【感想・ネタバレ】国宝 上 青春篇のレビュー

あらすじ

俺たちは踊れる。だからもっと美しい世界に立たせてくれ! 極道と梨園。生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、芸の道に青春を捧げていく。芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をダブル受賞、作家生活20周年の節目を飾る芸道小説の金字塔。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

映画から原作へ。パーク・ライフ以来の吉田修一作品。話の運び方や登場人物の躍動感が素晴らしく、長編でも一気に読めた。映画は正直ノリきれないところもあったのだけど、小説の美味しいところを上手いこと切り取ったんだと解釈すれば納得がいく。歌舞伎の勉強して映画もう1回みてからまた読みたい。

0
2026年01月04日

Posted by ブクログ

映画を観てその映像美や展開の面白さに感動し、その後小説に手を伸ばしてみたが、映画では省略・変更されていたところが分かって2度楽しめている。

歌舞伎の世界の悲喜交々が、詳細な取材と臨場感ある場面構成、登場人物の言動などでリアルに語られる点は秀逸な作品である。

「下 花道篇」もとても楽しみにしている。長編の小説だが、時間を忘れて没頭して読める稀有な作品だ。

0
2026年01月04日

Posted by ブクログ

とんでもなく面白い。語り口調の地の文に引き込まれる。歌舞伎の世界はよく知らなかったので、色々な語彙が知れてよかった。

0
2026年01月03日

Posted by ブクログ

映画→小説→映画→映画
歌舞伎座や南座も

映画を観て「これは原作も読まなければ」と手に取った。
当時は歌舞伎を観たことすらなかったので、先に映画を観てイメージを持つことができ良かった。

まだ映画を観ていない段階では「3時間長い」と思われるかもしれないが、「泣く泣く削っての3時間だったんだな」と思わせられるほどの大作。
映画では語られなかった箇所がひしひしと伝わってきて、一段と深みを感じることができる。

0
2026年01月03日

Posted by ブクログ

 「~であります」「~でございます」という語りが狂言回しになって物語を進め、その途中で登場人物がセリフを語ることによって、読む者に臨場感を与えています。
[これは、歌舞伎の太夫の語りと同じ手法なんですね。本作品そのものが歌舞伎作品のようになっているかのようです♡]
 ご丁寧にも、登場人物の動作を説明し、そのあとにセリフを言わせるという段取りの良さです。
 (どこでもよいのですが)例えば、107ページの地の文とセリフの流れを抜粋してみますと、

 ~前略~ いつの間にか徳次も目を覚ましておりまして、
「三味線の音やね?」
と耳を澄まします。
「坊ら、おはようさん!」
 とつぜん枕元の襖が開いたのはそのときで、~中略~ 日差しの中で舞う埃を払うように、
「もう昼近いで。」 ~中略~
  ~ ~ ~
 最後はその窓から顔をつき出し、
「お勢ちゃん! 九州の坊ら、起きたから、牛乳でも飲ましたって」

といった流れです。否応なしにお話の渦に飲み込まれていってしまいます。

 この、セリフを間に入れる手法、どこかで見たことあるわ、と思っていましたら、語学講座でした。
 講師が文法上の説明をしながら、その途中でネイティブスピーカーが発音します。
 例えば、
 「肯定の返事 oui とお礼の merci は単独で発音します。」(NHKまいにちフランス語より)という説明箇所では、
oui と merci の部分はネイティブスピーカーに(合いの手のように)発音させながら、講師は説明を進めていくのです。
 ね、なんか似てるでしょ♡(と思うのはわたしだけ?)

 さらに、語りは「~でございます」のような丁寧口調で、セリフは主に方言というギャップがあるので、語りとセリフにメリハリがついていて、読むのが分かりやすいです。
 セリフ部分の独立が際立つので、昔の活動写真の弁士さんが、ストーリーの説明とセリフとを言い分けているような流れにも感じました。
 大袈裟に言えば、この作品は「小説の形をした戯曲」のような作品だと思いました。なので、映画化されて当然というか、どこを切り取ってもシーンができる気がします。。。

 さて、小説などの物語というのは、登場人物が現状と理想との狭間で葛藤したり、与えられた逆境や制約を乗り越えていくことで読者に感動を与えられると聞いたことがあります。
 それでいうと、この作品の題材である歌舞伎という世界は、男性が女性を演じる、世襲が基本の古典芸能という制限だらけの環境なので、小説の舞台として打ってつけと言えるかもしれません。
 主役は、世襲の子と、才能を認められて外部から入ってきた子。どちらが役を抜擢されても、葛藤が生じます。そこから生まれるドラマ。。。
 これは面白くならない訳がないでしょう!

