柚月裕子のレビュー一覧

  • 風に立つ

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    自分の視点、親からの視点、他者からの視点、色々な見方がある世界を感じさせていただきました。豊かになりました。

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    2025年12月07日
  • 孤狼の血

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    義理と人情。
    こんな時代だからこそ、自分が信じられる道を歩いていきたいと思って生きています。
    精神的にも肉体的にもタフで、妥協しない大上さんから学ぶものがあったと思います。

    日記の墨塗り部分の謎が解けたときは、鳥肌が立ちました。

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    2025年12月06日
  • 慈雨

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    「人の命と正義を遂行する」
    元刑事、神場は子供の頃、虐めを見て見ぬふりなど
    弱い人間と回想。それは16年前にも
    しかし再び同じような事件が!
    退職している神場には、状況報告を聞くしか無い
    しかし不幸を繰り返して欲しくない一心に!
    その裏には、妻や娘、そして同僚や部下
    そして先輩の娘。
    感動のヒューマンドラマ。辛く、優しく泣けてしまう。

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    2025年12月03日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    ただ切ない。

    震災の中で起きた2件の殺人事件

    プロローグで結果を見せている為
    凶悪犯の立てこもり事件を勝手に連想させられるが、
    最後まで立てこもり犯への同情ばかりが浮かんでしまう。
    何故殺人を犯してしまったのか、
    何故逃亡し続けてしまうのか。
    動機を探る傑作長編。

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    2025年12月02日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    どこまで遡れば今と違った人生が歩めたんだろうか。どこか一つだけでも違ったら、こんなことにはならなかったのに。
    きっと誰にでもある話。
    3.11を舞台とした悲しい悲しいお話。

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    2025年12月01日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    ネタバレ

    全体的に重く悲しいけれど、少し希望が見えるラストでよかった。
    サスペンスだけど、震災時の状況もしっかりと描かれていて、大切な人を失った人・そうはならなかったけれども罪悪感に苦しめられている立場の人、の心理描写に引き込まれました。
    最後に手紙がきちんと手に渡ってよかった。

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    2025年12月01日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    東日本大震災の半月後におこった人質立て籠もり事件。
    あの日、あの時、あの場所に居なかったら、どうなっていただろう。
    誰もがふと考える事が、深く深く考えさせられる作品。
    一つの選択がドミノ倒しように連鎖していく。
    そのドミノは倒したのか、倒されたのか。

    直木賞ノミネート作品だが、私の中ではこれが
    直木賞!

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    2025年11月30日
  • パレートの誤算

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    生活保護者を支援する社会福祉課。福祉に関わる仕事でこんなにも大変そうな仕事が市役所にあるとは。
    主人公は、生活保護者に対する考えが、事件や関わる人たちによって、次第に考えが変わっていき、仕事に対して責任をもち、かっこいい。

    最終的に、事件に関与していた人物が、最後までわからず、ドキドキした話でした。

    この話のように、身近で弱者のような人を相手に悪い事が大小でも潜んでいると思うと、誰もが関わりを持ちたくないと思う。正義感がありすぎるのも良くないというのが、何か寂しい。

    自分は決して強い立場ではないが、できるだけ寄り添えるような人になりたいと思う。

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    2025年11月29日
  • 盤上の向日葵(上)

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    柚月裕子さんの作品は好き。なかでも盤上の向日葵はお気に入り。将棋の真剣師がかっこいいけど、下巻から。上巻は柚月さんらしい2人の刑事がいい味出してる。

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    2025年11月27日
  • 盤上の向日葵(下)

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    真剣師の殺しのジュウケイがいい。行状悪いし、決していいひとではないのだけれど魅力がある。将棋を知らなくてもサクサクと読めるいい作品。ハードボイルド?的なミステリーかな。将棋に興味なくても読んでみて。

