柚月裕子のレビュー一覧

  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    猫飼い作家さんのエッセイとショートストーリー。
    可愛い猫ちゃんの写真もたくさんで、読んで眺めて癒される。好きな作家さんのエッセイが読めて猫ちゃんも可愛い。

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    2026年04月10日
  • ウツボカズラの甘い息

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    後半の警察の場面で見え方が変わり夢中で読んだ。読み直したけどやっぱりわからない。解説は読み終えてから読んでほしい。

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    2026年04月10日
  • 教誨

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    教誨師という仕事を初めて知った。
    中盤までは主人公と一緒に「真相を知りたい」という気持ちでどんどん読み進められて、最後の方はただとにかく哀しい。
    どんな犯罪も何かが違えば当事者は自分だったかもしれなくて、今穏やかに一般的に言う「普通」の暮らしが出来ているのは色んな幸運を積み重ねてきたから。当たり前じゃないよなぁと思う。
    全ての悪い事は環境が生み出すもので、人そのものはいつでもどっちにでも傾く。
    じゃあ、運悪く良くない環境にしか行けなかった人は一体どうしたらよかったんだろう…

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    2026年04月08日
  • 誓いの証言

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    「佐方貞人」シリーズで、16年ぶりとなるのか…
    すでに検事時代の佐方を忘れかけていた…。

    弁護士・佐方のもとに警察から一本の電話が入ることから話が始まる。
    佐方の大学時代の同期であり、弁護士の久保利典が行きつけのクラブの女性から不同意性交等罪で訴えられた。
    佐方は、久保から弁護人を頼まれて、無実を主張する彼を信じて事件を調べる。
    久保は、女性から嵌められたのか?
    だとすると接点があるはずで…。

    約20年程前に香川県で起きた、ある石職人の死亡事故が関連していることに辿り着く。

    佐方弁護士の法廷での何を主張したいのかを明確にして尋問するやりとりに凄さを感じた。
    けっして声を荒げることもなく、

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    2026年04月07日
  • ミカエルの鼓動

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    登場人物は全て善人でも悪人でもない。
    それぞれの考えと信念を持って生きている。
    そこに感情移入が出来る。
    作品を通して善性のある人物の信念を、功名心、プライド等が邪魔をする。
    しかし、最後には善性が勝つ。
    この魅せ方が上手い。
    良い本を読んだ。

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    2026年04月06日
  • 誓いの証言

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    ネタバレ

    過去と今の事件が少しずつ繋がっていくのが面白かった。不同意性行為は2人きりの空間ではすごく複雑な問題で、女性側の主張が信じられやすいからたしかに冤罪になりやすそうだと思った。

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    2026年04月05日
  • 慈雨

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    元刑事神場が過去に担当した幼女誘拐殺人事件について冤罪ではないかと苦悩し心を休める時がなかった。退職後に四国八十八ヶ所の巡礼にそれを求めるために妻と旅に出る。その最中に同様な事件が発生する。神場の脳裏に過去の嫌な記憶が再来する。部下であり娘の彼氏でもある緒方と連絡して上司の鷲尾から許可を得て、巡礼しながら緒方に指示を出していく。
    緒方にとってはその言葉一つ一つの重みが元刑事として、彼女の父としての品格に人生の先輩として惹かれていく。
    犯人逮捕がもし過去の事件と関係していたならば冤罪となり警察不審に繋がる。ましてや彼女の父や上司鷲尾、更には上層部までも影響を受けることに。
    八十八ヶ所のお遍路の中

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    2026年04月04日
  • 誓いの証言

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    待ちに待った新刊。新しくなった神保町の三省堂でサイン会に参加できた!柚月裕子先生とお話できて名前入りサインしていただけて握手できて写真まで撮っていただいた。2つの物語がどうつながるのか気になって一気に読んでしまった。終わり方もとても好き。佐方シリーズであるが読んだことなくても楽しめると思う。

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    2026年04月02日
  • 誓いの証言

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    ある事件の裁判を舞台に、食い違う証言とそれぞれの事情が浮かび上がっていく。検事・佐方貞人は、一つひとつの証言を丁寧に追いながら、隠された真実と人々の“誓い”に迫っていく。

    2つの物語が同時進行していく構成で、どちらにもすぐ引き込まれた。久しぶりの佐方シリーズだったが、その魅力はまったく色褪せず、むしろ円熟味が増していてたまらない。これまでのシリーズ同様、事実を積み重ねて真実に迫る展開と、揺るがない佐方の信念は健在。一方で、二つの視点が交差する構成や、それぞれの「誓い」に焦点を当てた物語はこれまで以上に深みがあり、より強い余韻を残す。

    丁寧な人物描写によって人間ドラマのリアリティが際

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    2026年04月01日
  • 誓いの証言

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    佐方貞人シリーズ第5弾。
    やっぱり柚月裕子さんの作品は最高です!

    今回は佐方貞人が弁護士になってからの話。久しぶりの佐方貞人に感動しました。ボリュームも適度で、終始面白く、なんといってもラストが最高!これで、柚月裕子さんも直木賞を受賞してもらいたい!そう思える大作です!
    シリーズ通して読んでいない方でも、満足して楽しめます。オススメ!