 舞台は昭和、高度経済成長期でテレビが普及し梨園からテレビスターが登場していく時代。東京オリンピックが開催され、東海道新幹線が開通し、大阪万博が開催され、パンダが上野動物園にやって来た時代。
 折しも2025年は大阪・関西万博が開催されたり、パンダが返還されるというタイムリーさと、昭和レトロブーム。
昭和を知っている世代にも、昭和文化を新鮮に受け止められる世代にもウケますよね~。

 極上のエンターテイメントですね♡
(いろいろ生意気なことを申し上げて失礼いたしました。あくまで個人の感想です。)
  下巻につづく。。。

0
2026年01月02日

Posted by ブクログ

映画が人気だったから読み始めた。読んでいて胸糞悪い仕打ちを受けていても這いあがろうと自分を奮い立たせるのがかっこよかった。感情移入しやすい話だったと思う。

0
2026年01月01日

Posted by ブクログ

まずは話や表現の生々しさに圧倒されました。
極道の血筋から歌舞伎役者に至る紆余曲折は、過酷ではらはらする、また楽しい面も含んでいるものでした。
春江との関係が続かないストーリーとは思わなかったが、歌舞伎の世界はそんな関係の複雑さを持ち合わせていると感じ、これからどんな関わりかあるのか興味深く下巻を読み進めていきたいです。

映画の予告では喜久雄と俊介がライバル関係で確執を持ったドロドロした関係かと思っていましたが、そうではないことに少し安心しました。

0
2025年12月27日

Posted by ブクログ

血によるつながりか、芸によるつながりか。芸事において必要なのはどちらなのか。ただ、それを、突き詰めていくと、つながりが壊れていく。どちらをとっていくのか、後編へと続く。

0
2025年12月25日

Posted by ブクログ

映画を見て、祖母につれられて歌舞伎座に行っていたことを思い出し、再び歌舞伎にはまり、小説も読んでみました。
映画も最高に良かったですが、小説もよかった。
今回はオーディブルで音声を聞きながら、小説を読むという方法にしました。
映画後の小説なので、読みながらの喜久ちゃんとしゅん坊はやはり、頭の中で映像を見る時は、吉沢亮さんと横浜流星さんになってしまう。
小説はまた映画とは違うものの、細かく色々書いてあるので、違う楽しみ方をしました。
オーディブルの読みは歌舞伎役者の尾上菊之助さんで、これもよかった。
小説では、歌舞伎の演目の説明が詳しくしてあり、子供の時に見た藤娘や土蜘蛛、曽根崎心中をまた歌舞伎で見たくなりました。
そして、また映画を見たくなりました。
小説を呼んだ後の映画は、また違う見方ができるのでないかと思います。
夢ですが、いつか、何年も先にテレビドラマでも見れたら幸いです。

0
2025年12月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

芸(歌舞伎)以外に対しても、まるで極道を歩んだ父の背中を追いかけるように、礼儀や掟?を重んじる喜久雄は、その性が裏目に出て追い込まれてしまう。それでも芸を諦めずどんな端役でも受けて演じ続ける姿はある種の狂気を感じた。基本的に喜久雄目線で物語は進むため、俊介よりも喜久雄の方が情が入りやすかったが、俊介もかなりハードモードな人生で読んでいて辛かった。現在下巻を半分ほど読み進めている。続きが楽しみ!映画との違いも見つけられて楽しい。

0
2025年12月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

歌舞伎見たくなる。菊男と徳次の友情が最高。菊男の芸に一途なところ、受けた恩は必ず返すところ、粋だなと思った。順風満帆には行かないけど、厳しい世界だけど、思い続ける事で必ず夢に近づいていく。面白かった!

