あらすじ
寄り添う事で、人の人生は変えられるのか――
家庭裁判所調査官見習いの若者の奮闘を描く感動作!
家庭裁判所調査官として研修の間、九州の福森家裁に配属された望月大地。
そこでは窃盗を犯した少女、ストーカー事案で逮捕された高校生や親権を争う夫婦とその息子など、心を開かない相談者たちを相手に、懊悩する日々を送ることに……。
大地はそれぞれの真実に辿り着き、一人前の家裁調査官となれるのか!?
解説・益田浄子(家庭裁判所調査官)
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Posted by ブクログ
人生経験や実務経験の少ない主人公の大地が一つ一つの案件に葛藤しながらもクリアしていくストーリー。
重くなりがちなテーマだが大地というキャラクターのフィルターを通す事によって客観的に見る事が出来る。問題を抱えた家事事案で一番影響を受けるのはどうしても子ども達。
この子達の未来が少しでも明るく希望を見出せるようにと願わずにはいられない。
最終話の悠真は結局最後の調停前に大地とはお別れだっのかな?!(そうだったとしたらお役所仕事、融通効かんなぁ…。)
タゴールの人生航路の詩の引用は、ちょっと調子よく解釈し過ぎなような気がするなぁ。
どちらかがどうと結論づける調停と言う場では、救い上げられるのはどちらか片方かもしれない。救うなんて思ってる時点で独りよがりなんよなぁ。と、言う気がした。
Posted by ブクログ
背負う者」「抱かれる者」「縋る者」「責める者」「迷う者」の計5篇の短篇を収録。
見習い家裁調査官補の青年が主人公で、人生経験の浅さからくる自信のなさで自分の判断に悩みながら、1件ずつ正しい判断をしようと努力を重ねていく。心が温まる佳作集。