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Posted by ブクログ
間違えて先に「検事の信義」を読んでしまいましたが、この作品で、佐方の父陽世の無実が周囲の人の知るところとなっていました。
親友でもあった住職の言葉。
日本人で、しかもガイドの資格も持ってはいても、仏教についての理解はほとんどない私ですが、仏教を信じてみようかな、と思えました。
そして佐方が刑事部から公判部に異動になったので、上の圧力に屈せず起訴するかっこよさも、公判でのやり取りのかっこよさも両方楽しめるお得感(?)があります。
上司である筒井の言葉
「秋霜烈日の白バッジを与えられている俺たちが、権力に屈したらどうなる。世の中は、いったい何を信じればいい」
佐方シリーズ、永遠に続いてほしい。
Posted by ブクログ
佐方貞人シリーズ三作品目は、検事時代に受けた権力の圧力について…。
佐方の信条は、『罪はまっとうに裁かれなければならない』。シリーズの中で度々この信条が書かれています。
佐方のデスクには未決の事件調書が山積になっているが、一件ずつ慎重かつ疑問に思うことは、時間の許す限り解決していきます。
検事事務官も気付かない疑問点があれば、佐方は頭をくしゃくしゃと掻きながら…。第一話は「心を掬う」、事務官の増田が疑問に思う場面もある。第二話は「業をおろす」、物語の舞台は佐方の故郷広島で、父佐方陽世の十三回忌の法要が菩提寺でいとなまれる。「弁護士の職業倫理と正義が相容れなかったらどうする―」。
その問題で陽世は、自らを罰したのだと思う。第三と四話は、この小説の根幹をなす。
検事正の判子なしで、主人公が起訴した会社員を求刑し、実刑判決を勝ち取った。井原弁護士は「検察内での立場が危うくなるような真似を、なぜする」と吐き捨てるシーンが印象的でした。しかし、秋霜烈日の白バッチを与えられている俺たちが権力に屈したらどうなる、と井筒が言うが歯切れの悪さを感じた。(私見です)
読書は楽しい。
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