無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
圧巻だったなぁ、、
読んでいると歌舞伎の舞台や楽屋が、音や香りまでありありと目に見えて伝わってくるようで、気付いたらどっぷりと没入していました。
喜久雄が舞台の上で俊介のことを想うとき、僭越ながら2人の人生を追わせていただいている読み手として、その思い出がまるで自分のことのように思い出されて涙がでました。
喜久雄や俊介だけでなく、徳次や弁天、そして優しく、それ以上に力強く男性を支える女性陣の姿一人ひとりにたくさん感動させられました。
歌舞伎が、舞台が、映画が、音楽が、本が、
芸術というものがある世界に生まれて良かったと心から思いました。
しばらくは心がふわふわするような余韻に浸っていられそうです。
Posted by ブクログ
昨年映画を拝見。
「あんな風には生きられないよなぁ」
まさに邦画の最高峰。その世界観に心酔。
そこから頃合いを見て原作にトライ。
徳次の存在でかい!その他数多のキャラ含め映画では削ぎ落とされてしまったのは尺的に致し方ないが、先に映画を観てその後原作の流れは正解だった。
上下巻を小分けに少しずつ読み進めて2週間程度で読破したが、重厚感のある濃密な文章なのにさくさく読み進められ、読み終わってしまうのが寂しくなる過去にないほどの充実した読後感。
最後の方は映画主題歌である井口理の歌が頭の中ずっと流れてたのも心地良い時間。
青春時代から良い事ばかりではなかったものの、芸に取り憑かれた"美しい化け物"としての幕切れは、喜久雄にとって然るべき姿と言わざるを得ない。それは様々な人たちの夢、献身、悲劇が積み重なり生まれた。
いやー、凄まじい世界を観た。
「いつまでも舞台に立っていてえんだよ。幕を下ろさないでほしいんだ」
「もうこれで十分だろ。おまえはよくやった。本当によくやったよ。この五十年、おまえが戦ってきたその姿、俺だけじゃない、みんなが忘れるもんか」
直接交わされた会話ではない。キーパーソン竹野の感情は敬意と哀れみ入り混じるものだったと思われ、読んでるこっちの気持ちもそこにスッと乗っかれる。
美しい化け物と悪魔は表裏一体同じものなのか。悪魔がその世界へ引き摺り込んだのか、悪魔が認めて拍手を送ったのか。
日本人も知らない日本文化の陰陽が魅せる狂気と絢爛を取りまとめた作者に脱帽!
Posted by ブクログ
素晴らしい!
映画を観て感動して、文庫本を買ったまま積んでいた自分を反省です。(一気読みでした)
映画も本当に素晴らしかった、よくぞこの作品を映像化してくれた、と思いますが・・・。
やはりやはり、原作の素晴らしさは、桁違いな気がします。物凄い!!(歌舞伎には疎い私、変な表現があったらお許しを)
小説ならではの語り口も美しく、ラストは、長い長い物語を語っていたのは歌舞伎座の屋根?って本気で思いながら涙が溢れました。
人間万事塞翁が馬
捨てる神あれば拾う神あり
情けは人のためならず
読み進めながら、いろいろな格言が浮かびました。
人が一生を生きる間に、1つのことに打ち込めるというのは、なんと苦しく、そして贅沢なことなのだろう…そんなことを感じました。
映画では涙した、娘とのエピソードも、実は原作では全然違う関わり方があり。(私はこの辺りもとても好きだ)映画では全然出てこないキャラクターもいて(結構重要)。まあ、映画は長くても3時間に収めるのだから仕方ないのはわかりますが、やはりやはり、原作の重み、素晴らしさは格別です。
映画で感動した方には、ぜひぜひ、原作を読んでいただきたいと思うのでした。読んでよかった!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。