0
2025年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画が話題になっている。原作が元々気になっていたので手に取った。しばらく積んでいたが読んでみたら止まらなくなった。みずみずしく、欲望も渦巻く青春物語。喜久雄のサクセスストーリーかと思えば、そうではなさそう。甘ったれた俊介が出奔するが、巻末で成長して戻ってきた。当初と違う人物模様。悪意と信念と。年末に忙しいのに手が止まらなくなっている。

0
2025年12月20日

Posted by ブクログ

話題の一作、登場人物がみんな個性的でたしかにおもしろい。第三者的な語り口もいい感じです。一気読みで下巻に突入、、

0
2025年12月29日

購入済み

映画から。

映画を見ました。素晴らしくて、今も心に情景が浮かびます。映像化、アニメ化で作品を知り、原作を読みます。それがどう演出されたのかが楽しみです。今回、キャラクターの細かな背景を知ることができました。全ては原作ありき。

#感動する #深い #カッコいい

0
2025年07月05日

Posted by ブクログ

歌舞伎役者の大河小説、任侠から梨園へ、挫折と成長。
まるで舞台や映画のように世界にのめりこんで聞いてた、さすがの朗読!
息つく間もなく早い展開で淡々と進んでいくので、展開に安心する暇がないくらい波瀾万丈。後半が楽しみ。

0
2025年12月31日

Posted by ブクログ

映画に負けず小説もおもしろい。

語り口調が劇みたいな感じだし、
映画を見たせいもあって脳内で映像化しなが読んだ。

0
2026年01月04日

Posted by ブクログ

映画を観てからの読破。映画でも青春編が好きだったので、映画のシーンが思い出されてそれもまた良くて。
任侠の家庭に産まれ目の前で父親を殺されたのに芸の道に生きると決め、稽古が苦にならないほど好きな喜久雄。そして共に歌舞伎の世界で生きていく仲間である歌舞伎界の御曹司の俊介。後継者決めの際に血ではなく才能、自分の息子ではなく喜久雄、を選んだことにより俊介が失踪。
そりゃそうだろうな、と思いつつも血を選んだらどうなっていただろう。。。と思うとそのパターンでの本を読んでみたくなりました。発行されないかなぁ。。

0
2026年01月03日

Posted by ブクログ

映画を観て、心理的背景をもっと詳しく知りたいと思い原作を購入。期待通り、映画に描ききれなかった状況、心理、背景描写が描かれていて「ああ、実はこういう経緯があったのね」「この時、そんなことを考えていたのね」と納得できる。
映画と原作で少し経緯が異なる部分あり。個人的には映画の方がよりドラマチックに描かれていて、喜久雄が不憫すぎる。

0
2026年01月02日

Posted by ブクログ

映画2回みてこれはもっと知りたいと思い小説を購入。映像と違って文章で心情が描かれるから登場人物の気持ちを汲み取りやすかった。
歌舞伎のことはほとんど知らないから曽根崎心中などの有名な名目の軽い説明が入っているのがわかりやすかった。
映画ではでてこなかった登場人物だったり、脇役レベルの人たちが小説ではたくさん登場していて面白かった。下巻も読みたい

0
2026年01月02日

Posted by ブクログ

面白い。でも辛い。
知らない世界すぎて、本当にありえる話なのかと思うと、胸が締め付けられる。
何度も読むには自分の心がついていかないだろうな。

0
2026年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とてもおもしろかったけど、白虎や俊ぼんに対する憎しみがすごい。戦い続けた喜久雄に幸あれ…
下巻も楽しみ!

0
2025年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもろー。
最初語り口調が好きじゃなくてなかなかページが進まなかったけど、俊ボンと春ちゃんいなくなってから急激に面白くなって気がついたら読み終えてた。
年内に下も読み終えたいな。映画も見たいかも。

0
2025年12月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画を観てから拝読。

徳ちゃん、めっちゃ出てくるやん!

