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Posted by ブクログ
「家裁調査官」とは、調停委員や裁判官をサポートする職で、問題を抱えた当事者の背景を調査して紛争を解決に導く専門職という。
その「家裁調査官」職に就く前に、2年間の家庭裁判所での実務研修を終えるまで、家裁調査官補として従事する必要があるとのことだ。
今回の主人公の望月大地は、2年間の養成過程研修として九州の福森家裁に配属された。
その大地が悪戦苦闘しながら、家裁調査官補としての真摯な仕事ぶりが5編の短編に綴られている。
色仕掛けによる窃盗犯の少女、カッターナイフで少女を脅すストーカー少年、男と女の行き違いによる離婚調停など、家庭裁判所には常に世にある問題が日々舞い込んでくる。
「家裁調査官」を目指す望月大地は、自分の能力にイマイチ自信を持てないながらも、悪戦苦闘しながら懸命に家庭内のトラブルに介入して解決の糸口を探って行く。
何となく気弱な大地の考えや行動に、周りの先輩や同期の仲間たちの支えもあり、不器用ながら真摯な姿勢仕事っぷりに、皆が応援したくなるのだろう。
望月大地の登場は、柚月裕子女史の新たなシリーズ登場に間違い無しとなる。
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