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Posted by ブクログ 2023年07月22日
読むのを止められず一気に読んでしまった。
喜久ちゃんってどんなに美しいんだろうか…
下巻が早く読みたい。
「いわゆる梨園とは唐の時代にあった宮廷音楽家の養成所の名ではありますが、実はそのように優雅なものではなく、傍目には歌舞伎役者の家族というのはどこも仲良さそうに見えるようでございますが、それはま...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月11日
どんな作品か事前情報を一切持たず、漠然と「悪人」と同じようなテイストかと想像しながら読み始めた。
導入部はヤクザの物語で、やっぱりそうかと思っていたら、途中から完全に歌舞伎役者の話でした。
「神の視点」が採用されていることを初め、これまでの吉田作品とは一線を画す内容で、良い意味で完全に予想を裏切られ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月22日
吉田修一らしからぬ語り口が、
そもそも舞台の口上かのようで、
最初こそ読みにくさを覚えたものの、
ぐいぐい世界観に引き込まれていく。
もともと映像的、映画的な文章を書く印象だが、
ヤクザと歌舞伎の世界を、
喜久雄、徳次、俊介の青春が、
とても鮮やかに、雄々しく、生々しく、
時代の空気とともに駆け抜...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月11日
まるで芝居を観ている感覚で、物語に没入しました。文体や構成が歌舞伎っぽく、その代表が人物の会話の合間にある口上だと思います。(例 〜と申しましょうか、〜なのでございます) お陰で、歌舞伎や伝統芸能のもつ堅苦しさや昭和の古臭さへの抵抗もなく、加えて展開の面白さに、するする読み進められました。
片...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月28日
正直、予想を超えて遥かに素晴らしく、一気に上下巻を読んでしまい、読み終わってから茫然と物語の世界に酔い痴れることができた大傑作。
舞台は1964年。長崎県のヤクザの家に生まれた美貌の少年がふとした縁で大阪の歌舞伎の一門に弟子入りし、そこで同年代のライバルと出会い、芸の道をひたすらに生き抜いていくと...続きを読む
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