喜久ちゃんのお母さんも、映画だと原爆症で亡くなったことになってたけど、生きてて喜久ちゃんのこと応援してて良……。

映画が結構サラッと流してる感じのところを原作だと当然だがしっかり描かれているのでとても面白く読んでいます。

0
2025年12月28日

Posted by ブクログ

映画『国宝』が22年ぶりに日本の実写映画の興行収入1位の記録を塗りかえると話題になった。

知人が映画が良すぎてすぐに原作を読んだときき、私も手に取ってみた。


上巻「青春篇」
ヤクザの息子の喜久雄と歌舞伎役者の跡取りの俊介。
二人の青年が芸に身を捧げる。
家・血筋が重んじられる世界で、ただただ稽古に精進する二人。

昭和の時代らしく、ヤクザが強大な力を持ち裏社会や芸能とも繋がりがあるのが、今となっては驚き。
そして稽古であっても体罰(というか折檻といいたくなるほどの仕打ち)もあたりまえ。

とはいえ、義理と恩は忘れない、そういう面では人の温もりを感じる時代だなと改めて思わされる。
今の「自己責任」なんて切り捨てられない良さが残っていた。

大人になった二人がどう芸を昇華していくのか楽しみ。

0
2025年12月27日

Posted by ブクログ

映画で感情移入できなかったから読んだけど
やっぱり文字の方がストレートに心情は伝わる
映画は絵を魅せてた部分が大きいかな
でも映画を観たお陰でシーンは想像しやすかった
菊雄の不遇が下巻で逆転されるのが楽しみ
俊坊視点のアナザーストーリーも欲しいけど、書きづらいかなあ

0
2025年12月22日

Posted by ブクログ

極道の子に生まれた喜久雄は、ヤクザ同士の抗争により、父を亡くしてしてしまう。父を殺した辻村という男に仇打ちを計るも失敗し、故郷の長崎を跡にすることになる。下宿先は大阪、折下、父を失ったときの新年会で喜久雄がやった余興の舞台を見た歌舞伎役者、花井半次郎の家だった。そこから喜久雄は、ヤクザとの縁を切り、歌舞伎役者となるため、厳しい修行の道に励むようになるのだった。

映画を見てきたところ、うちの母親も読みたいと言うのでついでに一緒に読もうということになり買った本。映画よりも原作の方が断然面白いようには思う。映画は、大事なところが抜けているという原作ファンの前評判を聞いていたが、原作ファンの言っていることも分からなくもない。個人的には映画の方も好きである。映画は、とにかくビジュアルが綺麗。本物の歌舞伎の舞台を見てみたくなる。
うちの母親が読み始めて第一声に言った感想は、この時代のヤクザって日本刀とか持ってたんだ、とのお言葉であった。そこなんかい、とも思ったが、たしかにこの本を読んだときに一番へぇと思ったのが、歌舞伎役者の成長話以上に、喜久雄を取り巻く芸能界とヤクザの繋がりだった。そもそも、この小説は、ヤクザを描く任侠小説のような始まり方をする。

「パン」
ひどく乾いた音でした。賑やかな新年会から大立ち回りの乱闘のあとだったせいか、それはあまりにも呆気なく、何の盛り上がりもない乾いた音で、一人の人間が死ぬ音ではありません。日本刀やドスで斬り殺されれば、必ず太鼓の音がドロドロと鳴り響きます。しかし……。
「パン」
そのとき仁王立ちの権五郎の腹に二発目が撃たれました。権五郎はまだ戸惑ったように、長年可愛がってきた弟分の辻村が見つめております。そして自分が死ぬことにやっと気がついたように、
「ん?」
と、小さく唸ったそうでございます。(p47)

喜久雄は、この物語の中で二回、父を失くすことになる。一度目は実の父権五郎の死。二度目は、役者として自分を育ててくれた師匠半次郎の死である。二人に共通しているのは、道半ばで死んでしまい、残された人々の生活を大きく変えてしまうことである。
権五郎亡き後、妻のマツは住んでいた屋敷の権利を失う。同じように半次郎が亡くなってからも、妻の幸子たちは家を失い、多額の借金が残されることになる。
切ないのは、半次郎が亡くなるシーンである。

そこだけぽつんと明るい深夜外来の扉から階段を駆け上がり、まっすぐに病室へ延びる長く暗い廊下で、喜久雄がまた、
「旦那はん、待っとくなはれ!」
と心で叫び、駆け出そうとしたそのときでございます。
「俊ぼーん! 俊ぼーーーん!」
聞こえてきたのは、そう叫ぶ白虎の声。
「俊ぼーん、俊ぼーん……」
と我が子を呼ぶ父の声なのでございます。(p315)

