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Posted by ブクログ
上下巻合わせての、感想!
将棋のことは駒の動かし方くらいしか知らないけど、めちゃくちゃ楽しめた。気になって一気読みしちゃう系!
作中の石破警部補くらい将棋の知識がないけど、大丈夫だった(笑) もしかして将棋が分かる人が読めば、もっと対局のシーンが熱いのかもしれない……。
ミステリーっていうよりも、人間模様に重きが置かれているのかな。ハウダニットやフーダニットよりも圧倒的にホワイダニットが重視されていると感じた。主要な登場人物の人生が、かなり詳細に描かれていて、人間ドラマとして良かった。
時代背景が少し古いので、昭和〜平成の空気感に浸りたい人にもオススメできる。これぞ昭和の男!といえる価値観・生き様の男たちが出てくる。
Posted by ブクログ
下巻になってやっとこの本のタイトルの意味が腑に落ちた。ここで佳介と、東明とゴッホの生き様が重なる。3人とも周囲の誰からも理解されないし、本人も救われない。どれだけ頭が良くても、東大卒で起業家になって成功しても、絵画や将棋で天才であっても、一般の常識内では生きている感じがしない。燃え続ける情熱と闘いの人生の中で、自分が向きたい方角を向かないと生きていけない。一般の人が理解できない才能を持つ人の人生は孤独で切ない。
最後はオープンエンドだけど、余白に希望がある終わり方でとてもよかった。佳介のプロ棋士としての人生はまだ続く、次の一手がある、って感じがする。この先どうなるのか読書による想像次第だけど、佳介は死を望む情熱から解放されて、やっとこれからちゃんと前を向いて、光のあるほうへ向く向日葵の様に生きていく様な希望がみえる。 とても良かった。クセの強い石破警部も良かった。
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