この働き蟻の法則のように。

だけ...続きを読むど、少し時が経ち、且つこの本を読んで、一見怠け者に見える人たちも、実は懸命に生きているのかもしれない。その人たちにしかわからない苦労もあるはずだ。と思えるようになってきた。

各々が、自立と少しの親切を目指して、日々努力すれば、世の中は少しずつ良くなっていくに違いない。
私も己を律してがんばろう、そう思えた一冊でした。

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Posted by ブクログ 2022年08月30日

佑月裕子さんは、がっつりミステリーのほうがおもしろいな。
パレートの法則と働きアリの法則で、題名説明されるんだけど、
題名の説明は本文にはいらないと思う派です。

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Posted by ブクログ 2022年05月10日

面白かった!主人公の市役所職員、同僚たち、事件を担当する刑事、それぞれのキャラが魅力的だった。

生活保護、ケースワーカー、お役所の事勿れ主義、貧困、ヤクザ、、色々な要素が絡み合った、社会について考えさせられる内容。生活保護はたしかに不正受給など悪い面ばかりとりあげられていて、嫌な印象が強かったが、...続きを読む生活保護で本当に助けられている、がんばっている人たちがいることを忘れてはいけないと感じた。

殺された理由がなんだったのか、、誰を信じていいかわからない、、緊迫した展開が続き、ミステリーの部分も楽しめた。


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Posted by ブクログ 2022年05月07日

ケースワーカーはなぜ殺されたのか。優秀な先輩の素顔を追って、女性ワーカーが生活保護の闇を炙り出す!受給者、ケースワーカー、役人…それぞれの思惑が交錯する渾身の社会派サスペンス!

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購入済み

おもしろい!

2021年05月24日

柚木裕子の作品は初めてだったので、連作ものを避けて選んだのが当作品だが、面白かった!また、読みやすくてテンポがいいのも良い。

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Posted by ブクログ 2024年02月15日

生活保護に関わっていたケースワーカー・山川が殺された。同僚の新人女子職員が山川の不正を疑うが、、、貧困ビジネスを扱ったミステリー。柚月さんの作品の中ではイマイチだった。

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Posted by ブクログ 2023年12月30日

ケースワーカーの仕事や不正受給問題について考えさせられる作品。ヤクザも絡んではくるが柚月さんの作品ぽくない?感じかもしれない。
でも終わり方はやはり柚月さんの作品だなって思った。「前を向いて歩いていこう」ってなった。

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Posted by ブクログ 2023年09月08日

市役所で生活保護受給者のサポートをするケースワーカーが殺害され、同僚の新米ケースワーカーが事件の真相を探る。
警察ももちろん捜査しているけど、警察ではない主人公が殺人事件を追うのが面白かったです。
王道の展開で謎解きを楽しめました。
この小説を読んだ人に聞きたいのですが、小野寺のおじさんのバーって2...続きを読む回出てきましたよね!?
物語の後半で出てきたバーの特徴って、おじさんのバーと同じじゃないですか?
てことは、おじさん本当は…。と思ったのですが、真相はどうなんでしょうか。

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Posted by ブクログ 2023年08月11日

なかなか警察に情報を伝えないのがもどかしかったですが、終盤はテンポ良く進んだので良かったです。生活保護は本当に必要な人に行き渡って欲しいものです。

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Posted by ブクログ 2023年08月03日

生活保護の不正受給というテーマが面白い!
ケースワーカーの仕事や生活保護の実態など、事細かに書かれていてとても勉強になった。
風景や感情の描写が多い小説が好きな私にとっては、事実ベースで淡々としすぎていたので中盤若干読みにくさを感じた。
最後の犯人が判明するところはハラハラしながら読み進められて面白...続きを読むい!
映像化向いてそうだな〜と思ったら、すでにWOWOWでドラマ化されてたみたい。

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Posted by ブクログ 2023年02月11日

テーマは生活保護。
不正受給、貧困ビジネス、といった生活保護の闇に迫る物語です。

ストーリとしては、
ベテランのケースワーカの山川が訪問先で何者かに殺害されます。その後任となったのが新人職員の聡美と指導係の小野寺。
山川の担当していた受給者を訪ねていくと、徐々にヤクザの陰が..
山川がヤクザと関係...続きを読むをもって、不正受給に加担していたのか?
前半、生活保護の実態や貧困ビジネスの実態が語られます。さらに、受給側や役所側の考え..
闇が深いです。
中山七里の「護られなかった者たちへ」が思い出されます。

そして、警察顔負けの聡美たちの調査力(笑)で徐々に明らかになるその真相。
結果、後半、聡美にも危険が迫ります。
誰が聡美の情報を流したのか?
聡美はどうなるのか?
ハラハラドキドキの展開です。

パレートって何のことかと思っていたら、パレートの法則の事でした。

生活保護について、考えさせられる物語でした。
お勧め!

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Posted by ブクログ 2022年10月08日

ドラマを先に見てしまってたから
そこまで楽しめなかったかなぁ

山川タイプより、猪又タイプが
日本には沢山いそうよね

不正するかどうかは、おいといても
自分の保身ことしか考えてない上司
目の前に座ってるわとか考えながら
読んでしまった

聡美が拉致されて助かるまでが
私は最近のドラマの見過ぎで
...続きを読むいやろと思ってしまった
いい感じのタイミングで
助かるのは、ありがち〜と
思ってしもたし…

この作家さんは
孤狼の血のインパクトがでかすぎて
他の小説が少し霞んで感じてしまう

でもヤクザが絡む不正支給は
なんか現実にありまくりそうやなぁと
目の付け所がさすがやなぁと思った

ちなみにドラマWでは聡美役は
橋本愛だったけど
私は芳根京子がいいなぁ
小野寺役を鈴木伸之あたりに
山川を西島秀俊に
してもらったら華があるから
ゴールデンでイケるんじゃない?
なんて妄想しながら読んでしまったわ

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Posted by ブクログ 2022年07月04日

生活保護、不正受給の話。
本当の犯人がさっと腑に落ちる分かりやすいミステリー。
ただ、金田が聡美を心配して連絡してきた心情とか、なんで拷問までして殺された…?と言うのがいまいち分からず。
刑事の若林さんは、嫌な奴で書かれてるのに結構イケメンで妄想してしまいそこは恋の方向に進まないのか~…とか。聡美に...続きを読む犯人と思われた小野寺さん可哀想

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Posted by ブクログ 2022年05月22日

「生活保護」の制度について知らない人が多いので色々知れて良かった。
二転三転としていくのも良かったが、んー…少し物足りなさを感じました。

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Posted by ブクログ 2022年05月20日

生活保護受給者を取り巻く状況と、対応する市役所職員。
こういった社会問題を扱う小説は好きです。
フィクションであることはわかっていますが、そのすべてが創りものではないのですごく勉強になります。
誰でも闇がある。
初めて読んだ作家さんでしたが、楽しめました。

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