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今から20年前──。大学進学のため長崎から上京した横道世之介18歳。愛すべき押しの弱さと隠された芯の強さで、様々な出会いと笑いを引き寄せる。友の結婚に出産、学園祭のサンバ行進、お嬢様との恋愛、カメラとの出会い……。世之介の学生時代の1年間と彼と関わった人々の今を描き、誰の心の中にも、人生にも、温かな光を灯す青春小説の金字塔。第7回本屋大賞第3位に選ばれた、柴田錬三郎賞受賞作。2013年2月公開の映画原作。
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Posted by ブクログ
どんな思い出かと言うと定かでないけど、忘れらない友人っていますよね。なんだろ憎めないと言うか、愛らしいと言うか、それが横道世之介の魅力的なところ。世之介のような人が身近にいたら人生が少しだけ明るくなるような気にさせてくれる青春の作品でした。出会った人に温かさをあたえれるそんな人物になりたいですね
横道世之介は愛すべき男である。 完璧な人間ではないし際立った個性があるわけでもない。けれど彼と出会った人の記憶には、柔らかく、そして確かに残る。人によって思い出のなかで彼が占める割合はそれぞれだが、世之介に出会った人生とそうでない人生では前者の方が少しだけ幸せに思える。 他人との出会いは自分を構成...続きを読むする大切な要素だ。もう会うことのない過去の人たちから受けた影響や思い出は、今も自分のなかに価値観として息づいている。人はみんな互いに影響し合い、さまざまな色を焼き付け合いながら生きていくのだと思う。 自分が通っている自転車置き場には、整理整頓をしてくれるおじさんが何人かいる。数年前の自分は忙しく、夜遅くに自転車を回収することが多かったのでおじさんたちと顔を合わせる機会はあまり多くなかった。 ある日、久しぶりに夕方のうちに自転車置き場へ行くと、ひとりのおじさんが迷わず自分の自転車を取り出してくれ「今日は早かったね」と声をかけてくれた。 ほんの些細なことだったが「誰かが自分を見てくれていた」という事実が当時はとても嬉しかった。その出来事をきっかけに、自分もおじさんのように人の小さな変化や日常に目を向けられる人になりたいと思った。 おじさんはそのあと仕事を辞めてしまったが、今でもその記憶と価値観は自分のなかに残り続けている。人は一人で生きているようでいて、実は多くの誰かと繋がっているのだと感じる。 世之介が他人に与えた影響とはいったいどんなものだったのだろう。 彼は図太く、能天気で、少し面倒くさがりで図々しいところもあり、同時にお人好しでもある。もし自分が彼の友人であったならきっと一緒にいるだけで肩の力が抜けるような安心感を得られたに違いない。 実在する人物ではないけれど、この本を通して彼に出会えたことで自分は胸の奥が温かくなるのを感じた。
長崎から大学進学のため上京してきた横道世之介くんの大学1年生の日々 自分の学生時代の記憶が刺激されつつ懐かしく楽しく読みました 寝てばかりの学生時代だけどこの時期に知り合った人、経験した出来事は確実にその人の芯の部分を作っているのだなと感じた 明日私は大学時代の友人に会う予定 10年くらいぶりかな ...続きを読むこの本を読んで更に再会が楽しみになった 友人と私の第一子は偶然にも同じ日に生まれた そして明日は彼らのハタチの誕生日
どこにでも居そうな、どこか抜けている大学生。サークルやバイトの日常生活を通じて、いろいろな人と出会い、楽しいことも辛いことも経験をしていく。とにかく普通の大学生のストーリーだが、徐々に不思議とそのヒトとなりに惹かれてしまう。こうやって人は成長し、人生を生きていく。
青春! とても面白かった! audibleにて読み直し 紆余曲折しようとも 楽しく誠実をモットーに 人生を歩んだ世之助に僕もなりたい
先日読んだ続編が素晴らしかったので、改めてこの大好きな作品を再読。実に15年ぶりくらい? 特別なことはおこらなくて、ゆっくり、でも確実に大人に近づいていく。ささいなことがその後の人生を徐々に形作っていって。自分の大学時代もそう、そんな感じだった。もちろん、世之介と私の青春のエピソードは被らないのだ...続きを読むけど。 続編もそうだけど、世之介はここぞの時にその場凌ぎの耳障りのよい優しさを言わない。いおうと思えば言えた、と文中で言いつつもあえて言わない。ここが、この作品のミソなんだと思う。次の瞬間、フワリと交わされなかった相手方は少し大人びた表情を纏う 世之介と並んでこの作品の祥子が大好きなんだけど(もちろん吉高由里子で脳内再生)、今回彼女のセリフが一番ささった。前回気づかなかったなぁ。 「大切に育てるということは「大切なもの」を与えてやるのではなく、その「大切なもの」を失った時にどうやってそれを乗り越えるか、その強さを教えてやることなのではないかと思う」 なるほどね。
横道世之介。どこにでもいる平凡な青年。 だけどそんな彼は、出会った人々に幸せを与えていたんだと思う。 ラスト号泣でした。
尊敬する年上の友人に、かなり前にオススメしてもらったのに、全然読めてなかった本のうちの一冊。とっても面白くて一気に読んでしまった。 まっすぐでおおらかで、憎めない世之介。どこにでもいそうで、実はなかなかいない、いい奴だなぁと感じた。続編も読んでみようと思う。
田舎から上京してきた、19歳の横道世之介 大学一年生の話。 人に誇れるような何かがあるわけではないけれど、愛される人柄の主人公。 最後まで読んで、気持ちが沈むわけでも高揚するわけでもなく、じんわりとしました。
僕は世之介のようになりたかったし、世之介のような友人がほしかった。夢の大学生活はどちらも叶わなかったけど、それはそれで楽しかったなと今振り返って思う。 高校生に読んでほしいな。
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横道世之介
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吉田修一
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