歴史学はこう考える

歴史学はこう考える

935円 (税込)

4pt

史料の山に埋もれ、ひたすら解読している? 過去の出来事の是非を論争する? このようなイメージがある歴史学では実際に何が営まれているのか。明らかにしたいものは様々でも、歴史学には共通のプロセスがある。史料とはなにか。それをどう読んでいるのか。そこからオリジナルな議論をいかに組み立てるのか。歴史について語る前に、最低限知っておきたい考え方を解説する。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「歴史は、うっかりすると『使えてしまう』危険なものです」という一文に、ドキリとする。
    近年、ことあるごとに「自分の頭で考えて、情報を精査すること」が問われる場面が多い気がする。
    文献や史料を使って過去の姿を説明する「歴史」という学問のその姿勢は、そういった「情報を精査すること」に役立つのではないかと

    0
    2024年12月13日

    Posted by ブクログ

    歴史の論文とはどのように考えて書かれているか、史料がどのように扱われるか、そのあたりの思考プロセスと説明がとても丁寧で、歴史学に興味がある方にはおすすめしたい。

    0
    2024年09月14日

    Posted by ブクログ

    歴史学の考え方を詳細に記載したユニークな著書だ.小生理系で数十本の論文を書いた経験があるが、文系の論文の構成方法を学んだことは非常に嬉しい.著者が最後に述べている 「ひとが言葉を用いて何かを述べているとき、その言葉によって語り手・書き手は何をしているのかに注意を向け、必要であればその根拠を問うという

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

     歴史学とは、資料を正しく読み解き、論文等に知見をまとめていくだけかと思っていたが、自分が想像していた以上に緻密で繊細なプロセスを経ていることに驚いた。
     本書はいわゆる歴史家の方が実践しているスキルの紹介に留まらない、知的解釈の困難さが読み取れるが、さすが専門家とも言うべきほどに内容はやや難解であ

    0
    2025年06月16日

    Posted by ブクログ

    読み始めは、何やら退屈な本を買ってしまったと思ったが、気づけば論理の渦に呑まれていた。この本には、論理的に思考し、議論するための方法がたくさん詰まっている。なぜ歴史学というものがあるのか、ということの答えにもつながるだろう。もし、もう少し易しく書き表すことができたなら、歴史を学ぶ最中の学生たちにも手

    0
    2025年05月24日

    Posted by ブクログ

    史料をどのように読むかなどや、論文の組み立て方などを例を上げて説明されているのが、目新しい。第一章:歴史家にとって「史料」とは何か、第二章:史料はどのように読めているか、第三章:論文はどのように組み立てられるか(1)政治史の論文の例、第四章:論文はどのように組み立てられるか(2)経済史の論文の例、第

    0
    2025年04月12日

    Posted by ブクログ

    内容的には、近代史を分析するのにあたって、歴史家はどう考えてどう資料を使うのか、政治史、経済史、社会史という観点から論文を分析して解説したもの。勉強にはなった。

    【目次】
    はじめに――歴史家は何をしているのか

    第一章 歴史家にとって「史料」とは何か
    1 根拠としての史料
    2 記録を残す
    3 記録

    0
    2025年02月04日

    Posted by ブクログ

    歴史学者はどう考えて論文を書いているか。いくつかの事例を挙げながらかなり深く掘り下げていると感じたが、自分がそこまで深く考えて書いているのかという反省も。

    0
    2025年01月31日

    Posted by ブクログ

    学生時代卒業論文やレポートを書いた時、本書で解説されている様な考えで書けていたかどうか心配になって来た…折よく実家で当時のレポートの下書きが出てきたので、今度読んで見よう。

    本書は学部一年生は勿論、出来たら大学で歴史を学びたい高校生にも読んで欲しい。そしてこんな考えをベースに学んで行く学問が自分に

    0
    2025年01月11日

    Posted by ブクログ

    一般の人でも分かるように、歴史学研究の方法論が丁寧かつ平易に述べられている。歴史家が史料をどのように扱い、解釈し、論文を書いているかがよくわかる。三氏の論文を例示して、問いの立て方や史料解釈の示し方などを解説している。史学科学生は早い段階で本書を読み、自身の研究の手引書とすべきであろう。
    ただし、著

    0
    2024年09月29日

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