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検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。ホテルの密室で男女の痴情のもつれが引き起こした刺殺事件。現場の状況証拠などから被告人は有罪が濃厚とされていた。それにも拘わらず、佐方は弁護を引き受けた。「面白くなりそう」だから。佐方は法廷で若手敏腕検事・真生と対峙しながら事件の裏に隠された真相を手繰り寄せていく。やがて7年前に起きたある交通事故との関連が明らかになり……。
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Posted by ブクログ
あの一文を読むまで、見事にミスリードされた。どこか文章を飛ばしてしまったんじゃないか、登場人物を誤認してしまったんじゃないかと、前のページを遡ったりもした。 物語としてはそこまで長くなく、全体的にコンパクトだが読み応えは十分。
私ってホントに理想的な読者よなーって自分で思う。ミステリーやサスペンス、面白いように騙されるもん毎回。漫然と読んでて特に謎解きとかに力入れないってのもあるけど、えーーっ⁈って毎度著者の意図通りに騙されて楽しい。それで中盤までは被害者と被告人とだけ法廷で…男性作家が書いてるようなピシッとしたところと女...続きを読む性作家的なウェットな部分とのバランス感も好き。あとがきで今野敏が言うように、男っぽい中年男性を描くのが上手い女流作家。あんなシブくてしつこくて熱さと冷静さを兼ね備えた、頭の回る仕事のできる男に若造のねーちゃんがかなうわけない。顔洗って出直してこい!って感じだけど、彼女の家庭の事情もいろいろあり思い詰めて猪突猛進になりがちなタイプながら根性もありそうだし佐方との法廷を経験してもっと人間を深く見つめる法曹人に育てばいいなと思う。電車乗ってる20分ぐらいにちょこちょこ読むのにピッタリなこの手の本、好き。楽しい通勤時間だった!
2026.06.13 自分の予想が外れて見事に騙された。 ああ、そっちだったのか、と膝を打った。 作者が誘導したストーリーにまんまと乗せられた。 誰かに勧めたくなる一作。
面白かったー。 刑事、法廷ものは、進むべきとこが 決まっており私には分かりやすく良かった。 警察の隠蔽体質は、相変わらずの風土みたいな感じですね。 どこの世界にも要領のいい奴が存在している。 次も読んでみたいシリーズです。
柚月裕子作品はこれまでそこまでハマらなかったんですがこれはめちゃくちゃおもしろかった。脳汁出る。 静かなのに騒がしいみたいな作品。 わざわざ佐方シリーズの一作目にしたので次も読みます。
途中まで、被告人が誰なのかわからないようになっていて、さまざまに予想をしながら読み進めていきました。途中で挟み込まれる過去のエピソードがどんなふうに裁判に関わってくるのか、読む手が止まりませんでした。佐方の仕事は信念と情熱を持ってきっちりやり遂げる姿もとても魅力的でした。面白かったです。
読者を惑わせる展開、敢えて名前を裁判中に出さないことで誰が被疑者で、誰が加害者か、終盤までわからなくしている。推測、そしてミスリードというのであれば、どちらになっていてもおかしくないということなのだろう。
交通事故で息子を失った夫婦が復讐する。正しく罪を裁くとは‥後半の佐方弁護士の最終弁論は素晴らしい。 被告も被害者も弁護人を睨みつけるという面白い展開でした。
読後感すっきり
かってな思い込みをうまく利用されてしまったが、すっきり面白く読めた。
子どもを事故で失った夫婦をめぐる悲しい事件。巧みなミスリードに翻弄され、真相が見えたと思った瞬間にひっくり返された。 「人は犯した罪そのもので裁かれなければならない」というテーマが深く胸に残る一冊でした。
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