新装版 静かな爆弾

新装版 静かな爆弾

小説・文芸
726円 (税込)

3pt

音の無い世界で暮らす君に、届く言葉は見つからない――。
『怒り』『悪人』の吉田修一が贈る、感動の恋愛小説。

「君を守りたいなんて、傲慢なことを思っているわけでもない」「でも」「何もできないかもしれないけど」「そばにいてほしい」。テレビ局に勤める俊平は、公園で耳の不自由な女性・響子と出会う。穏やかな日々を重ねる二人だが、ある日、彼女は姿を消した。音によって住む世界を隔てられた二人に起きた奇跡とは?

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公文庫
  • タイトル
    :
    新装版 静かな爆弾
  • タイトルID
    :
    1089398
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年02月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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新装版 静かな爆弾 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    吉田修一さんの恋愛小説。
    テレビ局に勤める俊平は、公園で出会った聴覚にハンディキャップを持つ女性・響子と恋に落ちる。
    静かで穏やかな日々を重ねていく二人は、俊平が仕事で忙殺されるなかで、すれ違いが積み重なっていく。
    俊平と響子は言葉を交わせない分、伝えたいことを精査して文字で伝えるため、余分なことを省略するのが当たり前になってしまう。だけど、その余分なことが相手を知るために必要なこともあり、心が通じ合えるほどの関係に至っていなかったことに気付かされる。
    思っていた以上に相手のことを知らず、知らないことに薄々気付いていたのに知ろうとしなかった俊平の気持ちが見えてくる描写がとても良かったです。
    二人の出会いの場面がとにかく美しく、はっきりとは描かれない二人の関係も想像をかき立てます。
    吉田さんの恋愛小説は心に沁みる。また好きな作品が増えました。

    0
    2026年05月11日

    Posted by ブクログ

    惹き込まれるラブストーリー フィクションとは思えないリアリティ。男性からの目線で書かれたラブストーリーを読んだことがあまりなかったので、新鮮で興味深かった。

    0
    2026年01月12日

    Posted by ブクログ

    伝えることの難しさ、理解することの難しさ。
    自分のことさえもわからないのに、家族のとこ、ましてや他人のことは知る由もない。でも知ろうとする気持ちが大事なのかな。
    知ったつもりになることが一番いけないんだと感じました。

    すごく読みやすかったです。

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    評価は☆4と5の間です。
    主人公の母親の気持ちにとても共感した。
    親が心から喜べる結婚なんてこの世にないのかもしれないが、今の自分の境遇とリンクするものがあり、感情移入してしまった。
    しかし、それを抜きにして考えた時、2人の将来に拍手を送っている自分がいた。

    0
    2022年04月06日

    Posted by ブクログ

    テレビ局に勤める俊平は耳の不自由な響子と出会い、互いに惹かれていく。二人が出会う場面は本当に美しい絵画のようだ。
    ジャーナリスト魂に火がつき、1分の余裕さえなく働き詰めの俊平と音の無い世界に住む響子との対比が印象的だが、それ故のすれ違いがかさなり・・・
    会いたくて、会いたくてしょうがない俊平の気持ちが痛いほどよく分かる。
    結末が読者に委ねられるところは粋だね。

    0
    2022年03月08日

    Posted by ブクログ

    思い当たる節しかない物語だった。

    テレビ局に勤める俊平は、
    公園で出会った聴覚にハンディキャップを持つ響子と恋に落ちる。
    静かで穏やかな日々を重ねる二人だが、音によって隔てられた世界は
    恋しさと戸惑いを同時に生み、やがてすれ違いが積み重なっていく。

    自分はその相手のことをどれぐらい知っているのだろうか。
    これはある意味、永遠の問いなのかもしれない。
    言葉にしなければ伝わらない。だが、その言葉によって逆に伝わらない。
    そんな矛と盾のような禅問答が頭の中で駆け巡る。

    物語は全編通して俊平の目線でしか語られないので、
    響子の思いはわからない。つまり読み手も俊平と同じ感覚を味わうしかない。
    こちらも俊平でしかいられないのだ。
    それはわかったつもりでいることと同じことなのだと、
    読み進めるうちに俊平と同じようにハッキリとわかってくる。
    これほど怖いことはないかもしれない。
    小説を読んであまり味わうことのない類の恐怖を覚えた。

    0
    2026年04月09日

    Posted by ブクログ

    心のどこかで危機感や不安を感じていても、楽観的な方を信じて、行動を起こさず、気がつかないふりをしてる。
     言葉って伝えたつもりでも、伝わってない。ましてや、言葉にしないと伝わるはずもなく、すれ違いを生む。たとえ伝わったとしても、人によって受け止め方は様々。自分の心で思っていたことが伝わると思っては行けない。

     

    0
    2022年06月19日

    Posted by ブクログ

    知っているつもりでも知らない、伝えているつもりでも伝わっていないのが人間関係かな。それがわかっていても、その人のことを理解したい寄り添いたいと努力するのが愛情か?いろいろなことを考えさせられました。

    0
    2022年06月10日

    Posted by ブクログ

    静謐で美しい話。
    冒頭でテレビ局に務める俊平と耳の聞こえない響子が出会うシーンがドラマティックで一気に引き込まれた。
    筆談でのやりとりで、響子の短くも優しい言葉や、時々芯をつく会話にはっとさせられる。
    音のない静かな爆弾は、爆発するまでその存在にすら気づかないように、響子がなぜ突然俊平の元を去ったのか、響子が本当は何を思っていたのかは分からず、俊平は彼女の家をぐるぐると探す。
    読んでいる途中は吉田修一らしくない作品かな?と思ったが、「悪人」や「怒り」と同様に、愛する人が本当はどんな人間なのか、本当は何を思って生きているのかを主人公が考えており、殺人犯が出てこないだけで、これまでの作品とテーマ性が一貫しているように感じられた。
    巻末の宇垣美里さんの解説が秀逸。この文章で一気にこの話が好きになる。
    バーミヤン遺跡の爆発を誰もが見て見ぬ振りをしたように、俊平も彼女が去っていくかもしれないのを分かっていたのに、去らない方に懸けたという伏線が、この物語をより一層重厚なものにしている。

    0
    2022年05月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・とりあえず読んでみてよかった!!最後はよく分からないけど鳥肌が立った。こうして文章にまとめることにも意味があるんだと思った。
    ・「音のない世界」って、たぶん想像できない。怖い。
    ・〝情報というのは、不思議なものだ……〟(P.54L2〜)取材の人も必死なのがよくわかる。情報の価値の違いとか、考えたことなかった。
    ・アパートで起きたいざこざ、よく分からなかった。誰が悪いんだろう……?
    ・とにかく、気付かされることが多い!実体験なのかな。
    ・読んでるとき「これは記憶しておけばいいか」って思ってメモしなかったこともあるけど、きっと忘れちゃうんだろうな、人間って。だからこそ覚えようとするんだろうか。
    ・響子がいなくなったあたりとか、面白くなってきたー!って感じ。
    ・ラストの方、気になりすぎて一気読み不可避。
    ・何かを伝える仕事って素敵。やり方はなんであれ、〝伝える〟って大切。
    ・最後は「え?!なになに?!」ってなった。もう少し経ってから読み直したい。今までどうして知らなかったのか……

    0
    2023年07月07日

新装版 静かな爆弾 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公文庫
  • タイトル
    :
    新装版 静かな爆弾
  • タイトルID
    :
    1089398
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年02月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
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