【感想・ネタバレ】孤狼の血のレビュー

あらすじ

常識外れのマル暴刑事と極道の、プライドを賭けた戦い。作家、マスコミほか多くの賞賛を集めた、圧巻の警察小説。

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

捜査二課の暴力団係に配属された日岡は、班長の大上の下につき、金融会社社員失踪事件を追う。ヤクザの懐に入り込み時には違法捜査も辞さない大上に、警察官として葛藤しながらも信頼感が芽生えていく過程を、暴力団捜査という一般常識の通用しない世界ながら、そのしきたりや特別な用語に至るまで読者に違和感を抱かせず描ききり、圧巻だった。各章の冒頭に日誌が登場し、その後何が起きるかが分かってしまうので、少しもったいない気がしていたが、所々黒塗りされたその日誌が、クライマックスの急展開、そしてプロローグの場面に綺麗に繋がり、ミステリとしても申し分ない読み応えだったように思う。大上のキャラクターは一冊で亡くしてしまうには惜しい気もしたが、続編もあるので、大上亡き後どのように展開していくのか、楽しみにしたい。

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2026年03月20日

Posted by ブクログ

映画化もされているが、大上、日岡、一ノ瀬のそれぞれの距離感や終盤の話の筋が違い、別の話に感じる。小説は2回、映画は3回見たが、やはり小説の方がいい。「暴虎の牙」まで読み終えた今、改めてもう一度じっくり読みたい。

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2026年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大好きな映画の原作を読みたい読みたいと
思いながら今日に至る。やっと読めた。
組織名や組員がとにかく沢山出てくるので
頭こんがらがるけど、映画を観ていたおかげで
比較的スーッと読み解ける。
いやぁこれは実写化大成功作品ですね。

日岡の日誌にガミさんが走り書きしていた
あの名シーンが原作にはなくてとても残念だったけど
そう考えると映画の脚本最高だったんだなぁとも思える。いやぁ、すぐ続編「凶犬の眼」行ってきます(*`・ω・)ゞ

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

大上がかっこよすぎる!!!大好きな映画だからずっと原作を読んでみたいと思ってたけど、おもしろい!熱い!素晴らしい!!珍しく映画から入った方がいい原作本な気がする。配役もばっちりで、出てくる人物も多いから役者を想像しながら話を進めることができて読みやすかった!とは言えこれはどこの所属だったっけ?と何度か初めの相関図を見ながら、、、
警察として。人として何が正しいのか。でも大上はかっこいい。大上と日岡のコンビをずっと見ていたかったような気分。
読み終えてから考えると、虎狼の血ってタイトルが最高にかっこいい。
すぐ続編も読もう!!!

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2026年01月19日

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 やくざ、悪徳刑事、広島弁。とツボに入る要素多めの話。
 物語自体も無骨な刑事物で、先の展開がとても気になる内容。ヒューマンドラマとしても面白く三部作とも買うことを決意。素晴らしい作品でした。

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2025年12月08日

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義理と人情。
こんな時代だからこそ、自分が信じられる道を歩いていきたいと思って生きています。
精神的にも肉体的にもタフで、妥協しない大上さんから学ぶものがあったと思います。

日記の墨塗り部分の謎が解けたときは、鳥肌が立ちました。

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2025年12月06日

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映画は怖くて途中までしか見れなかったが小説はそれほどグロくない。広島もヤクザもなじみがなかったのに読み終えると広島弁が頭を駆け巡る。最後は涙なしには読めない。丸善丸の内にて購入。

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2025年11月01日

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良、良、良〜〜〜〜〜!!!!!!映画がとてもすきなのに、なぜか原作は今までずっと後回しにして読んでいなかった。もうばか、ほんとうにばか、もっと早く読めよわたし。映画を観てるから物語は知っていたけれど、それでも圧倒的に面白い。構成もすばらしいというか、ただでさえ面白い物語を最高に面白いものにしている感じがする。あまりにも強烈で激しい、ヤクザあるいは警察小説。柚月裕子大先生、この作品を書いてくれてありがとう…天才…神…。
読んでいるあいだ、数えきれないくらい映画のシーンを思い出した。原作に対してかなり忠実につくられた映画だったんだなあ、とそのたびに感じて胸が熱くなる。映画もまた観たくなっちゃった。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

