教誨

教誨

891円 (税込)

4pt

女性死刑囚の心に裡に迫る長編犯罪小説!

どうすれば、事件は防げたのか。すべての者の鎮魂を願う。
――柚月裕子

吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。響子は十年前、我が子も含む女児二人を殺めたとされた。事件当時、「毒親」「ネグレクト」と散々に報じられた響子と、香純の記憶する響子は、重なり合わない。香純は、響子の教誨師だった下間将人住職の力添えを受け、遺骨を三原家の墓におさめてもらうために、菩提寺がある青森県相野町を単身訪れる。香純は、響子が最期に遺した「約束は守ったよ、褒めて」という言葉の意味が気になっていた――。

※この作品は過去に単行本として配信されていた『教誨』 の文庫版となります。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

教誨 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    響ちゃんはただ幸せになりたかっただけなのに、なにかボタンの掛け違いでずっと辛く苦しい人生だった
    どこでたたせばよかったのかな
    一生わからないかもしれないけど、考えて思うことが供養することに繋がるのではないか
    私も数日間は響ちゃんの人生に思いを馳せてしまう気がする、、、

    0
    2025年12月12日

    Posted by ブクログ

    冒頭からかなり重い気持ちになりましたが、本の中に吸い込まれる感じで、一気読みしました。

    生きて行く中で環境は大事と改めて思わさせる一冊でした。

    柚木裕子さんの作品は一気読みしてしまいます。

    0
    2025年11月07日

    Posted by ブクログ

    虐待とムラ社会。本家、嫁ぐ、小作人、地主。少し縁がない言葉ながら、誰にでも形の違う苦しい立場や関係は誰にもある。

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    一度読み始めたものの、作品にのれず積読してた作品。ホラー作品3作読み終えて、気分転換兼ねて読んだら止まらず一気読み。なんでこんないい本を読まずに寝かせておいたのか後悔するくらいの作品。
    作品自体も良かったし、解説もよかった。
    「子供のときから心を支配されて、自分をなくしちゃったんだ」っていうママの言

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    すごく苦しくて 途中でやめたくなる本でした 
    過疎地 古い慣習 イジメ…

    でも結果を…約束をみつけないと辛すぎるので読めました

    読んでよかったです 

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    教誨
    久しぶりに心の底から悲しい気持ちになった。
    終盤からは響子の人生があまりにも不憫で、本を読み進める事さえ辛くなる。
    主人公の香澄の行動や考え方に共感出来ない部分があり、大人達とのやりとりにおいては人間の本質的な醜さを知らない青臭さ、まだまだ”子供な”一面を見せる。一方で対比となる響子の人生は、

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    何も起こらない話。
    主人公と周りの人が冒頭置かれていた状態から良くもならないし悪くもならない。
    起きてしまったことは変えられないけどそれでもみんな一生懸命生きている。
    そういう物語が好き。

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    R7.12.17
    響子には幸せになってほしかったな。
    物語全体に陰鬱とした雰囲気がありながらも、少しずつ真相に迫ってく感じが読みやすくて楽しめた。
    響子の両親の行為が一番胸糞悪いな。

    0
    2025年12月17日

    Posted by ブクログ

    女性死刑囚の最後の言葉は誰に向けたものか。何故。罪を犯してしまった死刑囚女性の半生を辿りながら行き着いたラスト。はぁ〜もう辛いよ

    0
    2025年12月17日

    Posted by ブクログ

    "教誨"という言葉を初めて知りました。
    "教えさとす事"


    犯した罪は重いが、響子の人生を知っていく度に悲しく、やるせない気持ちになりました。

    教誨師の住職の存在が響子の唯一の救いだったのかなと思います。

    色々と考えさせられる本でした。

    0
    2025年12月02日

教誨 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

小学館文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

柚月裕子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す