柚月裕子のレビュー一覧

  • 逃亡者は北へ向かう

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    育つ環境が違えばもっと幸せな人生があったろうに。なぜか宗教二世の狙撃犯のことを思った。もちろん環境のせいだけではないのだろうが。フィクションなのにどうかその最期は安らかな心持ちであってほしいと切に思った。

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    2026年09月06日
  • 孤狼の血

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    ひどい人と思う一方で、こんなにあたたかく感じるのはなぜなのか。ガミさんの正義に賛同したとしても、同じように生きることはきっととても難しい。日岡の決意を信じたい

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    2026年09月05日
  • 最後の証人

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    最新作読んで唸ったから、最初の作品から読むっしょ。
    佐方かっこよすぎる。
    そして登場人物の名前の使い方ね。
    さすがだわ〜

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    2026年09月05日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    ネタバレ

    理不尽な世の中に生きていることを嘆く人は多いと思う。真柴はただ真面目に生きていただけなのに、悪い巡り合わせで殺人を犯してしまう。自分に懐く男の子を振り払うこともできない優しい青年なのに、凶悪犯と報道され刑事に追われる生活。優しくしてくれる人のことも信用できない。私だったらもう自暴自棄になってるかもしれない。だけど真柴は最後まで良い人であり続けた、希望をもって明るい未来を描いた。男の子、直人の存在も大きかったと思う。ハッピーエンドではないけど救いのない物語でもない、心に切なくも暖かいものを残してくれる作品です。

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    2026年09月04日
  • 孤狼の血

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    久々にドキドキハラハラした。
    極道と刑事の何とも言えない契りがあって、団結力も半端ない。
    出てくる人物の極道人も、きちんとしたルールに乗っ取って行動していて、カッコいいなんて思ってしまった。

    主人公の日岡も、暴力団係の捜査ニ課の大上の元で、ばちばちに叩かれて暴言も吐かれて最初は嫌な上司だったけど、だんだんと愛あるムチに見えてきた。ダウンタウンの浜ちゃん系かな。どつかれても、愛に感じる。

    ストーリーも、ちょっとダークで怖かったけど、面白かった。暴力団は、怖いね。

    本の題名も、最後で明らかに。
    受け継ぐという意味合いなのね。

    これ、映画になったなら誰が主演なのかなぁ。映画化、期待しちゃう。

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    2026年09月02日
  • 誓いの証言

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    久々の佐方シリーズ!
    やっと、回顧録の検事やなく、弁護士さんに戻って来た〜!

    知り合いの弁護士が、逮捕!
    クラブのお姉ちゃんをムリにホテル連れてって…
    相手に訴えられ…
    でも、合意の上やと…
    イヤイヤ、それ以前にもう結婚してたら、あかんやん!( ˂˃ ‸ ˂˃)ジーーーッ

    長い時の流れが、そうさせたのか、色々事情あり。
    佐方さんが、コツコツ調べて真実に近づく…
    この人は、弁護だけに収まらず、訴えた側まで…

    「事実と真実は違います。目に見える事実だけではなく、事件の動機ー真実がわからなければ、本当に事件が解決できたとは思いません。私は藤本さんに、この事件の事実ではなく、真実を知ってほし

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    2026年08月28日
  • 孤狼の血

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    良かった点
    現実にあるのかないのか、その境界を巧みに攻めたリアリティがあり、フィクションでありながら、実際の警察や裏社会を覗いているような感覚が面白かった。警察とヤクザ、正義と悪の境界も単純ではなく、人物の行動を一面的に善悪で判断できないところにも惹かれた。特に、日岡がどう変化していくのか、その境界を考えさせられるところが印象に残った。こうした現実のギリギリを描くには、作者の勇気が必要だと思う。それを女性作家の柚月裕子が書いたことにも驚かされた。暴力的な描写も多いが、単なる刺激に終わっていない点も良かった。

    評価
    ★★★★★

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    2026年08月24日
  • 誓いの証言

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    面白かった!
    不同意性行等罪で訴えられ、無実を主張する知人の弁護をすることになった佐方弁護士。

    ここまで調べてくれるのかー!

    万が一この先誰かに訴えられることがあったら、佐方弁護士に依頼したい!と思うほど感動!

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    2026年08月16日
  • 風に立つ

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    はー
    良かった……

    じわじわとくるこの「良かった」感(笑)

    やっぱりこの作者、無駄が無くて真っ直ぐでわかりやすい。

    相当、下調べもなさってるんだろう。

    子どもを幸せにしてあげたい、幸せな人生を送って欲しい、と思うのは親なら誰もが持つ感情で。

    そのための道筋ってのは、やっぱり本人の意思を一番大切にしてあげたい。

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    2026年08月15日
  • 盤上の向日葵(上)

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    全体の感想は下巻の方に書いたけど、上巻を読み終えたときは……

    早く、下巻読ませろ!!となった。手元にあってすぐ続きが読めてよかった。

    70代のは母に勧められて読み始めた。母も私も将棋はほとんど分からないが、とても気に入った。

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    2026年08月14日
  • 盤上の向日葵(下)

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    上下巻合わせての、感想!