めっちゃ面白かった!
狡猾な暴力団、警察上内部の腐敗を相手に自分なりの正義、生き様をつらぬく大上。最後の予想もつかない展開。
良い本に出会えました♪

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

『狐狼の血』柚月裕子さん
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1.柚月裕子作品に魅せられて
柚月裕子さんの作品、前から好きで何冊か読んでいるんです。『盤上の向日葵』も『検事の本懐』も、読み始めると止まらなくなるんですよね。

将棋とか法律とか、全然知らない世界なのに、グイグイ引き込まれてしまう。

それはきっと、彼女のテーマの広さと、ストーリーを丁寧に積み重ねていく展開の細やかさ、そして何よりその疾走感があるからなんだと思います。気づいたらもう夜中、なんてことが何度もありました。
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2.本書の面白さ
全然違う広島の極道と警察の世界を描いた『孤狼の血』を手に取るのは、僕にとって当然のことでした。この作品で、彼女がどんな物語を見せてくれるのか、ワクワクしながら読み始めました。
案の定、止まらなかったです。
最初から最後まで一気読みでした。
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3.ストーリー
新人刑事の日岡が、ベテラン刑事の大上と組むところから話は始まります。大上のやり方が、もうめちゃくちゃなんです。

法なんてお構いなし、極道と裏で繋がってるし、見ててヒヤヒヤすします。
でも、そのめちゃくちゃなやり方の裏にある彼の信念が、物語が進むにつれて少しずつ見えてきます。
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4.正義と悪の境界線
この本を読んで一番考えさせられたのは、「正義って何なんだろう」ということです。

大上のやり方は、世間一般の正義とはかけ離れているかもしれません。しかし、時には、一番効果的な正義だったりするときもあるということです。

『彼の行動が本当に正しいのか?』
日岡は惑います。

この物語は、単なる警察と極道の戦いを描いているだけじゃありません。昭和から平成へと移り変わる時代の中で、男たちがそれぞれの「正義」を貫こうとする姿が、本当に生々しく描かれていました。読後も、登場人物たちの生き様が頭から離れません。

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5.読みおえて
柚月さんの小説はいつもそうなんですが、読み終わった後に、心にずっしりとした重みが残ります。そして、爽やかな余韻も残ります。

読書の秋、ぜひ、手に取ってほしい一冊です。

#読書好きな人の世界と繋がりたい

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

大上刑事の捜査手法には、やり過ぎだと感じる部分はありましたが、その背景には身近にいる大切な人を守り抜くという深い義理と人情があることが分かり気持ちが熱くなりました。日岡刑事になりきったかのように読むことができ、読後感も最高でした!

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2025年08月23日

Posted by ブクログ

どんでん返しのびっくりだけじゃない、色んな感情にさせられた一冊。
こんなジャンルも読めるんだって思わせてくれた。

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2025年06月13日

購入済み

少し変わった警察小説

まあ良くある悪徳刑事と新米刑事によるアクション活劇ね、、と思ってたら違った。
いや、違ってないか笑
後半、真相やタイトルの意味が分かるに連れてドハマリ。
続編も購入していますので、これから読みます。

それはそうと、BookLive!の「続きから読む」機能。
いつオフになりますか?
鬱陶しいことこの上なし!です。

#アツい #泣ける #ドキドキハラハラ

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2024年10月27日

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柚月裕子さんの著書、2シリーズ化されている、その一作目の作品。

今作品は昭和60年代の広島が舞台であり、当時の警察とヤクザの模様が伺える。

作品はハードボイルドでありながら、人情味が濃い。バックグラウンドも警察内部、暴力団内部の両独特な社会感もきっちりと描かれている。
なんといっても大上と日岡の関係性が絶妙。また晶子の存在が二人の人生に直決する大きなキーパーソンであると感じた。

テーマは正義になるだろうか?
正義にも種類があり、心の正義、自分の正義、誰か個人の為の正義、仲間や組の為の正義、一般大衆の正義がこの作品から読み取れる。
大上が日岡に託した正義はきっちりと日岡の中でその正義感が成立し、彼の今後の人生観まで影響していくだろうと読み取れた。