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    2025年11月27日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    二名を殺害して逃走している真柴亮(22)が、時を同じくして起こった東日本大震災の避難所の体育館で人質をとって立て籠っている、そしてSATに射殺されそうになっているシーンが冒頭。そこから、なぜ真柴がそんな状況になったかが語られていく。
    真柴の暗転していく様と、随所に描かれている震災後の身内を亡くした人がそこら中にいて、それでも仕事をしたり、相手を思いやったり、行方不明者を必死で探したりする様子が追体験させられる、その二つが軸になった小説です。はっきりいって楽しいお話ではないです。でも、すごく読ませてくれます。深夜に一気読みしてしまったくらい。読み終わって眠れなくなるくらい、重たい何かを残していき

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    2025年11月26日
  • 合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明

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    探偵と助手のふたりのやりとりが相変わらず面白くて映像化されたらと想像しながら読みました。依頼された厄介ごとを解決する方法は頭脳明晰な助手が考え素早く行動する。元弁護士の探偵の主人公が美人で役になりきって探りを入れて解決へと導いていく。殺人事件が起きないけど依頼された内容が重くて展開が掴めないのも面白い。ホッと出来る解決策に読後感も良かったです。

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    2025年11月20日
  • 検事の死命

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    佐方貞人シリーズ 第三弾
    四篇の短編連続

    亡くなった佐方貞人の父の事が書かれている章があり
    第二弾の『検事の本懐』を読んでからこの本を読んだ方が面白い
    その他の章も痛快で面白かった。

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    2025年11月17日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    震災さえなければ、この人生は違ったのだろうか?大震災直後に殺人を犯し、死刑を覚悟しながらもある人物を探すため姿を消した青年。自らの家族も被災した一人の刑事が、執念の捜査で容疑者に迫る。壊れた道、選べなかった人生――混沌とした被災地で繰り広げられる逃亡劇!

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    一気読みでした。
    父親に捨てられ、母親と祖父には先立たれ、天涯孤独で生きてきた青年・亮があまりに不憫すぎる。そして東北を襲ったあの震災。私にとってはテレビの向こうの話だったけど、あのとき、沢山の人が絶望の淵に立たされていたはず。
    刑事・陣内のセリフ「俺たちだけじゃない。誰もなにもで

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    2025年11月13日
  • 検事の本懐

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    佐方貞人シリーズ
    『最後の証人』に続く第二弾
    第5篇の短編の中で
    佐方貞人の学生だった頃、検事の頃、
    両親の事が書かれていた章がそれぞれあり
    面白かった。

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    2025年11月13日
  • 最後の証人

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    佐方貞人シリーズ 第一弾

    検事を辞めて弁護士になった佐方貞人
    所々で名言があったり
    息子を交通事故で失った両親の気持ちに悲しみに涙した。
    人情派弁護士ドラマの様だった。

    夜中に読んでたので寝ようとしたが
    引き込まれ何度も読み始めた。
    良かった。
    シリーズで是非是非読むと決めた。

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    2025年11月11日
  • 盤上の向日葵(下)

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    将棋は子供の頃ちょっとやってたけどもう忘れてしまった。しかし、賭け将棋で生きていた人は昭和時代ホントにいたらしい。将棋に生きる人たちの波乱万丈の人生。ミステリーというより人間ドラマだった。
    早く映画も観なければ。

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    2025年11月11日
  • 盤上の向日葵(上)

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    これは、面白い。早く先が知りたくて、あっという間に読んでしまった。上条の不遇な少年時代の、一つの希望となる将棋。それに巡り会えたストーリーがまた泣ける。

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    2025年11月11日
  • 教誨

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    冒頭からかなり重い気持ちになりましたが、本の中に吸い込まれる感じで、一気読みしました。

    生きて行く中で環境は大事と改めて思わさせる一冊でした。

    柚木裕子さんの作品は一気読みしてしまいます。

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    2025年11月07日
  • 孤狼の血

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    映画は怖くて途中までしか見れなかったが小説はそれほどグロくない。広島もヤクザもなじみがなかったのに読み終えると広島弁が頭を駆け巡る。最後は涙なしには読めない。丸善丸の内にて購入。

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    2025年11月01日