【感想・ネタバレ】あしたの君へのレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2021年03月10日

希望があって大地の成長と先輩や同僚の絡みや、裁判所調査官という仕事についてはじめて知れたきっかけになりました。
ここに出てくる人物のその後も凄い気になった作品でした。

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Posted by ブクログ 2020年10月15日

 主人公(望月大地)は、九州の福森市で家庭裁判所調査官補という職業をスタートするところから物語は始まる。新人調査官補は、先輩調査官からはカンポちゃんと呼ばれる。

 普段はあまり馴染みの少ない職業だが国家公務員だ。採用試験に合格した人は、全国の家庭裁判所や出張所等に配属される。(家庭裁判所調査官補は...続きを読む、2年間の養成課程の後任官する)取扱う業務は、心理学など人間科学の知見や技術を用いて、離婚紛争・子供の親権者争いや少年少女の犯罪など、当事者の調査を行い、紛争の原因を探り、裁判官の審判に必要な情報を収集して報告書をまとめ、調停に立ち会い事実関係を述べる仕事です。

 当事者だけの聞取り調査では、明らかにされない事実が隠されています。調停の面接で、当事者は自分に有利な言葉しか話さない。
所謂、仮面を被っているのです。
 例えば、夫婦間の離婚紛争で子供がいる場合、辛い思いをするのは当事者である親だけではありません。
 もしなに不自由なく暮らしていた子供達が、両親の別れを目の当たりにして、父母のどちらを選ぶのかを迫られる場合は、子供達が両親に恨みが無くても、親同士の争いに板挟みとなれば暴れたくなるのかもしれません。
 少年少女の非行事件なら、再非行に至らないようにする必要もあります。その様な場合の調停は、解決に何年もかかると書いていました。勿論、厳しい審判となれば調査官の苦悩が偲ばれます。
 しかし問題の解決は、当事者との信頼関係が構築される遣り甲斐のある仕事だと思いました。

 作品は全五話で、どれを読んでも根が深い。カンポちゃんの奮闘が読みどころだと思います。頑張れ「大地」と励ましたいところだが、これはミステリー小説ですぞ!
アッと驚く真実は、必読ですよ。

 タイトルに「あしたの君へ」の君が、小説の「読者へ」と解釈すれば激励の言葉だと思う。
 実におもしろい。

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Posted by ブクログ 2020年05月09日

短篇なので、曲がりくねってなくて、読みやすくて、最後すっきりで面白かったです。主人公の悩みながらも、周りの人との関わりの中で、仕事のやりがいとか難しさとか味わいながら成長していくところも良かったです。まず、素直に相手の言葉を受け止められるし、そこから自分の落ち度に気付いて改めていけるってところが凄い...続きを読む主人公です。

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Posted by ブクログ 2020年04月11日

調停にのぞむひとも迷っているし、悩んでいるけれど、相談にのるほうも様々な悩みを抱えながら、のぞんでいるのだと…

自分が就いた仕事に向いているかというのは向き合ってみないとわからない

向いていると思ってもつまずくこともあるし、向いていないと思っていたのに懸命に努力していたら天職になっていることもあ...続きを読むると思う

転職したばかりの私にも心に響いた

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Posted by ブクログ 2020年03月23日

初めて作品を手にした作家さんだ。

初めての作品は大事だ。今後その作家の本を開くかどうかの判断材料になる。

結果、この作品を手にできたことはラッキーだった。

家庭裁判所調査官補として1年間の実習に励む大地を主人公に、様々な問題を抱えた調査対象者の人生模様を目の当たりにする。少年事件の当事者や離婚...続きを読む調停に臨む夫婦たち。
それぞれの納得のいく形で人生を再スタートできるよう、事実を明らかにして法に照らした客観的な措置を講ずる支援をする。
人の気持ちに寄り添い、そっと背中を押すことがその本質だ。

主人公たちの仕事への真摯さと、対象者たちの抱える問題や苦悩がリアルに丁寧に描かれていて好感が持てる世界観だった。

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Posted by ブクログ 2021年01月28日

知らない職業の裏側を知れるのって楽しい。

家庭調査官補の話。

職業への関心が高まるだけじゃなくて、いつも笑っているあの人ももしかしたら家庭で問題を抱えてるのかもなんて思わせてくれる作品です。
想像力はいつも持っていたいなあ。
来春から社会人になるので、私も主人公のように少しずつ成長していきたいで...続きを読むす。 

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Posted by ブクログ 2021年01月17日

そんな部署があったんか!っていうところから始まって、いろいろ学びながら、楽しみながら読みました。
柚月裕子さんの本を読むと、今まで知らなかった世界のことを知り、やんわりと問題意識を感じることができて、やさしい気持ちになれます。
刑事が出てくるタイプのものよりも、こういう日常的に過ごしている人に問題が...続きを読む起こり、正義感のあるごく普通の主人公が奮闘する!というタイプのストーリーが柚木さんの場合は、好きです^^