各段落の冒頭の日誌、削除されている理由もミスリードなのだろうとも感じていたが終盤に理由が明らかになり納得。
それも含めてミステリーらしく最後に怒涛の真実が明かされていくのだが、同時に日岡の主意も固まっていく様子が読み取れて最高の作品だと感じた。

少しおいて続編も読もうと思う。
「狂犬」ではなく「凶犬」、タイトルだけでワクワクする。

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2025年08月15日

Posted by ブクログ

信頼とは、正義とは ヤクザものは苦手なため敬遠していましたがこれは読むべき一冊です!
ベテラン悪徳刑事、大上と新人のひよっこ、日岡が互いを信頼し、絆ができていく。
信頼は正義を越えるのか、正義は信頼を超えるのか。
正解はないと思いますが、日岡が日岡なりの信頼と正義を尽くす姿に思わず興奮します。

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2025年12月18日

購入済み

若き日に見た 絵が浮かぶ

呉 在住
呉弁も 完璧
内容も 違和感なく 感動ました。

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2018年05月18日

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ネタバレ

日岡秀一
呉原東署に赴任。所属は捜査二課。暴力団係に配属。二十五歳。

斎宮正成
呉原東署の二課課長。

大上章吾
呉原東署捜査二課主任。暴力団係の班長。四十四歳。日岡の上司。県警内部で、凄腕のマル暴刑事として有名な人物。ガミさん。

苗代
赤シャツの男。日岡にパチンコ屋で因縁をつけられる。加古村組で喧嘩が一番強いと言われてる男。若頭の野崎の下についている。

加古村猛
加古村組の組長。八年前に呉原市で立ち上がった新興組織。

野崎康介
加古村組の若頭。

上早稲二郎
加古村組の系列の呉原金融の経理担当。行方知れずになっている。三十三歳。三年前に懲役二年の実刑をく喰らい、広島刑務所に入所していた。

一ノ瀬守孝
尾谷組若頭。

タカシ
柳田孝。尾谷組の若者。リーゼント頭。加古村組の組員に腹部を刺され死亡。

高木里佳子
明石通りのスタンドバー「リコ」のママ。三十三歳、前の亭主もその前の男も、夜の勤めが過ぎてやり殺されてる。

尾谷憲次
尾谷組組長。六十八歳。鳥取刑務所に服役中。

山内
元尾谷組。

浅沼真治
五十子会若頭。

晶子
小料理屋志乃の女将。

友竹啓二
暴力団係係長。警部補。

笹谷学
知能犯係係長。

土井秀雄
暴力団係班長。県警本部時代、仁正会を担当し、五十子会との繋がりは深い。

渡瀬拓
加古村組組員。県警四課時代に仁正会を担当しており、仁正会系列の五十子会、参加の加古村組には顔が広い。

矢本隆行
上早稲が以前勤めていた広島東西信用金庫の同僚。

上早稲潤子
上早稲の妹。三十一歳。美容室ノア勤務。独身。

唐津
二課歴五年の巡査長。四十歳。

高塚
去年結婚したばかりの新婚。

柴浦
二課歴四年の巡査長。三十七歳。

瀬内
柴浦の同期で、二課歴は二年。署内でも有名な恐妻家。

大上清子
ガミさんの妻。十六年前に一歳の子供と一緒に事故で亡くなる。

久保忠
上早稲二郎が刑務所で知り合った男。通称クボチュウ。シャブと女で飯を食うとる三下。

磯貝孝次郎
地元の老舗造り酒屋、名田酒造の社長。六十三歳。呉原金融に出資している。

福井佐吉
呉原金融の取締役社長を務めていた。広島仁正会会長、綿船幸助の元舎弟。五十五歳。十年前に上納金の問題で綿船の勘気に触れ、破門された元綿船組の幹部。姪が加古村組若頭の野崎と結婚し、縁戚関係。

廣瀬典久
東金工業の社長。呉原金融で手形を割り引いてもらったが、二度目の不渡を出して倒産。

カツさん
吉田たばこ屋。檀家。八十近い老女。

シンジ
カツの孫。五十子会の準構成員。

瀧井銀次
瀧井組組長。古くから広島市に本拠を置く旧・綿船組幹部で、綿船組五人衆の一人と謳われた武闘派のヤクザ。仁正会の幹事長を務めている。大上との付き合いが長い。

