松沢裕作の作品一覧
「松沢裕作」の「歴史学はこう考える」「大人のための社会科--未来を語るために」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「松沢裕作」の「歴史学はこう考える」「大人のための社会科--未来を語るために」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書は、明治社会がいかにして「通俗道徳(努力は報われるという信仰)」と「自己責任」の檻を築き上げてきたかを、緻密な史料批評を通して描き出している。
「病気にかからないのは、精神力があるからだ」 。明治の実業家・大倉喜八郎のこの言葉に対し、歴史学者である著者は「年中かぜをひいたり寝込んだりするので、うんざりしました」と漏らす。私もそう思う。
「からだが弱い人」と、「資本主義・小さな政府」の相性は最悪である。「体力」というリソースが制限されている者にとって、立身出世や自助努力を煽る社会は、偶然の不幸や身体の限界を「自己責任」として切り捨てる。そして、体力の有り余った「強者」が主導する構造が、支