柚月裕子のレビュー一覧

  • 検事の本懐

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    ネタバレ

    本懐

    墓場まで持っていくことでそれに報いることができた

    嫌な感じがした記者でさえ
    それを墓場まで持っていく

    正義の核をどこに見るのか

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    2024年02月27日
  • 検事の死命

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    最近は佐方貞人シリーズや法廷遊戯など、リーガルサスペンスをよく読んでいますが、今作の終盤論戦は久しぶりにハラハラしました。
    本当にシリーズが進むたびに佐方貞人という主人公が好きになる…

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    2024年02月25日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    とてもとても良かった、今まで読んだ猫にまつわる本の中で1番良かった。最後の養老孟司のパートの1番最後の節が本当に好き。

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    2024年02月18日
  • 検事の本懐

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    読み始めて違和感…ほう、短編集か。
    全5章から成っていて、1日に1〜2章ずつ読み進めました。
    佐方貞人という主人公以外の人間から、佐方貞人がどう見えるのか。
    読むほどに輪郭や背景が見えてきて、ますます佐方貞人が好きになる。
    これは全巻読破必至ですね。

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    2024年02月15日
  • ミカエルの鼓動

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    大天使ミカエルが、命の現場で戦う医師の姿に重なり、
    とても感動的なストーリーだった。

    ライバルというものは、
    同じくらいの実力があってこそ競え合うもの。
    嫉妬心も、相手がすごすぎては持たないだろう。
    大谷翔平に対してのように、憧れしか感じないと思う。
    二人の医師は、まさにライバル。
    どちらも根底には命を救いたいという思いがある。
    辛い過去や生い立ちが似ているからこそ、
    お互いの実力を認め合えているからこそ、
    反発しつつ、切磋琢磨できる。

    手術支援ロボット、最先端医療はこれからもますます進歩するだろう。
    機械は、人が作ったもの。
    改良を重ねて完璧にしようとしても、
    時には欠陥がでたりする。

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    2024年02月14日
  • ミカエルの鼓動

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    読み応えのある作品
    手術支援ロボットを扱い心臓手術を開拓していく新進気鋭の医師
    ドイツの有名な病院から帰国した医師
    病院の未来を二人を天秤にかけて
    決めようとする病院長
    そして週刊誌の記者
    一人の子供の手術を通して協力した
    二人の医師
    二人を育ちは似通っていて
    辛い子供時代を生きていた
    でも患者や医療に向き合う姿勢は
    似通っていた
    すごいヒューマンなストーリーで
    久しぶりに心に沁みた

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    2024年02月07日
  • 検事の信義

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    佐方の信念を曲げない生き方が好きで、4冊目のシリーズを読破しました。
    今は柚月さんの本にはまってます。

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    2024年02月06日
  • パレートの誤算

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    ネタバレ

    後半の畳み掛けが凄かった。
    心のどこかで山川さんや小野寺さんを信じる気持ちがあったから、この展開にはホッとした。正義感や世間体の優先順位について改めて考えさせられ、悪事は自分だけでなく周りをも巻き込み、苦しめることを再認識した。

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    2024年02月20日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

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    初めて柚月さんをしったのは検事の本懐を読んだときで女性作家がよくこのような本が書けるなと驚きでした。
    それから興味をおぼえて数冊読むようになりました。
    この本を読んで驚いたのは
    東日本大震災でご両親をなくされていたことです。
    その後も正義感あふれる本を書かれていて、とても
    立派だと思います。
    いろんな気付かされたことがありますが、なかでも
    ウェールズのところで、誇りに思うものができたときに
    自分は揺るがない強さを得られるように思う。
    というところです。

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    2024年02月01日
  • 凶犬の眼

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    ネタバレ

    個人的に狐狼の血より好きでした。
    国光が魅力的なキャラクターすぎて…これぞ私が求めていた仁義を貫き通す極道の姿でした。

    印象に残っているのは国光が川で溺れてる子どもを真っ先に助けに行った時のこと。
    すぐに遠くに行ったけどつけ髭も外れて龍の刺青が濡れたシャツから透けて見えたシーン。祥子目線で見た気持ちになってる。まさか祥子の通報で終わっちゃうなんてなあ…。
    あと日岡と盃を交わすところ。ちゃんと有言実行する国光に痺れる。捕まるまでにやらなあかんこともかっこよすぎるし最後の裁判でも最初から最後までかっこよすぎる。
    一之瀬さんはなんで国光なんかと仲良くしてるのか?って思ったけど一之瀬さんも国光も仁義