佐川義則
瀧井組若頭。

五十子正平
仁正会副会長。五十子会会長。
大上の妻子を殺害している。

溝口明
仁正会理事長。旧・綿船組若頭。

笹貫幸太郎
仁正会本部長。旧・綿船組五人衆のひとり。

洋子
瀧井の妻。

服部
旅館香月の番頭。

総領琢也
加古村組。

横山将太
加古村組組員。

今村明俊
加古村組組員。

大江克巳
加古村組組員。最近バッジをもらった。

浅目
巡査長。二課知能犯係。

野崎康介
加古村組の若頭。

矢島隆弘
尾谷組の古参幹部のひとり。

和山靖
加古村組の幹部。

那美
和山が備前の経営するクラブ「シャレ」から引き抜いた女。


尾谷組の若い者。

長谷川正五郎
戦前の広島で顔役と言われた博徒の親分。

衣笠義弘
備後の重鎮。長谷川正五郎の舎弟。

三谷和重
三和一家総長。

大西玄太
大西組組長。

成田幹也
尾谷の若衆。

武田
鳥取刑務所の看守長。

野津芳夫
尾谷の舎弟。

吉田滋
加古村組組員。

菅原信二
パチンコ店『日の丸』の店員。

賽本友保
尾谷組の若頭だった。十四年前、高木浩介によって射殺された。晶子の亭主。

高木浩介
五十子会の組員。

金村安則
当時の五十子会若頭。何者かに刺殺される。

神原
捜査本部の指揮をとっている副署長。

木島洋介
加古村組。

笹本
尾谷組。バッジをもらって五年。

関谷
尾谷組。

善田新輔
新善丸の船長。五十五歳。バツイチのヤモメ。

木村薫
新善丸の乗組員。善田の甥。

中居智也
新善丸の乗組員。

高坂隆文
安芸新聞社報道部次長。

土田
木村薫、苗代のひとつ下の後輩。

平出
釣り船屋。

陣内博之
県警捜査一課長。

富美
二課御用達の大衆居酒屋。

毛利克志
署長。キャリアの警視生で三十代半ば。

吉原圭輔
五十子会幹部。銃で撃たれる。

栗田
土井班に所属している最古参の刑事。

永山恭二
尾谷組。坊主頭の若者。

長瀬
吉原の舎弟。

立入豪太
尾谷組幹部。

井伊塚茂
戦後の混乱期、呉原に根を張る博徒。

津本
広島県警捜査四課課長。

長良崎
刑事部長。

今藤
西署。

嵯峨大輔
日岡の機動隊時代の上司。いまは県警監察官室に席を置く警視。

高城秀子
大上の姉。

友岡昭三
五十子の飲み分けの兄弟。

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2026年03月09日

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組織間の構図等の背景、人間関係の描写、刻一刻と変わる展開、期待を大きく上回る面白さ この作者さんの他作品も期待大

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「孤狼の血」読み終わりました。いい題名を付ける人です。 雑用が挟まって一気読みができなかったのですが、時間があれば徹夜してでも読みたいくらい面白かったです。日本推理作家協会賞受賞作でした。
『発見!角川文庫70周年記念大賞』に参加します。後ろに解説があるので(たまにないのがありがっかりしますが)、買って読むなら文庫に決めているのです。70周年なら積んでいるかもと探したらありました。最近好きになった柚月裕子さん、面白くて佐方シリーズをみんな読み終わり一安心のつもりでしたが記録が抜けています。「臨床真理」や「蟻の菜園」も読んだなと思ったらマイ本棚の下書きのところにひとつ「蟻の菜園」が残っていました。
次々に人気作が出て読むのが追いつかないのですが、「蟻の菜園」で今後に期待のようなことを書いてしまっているので、追っかけて読まないといけないという気分になっています。


作家名だけで買ってあったので、読み始めておっとこれは!とちょっと退く感じでした。プロローグは警察の暴力団対策会議から始まりました。
ひと昔もふた昔も前に映画ですが香港ノワールに嵌り、「インファナル・アフェア」で切りを付け、その後は流行りの警察小説を読み、これも切り上げた感じだったので、その流れかと思ったのです。
この企画でなければ、しばらくは積んだままになっていたかもしれませんが、「佐方さん」以後も話題に上る作品が多いようで、これも期待して買ってはいました。