二代目半次郎が白虎を襲名するにあたって、三代目半次郎を襲名した喜久雄。その襲名式の最中、白虎は吐血し、倒れてしまう。
喜久雄は、その芸を認められて、半次郎という大名跡を、俊介をさしおいて襲名させてもらうことになる。しかし、いよいよ最期となる死の間際、白虎が病床で呼んだのは、名前を継がせることのなかった実の息子俊介の名前だった。
当然と言えば当然なのかもしれないが、結局、最後にかわいかったのは我が子だった。実の父のように白虎を慕い、稽古を重ねてきた喜久雄だったが、やはり本当の父は権五郎一人であり、権五郎は、中学生のときに死んでしまっていたのだった。どれだけ芸を磨いて、師匠に認められようとも、血が与えてくれる無条件の愛情を得ることは叶わないのである。
そして、喜久雄に突きつけられる現実は、血のつながりのない歌舞伎の世界で、どれだけ芸を磨いても、舞台に立つことは叶わないという現実であった。そして、舞台の役を手に入れるために、自分を慕ってくれている女に、喜久雄は手を出すのである。
身につけた芸は、どこまで通用するのか。任侠の家に生まれたという血が、どのように喜久雄の人生に影をさすのか。そういった物語が、この先展開されるのであろう。そしてそれは、案外映画が取りこぼしているテーマなのではないかと思った。

もう一つ、映画を見てから印象的に感じるのは、地の文の語り口だ。この物語の語りは、それこそお客に向けて芝居の口上のようである。この語り口によって、喜久雄たちの物語は、舞台の上で展開される芝居の様相を呈してくる。
芝居の役者には決まった役割があり、決まったセリフがある。芝居じみた語りの中で、そうした役割に抗いながら生きるところに、それぞれのキャラクターの人間らしさが表れているのではないか。
この物語は、劇的な事件で与えられた役割に囚われながらも、抗おうとする姿を通して、人間らしさを表現しようとした物語なのだと思う。そのための舞台装置が、極めて口語的な語り手の語り口調なのだ。
昭和の空気感を色濃く残した時代が、生々しく描かれる小説。どこか昔の写真のように色のボケた映像を想像させる昔語りを楽しみたいと思う本だった。

0
2025年12月21日

Posted by ブクログ

映画が良かったので原作を読みたくなった
映画よりもかなり明るい。別物みたい
徳ちゃん、あなたそんなに良い奴だったのね

0
2025年12月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こういった歴史ものはあまり読んだことはなかったけれど、映画を見ようと読むことにしました。

語りがときどき顔を出す文体は、江戸文学の雰囲気もあってなんだか愉快ですね。すでに波乱万丈なので後半どうなるのか。

0
2025年12月31日

匿名

購入済み

引き込まれました

映画が好評ということで、とても気になっていたのですが、原作が有るという事で、映画を見る前に読むことにしました。どちらが先が良かったか?はまだ分かりませんが、とても面白く、あっという間に上巻を読み終えました。早く映画がみたいです。

#泣ける

0
2025年07月09日

Posted by ブクログ

映画がめちゃくちゃ面白かったので、
映画→小説→映画のルートで楽しみました。
小説版は、歌舞伎の演目を知らないとなかなか描写が浮かばず、歌舞伎シーンはほぼ全部飛ばしたようなものです。笑
面白いけど、難しい〜
(上下巻とも同じ感想です)

0
2026年01月02日

Posted by ブクログ

夏に映画を観賞して原作に興味がでて購入

⋯私には狂言回しの言い方が
なかなか読みづらく
上巻を読み終わるのに
時間がかなりかかってしまった

けれど細部にわたる描写で
内容にひきこまれるので下巻は
何とか一気に読むつもり

0
2026年01月02日

Posted by ブクログ

歌舞伎という血筋の色が濃い世界で、技術だけではどうしようもない限界があることを思い知る。やるせなさがあります。しかしこれは何も歌舞伎の世界だけでないでしょう。皆さんの生きる世にもそういった世界がどこかしらあるのではないでしょうか。

0
2025年12月18日

シリーズ作品レビュー

「小説」ランキング