あらすじ
俺たちは踊れる。だからもっと美しい世界に立たせてくれ! 極道と梨園。生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、芸の道に青春を捧げていく。芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をダブル受賞、作家生活20周年の節目を飾る芸道小説の金字塔。
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映画にもなった作品。二人の少年がこの世の辛酸を舐めて歌舞伎女形としてのぼり詰めていく壮大なストーリー。地の文の語り口調も面白く一気に上下巻2日で読み終えました。映画もDVDになったら見てみたい。
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歌舞伎を観たことがないので、歌舞伎のシーンをあまり想像出来ずにいましたが、知ってることがあると、この小説は実話?と思うほどで、読んでいると続きが気になると思い一気に読めました。
映画のおかげでまた読んで想像がしやすくなり良かったです。
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東京オリンピックの頃から現代まで、歌舞伎とともに時代を感じる描写が楽しい。
すこしイベントが起こり過ぎな気もするが、華やかな世界とはそんなものなのかもしれない。
歌舞伎に全く興味がない私でも「一度歌舞伎をみてみたいな」と思わせてくれた。
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映画から原作へ。パーク・ライフ以来の吉田修一作品。話の運び方や登場人物の躍動感が素晴らしく、長編でも一気に読めた。映画は正直ノリきれないところもあったのだけど、小説の美味しいところを上手いこと切り取ったんだと解釈すれば納得がいく。歌舞伎の勉強して映画もう1回みてからまた読みたい。
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映画を観てその映像美や展開の面白さに感動し、その後小説に手を伸ばしてみたが、映画では省略・変更されていたところが分かって2度楽しめている。
歌舞伎の世界の悲喜交々が、詳細な取材と臨場感ある場面構成、登場人物の言動などでリアルに語られる点は秀逸な作品である。
「下 花道篇」もとても楽しみにしている。長編の小説だが、時間を忘れて没頭して読める稀有な作品だ。
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映画→小説→映画→映画
歌舞伎座や南座も
映画を観て「これは原作も読まなければ」と手に取った。
当時は歌舞伎を観たことすらなかったので、先に映画を観てイメージを持つことができ良かった。
まだ映画を観ていない段階では「3時間長い」と思われるかもしれないが、「泣く泣く削っての3時間だったんだな」と思わせられるほどの大作。
映画では語られなかった箇所がひしひしと伝わってきて、一段と深みを感じることができる。
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「~であります」「~でございます」という語りが狂言回しになって物語を進め、その途中で登場人物がセリフを語ることによって、読む者に臨場感を与えています。
[これは、歌舞伎の太夫の語りと同じ手法なんですね。本作品そのものが歌舞伎作品のようになっているかのようです♡]
ご丁寧にも、登場人物の動作を説明し、そのあとにセリフを言わせるという段取りの良さです。
(どこでもよいのですが)例えば、107ページの地の文とセリフの流れを抜粋してみますと、
~前略~ いつの間にか徳次も目を覚ましておりまして、
「三味線の音やね?」
と耳を澄まします。
「坊ら、おはようさん!」
とつぜん枕元の襖が開いたのはそのときで、~中略~ 日差しの中で舞う埃を払うように、
「もう昼近いで。」 ~中略~
~ ~ ~
最後はその窓から顔をつき出し、
「お勢ちゃん! 九州の坊ら、起きたから、牛乳でも飲ましたって」
といった流れです。否応なしにお話の渦に飲み込まれていってしまいます。
この、セリフを間に入れる手法、どこかで見たことあるわ、と思っていましたら、語学講座でした。
講師が文法上の説明をしながら、その途中でネイティブスピーカーが発音します。
例えば、
「肯定の返事 oui とお礼の merci は単独で発音します。」(NHKまいにちフランス語より)という説明箇所では、
oui と merci の部分はネイティブスピーカーに(合いの手のように)発音させながら、講師は説明を進めていくのです。
ね、なんか似てるでしょ♡(と思うのはわたしだけ?)