暴力団の勢力争い、抗争の前触れで大小の犯罪が目に余る事態になり、警察も対策を講じるのに躍起になっていた頃で、ストーリーを盛り上げる人物の一人は警察官、日岡の成長物語でした。
そして一方上司になったはみ出し警官、大上の特異なキャラクターがいいのです。
大上は裏で暴力団幹部との癒着が囁かれる問題の人物ですが、反面、彼の活躍で事件が解決し、警察の面目を施す場面も多かったのです。
日岡はそんな上司を持ったことに落胆するのですが、少しずつ親しんでいき、ついには彼を理解して、心を開いていくのです。
大上も日岡が気に入ります。彼は家族を失い孤独な中で亡くした息子と同じ日岡の名が気に入ったのか、広大出の奇特な警官が面白いのか、自分が失った生真面目な正義感が嬉しいのか可愛がります。
そのあたり殺伐とした背景に得意の人情がらみの暖かさを入れ込むのがやはり柚月さんは上手いです。
暴力団というのは、様々な裏のつながりと、やくざ独特の仁義・恩義の貸し借りの世界に住んでいて、命がけで生きているさまが、熱く語られます。折り紙付きの悪徳警官の裏の顔が、任侠の世界でも筋の通った人物との付き合い方に現れます。このあたりの描き方もストーリーを面白くして、法律の垣根を超えた生き方が、納得できるような気持ちになり、いいやくざ、悪いやくざに分けてしまいそうな心境になります。

「佐方さん」でお馴染みになった呉東署ですが季節は梅雨明けのうだるような暑さの中で幕を開け、陽炎が見えるほどの真夏の街に起きた殺人事件の解決に走る若い日岡。一方入手ルートの怪しい札びらで核心に迫る大上。酒も女も麻薬売買までも織り交ぜ巧みに描かれる世界で、二人のかかわった事件が意外な展開を見せついには、深い哀感をもって終わりを告げます。終盤はまさかの驚く展開を見せてくれます。
ミステリ要素もふんだんに盛り込まれて、脇を固める警察官も、やくざの世界の義理人情に縛られ、それが命がけになる世界もよく描き出されていました。

最後にプロローグとエピローグがぴったり重なるのもすっきりします。またミステリアスな人間関係のもつれが綺麗にほどけるのは、解説で
「孤の血を受け継ぐ、ラストの余韻がまたいい。私なんぞは身震いするほどの興奮を覚えた。控えめに言っても、大傑作。もっと言えば、日本ミステリ界に燦然と輝く悪徳警官小説の金字塔であろう」
と茶木則雄さんという書評家の方が手放しでほめているのもうなずけます。

難点がどこにも見つからない、柚月さんの実力が証明された面白すぎる一冊でした。

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2026年02月08日

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ネタバレ

ヤクザ小説を読み慣れていないので、組の関係や登場人物を整理しきれず、何度も諦めそうになったけれど、最後まで読んで良かった。
映画も見たくなった。
キャスティングがぴったりでがっかりせずにすみそうな気がする。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

途中苦しくて挫折しそうになってしまった。
最後は一気読み。
正義ってなんだ。
強さってなんだ。
優しさってなんだ。
柚月さんの書くねじれているけどアツイ男たちは胸を打つ。

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2026年01月03日

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手記とストーリーが交互に織りなす作り方
大体、予想通りの展開で落ちも予想通り
人間味の溢れるストーリーで、内部組織のこともわかりやすく面白かった

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2025年12月16日

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昭和63年の広島を舞台に、型破りな刑事大上と新米刑事の日岡がやくざの抗争を止めるために奮闘する物語。

柚月裕子さんの名前は知ってたけどちゃんと読むのは初めて。
濃厚な広島ヤクザの仁義なき戦いの世界に没頭した。最初は組織関係図が頭に入ってこなくてなかなか進まなかったけど、途中からグイグイ物語に引き込まれた。
終盤まで警察VSヤクザの物語として読んでいたのに、本当の敵はそっちじゃなかったってところが闇深で鳥肌立った。章の冒頭の日誌の削除部分の意味が明かされて、ガミさんの孤狼の血が日岡に受け継がれるエピローグ、胸熱。
私は広島弁が好きなので、ガミさんのコテコテの広島弁(大阪弁以外をコテコテと表現するのかどうかはわかりませんが)にしびれた。やってることはめちゃくちゃだけど、人情味があってかっこいい。男も惚れる男ってやつ。絶対上司にはしたくないけど。
続編も読みたい。

