橋を渡る

橋を渡る

896円 (税込)

4pt

吉田修一からの挑戦状。ノンストップ長篇!

ビール会社課長、明良。都議会議員の妻、篤子。TV報道ディレクター、謙一郎。
それぞれの悩みや秘密を抱えながら、2014年の東京で暮らす3人が人生の中で下した小さな決断が驚愕のラストへとつながる――
「週刊文春」連載時から話題沸騰。
吉田修一史上、最も熱い議論を呼んだ意欲作を文庫化。

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橋を渡る のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年08月06日

    吉田修一にハマって読み続けた中の〜一冊。
    悪人〜横道世之助、
    国宝〜なんてすごい人なんだろう!苦しみ、悲しみ悶えながら読んだ。
    吉田リアリズムで説得力抜群
    なんせ、あちらこちらのセリフに痺れる
    読んだのは何年も前
    それでもこのくらいのことは思い出す。畏敬の念は拭えない。
    好きダァ。
    理想は何度も読み...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月16日

    吉田修一を読むのははじめて。日常に潜む些細な不穏を描くのが巧いなァと読み進み、最後の章で仰天した!まさかの?!着地点も余白たっぷりで読後の余韻もまた愉しき一冊。

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    Posted by ブクログ 2019年02月14日

    これ週刊文春で連載してたのー!? それでこの内容!?と衝撃を受けた。リアルタイムで読みたかった。けどそれだと一気読みができないからな…。
    最終章はまさかの設定で、村田沙耶香の『消滅世界』(違和感ありでイマイチだった)を思い出したが、こちらは同じくSFのような設定ながら違和感なくストーリーに入り込めた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月23日

    前半と後半で話が全く違う作品

    前半の 日常を丹念に描く作品から
    後半のSFの切り替えに驚く

    どの時代も どの歴史の1ページでも
    どこでも 人は迷いながら
    生きていくのだと 思った

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    Posted by ブクログ 2023年09月27日

    ネタバレになるけれど、2015年から70年後の世界が描かれていて、構成といい、文章といい、とても面白かったけども、わたしが経験した70年後の世界はもっと面白いのかも。

    つまり今、82だから12の時から、現在70年後の世界にいるってこと。

    12歳の時(1953年)は今普通に使っているものは無かった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月11日

    多少はぼかす事が普通だが、当時のニュースがそのまま使っていた事が面白かった。確かに、こういう事あったなあ、と懐かしい気分になった。

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    Posted by ブクログ 2022年11月12日

    世間の評判ほど言うほど悪くはなかった印象。
    前半3部はまさに吉田修一といった感じでスイスイ読み進められる。
    問題の最終章、
    まさにフロム・ダスク・ティル・ドーンばりに、
    一気にジャンルが変わっていく。
    ここで躓くということなのだろう。
    だが、過去とされる所謂現代の物語も引き継がれ、
    さらにユートピア...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月03日

    新宮明良・歩美、赤岩篤子・広貴、里見謙太郎・薫子の3組が絡むエピソードが展開し、最後に70年後の世界が出現するという奇想天外なストーリーだが、楽しめる著作だ.佐山京二教授の研修成果が実現されて、サイトと呼ばれる人種が出現している未来の世界が、なんとも奇妙な感じだが、実現性も感じられる.謙太郎が対馬で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月12日

    あの『悪人』や『怒り』と同じ系統の群像劇を期待して読み始めたら何だか違う。現代を舞台にした3編はそれぞれにつながりがなく、最後の4編目で時代は2085年に。私の苦手なSFチックな話になっているという。
    現代の3編でそれぞれの主人公やその周囲の人は、ちょっとした悪事や倫理・正義にもとる行動をとるかとら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月01日

    吉田修一の見せるもうひとつの世界。
    リアル。現実から少しずつずれていく。
    このひとの描く世界は手を伸ばすと触れそうで、人物が重厚で魅力的。
    主人公のひとりにおいてさえも、見えているものだけでなく、その奥に隠されているものがあり、読み進めてハッとする。

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