パーク・ライフ

パーク・ライフ

710円 (税込)

3pt

昼間の公園のベンチにひとりで座っていると、あなたは何が見えますか? スターバックスのコーヒーを片手に、春風に乱れる髪を押さえていたのは、地下鉄でぼくが話しかけてしまった女だった。なんとなく見えていた景色がせつないほどリアルに動きはじめる。『東京湾景』の吉田修一が、日比谷公園を舞台に男と女の微妙な距離感を描き、芥川賞を受賞した傑作小説。役者をめざす妻と上京し働き始めた僕が、職場で出会った奇妙な魅力をもつ男を描く「flowers」も収録。

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パーク・ライフ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「なんにも隠してることなんてないわよ。逆に、自分には隠すものもないってことを、必死になって隠してるんじゃないのかな」

    ビデオの時計は、電話をかけたときが「20:34」で、受話器を置いたときが「20:43」だった。あと一分でちょうど十分だったのだが、その一分で何が話せたというわけでもないのに、その一

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    パークライフは大きなことは何も起こらない。
    読みやすいので一気に読めてしまう。

    フラワーズ、こちらの方が惹かれた。
    出てくるキャラがいそうでいないが、感情移入できる。ところどころで「おっ」となる展開もある。

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    芥川賞受賞作、作家は話題作『国宝』の吉田修一氏
    文章が上手いなあ、スラスラと入ってくる
    こういう自然な成り行きの対人関係が大好きなので、自分の現実生活にも起こってほしい

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    パーク・ライフ
    大きな公園には様々な人が集まる。仕事の息抜き、散歩、運動など。
    仕事の昼休みを公園で過ごす女性と主人公の交流のお話。
    文体、雰囲気が好みだった。主人公が淡々としている作品好きになりがち。
    心を新鮮な風が通り抜けたような読後感。

    flower
    パーク・ライフが爽やか寄りならflowe

    0
    2024年08月25日

    Posted by ブクログ

    パークライフ、面白かった。
    月9ドラマの3話目くらいまでの、おしゃれで、何かが始まりそうなワクワクだけを取り出してる感。実は事の顛末とか感動的な展開とかって要らなかったのかも、とか。
    flowers のほうはそこまで。

    0
    2024年01月17日

    Posted by ブクログ

    「パーク・ライフ」何気ない日常を綴っているように見えて、不思議と心惹かれてしまう表現が多かった。主人公のぼくが公園に座り目を見開いた瞬間、あらゆる景色が大小問わず一気に押し寄せてくる場面がある。その感覚は私が幼少期にブランコに乗りながら感じた感覚に似ており、遠い記憶がふっと呼び起こされたような不思議

    0
    2023年07月05日

    Posted by ブクログ

    パークライフ
    淡々と進んでいくストーリーで急な展開はない。その穏やかさに包まれていたら、スタバ女の決意に唖然とした。彼女は何を決めたのだろうか。

    スタバが日本上陸したのは1996年、この本が書かれた2002年はスタバは最先端なカフェだったのだろう。猿をペットにしてる人も当時はそんなに多くなかったの

    0
    2025年09月22日

    Posted by ブクログ

    パーク・ライフ

    いやあ、なかなか謎。
    謎だけど淡々とした特に事件が起こらない日常。
    ぽけーと文字を追うにはちょうど良いような

    ふーん、へえー、って。
    で…どうした?って、感じではあるけど、まあそんなもんか

    表紙の刃物持ったレゴみたいな人が、結局なんだったんだろうか
    ゲームみたいなロゴ
    ゲームの

    0
    2025年09月22日

    Posted by ブクログ

    ふわっともわっといい感じで読めたし、日常のどこにでもあるふうな風景の中で、人の日常を面白く覗かせてもらったような。
    けれど、そこから何を読み取るのか?だと言われると私には、よくわからなかったぁー。

    0
    2025年09月01日

    Posted by ブクログ

    中編2編。
    どちらも女性が謎すぎる。

    パークライフ
    馴染みのある日比谷公園が舞台だったこともあり、すんなり入れたのだが、この女性は理解できなかった…
    微妙な距離、というより、なんかふわふわして現実感が無い印象。
    今度日比谷公園に行ったら、この人や気球を揚げる老人を探してしまいそう…

    flower

    0
    2025年08月28日

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