生きづらい明治社会 不安と競争の時代

生きづらい明治社会 不安と競争の時代

968円 (税込)

4pt

日本が近代化に向けて大きな一歩を踏み出した明治時代は,実はとても厳しい社会でした.社会が大きく変化する中,人々は必死に働き,頑張りました.厳しい競争のなかで結果を出せず敗れた人々…,そんな人々にとって明治とはどんな社会だったのでしょうか? 不安と競争をキーワードに明治社会を読み解きます.

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

生きづらい明治社会 不安と競争の時代 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文字通り、明治時代の庶民の生きづらさについて書かれた本。わかりやすく書かれていて一気に読めた。
    都市の下層社会や、様々な競争の中で淘汰された人々の様子
    などを描きつつ、そういった明治社会の背景に通俗道徳があり、様々な影響を与えていたことに触れる。
    普段自分の見ている明治時代の世界はそれなり以上に裕福

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    この本は正直驚きました。
    なぜなら、約150年前と今の問題がほとんど変わってない事に驚きです。
    さらにはこの当時の政治家達のセリフも今のほとんど変わってない。
    通俗道徳がいかに思考停止させてるのがよくわかる。
    150年前とくらべて、ものが進歩したのに、日本人が進歩してないのは笑えるし、アホくさくなる

    0
    2025年08月23日

    Posted by ブクログ

    最近AIに夢診断をしてもらった。
    それによると私は、自分がダメ人間だとレッテルを貼られることに強い不安があるらしい…情けない。

    しかしこの本の著者は、そのような私の不安をわかってくれそうな人だ。

    明治時代も現代も弱者に冷たい世の中であることは共通しているようだが、あとがきで著者は言う。
    &quo

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    新自由主義的な自己責任論の日本史的淵源を、明治社会における「通俗道徳」の成立に見る。その手捌きは、歴史学の成果を踏まえた誠実なものでありつつ、明治社会の都市や農村あるいは家制度や貧民窟、さらには政府の財政状況などなど、興味深い話が次々と語られ、明治社会のイメージが今までより豊かでクリアな気にさせてく

    0
    2024年06月18日

    Posted by ブクログ

    子どもの通っている中学受験進学塾の保護者向け情報誌のオススメ図書に掲載されていたので読んでみた。
    日本の競争社会を激化させるのに加担(?)しているかのような最強進学塾のオススメ図書なのに、努力が報われるとは限らないという内容。
    逆に安心する。
    通俗道徳のワナにまんまとハマっていた就職氷河期世代の小市

    0
    2022年10月10日

    Posted by ブクログ

    近代日本のはじまりに「仕掛けられた」価値観が、現代の我々に深く内面化し「伝統」というラベルで、いかにも古くからある揺るがないもののように錯覚させられている。その結果の「生きづらさ」について、もっと考えたいし歴史から学びたいと思えます

    0
    2021年04月04日

    Posted by ブクログ

    明治時代と現代を比較してみる、という発想が面白い。自己責任、失敗した者は努力不足、という傾向は明治からあったのだな、と。江戸時代という問題がありながらも安定したシステムが破壊されたこと。資本主義によって成功者と失敗者が明確に分かるようになったこと。それらが弱者厳しい社会となった原因な訳ですが…本書で

    0
    2019年09月15日

    Posted by ブクログ

    三宅夏帆さんがおすすめしてたから読んでみたら面白いし読みやすかった!特に印象に残ったのは当時の女性たちの苦悩と、「通俗道徳」という「頑張れば成功する。そうでなければダメ人間。」という考え方。もしかすると今もどこかに蔓延っている考え方なのかもしれない。

    0
    2025年07月24日

    Posted by ブクログ

    生きづらい明治社会が現代にも通ずるところがたくさんあるというのが驚きでした。著者が一貫して主張していたことは明治の人たちが陥っていた「通俗道徳のわな」というものです。それは「貧困とは怠けてるお前が悪い/努力が足りない/自業自得だ」です。成功した人はもちろん努力をした人なのでしょうが、貧困層は努力をし

    0
    2025年02月25日

    Posted by ブクログ

    ジュニア新書と銘打つ割にはアングラな話題も。

    明治に限らず各時代の社会の暗部における苦しみを照射する
    ことは、現代のそれを見つめ直すことにつながるなにかを持つものだとは思うが
    変革の時代として捉えた明治と現代において、通俗道徳とネオリベラリズムが定立する自己責任論のはびこる競争社会には共通部がある

    0
    2023年09月02日

生きづらい明治社会 不安と競争の時代 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

岩波ジュニア新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

松沢裕作 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す