あらすじ
ベテランケースワーカーの山川が殺された。新人職員の牧野聡美は彼のあとを継ぎ、生活保護受給世帯を訪問し支援を行うことに。仕事熱心で人望も厚い山川だったが、訪問先のアパートが燃え、焼け跡から撲殺死体で発見されていた。聡美は、受給者を訪ねるうちに山川がヤクザと不適切な関係を持っていた可能性に気付くが……生活保護の闇に迫る、渾身の社会派ミステリー!
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Posted by ブクログ
これは実話を元にしているのか?世界仰天ニュースを見ているのか?と思うくらいリアルな内容に感じた。表に出てこないだけでこういうことはごまんとあるような、、、もちろんあってはならないけども。最近生活保護のテーマの映画とかも見たけれど、本当に本当に必要な人に渡って欲しいし、私たちの税金が無駄にされてないことを切に願うばかり。
Posted by ブクログ
最後が急にハードボイルドになって、驚いたけれど、社会派ミステリーで面白かった。
山川さんが悪者でなくてよかった。
小野寺さんと若林刑事が、素敵な感じに書かれているあたりは、女性作家らしいなーと思いつつ。
Posted by ブクログ
牧野聡美
社会福祉課職員。臨時職員として就職。山川の死後、仕事を引き継ぐことになる。
猪又孝雄
津川市役所福祉保健部社会福祉課の課長。
山川亨
社会福祉課職員。三十七歳。社会福祉課は八年目。ベテランケースワーカー。生活保護受給者の自宅に訪問中、火災に巻き込まれ死亡。解剖報告書では、火災が起きる前に死亡していた。
その後、ヤクザと不適切な関係を築いていた可能性が浮上する。
小野寺淳一
社会福祉課職員。三十歳。市役所に勤務して八年。この春に市民課から社会福祉課に異動した。
西田美央
社会福祉課職員。新卒で市役所に勤務して四年。
森口守
生活保護受給者。六十歳くらいの男性。
沢内憲吾
生活保護受給者。
倉田友則
社会福祉課職員。課長補佐。
高村大樹
社会福祉課臨時職員。
昌子
聡美の母
亮輔
聡美の三つ上の兄。銀行員。
吉村信吾
生活保護受給者。五十六歳。十年前に妻と離婚し、現在ひとり暮らし。五年前から生活保護を受けている。
桑田奈津美
生活保護受給者。二十二歳。三歳の子供がいる。二年前に離婚。
郷田久美子
生活保護受給者。四十六歳。未婚。派遣で生命保険会社の外交員をしていたが、五年前にリストラ。
中田翔太
生活保護受給者。二十五歳。高校卒業後、派遣のアルバイトで警備会社に勤めていた。酒に酔って階段から落ち、頚椎を骨折。
菅田
消防士。
若林
津川所刑事課。警部補。
谷
刑事。
金田良太
生活保護受給者。北町中村アパートの住人。亮輔の高校の同級生。火災後に行方不明。
恵美
聡美の友人。
小柳
人事課長。
徳田真
生活保護受給者。五十三歳。北町中村アパートが火災になり、市営住宅に移る。
安西佳子
生活保護受給者。三十五歳。北町中村アパートが火災になり、市営住宅に移る。
加藤明
生活保護受給者。五十一歳。北町中村アパートが火災になり、市営住宅に移る。
安田憲一
生活保護受給者。六十三歳。北町中村アパートが火災になり、市営住宅に移る。
西海友明
聡美が高校一年生のときに応援団を務めていた。金田と亮輔と同じ中学の卒業生で、学年はひとつ下。父親が経営している塗装業を手伝っている。
渋谷正晴
耳にピアスをつけ、学生ズボンを下着が見えるほどズリ下げていた。学校の問題児。金田と亮輔と同じ中学の卒業生で、学年はひとつ下。駅前のコンビニのフリーター。
門馬大地
亮輔が仲良くしていた同級生。
岩塚武
五十三歳。生活保護の申請に社会福祉課に訪れる。すぐに受理されないことがわかり刃物を出し暴れる。
白川正志
生活保護受給者。北町中村アパートが火災になり、市営住宅に移る。
立木智則
安西佳子の男。四十五歳。付き合いは十年以上。高坂組系、同和会の組員。
安西典江
安西佳子の母。十七年前に交通事故で亡くなる。
安西隆康
安西佳子の伯父。典江の兄。七十三歳。
翔
隆康の孫。
安西博子
隆康の妻。
理沙
隆康の娘。
竹本
小野寺の叔父。「シェ・エラン」という店を経営している。
務
竹本の兄。
菅野丈太郎
菅野内科病院院長。
佐賀兼敏
福祉保健部長。
スギ
八幡
防犯係課長。
東蔵
同和会組長。
湯川
八幡の部下。
大谷正吉
ポンキチ。同和会の古参組員で、組長の舎弟にあたる幹部。
圭吾
ポンキチの息子。
藤代
山川と金田殺しの合同捜査本部のしきをとっている本部長。
マサキ
Posted by ブクログ
生活保護の話を2冊続けて読んだこともあり、途中なんとも暗い気持ちになったものの、最後はハラハラする展開で読むスピードがあがった。
あれだけいけすかないと思っていた若林がかっこよくてびっくり。もっとケースワーカーが増えないと不正受給を見つけることは難しいけれど、大変な仕事でなかなか人手がないんだろうな…
Posted by ブクログ
柚月裕子氏の作品だったので、いつものようにリアリティある実話っぽいストーリーかと思って読み始めたが……
生活保護の不正受給、ヤクザが絡むという展開。生活保護に関する情報や、ケースワーカーの仕事の大変さはあまり知られていないこともあり、興味深かった。
が、臨時職員の主人公がケースワーカーとしてどうなの?と思ってしまうし、警察も関係者とはいえ、内部事情を臨時職員にだけそんなに話していいの?とか、臨時職員の主人公が事件を追うのも無理があるような……という、なんだか違和感が残っていまいち楽しめないまま。
犯人もありがちな方で。
山川さんを疑うような伏線だったので仕方ないが、疑ってごめんなさい。山川さん。