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Posted by ブクログ 2020年12月10日

家裁調査官補として、あらゆる家裁事案と向き合い、時に迷い疑い嘆きながら、成長していく主人公の姿を描いた連作短編集。

家裁調査官の職務がどれほど繊細で奥深く、決まりきった正解などない問題と日々対峙していることを垣間見た。

そうして私も主人公と同じ目線で同じように思ったり、悩んだり、迷ったり。

...続きを読むったくもう。まだまだ私も成長の途中なのだな。

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Posted by ブクログ 2020年10月01日

家庭裁判所調査官。身近にある一番小さなコミュニティにもしも亀裂が入ったら…多くを語らぬ当事者たちの内側に入り込み最善の未来へと導いていく。
調査に終わらぬ尊き仕事。

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Posted by ブクログ 2020年09月30日


人間の心が1番怖い。
でも、その心に触れたとき触れられたときが
きっと心を動かすのだろうと思う。


家庭裁判所調査官の仕事に一時期興味を持ってて、気になって読んでみた本。

小説と言えど、自分には大地のような責任感や使命感はないかもなあと痛感した。
大地の今後も気になるし、最後の離婚調停の行方も...続きを読む気になる。

意外性はないけどすごく読みやすかった

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Posted by ブクログ 2020年08月27日

家庭裁判所調査官補の話。
連作短編で読みやすいし、家庭裁判所の調査官という職業がどのようなものか、わかりやすい。

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Posted by ブクログ 2020年08月10日

家庭裁判所の調停委員の面談を受ける機会があり、読んでみた。
もし、調停委員になることがあったら、この物語に出てくるような、固定観念に捕らわれた高圧的な委員にはならないようにしよう、と思った。

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Posted by ブクログ 2020年08月03日

面白かった。ありそうであまりなかった設定じゃないのかな。主人公の成長と共にまだまだ続編を読みたくなる作品。人間生きてると色んなことがあるけどとりあげる内容にも非常に興味が持てて小説なんだけど、ドキュメンタリーをみてるような気持ちにもなれるのが更にいい。

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Posted by ブクログ 2020年07月31日

短篇集なので、それぞれの話は短めだが、その中でしっかりとまとまっている。
物事の背景や心情の細かい機微がしっかりと短編ながらに描かれていた。もしもこの一つ一つをそれぞれ独立した小説にしたら、さらに感動や気づきも多くなるなと思った。
主人公にも好感。

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Posted by ブクログ 2020年07月25日

家庭裁判所調査官の物語。

このようなあまり題材となることが少ない職業モノ小説は面白い!

良くも悪くも推理モノっぽい展開が続く。

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Posted by ブクログ 2020年06月27日

人との向き合い方を考えさせられる本でした。
人は表面上では見えない部分が沢山あること
幼少期から教えられた固定概念が残っていること
みんな現代社会のストレスの中で壊れそうなバランスになりながら生きていること

人に頼って生きていきたい

人に頼れるような環境にしていける人になりたいと思った。

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Posted by ブクログ 2020年06月17日

家裁調査官という仕事を通して人生を見つめ直す短編集。
主人公の調査官補は最初は表面的な情報だけで安易に判断しそうになるが、周りの先輩たちが与える遠回しな示唆によって自分の浅慮に気付き、多くの関係者に話を聞くことで問題の本質に近づいてゆく。
そのプロセスはまさに現場百篇という感じで、他の仕事にも参考に...続きを読むなると思います。
良い先輩たちに恵まれて本人が成長でき、その仕事を通して関係者を幸せにする、地味だけど素敵な一冊でした。

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Posted by ブクログ 2020年04月25日

主人公は、少年事件や離婚問題の背景を調査し、紛争を解決へと導く家庭調査官見習いの"かんぽちゃん"。複雑に絡み合った問題を背負う相談者に真摯に寄り添い、真実を追求し、解決の糸口を導き出そうと懊悩する姿は、人間味溢れ、清々しく、その成長にエールを送りたくなる。
今、希望の光が消えてし...続きを読むまわない様に、大変な思いをしている人に思いを馳せ、そして、自らも。

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Posted by ブクログ 2020年04月25日

短編なので、サクサク読めました。

家庭裁判所調査官という家庭のゴタゴタに踏み込まないと解決できない内容。

入りは、かなり興味がありました。

女性からの問題が多いのと、全てがなんとなくハッピーエンドという終わり方。

心のわだかまりは、残りませんが、少し物足りなく感じました。

扱っている題材の...続きを読む割には、軽めの内容だったとおもいます。

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Posted by ブクログ 2020年04月18日

家庭裁判所の調査官を目指し、調査官補として九州の家裁に配属された主人公の青年が、様々なケースの事件調査や関係者、上司、同期の調査官補との関わりの中で成長していく姿を描いています。
とっても読後感の良い、ポジティブな気持ちになれる作品です。文章の上手さはさすがの・・・って感じで(^_^)
柚月裕子を読...続きを読むむならまずこの一冊、おススメです。

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