感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年02月01日
初めて柚月さんをしったのは検事の本懐を読んだときで女性作家がよくこのような本が書けるなと驚きでした。
それから興味をおぼえて数冊読むようになりました。
この本を読んで驚いたのは
東日本大震災でご両親をなくされていたことです。
その後も正義感あふれる本を書かれていて、とても
立派だと思います。
いろん...続きを読むな気付かされたことがありますが、なかでも
ウェールズのところで、誇りに思うものができたときに
自分は揺るがない強さを得られるように思う。
というところです。
Posted by ブクログ 2023年12月02日
柚月裕子さんの合理的にありえないが好きで、エッセイが発売になったので読んでみました。
震災の事は読んでいて哀しい気持ちになりました。
他の作品も読んでみたいと思います。
Posted by ブクログ 2023年10月29日
柚木さんの言葉には、影響力、創造力、を推進させてくれる。
難しく、堅苦しい表現ではなく
過去の話をシンプルで分かり易い表現をしてくれる。
空や、季節から連想させる「故郷」の思い出
そこに何度も、楽しかった、不安の無い前向きなあの頃に遡って思い出に浸れる。
Posted by ブクログ 2024年01月27日
柚月裕子さんの、作家生活15年の軌跡が詰まった文庫オリジナルエッセイ集です。カバー装画はGLAYのTERUさんの描き下ろし。素朴ながら柚月さんの心情に寄り添っていると感じました。
私の柚月さん像‥見目麗しい女性作家が、なぜあんな骨太な男臭い物語を描けるのか、そこに萌えますし、またある時は、主人...続きを読む公が(佐方シリーズのように)自分の正義を貫く姿に快哉を叫びました。
本エッセイは、柚月さんの喜怒哀楽が散りばめられたバラエティに富む内容で、とても新鮮に感じました。各紙や小説誌等に掲載された以前のものも多くありながら、古さを感じさせません。
特に、柚月さんの創作にまつわる裏話は興味深いものがありました。また、猫をはじめ、柚月さんの好きなもの・ことの話も多く、ファンの皆さんには必読ではないでしょうか。
個人的に最も刺さったのは、震災の辛い経験を経て、表題につながったであろう終末部分です。
◯「ふたつの時間」(震災の日で止まったままの
時と、そこから流れている時)
◯「ふたりの自分」(震災後の日常を送る
自分と、あの日から動けずにいる自分)
このくだりを読む程に、柚月さんの根底にある、世の中の理不尽や不条理に向き合い続ける姿勢が、痛いほど伝わる一冊でした。
Posted by ブクログ 2024年01月18日
ふたつの時間 ~~ 12の小編 2009年1月から2022年3月
ふたりの自分 ~~ 5の小編 2011年4月から2018年3月
ここにも あの経験をした人がいた
Posted by ブクログ 2023年12月03日
柚月さんのエッセイを読んで
柚月さんの印象がどう変わるのか少し心配でしたが、見事に良い方へ。それもかなり良く。
ご自身でも
会うと違う印象の人だと言われると書いていらっしゃいましたが、
私が想像していた今までのイメージとはだいぶ違う方でした。
とても謙虚で、優しく、穏やかな柔らかい印象を受けました...続きを読む。
考えさせられる事や
涙する部分もありますが
素敵なエッセイでした。
Posted by ブクログ 2023年11月06日
好きな作家さんの一人である柚月裕子さんの初エッセイ。
作品にまっすぐに向き合っていることが、端々に感じられた。
生母さんを早くに病気で亡くされ、その後震災でご両親を亡くされたこと。それぞれのエピソードがなんとも切なく辛い。
タイトルの「ふたつの時間、ふたりの自分」は、読み終えた後でとてもしっくりきた...続きを読む。
Posted by ブクログ 2023年10月23日
お母さんの500円玉貯金の話がすごく良かったー
震災の話は新聞に載ってる体験談より真に迫ってる感が強くて、同じ感じの文章が何度もでてきたけどその度に重ーくなった
Posted by ブクログ 2024年04月11日
デビューから15年の間にあちこちに掲載されたものを集めたエッセイ集。
