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Posted by ブクログ 2019年11月16日
山椒太夫をベースに、中世から令和までの時代をまたいで語られる、アンジュと頭獅王の物語。
山椒太夫の現代語訳かと思いつつ、二人の非情な運命をしみじみとたどって読んでいたら、一気に時が流れGoogleやらAppleも登場する現代へ。
じつに小気味よいテンポの語り口調で、いつの時代も変わらない慈悲の心を...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月27日
「人の幸せに隔てがあってはならぬ。慈悲の心を失っては人ではないぞ」 古典の名作「山椒太夫」をベースに、安寿と厨子王が時空を超えて繰り広げる大冒険。誰かのために生きる時代を模索する今、慈悲の心の尊さを問う。
森鴎外の「山椒大夫」は読んだ記憶がない。「安寿と厨子王」の話はむかし童話で読んはずなのだけれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月24日
「安寿と厨子王」から派生した異世界ロックファンタジーという感じのお話。口語調というのか文章にリズムがあって、たいへん読み心地が良かった。
それにしても日本の昔話って身も蓋もない感じのものが多いよなぁ…良い行いをした人も悪い行いをした人も相応に報われるのだけれど、悪い人への報復があっけらかんとえげつな...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月15日
安寿と厨子王の日本の童話を時空を超えてのお話。
父を訪ね求めて母とアンジュと頭獅王の姉弟は旅に出るものの、人買いに売られ、母と別れ、姉弟は非道な主に無理な仕事を手伝われてる日々を送る。
一度の脱出に失敗し、二度目はアンジュがその身を犠牲にして頭獅王がお寺に助けられながらも乞食とサーカスに拾われ、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月15日
「安寿と厨子王」「山椒大夫」が現代に現れた!
最近、NHKラジオで森鴎外「山椒大夫」の英語版をリスニングした。
子ども時代に童話を読んだきりだったので、懐かしく聞いていたところ、こういう本が出ていることを知り、興味深く拝読。
アンジュと頭獅王にとってはお母さんに会えてハッピーエンドだけど、物語の...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月09日
山椒大夫の現代版&ハッピーエンド版
安寿はアンジュとして、歌舞伎町の遊郭に売られて、頭子王と再会し、
頭子王(厨子王)は、1000年経ってサーカスの大獅子の世話をしている所が目に留まり、
養子になり、
母親も目が見えるよになったり、
場所も現代の新宿になったり、
パロディとして楽しめた...続きを読む
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