Posted by ブクログ
2021年08月28日
柚月裕子にハマってしまった、作者に前否定的なことをレビューしたことごめんなさい。
結構法廷物、警察物、裁判物、検事、弁護士絡みを読んできたものにとっては新鮮だった、見事に騙された。
小学生の子供を事故で亡くす
加害者は権力を使って不起訴になる
(自分は、子供を亡くしたことだけでも気が狂う、そして死ん...続きを読むでしまうだろう)
おまけに加害者は罪に問われない。」
始めから被告人、殺された人をわからないままに読んでいった。
本文より
「相手の命を奪うことだけが復讐ではありません」
「罪の連鎖」
「罪を犯した者は裁かれるべきです。そして罪を犯した者は真実を述べなければいけない」
「誰でも過ちは犯す、しかし一度ならば過ち、二度は違う
二度目に犯した過ちはその人間の生き方、
今なら前の事故をたった一度きりの過ちと言い切れるだろう、
だからここから逃げたら
過ちではなくなる、単なる犯罪者だと」
うーん、痺れる。
佐方弁護士かっこいい。
世の中嫌なことばかりだからなおさら
甘いかもしれないが
希望が湧いてくる作品がいいな。