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2025年11月20日

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ネタバレ

中学生の時、朝読書の時間で読みました。
葬式のシーン。シルクハットを置くシーンで
静かに涙を流しました。今も忘れられません。

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2025年09月15日

Posted by ブクログ

ガミさんの危うい感じに不安を煽られ
ジッポを買った時から嫌な予感がしてた
ガミさんの懐の深さ‥
日岡秀一の嵯峨への最後の一言が快哉

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白い。
評価が高いのでずっと読みたいと思いながら、ヤクザ物ということで後回しになっていた作品。納得の面白さ。
終盤の怒涛の展開は一気読みだし、ガミさん大好きになっちゃう。もちろん日岡も。
ガミさんがどういうやりとりをして殺されちゃったのか、とか詳しく知りたくなるけど、日岡視点ですもんね。詳細にそこを書かないからより良く思えるのかもしれない。謎があった方が魅力的など。
葬儀に来たカツさんのやりとりが良い。
女性作家がこれを書いたというのは驚くのだけど、暴力描写や性描写があまりないのはやはり女性だからなのかとも思いました。
次作読みたいけど、日岡は大上を越えられるのか? そこも読み所なのでしょうか。
☆4.5

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2025年08月08日

Posted by ブクログ

ヤクザものが得意ではないのと、たくさんの組、登場人物が出てきて、関係性が複雑でなかなか入ってきませんでした。
ガミさんみたいな男性が苦手というのもあるかも。。
そんな中で読み進めていましたが、終盤がすごかった。結局やっぱり引き込まれてしまう柚月作品。もう一回ちゃんと丁寧に下っ端でも登場人物を頭に入れながら読み返したい。
読み終わった今、ガミさんのことも大好きになっていました。

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2025年07月29日

Posted by ブクログ

物語が面白くて読めば読むほど引き込まれていった。ずっと同じ人の目線で進んでいくので読みやすい。倒置法で書かれてるところが何ヶ所かありページをめくるのがいつもより早くなっていく気がした。最後数ページ面白かった。

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2025年07月06日

Posted by ブクログ

借り物。ヤクザと癒着する刑事と新任刑事のコンビが織りなす広島ヤクザ界の話。というか、映画を先に観ていたので、読みながら役所広司と松坂桃李の声が頭の中で再生された。 映画はかなり前に観たので記憶が曖昧だけど、小説は若干ニュアンスの違うエンディングだったような。小説の方は映画と違って3部作とのことで、楽しみが増えた。

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

正義とは何か。 ヤクザもの、刑事ものは初めて読んだ。
映画見てから読んだけど両方面白かったな〜。
自分にとっての正義を貫く生き様ほどカッコいいものはない。
ただそれで人から忌み嫌われることも、迷惑をかけることもあるんよなあ。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

えーこの人が最後の最後でスパイだったのーって感じです。ヤクザな法律関係なしの警察官と、部下に最後に生まれた信頼関係。こんな上司がいたら大変だけど人的には好きなキャラ、破天荒な警察官です。事件は解決したのかな?

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

(ネタバレなので詠まないように)主人公は警察監査室の犬として県警でヤクザと癒着していると思われる悪党刑事の決定的な証拠をつかむべくバディ(昭和63年当時は言わない)を組み捜査に当たるのだが、ヤクザからシノギを取りそれを資金にマッチポンプ的な摘発を行い、警察内部の闇をつきつけ悪党を貫いた刑事を否定できず自分も悪党に向かう

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2025年11月21日

購入済み

読了後即続編をDLしました

最後まで一気に読み終えました。悪徳警官だが祖にして野でも卑にあらず。痛快の連続でした。ラストのどんでん返しも意匠を付かれました。その後の経過も後書きのように書かれていたのですぐさま続編 狂犬の眼をダウンロードしました。

#アツい #切ない #感動する

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2021年05月04日

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