【感想・ネタバレ】横道世之介のレビュー

あらすじ

今から20年前──。大学進学のため長崎から上京した横道世之介18歳。愛すべき押しの弱さと隠された芯の強さで、様々な出会いと笑いを引き寄せる。友の結婚に出産、学園祭のサンバ行進、お嬢様との恋愛、カメラとの出会い……。世之介の学生時代の1年間と彼と関わった人々の今を描き、誰の心の中にも、人生にも、温かな光を灯す青春小説の金字塔。第7回本屋大賞第3位に選ばれた、柴田錬三郎賞受賞作。2013年2月公開の映画原作。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

世之介はもちろん、登場人物みんな魅力的だし好きになる(特に世之介と祥子ちゃんが好き)。
まるで自分も小説の世界に入ったみたいに感じるのは吉田修一がすごいからなんだろう。
もっと気楽に生きていくためのバイブル的な小説。

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2026年09月17日

Posted by ブクログ

かなり良かった。

平凡な若者の、なんてことない日常を描いた話ではあるんだけど、ところどころにユーモラスな表現があって、クスリと笑える。

なんというか、斜に構えてない森見登美彦みたいな読み味。非現実的な大きな事件が起こるわけでもないが、世之介や周りの人たちのことが深掘られてだんだん好きになっていく感じが良かった。

続きも読みたい。

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2026年09月07日

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大学生世之介と関わった人達が20年後にそっと思い出す「そういえば、世之介って奴がいたなぁ」。
"世之介と出会った人生と出会わなかった人生、きっと何も変わらない。でも、青春時代に彼と出会った自分はなんだか凄く得をした気がする"そんな人物。
終盤には思わず嗚咽した箇所も…温かい作品でした。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

「タイム・アフター・タイム」「パレード」に続いて「横道世之介」です。

長崎から上京した大学1年生の横道世之介の青春と、友人たちの20年後が交互に描かれる構成です。

主人公の世之介は、そこにいるだけで周囲をパッと明るくしてしまう、お人好しで憎めないキャラ。

人の未来はどおなるかわからない。だからこそ、今ある何気ない日常を楽しく生きることの大切さを世之介が教えてくれた気がします。

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2026年08月06日

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2回目読み終わりました。

作者の振り幅すごくて一番はそこに驚きますが、、、2回目も楽しませてもらいました。

なんかこういうやついるんだよなぁ、いたなぁと思いながら読んでました。

めちゃくちゃいいやつかって言われるとそういうわけでもない、でもなんかこうニュートラルというか力入ってないというか、こういう人になりたいと思わされる魅力的な人物それが横道世之介です。

ぜひ!

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2026年08月04日

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横道世之介の大学一年生の1年間。続編もあるみたいだけど、上下巻なのでちょっと怯んでいる。

横道世之介、18歳。大学進学のため九州から出てきた。205号室。202号室の人がシチューに誘ってくれたのでご馳走になる。入学式。倉持と知り合いになる。サークルブースをみていると、阿久津唯がくっついてくる。
世之介は一人暮らしを始めて、自分のことは自分でやらないといけないことに気づく。

3人はなぜかサンバサークルに入り、清里に合宿へ。ホテルの配膳の仕事を紹介してくれるという。いつのまにか倉持と阿久津がつきあっている。

中学生の娘の智世が警察に補導されて、一緒にいた18歳の少年とつきあっているという。男の子に会いに行き、別れてくれるように頼んだ。男の子は街を出ていき、智世は中学は卒業したが引きこもりになる。夫妻は世之介を懐かしがる。

世之介は小沢と待ち合わせる。マスコミ研究会に入ったそうだ。ダンスパーティの券をもらう。ルームサービスの給仕をするバイトを開始した。家に帰るとお隣の203号室の前にヤクザさんたちがいる。部屋に急いで入る。

世之介は祥子という女の子に自動車学校であい、つきまとわれる。帰省にもついてくるという。倉持と阿久津の間に子供ができる。

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2026年08月03日

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吉田修一2作目。物語全体を通してうっすらとした明るさや希望が漂い続けてるのがタイムアフタータイムとも共通しているなと。何気ない一瞬の日常でそれぞれの人生が交差していて、何てことない一瞬でも、あとから振り返るとすごく素敵な思い出になってたり、成長を感じられたりするよね、まさに人生って感じの作品。吉田修一作品がもっとすきになったし、人生の節目で読み返したい作品になった。

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2026年07月21日

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ニヤニヤしながら読んだ。こういうのあるよなとか、そんな奴いるか?とか思いつつ。面白いだけじゃなく楽しかった。