    将棋のことは駒の動かし方くらいしか知らないけど、めちゃくちゃ楽しめた。気になって一気読みしちゃう系!

    作中の石破警部補くらい将棋の知識がないけど、大丈夫だった(笑) もしかして将棋が分かる人が読めば、もっと対局のシーンが熱いのかもしれない……。

    ミステリーっていうよりも、人間模様に重きが置かれているのかな。ハウダニットやフーダニットよりも圧倒的にホワイダニットが重視されていると感じた。主要な登場人物の人生が、かなり詳細に描かれていて、人間ドラマとして良かった。

    時代背景が少し古いので、昭和〜平成の空気感に浸りたい人にもオススメできる。これぞ昭和の男!といえる価

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    2026年08月14日
  • 誓いの証言

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    直接語られることはなかったけれど佐方弁護士の真の強さ、真面目に取り組む姿勢、そしてやさしさが感じられる一冊でした。
    被害者、被告人、その周りの人、それぞれ想いがあるのはどの時代も一緒。だからこそ、この先も佐方弁護士のようにコツコツとそれぞれの仕事に取り組んでくれる人間を大切にしたい。

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    2026年08月11日
  • 誓いの証言

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    好きな作家の1人ではあるが、その作家の中でも久しぶりに良かった。
    よく練られている。一筋縄ではいかない内容結果。後半一気に読み進めたくなった。

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    2026年08月09日
  • 教誨

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    背景を知るにつれ死刑囚となった響子が虐げられた状態が酷い事件に繋がる。救いを乞えなかった生活。洗脳とも言える家庭内の育児。誰もが一歩間違えたら、そんな状況に,陥ってしまうかもしれないと言う危うさがある。真実と事実が反転するラストに涙がおちました。

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    2026年08月09日
  • ミカエルの鼓動

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    大学病院で手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。その前に、圧倒的な技術を持つ天才外科医・真木が現れる。難病の少年の治療をめぐり、異なる信念を持つ二人の医師が対峙する。

    前半は院内の出世争いが色濃く、正直、西條にもあまり魅力を感じなかった。しかし読み進めるほど、その印象は変わっていく。人間の限界を越え、より多くの患者を救う――西條がミカエルに託した理念は決して間違っていない。そして彼は、大勢を救うために目の前の一人を切り捨てるような医師でもなかった。

    ミカエルをめぐる謎を追う個性的なフリーライターもいい仕事をしている。病院の外から真相に迫ることで、医療ドラマにサスペンスとし

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    2026年08月09日
  • 風に立つ

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    父と息子。近いからこそ分からない事がある。

    親が元気なうちに、色んな話をしっかりしようと思います。

    この本を貸してくれたのは、自分の父です。
    どんな思いで貸してくれたのだろう。
    親と子、これからもいい関係でいたいと思いました。

    とても心に残る1冊となりました。


    (工房の名前の意味に気づいた時、ぐっときました。)

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    2026年08月08日
  • 誓いの証言

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     「最後の証人」「検事の本懐」「検事の死命」「検事の信義」に続く「誓いの証言」は、佐方貞人シリーズ第5弾です。
     私が柚月裕子さんの作品をよく読むようになったきっかけは、今思えばこの佐方貞人シリーズのおかげだったかもしれません。
     検事から弁護士へ転身した佐方貞人は、「罪はまっとうに裁かれるべき」を信条とする、一本筋の通った人物です。
     佐方は、事実と真実は異なるものだと考えています。目に見える事実だけではなく、事件の背景や動機までを含めた真実を追い求めなければ、本当の意味で事件は解決したことにならない、そんな信念に基づいて行動します。
     そして、その真実が明らかになることで、加害者にも被害者

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    2026年08月02日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    震災直後という極限状態の中で、逃げる青年と追う刑事、それぞれの苦しみや葛藤が丁寧に描かれていて胸が苦しくなった。
    過酷な運命に翻弄されながらも、生きるために前へ進もうとする姿が心に残る、重厚で切ない物語だった。

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    2026年08月01日
  • 検事の本懐

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    静かに熱い物語。
    本作を一言で表すとこれに尽きると思う。

    検察官佐方の造形がなんとも素晴らしい。男たるもの「かくありたいもの」だと憧れる。ここに描かれている五篇の短編はどれも素晴らしいが「罪を押す」と「本懐を知る」の二つが特に心に残った。両編とも陳腐な言い方ではあるが、ヒューマニティーあふれる物語にしあがっている。

    本作は検察官佐方シリーズの第二巻らしい。本作では主人公佐方の成長過程や出生にまつわるエピソードも描かれていて、佐方という人間を理解することができる造りになっている、本作を読むことでシリーズ全体をより深く理解できる役割が与えられているのかもしれない。

    第一作も読みたいし、続編も

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    2026年07月28日
  • 教誨

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    周りに人がいないから孤独なのではなく、いるのに誰も受け入れてくれない理解してくれないからこその孤独感や閉塞感が苦しかった。
    しんどいけど読んで良かった。いろいろなことを考えるきっかけになった。

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    2026年07月27日