無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。ホテルの密室で男女の痴情のもつれが引き起こした刺殺事件。現場の状況証拠などから被告人は有罪が濃厚とされていた。それにも拘わらず、佐方は弁護を引き受けた。「面白くなりそう」だから。佐方は法廷で若手敏腕検事・真生と対峙しながら事件の裏に隠された真相を手繰り寄せていく。やがて7年前に起きたある交通事故との関連が明らかになり……。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
改めて「悪」の判断がとても難しいと思った。
どの立場かによって、誰が悪いのか変わってしまうし、人の話すことが100パーセント本当のことを言っているかは、他人には分からない。
自分の身内が亡くなったからと言って、人の身内を殺してもいいのかと言われれば良くないが、自分の身内を殺した人を殺したと言われれば、良くは無いけど気持ちは分かるになってしまう。
裁判が進むにつれ事件の背景がわかってくるが、作中にあった「見殺しにするのではない、救うのだ」というのが全ての言葉だなと思った。
極限のなか幸せだと聞けたのは、何より悲しいことだと感じた。
正義とはなにか、そしてそれを決めるのは誰か。
何が良くて何が悪いことなのか。
我々はしっかり考えられているのかを考えながらこれからはマスメディアに目を通そうと思う。
Posted by ブクログ
私ってホントに理想的な読者よなーって自分で思う。ミステリーやサスペンス、面白いように騙されるもん毎回。漫然と読んでて特に謎解きとかに力入れないってのもあるけど、えーーっ⁈って毎度著者の意図通りに騙されて楽しい。それで中盤までは被害者と被告人とだけ法廷で…男性作家が書いてるようなピシッとしたところと女性作家的なウェットな部分とのバランス感も好き。あとがきで今野敏が言うように、男っぽい中年男性を描くのが上手い女流作家。あんなシブくてしつこくて熱さと冷静さを兼ね備えた、頭の回る仕事のできる男に若造のねーちゃんがかなうわけない。顔洗って出直してこい!って感じだけど、彼女の家庭の事情もいろいろあり思い詰めて猪突猛進になりがちなタイプながら根性もありそうだし佐方との法廷を経験してもっと人間を深く見つめる法曹人に育てばいいなと思う。電車乗ってる20分ぐらいにちょこちょこ読むのにピッタリなこの手の本、好き。楽しい通勤時間だった!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。