アンジュと頭獅王

アンジュと頭獅王

1,188円 (税込)

5pt

声に出して読みたくなる、圧巻の大冒険!

吉田修一の新境地ともいえる本書は、誰かのために生きる時代を模索する今だからこそ蘇る、二十一世紀版山椒太夫。古典の名作『山椒太夫』をベースに、上古も今も末代も、慈悲の心の尊さとはいかに、を現代に問う問題作だ。
あの安寿と厨子王が千年の時空を超えて繰り広げる、善の執着と悪の執着を描く大冒険は、文字を追うごとに、思わず声に出して読みたくなる圧巻の言葉とリズムにあふれている。

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アンジュと頭獅王 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年02月19日

    そういえばこんな話だったな。古典に出てくる悪人はほんとに悪人で心底嫌な感じ。古文読んでる感じで面白かったです。

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    Posted by ブクログ 2020年01月19日

    『安寿と厨子王丸』の吉田さん版。令和版?
    現代風にアレンジしてなかなかの内容でした。最後の方はもう独特の世界、そこまでいっちゃいますかと言ったところ、長い旅だねえ。元々のとセットで残したい作品。滞りなく読み進めて、おもしかったあ。いろんなもの描ける人だね、素晴らしい。

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    Posted by ブクログ 2019年11月16日

    山椒太夫をベースに、中世から令和までの時代をまたいで語られる、アンジュと頭獅王の物語。

    山椒太夫の現代語訳かと思いつつ、二人の非情な運命をしみじみとたどって読んでいたら、一気に時が流れGoogleやらAppleも登場する現代へ。
    じつに小気味よいテンポの語り口調で、いつの時代も変わらない慈悲の心を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年11月11日

    一気に読めました。
    でも、ちょっとよく分からなかった‥
    いきなり令和とか出てきて現代になったりと、めまぐるしかった。

    でも、やっぱりかわいそうな話し。

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    Posted by ブクログ 2019年10月27日

    「人の幸せに隔てがあってはならぬ。慈悲の心を失っては人ではないぞ」 古典の名作「山椒太夫」をベースに、安寿と厨子王が時空を超えて繰り広げる大冒険。誰かのために生きる時代を模索する今、慈悲の心の尊さを問う。

    森鴎外の「山椒大夫」は読んだ記憶がない。「安寿と厨子王」の話はむかし童話で読んはずなのだけれ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月24日

    「安寿と厨子王」から派生した異世界ロックファンタジーという感じのお話。口語調というのか文章にリズムがあって、たいへん読み心地が良かった。
    それにしても日本の昔話って身も蓋もない感じのものが多いよなぁ…良い行いをした人も悪い行いをした人も相応に報われるのだけれど、悪い人への報復があっけらかんとえげつな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月15日

    安寿と厨子王の日本の童話を時空を超えてのお話。

    父を訪ね求めて母とアンジュと頭獅王の姉弟は旅に出るものの、人買いに売られ、母と別れ、姉弟は非道な主に無理な仕事を手伝われてる日々を送る。

    一度の脱出に失敗し、二度目はアンジュがその身を犠牲にして頭獅王がお寺に助けられながらも乞食とサーカスに拾われ、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月17日

    あの安寿と厨子王が。。
    古典が大冒険になってる感じ。
    途中から何歳?何百年生きてる?不思議だった。
    さくっと読める。

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    Posted by ブクログ 2021年08月15日

    「安寿と厨子王」「山椒大夫」が現代に現れた!

    最近、NHKラジオで森鴎外「山椒大夫」の英語版をリスニングした。
    子ども時代に童話を読んだきりだったので、懐かしく聞いていたところ、こういう本が出ていることを知り、興味深く拝読。

    アンジュと頭獅王にとってはお母さんに会えてハッピーエンドだけど、物語の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月09日

    山椒大夫の現代版&ハッピーエンド版

    安寿はアンジュとして、歌舞伎町の遊郭に売られて、頭子王と再会し、
    頭子王(厨子王)は、1000年経ってサーカスの大獅子の世話をしている所が目に留まり、
    養子になり、
    母親も目が見えるよになったり、

    場所も現代の新宿になったり、

    パロディとして楽しめた...続きを読む

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アンジュと頭獅王 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    130ページ
  • 電子版発売日
    2019年09月30日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    23MB

閲覧環境

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