さらに、語りは「~でございます」のような丁寧口調で、セリフは主に方言というギャップがあるので、語りとセリフにメリハリがついていて、読むのが分かりやすいです。
セリフ部分の独立が際立つので、昔の活動写真の弁士さんが、ストーリーの説明とセリフとを言い分けているような流れにも感じました。
大袈裟に言えば、この作品は「小説の形をした戯曲」のような作品だと思いました。なので、映画化されて当然というか、どこを切り取ってもシーンができる気がします。。。
さて、小説などの物語というのは、登場人物が現状と理想との狭間で葛藤したり、与えられた逆境や制約を乗り越えていくことで読者に感動を与えられると聞いたことがあります。
それでいうと、この作品の題材である歌舞伎という世界は、男性が女性を演じる、世襲が基本の古典芸能という制限だらけの環境なので、小説の舞台として打ってつけと言えるかもしれません。
主役は、世襲の子と、才能を認められて外部から入ってきた子。どちらが役を抜擢されても、葛藤が生じます。そこから生まれるドラマ。。。
これは面白くならない訳がないでしょう!
舞台は昭和、高度経済成長期でテレビが普及し梨園からテレビスターが登場していく時代。東京オリンピックが開催され、東海道新幹線が開通し、大阪万博が開催され、パンダが上野動物園にやって来た時代。
折しも2025年は大阪・関西万博が開催されたり、パンダが返還されるというタイムリーさと、昭和レトロブーム。
昭和を知っている世代にも、昭和文化を新鮮に受け止められる世代にもウケますよね~。
極上のエンターテイメントですね♡
(いろいろ生意気なことを申し上げて失礼いたしました。あくまで個人の感想です。)
下巻につづく。。。
Posted by ブクログ
映画が人気だったから読み始めた。読んでいて胸糞悪い仕打ちを受けていても這いあがろうと自分を奮い立たせるのがかっこよかった。感情移入しやすい話だったと思う。
映画から。
映画を見ました。素晴らしくて、今も心に情景が浮かびます。映像化、アニメ化で作品を知り、原作を読みます。それがどう演出されたのかが楽しみです。今回、キャラクターの細かな背景を知ることができました。全ては原作ありき。
Posted by ブクログ
歌舞伎役者の大河小説、任侠から梨園へ、挫折と成長。
まるで舞台や映画のように世界にのめりこんで聞いてた、さすがの朗読!
息つく間もなく早い展開で淡々と進んでいくので、展開に安心する暇がないくらい波瀾万丈。後半が楽しみ。
Posted by ブクログ
映画は大ヒット、書籍もベストセラーと、一大ブームを引き起こしている本作を興味に惹かれて読めば、たちまち小説世界へ没入した。
あらすじなどについては、数多のレビューに記されているので敢えて触れず。
芸の道を極めんとする立花喜久雄と大垣俊介、彼らを支える人々が生き生きと描かれ中身の濃い、ベストセラーとなるのも必然の傑作。
Posted by ブクログ
新聞連載で読んだときは、なかなかの重苦しさや、やり切れなさをずっと感じていた。
映画の評判があまりにも良くて、半信半疑で観たらすっかり魅了された。3時間があっという間だった。これは映像化だからこそ輝く作品なのか?でも今度は原作の評判もあまりにも良くて⋯。
ようやく読んだら確かに面白い。若い2人が踊る娘道成寺のシーンが活き活きと目に浮かぶ。
これは⋯読める!映画を観て、原作でさらに詳しく知る楽しさ!
みなさんの言う通りでした。
Posted by ブクログ
上巻だけで断言できるレベルで映画より面白い。
映画は凄いって感じだったけど、やはり相当端折っていた。
語り部口調が最初気持ち悪かったけどいつの間にかテンポが良くて気にならなくなっていたし、結構早い段階で吉沢亮の顔が浮かばなくるくらい没入出来た。
映画は映画として本では表せない所に特化しているので、どっちも嗜むのが吉。徳次外したのもストーリーとしてはありえないけどあの映画作れるならさすがとしか言いようがない。
Posted by ブクログ
映画も見たので原作も読んだ(Audibleで視聴)。
映画と結構違う!
