• 生きづらい明治社会 不安と競争の時代

    面白い

    久々に岩波ジュニア新書を読んだが、こんなに面白かったのかと驚く。以前はそんなに面白くなかったのに。
    さて、本書の内容については、実に興味深いという一言に尽きる。詳細はネタバレになるから書かないが、この本は広く大人にも読んでほしいと思う。

    #深い #タメになる

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  • 超訳 ブッダの言葉 エッセンシャル版

    暗唱できるくらい読みたい。

    他の方のレビューを拝見していると、「超訳」がよろしくない、とのコメントが散見される。
    しかし。
    岩波の「ブッダの言葉」に比べると、遥か読みやすく、腑に落ちやすい。
    ぼくは、この小池龍之介訳がちょうどいいのだが、不満な人にとっても、導入として本書は使える。
    いきなり岩波文庫の「ブッダの言葉」を読む前に、まずは本著を読まれたい。大学受験時代に、古文の問題を読む前に、先に現代語訳を読んでから取り組んだ方が効率が良かったように。

    この本の内容をしっかり頭に入れて「心の安全運転者」になりたいものである。

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  • ルーズヴェルト・ゲーム

    よみやすい!

    池井戸作品は初めてだったが、とにかく読みやすい!そして、引き込まれる。
    最近、ディテールの病者がやたらと冗長な小説を読んでいたので、このテンポの良さ、読みやすさは快感。

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  • アンダーグラウンド

    毛色の異なる村上作品

    常日頃から村上作品を愛読する者として、毛色の異なる作品だと感じた。
    極めて現実的な内容で、シビアで、淡々としたルポルタージュ。
    あまりにシビアな部分を読んでいるうちに、本来の村上作品を超えるような幻想性を感じさえする。
    しかし、面白かった。
    それにしても、地下鉄サリン事件には戦慄を覚える。

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  • 明日の子供たち

    良作

    有川浩らしい文体、読みやすさ。おもしろい。
    ただ、ちょっときれいにまとめてるなあという不自然感は感じる。現実はもっと厳しいし、白黒つけにくいグレーなまま人生が進んでいくのではないだろうか?
    ただ、児童養護施設というものについて全く知らない人にとっては格好の入門書となるだろう。

    #感動する

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  • パレートの誤算

    おもしろい!

    柚木裕子の作品は初めてだったので、連作ものを避けて選んだのが当作品だが、面白かった!また、読みやすくてテンポがいいのも良い。

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  • パラダイス・ロスト

    安定の作品

    シリーズ3作目。
    前2作に劣らず安定の面白さ。
    残念なのは、シリーズ4作目のラストワルツが電子書籍化されていないこと。
    早く電子書籍化されることを願う。

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  • そうだったのか! 現代史

    良いです。

    「そうだったのか!」シリーズ最初の本。
    私はこのシリーズの新しいもの(中国、アメリカ、日本現代史)から読み始めたが、この本も他の本と同じく、概略をつかむという意味では良書。
    受験等、知識を使うために読む人は、繰り返し読んで、知識の軸を作るのに最適。この本を読んでから教科書を読むのもおすすめ。理解の促進に寄与する。
    私は読み物として楽しむために読んだが、十分に楽しめた。下手な小説を読むよりはるかに面白い。
    このシリーズの朝鮮半島の本が、早く電子書籍化されるのを待っている。

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  • 心理教科書 公認心理師 完全合格テキスト

    相対的に良い

    絶対的に良いとまでは言えないが、書店に並ぶ他の公認心理師のテキストと比較すると、相対的にはこのテキストが一番良い。ベストではないがベターというべきか。
    公認心理師のテキストはそれほど多くないので、数冊に絞れるのだが、心理学初学者にとってはこの本が一番わかりやすいと思えた。(この本以外のテキストは、基礎がないと理解できなかったり、説明は細かいが分量が多すぎたりと、一長一短ある。)
    この本は、わかりやすさと分量が程よくバランスしており、値段も妥当。
    できれば、今後公認心理師資格がより一層メジャーになっていき、競走原理がはたらいて、安価でクオリティの高いテキストが出ることを切に望む。

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  • そうだったのか! 中国

    中国近現代史入門本としては最適

    中国の近現代史に全く疎い人が読むには最適です。ぼくは全くもって知識のない人間だったので、実に興味深く、わかりやすく読めました。
    ただ、物足りないところも多いです。そこ、もう少し詳しく知りたいな、というところが随所に見られましたが、しかし、そもそもこの本は全てを詳細に説明するコンセプトの本ではないので、そういうところについては、各自個別に調べたり別の本へと読み進めていくべきなのかな、と思います。
    あと、仕方がないのですが、少し古い本なので(習近平が主席になる前までのことしか書いていない)、最近の情勢は別の本でキャッチアップしておく必要もあります。

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  • そうだったのか! 日本現代史

    概略を知るにはとてもよい。

    戦後日本史にあまり知識のない人が最初に取るべき本としては優れていると思います。読みやすいしわかりやすい。ただ、ある程度知識のある人には物足りなさを感じるかもしれません。また、歴史というものには多少なりとも主観が入るため「池上史観」に反論のある人もいるかもしれません。しかし、基本的には思想的にもバランスが取れており、そういった意味からも、初学者が初めに手にするテキストとしては最適だと思います。

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