柚月裕子のレビュー一覧

  • 逃亡者は北へ向かう

    QM

    ネタバレ 購入済み

    切なかったな、、、撃たれちゃったか、、、あり得ない未来だったけど直人との2人生活想像してそれが真柴にとってわずかな間でも心の支えになってただろうし、私も想像してしまったから、真柴には何か別の方法で罪を償ってその後の人生幸せに生きてほしかった。

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    2025年08月31日
  • 月下のサクラ

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    前作 朽ちないサクラは映画で観た。物語の最後、主人公は警察の広報にいたが刑事になりたいという話で終わる。その続編がこの作品だ。単独でも読めるが前作を読んでなくても、文庫本なら最後の解説に若干のストーリーが載せてある。チラ見してから読むと良いかもしれない。サクラとは公安を意味するようだ。

    物語の始まりは思わず引き込まれ刑事もののスリルを感じてワクワクする。そしてすぐに事件が起きる。単純な署内の窃盗かと思いきや次々と新情報が出てきて意外な方向へ展開する。この物語の鍵は主人公の正義感、忠誠心、真面目さ、自己嫌悪に陥りたくないという信念だ。その信念の強さが事件解決へと大きく舵を切る。終盤へ向かう時、この物語が終わってしまうという淋しさとどう落とすのかという期待がまぜこぜになる。警察とサクラの関係も興味深いし面白い。

    前作の映画では主人公の森口泉は杉崎花だ。この物語を読む時に頭の中では杉崎花がセリフを言ってる。もし映画化されたら本部長は誰がいいか、上司は誰がいいかとまるで監督にでもなったのように読み進めた。前作では安田顕が実にいい味を出してたからだ。

    もういまからこの続編が楽しみになっている。

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    2025年08月31日
  • 検事の死命

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    ネタバレ

    第3.4話 死命を賭ける 死命を決する
    読み応えあった。決死の起訴、弁護側の証人へのクロスカウンター。見事に決まって実刑有罪判決を勝ち取った。今作も信念を曲げない佐方検事に痺れた。

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    2025年08月30日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

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    この作家さんこと、ちっとも知らなかった私は、驚きました。
    そしてこの標題の意味も最後の方で…思わず思い出しました、あの時のこと。
    涙も出ました。とてもよかったです…読んで、よかったです。

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    2025年08月28日
  • 臨床真理

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    物語としてとても面白かった!何度も苦しくなるようなむごい場面もあったけれど、柚月作品ならではのテンポの良さであっという間に読み終わった。
    物語としては面白いけれど、彩のような目に合っている弱者が現実にもいるのかもしれないと思うと本当に苦しい。

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    2025年08月25日
  • 検事の本懐

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    とっても心掴まれる一冊でした。
    悪人が居そうで、実はいない。なのに!
    世の中のことこんな人達だらけならもっといい世の中になるのになぁ、と思ってしまいます。今の世の中で戦争をしている人たちに少しでも見習ってほしいと思ってしまいました。

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    2025年08月23日
  • ミカエルの鼓動

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    ずっと積読であったが、久しぶりに柚月さんの本を読みたくなって読んだ本。
    柚月さんの初めての医療小説、読み応え十分。
    全くの無知からよくこれだけの中味の濃いものを書けるものだと感銘!
    印象に残った言葉
    人生の意味は、自分が納得できるか。結果がどうであれ、自分が決めた道なら後悔はない。
    さきのことはそのときに考えればいい、いまは目の前にあることをするだけ。

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    2025年08月20日
  • ウツボカズラの甘い息

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    ネタバレ

    子供の存在が全て妄想と分かった時は衝撃だった。そして結局は詐欺だったのかという展開も‥。驚きの連続で面白かった。

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    2025年08月19日
  • 臨床真理

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    ネタバレ

    結末はなかなか気持ちが悪かった。え、お前が犯人!?って感じだった。
    障がい者にも性欲はあるよって言うのと、共感覚っていう多くの人たちとは異なる感覚の人を理解する難しさっていうのがこの本のテーマっぽいんじゃないかな。
    面白くて一気読みしてしまった。柚月裕子さんの作品もっと読んでみたいと思った。

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    2025年07月24日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    ドラマが好きだったので、遅ればせながら原作を読みました。
    魅せ方の問題なのでしょうが、いろいろと設定が変わってますね。
    そのせいか、良くも悪くもメインの二人以外は別物という感覚で読めました。

    ドラマで貴山役を演じられた松下洸平さんが、インタビューで「古市さんを参考にした」とおっしゃっていて。
    それを思い出して読んでいたら、確かに納得できる場面が多々。
    ドラマでも思いましたが、貴山好きです。
    古市さんを参考にして演じられたのだから、必然かもしれませんが。

    強い女性も頭の切れる男性も大好きなので、とても爽快な気分で読めました。
    これは続きがあったりするのかな。
    もっと二人を見ていたいなと思いました。

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    2025年07月21日
  • 暴虎の牙 下

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    上巻は大上と沖、それに対して下巻は20年後の日岡と沖の話。極端な話、沖という怒りに囚われた哀れな男の人生譚が主題で、日岡はその目撃者でしかなかったのかな。一気読み。後、本の帯に「シリーズ完結!」って書いてあるけどむしろこれで終わったら不自然じゃないのかな?というわけで新シリーズお願い申し上げます。

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    2025年07月18日
  • 暴虎の牙 上

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    ネタバレ

    シリーズ3作目。上下巻の上。前作から時は遡り、再び大上が主人公。日岡が登場する前に出会ったとある凶暴な若者、沖との邂逅を描いた話。読んだ感じ、大上と沖という二人の人生を紹介するような、下巻に向けた助走のような内容。その割に面白くてほぼ一気読み。立て続けに下巻を読まないと。