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    2026年04月01日
  • 教誨

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    些細な行き違いが不幸を生むことがある

    辛く悲しい地方田舎の
    女性3世代の話

    あまりに辛い

    地方の閉塞感、男尊女卑、格差、いじめ

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    2026年03月28日
  • 盤上の向日葵(下)

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    ラストで2本のストーリーが交わり、見事に昇華させました。
    まさに盤上に向日葵が咲いたエンディングでした。

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    2026年03月28日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    苦しい小説。

    その時々の、諦めたりどうしようもなかったりした状況での選択の結果、追い詰められる。抗いようのない状況下での負のスパイラル…

    最後、お父さんからの手紙が読めて、選択の責任を自身で引き受けるまでに成長した、しかし。

    苦しい
    主人公の彼だけでなく、震災で娘さんを亡くした刑事さんとその奥さんも、ほかの人々も

    何とか助かって、何とか心の平安を、と祈りながら読む

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    2026年03月28日
  • あしたの君へ

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    やはり結局、どれを読んでも柚月裕子作品が好き。

    登場人物がいつも魅力的。
    大地もそう。前半から溢れている、強く出る自信もなく、空気も読もうとする感じ。上手く笑おうとしても笑えてない。よくある普通の感じなのが良い。

    主人公だからと秀でてるわけじゃないのがいい。その大地が真っ直ぐ前を向いて歩もうとするのが刺さる。

    物語としても短編集になっているので、とても読みやすい。しかもみんなの悩みが、遠くない現実でイメージしやすく、それも寄り添いやすい。
    殺人事件ばかり読んでいたけど、こういうのもいい。

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    2026年03月24日
  • 教誨

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    読むのにとても時間がかかった本でした。

    毒親、いじめ、虐待、地域環境、諸々が最悪な形で組み合わさっていく。
    考えも及ばない感情が押し寄せてくる。

    数十年前にあった事件を題材に描かれている作品で、
    もちろんこの小説はフィクションだし、
    真実は当事者にしか分からないことだし、真実を知ったからといって自分には何も出来ないのだけれど
    テレビやマスコミが真実を言っている訳では無いのにそれらに踊らされているのは、私たちも加害者になり得るのではないかとそんな事を思いました。

    重かったけど読んで良かった本でした。

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    2026年03月21日
  • 最後の証人

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    ネタバレ

    まさに犯行が起きようとする場面の描写から始まり、3日間の裁判の様子を中心に、過去の回想を交えてストーリーが進んでいく。被告人が無実を訴えているという情報と、光治・美津子夫妻が入念に犯行計画を立てるシーンから、大それたトリックでも思いついたのだろうとページを進めると、まさか被告人と被害者がすり替わっていることには気づかなかった。(確かに、ホテル従業員の証言でホテルに入った順番のところで被告人と被害者の順番が明らかになっており、違和感はあったがそのまま読み進めていた。)叙述トリック的な要素が目立つが、タイトルにも証人ある通り、裁判での口頭のやりとりが多くを占め、特に最終弁論は検察、弁護人それぞれの

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    2026年03月21日
  • 孤狼の血

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    ネタバレ

    捜査二課の暴力団係に配属された日岡は、班長の大上の下につき、金融会社社員失踪事件を追う。ヤクザの懐に入り込み時には違法捜査も辞さない大上に、警察官として葛藤しながらも信頼感が芽生えていく過程を、暴力団捜査という一般常識の通用しない世界ながら、そのしきたりや特別な用語に至るまで読者に違和感を抱かせず描ききり、圧巻だった。各章の冒頭に日誌が登場し、その後何が起きるかが分かってしまうので、少しもったいない気がしていたが、所々黒塗りされたその日誌が、クライマックスの急展開、そしてプロローグの場面に綺麗に繋がり、ミステリとしても申し分ない読み応えだったように思う。大上のキャラクターは一冊で亡くしてしまう

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    2026年03月20日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    やっぱり柚月裕子作品は素晴らしい。
    現在、過去、と行き来しながらさまざまな人の視点で話が進められる。でも混乱しない。展開のスピード感が早く、もっと知りたい!とページをめくる手が止まらない。
    細い細い糸を手繰って真実を一番知っているのが自分な状態で、いろんなことを主人公由美と一緒に考えされられた。
    主人公が刑事ではなく、ライターというのも良かった。刑事が事件を解決するという視点ではなく、ライターが冬香の人生を掘り下げていくというのが新鮮だった。
    伏線回収が好きなミステリー好きにおすすめしたいです。

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    2026年03月18日
  • 盤上の向日葵(上)

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    ネタバレ

    将棋の駒の行方を探す警察パート。
    序章で容疑者だとほのめかされた上条の生い立ちを追う過去パート。
    それぞれが交互に進んでいき、読んでいて飽きない。

    上巻最後で上条の出身地である諏訪市に住む人物に駒が渡ったことが分かる。
    ここからなぜ上条が容疑者候補になっていったのかが非常に気になる。

    今後どう展開されるのかが楽しみである。

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    2026年03月16日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    あの未曾有の大災害から15年。柚月さん御自身もご両親を失ったと聞いたけど、こんな小説を描いてしまうなんて。
    ある日突然、平穏な日々が覆される。そこで別れる、生き残った人とそうでない人。
    家族と引き離される痛み、誰しも簡単に受け容れられるものではない。
    それでも自分の命ある限り、大切な人を探し求め続けるしかない。それは人として当たり前かもしれないけど、警察官や消防士などそんな当たり前のことすら自由にできずに公務に尽くしてくれた方々がいる。

    そして、みんな助け合わない中で起きてしまう悲しい事件。事件も起きなければ家族と寄り添う時間もできたかもしれない。

    どこまでもついていない人、世の中には確か

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    2026年03月15日