逃亡者は北へ向かう

逃亡者は北へ向かう

2,090円 (税込)

10pt

大震災直後に殺人を犯し、死刑を覚悟しながらもある人物を探すため姿を消した青年。自らの家族も被災した一人の刑事が、執念の捜査で容疑者に迫る。壊れた道、選べなかった人生――混沌とした被災地で繰り広げられる逃亡劇! 『孤狼の血』『盤上の向日葵』の著者が地元・東北を舞台に描く震災クライムサスペンス。

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逃亡者は北へ向かう のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    東日本大震災の半月後におこった人質立て籠もり事件。
    あの日、あの時、あの場所に居なかったら、どうなっていただろう。
    誰もがふと考える事が、深く深く考えさせられる作品。
    一つの選択がドミノ倒しように連鎖していく。
    そのドミノは倒したのか、倒されたのか。

    直木賞ノミネート作品だが、私の中ではこれが

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    二名を殺害して逃走している真柴亮(22)が、時を同じくして起こった東日本大震災の避難所の体育館で人質をとって立て籠っている、そしてSATに射殺されそうになっているシーンが冒頭。そこから、なぜ真柴がそんな状況になったかが語られていく。
    真柴の暗転していく様と、随所に描かれている震災後の身内を亡くした人

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    泣きながら読んだ本は初めて。描写の細かさが、震災後、常磐道を北上していった時、無人の農村を抜けて行く時の悲しさと無力さを思い出した。
    亮が心が穏やかであったと祈りたい。

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    運がいいとか、運が悪いとか、
    人はその都度、喜んだり、悔しがったり・・・
    まして、どんな家庭に産まれ育つかは、本人の選びようがない。
    両親が離婚してどちらの親も頼れない子供も現実にいる。
    亡くなってから顔も知らない実の親を知ることも。
    家族も色々な形がある。

    真柴亮の人生を知るほど、胸が痛くなる。

    0
    2025年10月14日

    Posted by ブクログ

    確かに2人も殺してしまったし、1人殺してしまった時自首するべきだったのかもしれない、でも
    この逃亡者の生い立ちを考えると可哀想で逃げ切ってほしいとさえ思った。
    甲野が1番許せない

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    柚月裕子さんの作品には力強さの中にある緻密さや繊細さのようなものが宿る一言一句に惹き込まれてしまいます。本作もなかなかでした。

    運命なのか、人生の歯車なのか。東日本大震災直後の東北を舞台に、選択ができないような生かされ方に翻弄されるままの真柴亮(22歳)が連続殺人犯となり、さつき東署の陣内康介が相

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    柚月裕子さんの作品は幾つか読んでるけど、どちらかというと映画というより2時間サスペンスのイメージ(虎狼の血シリーズは別ですが)です。この作品も、

    設定が重いし、犯人の境遇も重い。「運が悪い」で片付けられてしまうが、最初のチンピラといい、巻き込まれた感じで不幸さを感じる。こういう境遇の人は少なからず

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    良かった。個人的には、救いのない所に、救いが見いだせました。不運な人間だからこその最後の悟りに行けるのかと。ただ、ラストはもう少し盛り上げてほしかった。
    柚月裕子の本を読んだの初めてでしたが、悪くない。でも、人物描写がぬるいというか、もう少し輪郭を出してくれると、もっと没入できるかと思いました。他の

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    震災を扱ったクライムサスペンス

    人質を取って立てこもった犯人を建物の外から見張るSATの描写から物語は始まる

    震災の混乱に乗じて罪を犯した極悪人と思わされるが、順を追って見せられると犯人の真柴はたまたま犯罪を犯してしまっただけの被害者にすら思えてくる

    真柴自身も、あのときああしていれば、こうし

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    読後が良いとは言えないが素晴らしい本であった。
    改めて著者の筆力に脱帽する。
    東北大震災をテーマとした本として女たちの避難所(垣谷美雨さん)の本と何となく似ているような感じがした。
    但しストーリーは全く異なる。
    人間、皆、平等だ、、、、などという綺麗事とは全くの真逆。
    ちょっとしたきっかけから人生が

    0
    2025年11月18日

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