柚月裕子先生は好きな作家さんの一人です。
子供の頃のこと、好きなもの(本、漫画、映画、猫)、ご家族のこと、作品にまつわる秘話など、なかなか興味深い内容でした。
岩手出身で山形在住の柚月先生。東日本大震災でつらい経験をされたことを...続きを読む知り、胸が痛くなりました。
真面目で謙虚で、芯が強くて、大変な努力家という印象を受けました。
ずっと応援させて頂こうという気持ちになりました。
以下、今作と関係のない雑談になりますが…
前に映画「孤狼の血 LEVEL2」を観ていて、柚月先生が出演されているのに気付いたときはびっくりしました。お顔を存じ上げていたので、「えっ!」となりました。
あとTV番組でゴルフのことを語っていらっしゃるのを見た記憶があります。
柔らかい雰囲気で素敵な方だなぁと思っています。
Posted by ブクログ 2024年03月30日
当たり前かもやけど、その人の書く文章の味わいって、小説でもエッセイでも同じやねんなぁ。
柚月さんの小説をいくつか読ませていただくなかで感じてた、味の濃さというか、それを存分に堪能できた感じ。
Posted by ブクログ 2024年01月17日
エッセイと聞くと日常に起きたことを面白いおかしく書いてる作者が多い中、こちらはもともと真面目な性格なのか、エッセイにおいてもそれが際立っていると言う印象。
後半の東日本大震災のくだりは、昨今の能登半島地震もあったことから、涙なしには読めない。
Posted by ブクログ 2023年12月07日
作家デビューして15年になる柚月裕子さんの初のエッセイ集らしい。エッセイ集としてまとめるために書いたものではなくあちこちに書いたものを一つにまとめたようだ。小説の方でもそうだが,とても読みやすい文章であった。
数十年ぶりに訪れた土地は建物が一新されていて全く分からなかったが,道だけは変わっていなか...続きを読むったのでそれで思い出せたと言う話が印象深かった。
女性作家としてやくざ者の作品を書く事になった経緯は興味深い。黒川博行ってやっぱりスゴいのだなと思った。
紹介されていた「かもめに飛ぶことを教えた猫」に興味を持った。今度読んでみる。
中で,お母様をガンで亡くした話と,東日本大震災の津波で攫われた話が出てきてこんがらがってしまったが,Wikipediaによるとガンで亡くなったのは生母で,津波で亡くしたのは実父の再婚相手の義母ということであった。なるほど。
表紙はGRAYのTERUの描き下ろし
Posted by ブクログ 2023年12月04日
著者のデビュー時から最近まで、山形新聞とか週刊誌で折々に掲載された文をまとめた初のエッセイ集。
引っ越しを繰り返した幼少期や、小説家としてデビューしたころの書く喜びとともに書き続ける苦悩と不安などが、率直に綴られている。
さらに、映画化された自分の著作や今までに読んだ本などについても。
その中で、心...続きを読むに残る一冊として、北重人という作家の『汐のなごり』を挙げている。読んでみたくなり、書店のネット取り寄せなどに、他の本とともにアクセスしたが、扱い不能の表示が。
出版社でも絶版になっているのだろうか。いずれかに再版されることを希望したい。
このエッセイで、著者の両親は東日本大震災で亡くなっていることを知った。
Posted by ブクログ 2023年12月01日
エッセイとは知らずに読みましたが、内容の一部は短編小説でも読んでいるかのようでした。タイトルに込めた今の柚月さんの気持ちが痛い程伝わった一冊。
Posted by ブクログ 2023年11月10日
柚月氏には小説で勝負してほしいので、あまりエッセイを読んでも感慨はない。黒川博行「疫病神」についての話と、タクシードライバーの解説(誰もが気づきたくない孤独)は良かった。「盤上の向日葵」が「砂の器」を意識して書かれたことも納得感ある(とはいえ完成度は比べるべくもない)。最後の「ふたりの自分」に書かれ...続きを読むている数編は、三陸生まれの著者ならではのもので、エッセイでなく是非小説として書いてもらいたいものだ。
Posted by ブクログ 2023年11月09日
2023/10/11リクエスト 4
エッセイの途中に何度も出てくる、故郷への想い、両親への想いが溢れている。そのような気持ちを持てる著者を少し羨ましく思う。