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Posted by ブクログ
埼玉県の山中で白骨の遺体が名駒・初代 菊水月作 錦旗島黄楊根杢盛上げ駒(しょだいきくすいげつさくきんきしまつげねもくもりあげごま)とともに見つかった。埼玉県警の2人の刑事が名駒の来歴を追う。なぜ遺体は名駒を抱いていたのか?
文庫本では上下巻になっており、上巻では2人の刑事が名駒の来歴を追うのがメインのストーリーライン。もう一つのストーリーラインではタイトル戦が行われており、そのタイトルに挑戦している異色の経歴の棋士 上条桂介にもスポットが当たる。
この上条桂介の子供時代からの話が展開されるがひたすら不憫で可哀想でした。一方で刑事たちが駒の来歴を追う旅はなんとも面白い。辛いと面白いが交互に来る感じですね。
2つのストーリーラインがどこで交錯するかが、事件の真相に迫るための鍵になる。謎解きでは無いのでミステリという感じはそこまで無かったかなあ。後半はどうなるのか?なお名駒の読みが難しすぎて、いつまでも読めず適当に読み飛ばしてしまった。あと本書で創作した架空の駒みたい。
Posted by ブクログ
上巻では、白骨死体の遺留品捜査を担当する刑事の視点と、幼くして高い棋力を示す佳介、そしてあるきっかけで佳介と出会い、世話役を担うことになった唐沢夫妻と佳介が過ごす時間とが交互に描かれる。時代は昭和で、聞き込み捜査はアナログそのもの。なかなか進展しない捜査の過程が、かえって味わい深い。
唐沢夫妻と佳介が過ごす時間の描写は、読みながら涙が止まらなかった。子に恵まれなかったが子ども思いの老夫婦と、自分の子どもの面倒も見ない実の親。最低な親であっても、唯一の親からの愛を求めてしまう幼い子どもの姿が胸に迫る。
また、かつて奨励会に入会しながらもプロ棋士になれず、退会後に警部となった佐野が、遺留品の駒を手がかりに捜査を進める中で、将棋にまつわる苦い記憶を次々と蘇らせていく描写も印象に残った。
Posted by ブクログ
数年前、この本が話題になった時
読んでみたいな・・・とは思いつつ
将棋の話だと知って
将棋って、あまり興味ないなぁ・・・
なんて思った記憶があります
そして、今年、映画化されまして
(坂口健太郎さん、渡辺謙さん、らが出演)
またまた話題になっていたので
今度こそ!と読んでみました
山中で発見された白骨死体
一緒に埋められていた、希少で高級な将棋の駒を手掛かりに
犯人を捜す刑事たち
そして若き棋士の光と闇・・・
過酷な人生と人間ドラマが描かれています
松本清張の「砂の器」を彷彿とさせる物語で
心揺さぶられ、涙し、最後には深いため息がもれました
Posted by ブクログ
最高傑作!主題歌 鈴木雅之 ポラリス
2026.8.24〜NHK BS 再放送
刑事蓮佛美沙子が、素晴らしい、元将棋師から警察官、殺されたのは、東明重慶、上条圭介の親は、近親相姦の子、育ての親は、母親の家のお手伝い!東明との最後の勝負、「俺が勝ったらこの場所に将棋譜と一緒に埋めてくれ」最後の東明との闘いが始まった。負けた東明は、わざとじゃ無い、お前はブロになれ、と言って、ナイフ刺し自死した。王将戦最後に、盤面に向日葵が現れ、勝負がついた。
上条桂介:千葉雄大(天才棋士)東明重慶:竹中直人(伝説の真剣師)唐沢光一朗:柄本明佐野直子:蓮佛美沙子
錦旗島黄楊根杢盛り上げ駒
「錦旗島黄楊根杢盛上駒(きんきとうつげねもくもりあげこま)」とは、最高級の将棋駒で、「錦旗(きんき)」という格式高い書体を使用し、木目が美しい**「島黄楊(しまつげ)根杢(ねもく)」という希少な木材に、漆を厚く盛り上げて文字を表現する「盛上駒(もりあげごま)」
「菊水月(きくすいげつ)」は、将棋の希少な駒の名前であり、小説・映画『盤上の向日葵』で重要な役割を果たすアイテムです。
『盤上の向日葵』の物語の鍵となる将棋の駒は、世の中に7組しか現存しない江戸時代の名工「初代菊水月」の作です。
2018年本屋大賞2位!
著者渾身の慟哭のミステリー、ついに文庫化!
平成六年、夏。埼玉県の山中で白骨死体が発見された。遺留品は、名匠の将棋駒。叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志した新米刑事の佐野は、駒の足取りを追って日本各地に飛ぶ。折しも将棋界では、実業界から転身した異端の天才棋士・上条桂介が、世紀の一戦に挑もうとしていた――
Posted by ブクログ
将棋好きならかなり楽しめる一冊です。単なる将棋ミステリーではなく「将棋に人生を懸けるとはどういうことか」を描いた作品です。
対局そのものだけでなく棋士の思考や勝負への執念、将棋を通じた人間関係が濃く描かれているのが魅力的です。将棋を知っているほど登場人物たちの勝負に懸ける熱量をより深く感じられます。
上巻は事件の謎と人物の過去をじっくり積み上げていく感じなので派手な対局を次々楽しむというよりも将棋と人間ドラマを味わいたい人向けだと思います。
将棋好きなら「将棋を題材にしたミステリー」以上に、将棋に取り憑かれた人間の物語として楽しめる作品になります。
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