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2026年06月23日

購入済み

自分を見てる感じ

自分を見てる感じがして、ちょっと懐かしかった

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2013年02月24日

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「普段レストランで態度の悪い店員に当たっても世之介は苦情を言うことがない。どちらかと言えば、そんな店に入った自分に運がなかったんだと考える人間である。」(p.242)
「あの、自分で言うのもあれだけど、俺、みんなから『お前は隙だらけだ』って言われますよ」(p.373)
「大切に育てるということは『大切なもの』を与えてやるのではなく、その『大切なもの』を失った時にどうやってそれを乗り越えるか、その強さを教えてやることではないかと思う。」(p.402)
「いろんなことに『YES』って言ってるような人だった・・・もちろん、そのせいでいっぱい失敗するんだけど、それでも『NO』じゃなくて、『YES』って言ってるような人」(p.413)
「ああ、そうか、と世之介は思う。誰かを傷つけたことがないんじゃなくて、傷つけるほど誰かに近づいたことがなかったんだと。」(p.426)
「『ダメだ、助けられない』ではなくて、その瞬間、『大丈夫、助けられる』と思ったんだろうって。そして、そう思えた世之介を、おばさんはとても誇りに思うんです。」(p.467)
優しすぎる世之介が、将来断固たる行動を起こすまでになる。どのような経緯を辿ったのか?続きが読みたくなった。

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2026年09月13日

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吉田修一さんの作品は初めて。
『国宝』をはじめ映画の原作となる作品がたくさんある作家さんなのですごく楽しみにしていました。

この作品は東京の大学に入学した横道世之介の1年間のお話。
何とも言いがたい魅力溢れる世之介に惹きつけられ、ほんわかした気持ちで読み進めていましたが、後半はそれこそ何とも言えない儚さで胸がいっぱいになってしまいました。
圧倒的な儚さ、だからこそ.....っていうところがたまらなかったです。
ありがとうございましたm(_ _)m

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2026年08月13日

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「国宝」からやってきました笑
共通点は、男子の成長を描いていること!以上!笑
ただ世界観も熱量もまるで違うのに、不思議と心に残るのは何なんだろう。

世之助という青年は、爽やかなのか、天然なのか、スカタンなのか、おそらく全部なんだろう。
東京での大学生活はスカタンの連続で、そこ踏む!?ってツッコミどころ満載。それでも周りに愛され、何とか生きていけるところが彼のすごいとこ!
世之助は妬まないし卑屈にもならない。等身大の自分を受け入れている。そして何より人生のすべてにYESというすげー男だった!
続編も読んでみます。

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2026年07月25日

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再読

章の最初の
ーーーーーーー世之介である。
が好き。

祥子ちゃんが愛おしくて、このままずっと添い遂げて欲しかったなぁ・・・

一番好きな青春小説かも

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2026年07月23日

Posted by ブクログ

『横道世之介』を読んでいて、一番惹かれるのは、やっぱり世之介という人物そのもの。

大学にも、こういう人がいたなと思う。少し抜けていて、いつも誰かにいじられている。でも、決して嫌われることはなく、誰とでも自然に打ち解けてしまう。飛び抜けたエリートでも、キレ者でもないのに、不思議と人が集まってくる存在。

人と距離を縮めるのに時間がかかる私にとって、こういうタイプの男子は話しかけやすくて、ずいぶん助けられた記憶がある。だから世之介を見ていると、懐かしさと少しの羨ましさが入り混じる。

作中には思わずクスッと笑ってしまうような会話が散りばめられていて、その空気感も心地いい。大学時代の何気ない日々や、大勢の中の一人として過ごしていた頃の感覚が自然と思い出される。

派手な出来事よりも、人と人との距離感や、ありふれた日常の愛おしさを丁寧に描く作品。読みながら、自分自身の学生時代の記憶まで静かに呼び起こされる、そんな小説だった。

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2026年07月21日

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1980年代の空気感が感じられてよい。最後の写真のくだりは、読んでいて幸福感を感じた。
祥子のキャラは、しばらく馴染まなかった…

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2026年07月21日

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途中で心臓を鷲掴みされます。満員電車の中でハウっとなりました。
切なすぎて、最後は世之介ーーーって叫びたくなります。

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2026年07月18日

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世之介はいたって普通なのだけど、彼のそばにいただけで自分の人生が少し肯定されるような、そんな「愛すべき普通」の輝きが全編に満ちている。加藤の「(世之介に)会ったっていうだけで、お前より大分得してる気がするよ」ってセリフが多くを表しているよね。

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2026年07月15日

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どこか憎めない世之介。
青春を追体験できた感じがして楽しかった。
特別なことは何もなく、ただただ日常を過ごせることのありがたさ、楽しさというのを改めて気づかせてもらえた。

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2026年07月06日

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ネタバレ

読みながら、思わず笑ってしまったことが何回あったか。
ほっこりしたし、横道世之介のファンになった。
物語の中旬くらいから、まさか…?と思いつつ、いやでもこの雰囲気でこの主人公で、ハッピーエンドでしょうよと思ってたのに。
あっけなくてびっくり。
なんか、ファンになっただけに、読み終わった時に、消化しきれてない気持ちになった。
面白くなかったとか、終わり方に不満があるとか、そういう意味ではなく。

