吉田修一の作品一覧
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法政大学経営学部卒。1997年『最後の息子』で第84回文學界新人賞を受賞し、小説家デビュー。『パレード』が第15回山本周五郎賞を受賞。『パーク・ライフ』が第127回芥川賞を受賞。『東京湾景』がTVドラマ化された。その他作品に『キャンセルされた街の案内』、『あの空の下で』、『初恋温泉』などがある。
小説・文芸
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Posted by ブクログ
世之介の人となりが、読めば読むほど素敵で引き込まれた。
たった1年の物語なのに、誰かの人生に何か影響してたり、ふとしたときに(良い意味で少しだけ)思い出されたりする人ってこう言う人なんだと言うことを上手に描いてて、読んでいてじわじわと感動した。
40歳で人身事故で亡くなったことを千春さんのページで突然知ってから、世之介のことが儚く見ててくる。より世之介の人柄を好きになるトリック。
最後、キムくんとの電車の描写から、「あれ、、線路に降りちゃうの今じゃないよね、、」ってハラハラしながらページを読み戻り、
「そうか、、一緒に女性を助けようとして亡くなった留学生はキム君とは別の人だし、40歳のときか、、」と思いながらも、
結局世之介と言う人は、初めて会った留学生でも誰とでも分け隔てなく仲良くなるし、誰かのことを真っ直ぐな気持ちで助けてしまう人なんだな(そういう運命である)と言うことを描写していて、吉田修一さんは本当に素敵な本の書き方をされるなと鳥肌が立った。