いや大筋は一緒だけれども、この大作を映画で実際の歌舞伎を映しながら3時間の尺に収めるためにかなり原作から削られているキャラや展開がある。
とは言え映画は入り切らない部分を削っただけで決して改変をしていないとも言える。今のところ原作を読んだのは上巻までだが、映画は脚本のまとめ方が凄すぎますね。
原作は喜久雄の母親への愛情、俊坊の母親幸子の健気な姿、ずっと喜久雄に寄り添っている徳次の忠心などがもっとしっかり語られている。
そして原作の喜久雄は稽古に励んだ末歌舞伎役者としても誰よりも頭角を現し、血のつながらない丹波屋を継いで半次郎を襲名してもなお、これでもかという不遇な運命に次々襲われる。映画よりも不遇イベントが満載で可哀想になる。
映画は喜久雄と俊坊の歌舞伎演技が見どころで目を奪われるが、原作は多分この喜久雄を襲う数々の不遇がメインイベントだと思う。それくらい可哀想。
だってそもそも喜久雄が父親を亡くした経緯が普通の人間には経験出来ないレベルですごいもんね。
これらの運命を覆してもなお精進して「国宝」となる下巻へ続くのか、期待して読みたい。
Posted by ブクログ
映画が評判になっていた頃、3時間の映画を観る自信がないから本で読もうと思って購入(笑)
何の前知識もありませんでした。
歌舞伎と任侠の世界から広がる話は正直言って面白いというより、場面変化についていくのが精一杯でした。異世界というのはよく理解できたので、そういう意味では新しい空気があり、面白かったです。
早速、下巻にうつります!
Posted by ブクログ
映画を観てからの読破。映画でも青春編が好きだったので、映画のシーンが思い出されてそれもまた良くて。
任侠の家庭に産まれ目の前で父親を殺されたのに芸の道に生きると決め、稽古が苦にならないほど好きな喜久雄。そして共に歌舞伎の世界で生きていく仲間である歌舞伎界の御曹司の俊介。後継者決めの際に血ではなく才能、自分の息子ではなく喜久雄、を選んだことにより俊介が失踪。
そりゃそうだろうな、と思いつつも血を選んだらどうなっていただろう。。。と思うとそのパターンでの本を読んでみたくなりました。発行されないかなぁ。。
Posted by ブクログ
映画を観て、心理的背景をもっと詳しく知りたいと思い原作を購入。期待通り、映画に描ききれなかった状況、心理、背景描写が描かれていて「ああ、実はこういう経緯があったのね」「この時、そんなことを考えていたのね」と納得できる。
映画と原作で少し経緯が異なる部分あり。個人的には映画の方がよりドラマチックに描かれていて、喜久雄が不憫すぎる。
Posted by ブクログ
映画2回みてこれはもっと知りたいと思い小説を購入。映像と違って文章で心情が描かれるから登場人物の気持ちを汲み取りやすかった。
歌舞伎のことはほとんど知らないから曽根崎心中などの有名な名目の軽い説明が入っているのがわかりやすかった。
映画ではでてこなかった登場人物だったり、脇役レベルの人たちが小説ではたくさん登場していて面白かった。下巻も読みたい
Posted by ブクログ
面白い。でも辛い。
知らない世界すぎて、本当にありえる話なのかと思うと、胸が締め付けられる。
何度も読むには自分の心がついていかないだろうな。
Posted by ブクログ
おもろー。
最初語り口調が好きじゃなくてなかなかページが進まなかったけど、俊ボンと春ちゃんいなくなってから急激に面白くなって気がついたら読み終えてた。
年内に下も読み終えたいな。映画も見たいかも。
Posted by ブクログ
こういった歴史ものはあまり読んだことはなかったけれど、映画を見ようと読むことにしました。
語りがときどき顔を出す文体は、江戸文学の雰囲気もあってなんだか愉快ですね。すでに波乱万丈なので後半どうなるのか。
匿名
引き込まれました
映画が好評ということで、とても気になっていたのですが、原作が有るという事で、映画を見る前に読むことにしました。どちらが先が良かったか?はまだ分かりませんが、とても面白く、あっという間に上巻を読み終えました。早く映画がみたいです。
Posted by ブクログ
映画がめちゃくちゃ面白かったので、
映画→小説→映画のルートで楽しみました。
小説版は、歌舞伎の演目を知らないとなかなか描写が浮かばず、歌舞伎シーンはほぼ全部飛ばしたようなものです。笑
面白いけど、難しい〜
(上下巻とも同じ感想です)