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    2024年01月31日
  • パレートの誤算

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    パレートの法則に興味があり、この本を手にとった。
    400ページ余りの長編だが最後まで面白く読めた。
    柚月さんの本は何冊が読んだが、正義感をつらぬいた本で好きです。

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    2024年01月24日
  • 暴虎の牙 上

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    ネタバレ

    三部作最終章なので楽しみにしてた
    日岡の続きかと思ってたら、一度も出てきやしなかった
    それもそのはず、まさかのガミさんが復活
    そして新たな魅力的すぎるキャラクター沖の登場
    序盤から盛り上げてくれる
    一気に読み終えてしまった

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    2024年01月23日
  • 凶犬の眼

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    派手なドンパチは1作目、3作目と比較すると少なめでクライマックス以外は基本的に淡々と話が進んでいく。なのに飽ることなくページを巡る手は止められず、いつ嵐が訪れるのかと気になって一気読み。クライマックスは安心して見ていられるのに圧巻。日岡の成長も然る事乍ら、国光があまりにも魅力的すぎる。素晴らしい作品が故に実写化のlevel3が駄作にならないか心配になる。

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    2024年01月04日
  • 凶犬の眼

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    ネタバレ

    ネタバレというか勝手なクロスオーバーなのですが、龍が如くという極道ゲームにハマっています。その時にこの本を読み、真島吾朗という隻眼でヒ首使いの推しキャラとそっくりに感じました。
    男気のある行動や最後の顔に傷を付けるシーンが大好きです。
    往生すんなやぁ……

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    2023年12月14日
  • 暴虎の牙 下

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    読みたい、読みたいと思いつつ手に取るタイミングが遅れていたが、ようやく暴虎の牙を読むことができた。
    内容は全く事前に触れていなかったため、大上の再登場には純粋に驚き喜んだ。
    この小説のいくらかに事実が含まれるのか?と思うと背筋が凍る思いは毎度のことだった。
    今回も強烈で愉快なキャラクターが多数登場したが、中でも今回の主役=虎は強烈だった。ただ、自身が誰にも言えず苦悩を抱えている姿や、ひとつの苦悩が去るとまた苦悩が訪れる状況には、一般人でも共感できるところもあり心の残った。
    まさかの結末には毎度、柚月裕子さんには驚かされ読み終えた。
    シリーズ完結と裏表紙には書かれていたが、日岡の今後は知りたいし

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    2023年12月13日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

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    ネタバレ

    柚月裕子さんの合理的にありえないが好きで、エッセイが発売になったので読んでみました。
    震災の事は読んでいて哀しい気持ちになりました。
    他の作品も読んでみたいと思います。

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    2023年12月02日
  • 凶犬の眼

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    ネタバレ

    柚月さんの作品なのでかなり期待して見てしまうのでハードルは上がってるはずなんですが・・。期待を裏切らない!日岡と国光の盃かわすシーンが痺れます。面白かった~。

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    2023年11月28日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

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    柚木さんの言葉には、影響力、創造力、を推進させてくれる。
    難しく、堅苦しい表現ではなく
    過去の話をシンプルで分かり易い表現をしてくれる。
    空や、季節から連想させる「故郷」の思い出
    そこに何度も、楽しかった、不安の無い前向きなあの頃に遡って思い出に浸れる。

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    2023年10月29日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    ネタバレ

    結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。婚活サイトで知り合った複数の男性が亡くなっていたのだ。美貌の冬香に関心を抱いたライターの由美が事件を追うと、冬香の意外な過去と素顔が明らかになり……。

    面白かった。無戸籍の子供の入れ替えトリックや冬香の生い立ち。北陸とのつながりが見えてくるシーンや、人々の繋がりが綺麗な感じがした。しかも、その中に毒親と子供たちの苦悩やその中で育ったことからか社会的な共感性の欠如や姉妹の共依存関係などの問題提起もなされており面白かった。
    もう少し姉の話があっても良かったかな。

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    2023年10月05日
  • 孤狼の血

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    柚月裕子さんの著書、2シリーズ化されている、その一作目の作品。

    今作品は昭和60年代の広島が舞台であり、当時の警察とヤクザの模様が伺える。

    作品はハードボイルドでありながら、人情味が濃い。バックグラウンドも警察内部、暴力団内部の両独特な社会感もきっちりと描かれている。
    なんといっても大上と日岡の関係性が絶妙。また晶子の存在が二人の人生に直決する大きなキーパーソンであると感じた。

    テーマは正義になるだろうか?
    正義にも種類があり、心の正義、自分の正義、誰か個人の為の正義、仲間や組の為の正義、一般大衆の正義がこの作品から読み取れる。
    大上が日岡に託した正義はきっちりと日岡の中でその正義感が成

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    2025年08月15日