柚月裕子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりに物語の世界にのめり込んでしまった。
ネタバレあります。
上巻冒頭
将棋界の最高峰「竜昇戦」七番勝負の第七戦、最終戦
現竜昇のエリート棋士、壬生6冠に挑むのは、東大出で「炎の棋士」の異名を持つ異端児、上条桂介。
壬生6冠がタイトルを守り、残る7冠めに王手をかけるか
奨励会に入ることなくプロ棋士になった異端児、初タイトルに挑む上条が勝つのか
そこに、天木山山中から見つかった身元不明の白骨体が抱えていたと思われる、初代菊水月作の名駒、錦旗島黄楊根杢盛り上げ駒。
世界に7組しか存在しない、価値は600万とも言われる銘駒を抱えて眠る、この白骨死体は誰なのか?
なぜ、高額の名駒を抱えていたのか -
Posted by ブクログ
良、良、良〜〜〜〜〜!!!!!!映画がとてもすきなのに、なぜか原作は今までずっと後回しにして読んでいなかった。もうばか、ほんとうにばか、もっと早く読めよわたし。映画を観てるから物語は知っていたけれど、それでも圧倒的に面白い。構成もすばらしいというか、ただでさえ面白い物語を最高に面白いものにしている感じがする。あまりにも強烈で激しい、ヤクザあるいは警察小説。柚月裕子大先生、この作品を書いてくれてありがとう…天才…神…。
読んでいるあいだ、数えきれないくらい映画のシーンを思い出した。原作に対してかなり忠実につくられた映画だったんだなあ、とそのたびに感じて胸が熱くなる。映画もまた観たくなっちゃった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ無国籍児の児童虐待(暴力、ネグレクト、性的虐待)と成人後に犯した罪にまつわる話し。すごく丁寧に事象と心情を描写しています。手を抜かずに書いている丹精作。
登場人物の誰にだって、背景や抱えている気持ちがありました。
児童虐待や児童福祉について考えさせられる物語でした。
今林由美は事件を犯人とされる主人公の生い立ちや事情を丁寧に取材し検証し、事件の終局に、主人公の複雑な背景を考証した記事を書こうと決心しました。しかし新聞社の片芝から「ペンがどれだけの力を持ってるってんだ」と言われてしまいました。これに今林は「どのくらいの力があるかはわからないけれど、無力じゃないことは、片芝さんならよくご存じのは -
Posted by ブクログ
南部鉄器の工房で父と働いている悟。
ある日、父が委託保護を引き受け、問題のあった春斗という男の子を預かることに。
徐々に工房の人達とも慣れてくるも、どうしても見せないというのか、心の奥までは出すことが出来す。
一方で、父親の考えや生き方を理解していなかった悟。
父親のことを知りたいと思うも、なかなかその機会が訪れず。
テーマは、人って話し合いをしても100%相手の事は理解できない。1番近くにいる家族なんでなおさら分からない。じゃないかなぁと思いました。
老眼か?なんて、話の中でいい例えが出てましたが、近すぎて見えないこともあるよね。と、思いました。 -
Posted by ブクログ
柚月裕子さんの16作目。重厚な作品。
大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。
あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。
「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。
そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。
大学病院の闇を暴こうとする記者は、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。
天才心臓外科医の正義と葛藤を描く。
西条の性格がイマイチしっくりこないが、面白かった。 最後の手術の臨場