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    2025年07月16日
  • 月下のサクラ

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    朽ちないサクラを読み終えて月下のサクラを続けて読んだ。親友の死から警察官を目指し刑事になった泉。誉田哲也さんや乃南アサさんが描く女性刑事とは違う熱血漢!上司を信じ抜く姿勢に心を打たれます。続編や番外編が出版されることを切に願います。

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    2025年07月13日
  • 臨床真理

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     二00八年、第7回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。

     柚月裕子ファンなら、既読ではないかと思う反面、『孤狼の血』シリーズや検事「佐方貞人シリーズ」だけ読まれた方も多いはず、そういう僕も今頃になってデビュー作品を読んで良かったと思っています。未読作品は多数ありますが、この著書名から事件物ではないと思っていた。

    「女横山秀夫」の異名を持つ彼女なら当然かもしれませんが、『検事の本懐』の著書の帯に横山秀夫氏の推薦文を書いてもらえたことに感動したという。

     著作は臨床心理士の主人公・佐久間美帆が、知的障害者更生施設に入所していた藤木司を担当することになった。彼は、人の感情が色でわかる「共感覚」を持つという青年で、自殺を図った親しくしていた少女・水野彩は、自殺ではないと主張したことから物語が始まります。(動機の一部です)

     犯罪者の動機の心理が明確で分かり易く、ラストに至るまでの緊迫感が面白い。
    タブーに思える題材に若干閉口したが、型に嵌らない発想は奇想天外で、読後感はすっきりした印象でした。
     読書は楽しい。

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    2025年06月29日
  • 検事の本懐

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    最後の証人が面白かったので、日を空けずにこちらも読み終えました。

    佐方弁護士の検事時代の物語。
    短編集で、佐方の周囲の人物視点での物語展開。
    佐方の正義や信念を貫くところ、カッコよくて惚れます。

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    2025年06月28日
  • ミカエルの鼓動

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    結論、とても面白い小説でした。ミカエルの鼓動というタイトルも本当に秀逸です。
    終始ドラマを見ているような感覚で、後半に展開を密集させるような構成だったと思います。
    この分量でドラマの構成だと最初は退屈に感じてしまいました。ただ後半からはとても面白く、面白いだけでなく航くんや西條、真木の行動に衝撃を受け一気に読んでしまいました。

    個人的には後書きでこの本の理解度がかなり上がりまして、作家の今までの人生や性格があってこの作品が産まれたのだと思うと、冗長に思っていた部分も見方が変わってきて評価を改めました。

    本当に面白かったです。

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    2025年06月22日
  • 検事の死命

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    ネタバレ

    佐方貞人シリーズ、検事編第2弾

    ・心を掬う

    郵便物の紛失事故から、局員の現金着服を疑う佐方。
    確かに手紙と共に送られる現金には心がこもっている。
    (本当は現金書留を使わないといけないけど)

    ・業をおろす

    佐方の父の容疑が晴れ、小田嶋建設の社員や遺族にも本当のことが伝わり、誤解が解けていく様子は圧巻だった。

    ・死命を賭ける/死命を決する

    ドラマ化された痴漢事件の話。
    どうやって決着するんだったかな、と思っていたけど、ドラマ版とはちょっと結末が違うような気がする。

    間違って先に次の巻を読み始めてしまったんだけど、次の巻の1話目にしれっと井原弁護士出てた。

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    2025年06月20日
  • 検事の死命

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    間違えて先に「検事の信義」を読んでしまいましたが、この作品で、佐方の父陽世の無実が周囲の人の知るところとなっていました。
    親友でもあった住職の言葉。
    日本人で、しかもガイドの資格も持ってはいても、仏教についての理解はほとんどない私ですが、仏教を信じてみようかな、と思えました。

    そして佐方が刑事部から公判部に異動になったので、上の圧力に屈せず起訴するかっこよさも、公判でのやり取りのかっこよさも両方楽しめるお得感(?)があります。

    上司である筒井の言葉
    「秋霜烈日の白バッジを与えられている俺たちが、権力に屈したらどうなる。世の中は、いったい何を信じればいい」

    佐方シリーズ、永遠に続いてほしい。

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    2025年06月19日
  • 検事の死命

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     佐方貞人シリーズ三作品目は、検事時代に受けた権力の圧力について…。

     佐方の信条は、『罪はまっとうに裁かれなければならない』。シリーズの中で度々この信条が書かれています。
    佐方のデスクには未決の事件調書が山積になっているが、一件ずつ慎重かつ疑問に思うことは、時間の許す限り解決していきます。
     検事事務官も気付かない疑問点があれば、佐方は頭をくしゃくしゃと掻きながら…。第一話は「心を掬う」、事務官の増田が疑問に思う場面もある。第二話は「業をおろす」、物語の舞台は佐方の故郷広島で、父佐方陽世の十三回忌の法要が菩提寺でいとなまれる。「弁護士の職業倫理と正義が相容れなかったらどうする―」。
     その問題で陽世は、自らを罰したのだと思う。第三と四話は、この小説の根幹をなす。
     検事正の判子なしで、主人公が起訴した会社員を求刑し、実刑判決を勝ち取った。井原弁護士は「検察内での立場が危うくなるような真似を、なぜする」と吐き捨てるシーンが印象的でした。しかし、秋霜烈日の白バッチを与えられている俺たちが権力に屈したらどうなる、と井筒が言うが歯切れの悪さを感じた。(私見です)
     読書は楽しい。

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    2025年06月17日
  • 検事の死命

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    佐方貞人シリーズ最高でした。
    正しくあろうとする人は強く美しいです。
    今回も感動の涙をぽろぽろ流しながら電車で読みました。自信を持っておすすめする作品でした。

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    2025年06月14日