でも、これも、らしいような。
最後のお母さんの手紙よかった。

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2026年07月04日

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どこか間のぬけた大学一年生、横道世之介の一年間の成長物語。心優しい青年が、周囲との関わりの中で成長してるような、してないような話が展開。関わった人たちに目には見えないけど、良い影響を与えるお兄ちゃんという感じ。
ほっこりと心が安らぐような読後感になった。

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2026年06月27日

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横道与之介という一見平凡に見える青年の話。はじまりから見事な脇役の配置とその飛躍に富んだ交流。「読者の今」と「登場人物の今」を行き来して読むものを飽きさせない物語の展開。続編を読まずにはいられない。サブスクの一気見じゃないけど、完結編が出てから読み始めることの幸運に感謝。こんなところで終わられたら読者としては辛抱たまらん、そんな感じの小説。

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2026年06月26日

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世之介くんが大学入学で上京し、最初の1年をベースに描く青春小説。
周りの人たちが未来から世之介のことを思い出したりするパートが随所に挟まれ、アクセントになっていた。

世之介のキャラクターはもちろん、恋人の祥子のキャラクターが生き生きとしてよかった。
調子を崩されるようなマイペースお嬢様でありながら、一途に世之介と過ごす様子が眩しかった。

将来の祥子パートで、「大切に育てるとは、大切なものを与えることよりも、その大切なものを失ったときに乗り越える強さを伝えることだ」というようなことを感じているシーンがあり、とても印象に残った。

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2026年06月17日

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読んだ本 横道世之介 20260610

 なんか、これも映画になっているらしいけど、吉田修一の小説としてはそこはかとない幸せがずっと漂っていて、うまくいかないことも、こうなってほしいってことも、全て幸福感の中ですれ違っていく。
 どちらかというと、絶望の中の僅かな信頼とか、希望とも呼べない小さなものが不幸の中で希望に感じる的な小説ばっかりだと思ってたけど、こんなお話もあるんですね。
 世之介の未来が示唆されているからこそ、その場その場の世之介の行動や言葉が心地よいっていうか味わい深いっていうか。
 素敵な話でした。
 祥子ちゃん大好き。

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2026年06月14日

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ずーっと呑気でのほほんとした世之介と、自分は経験してないけどギリギリ想像がつく時代の東京。全く悲しくならずぼんやりと、お母さんの暖かい手紙でほんのり涙が出そうな気持ちに。

きっと大人になってからも相変わらずのらりくらりと、和やかに生ききったであろう世之介に、乾杯!

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2026年06月04日

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どこか抜けていて肩の力の抜けた主人公、横道世之介。仲間と過ごした何気ない大学時代はかけがえのない時間だったのだと、青春の日々を懐かしく思い出させてくれる一冊でした。

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2026年06月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

柴田練三郎賞 第7回本屋大賞3位 こんな面白い本が3位だったら、1位と2位は何だろうかと思ったら、「天地明察」と、「神様のカルテ」だった。
とても面白くて、爽快で、楽しい本だった。

ところが、いつも解説から読むので、何気なく最後のページを開いたら、解説が無くて、最も大切な世之介のその後だった。残念だった。もしこれから読まれる方がありましたら、最後のページは開けないで後回しで。
本好きの方はもうとっくに読んでしまっているかも、その上新聞連載だったそうで、無駄な一言だったかもしれませんが。


東京の大学に入学するので、九州から上京した世之介。世事に疎く、のんびりしたお人よしな性格。一人息子で、素朴で暖かい両親と家庭の中で育った、そのまんまで都会の中で暮らし始める。
ひょんなことが重なり個性的な友人たちに出逢う。成り行きでサンバクラブに入り、パレードに参加するつもりがハプニングで不参加、それでも弱小クラブなので仲間にせっつかれ、学祭で練り歩いたりしてサンバも好きになる。

入学式で知り合った倉持。同郷の小沢。アルバイトで弟役を頼まれた片瀬千春、教習所仲間の加藤。
加藤は頓珍漢な子と言うか育ちを考えれば仕方が無い。なかなかいい奴。
加藤は大阪の出身、スーパー経営者の息子で、ここにはクーラーがあり世之介は夏中居候をする。そつの無い加藤に誘われて海水浴に行ったところ、これがダブルデートで、世之介の相手は黒いセンチュリーで運転手つきで来たお嬢様、与謝野祥子。


祥子は世之介が気にいって夏休みも長崎の田舎についてきて、母親とも打ち解けて評判がいい。
世の垢に染まってないというのがいい 無垢そのもの。

世之介は、先輩の石田に紹介されたホテルのルームサービスのアルバイトを始める。シフト制で夜勤も多い。学生生活もクラブもこなし免許も取り、祥子とも親しくなり、とうとうホテルに連れだって行く仲になる。

様々なエピソードが賑やかだった一年が過ぎる。

そして話は未来、20年後の友人たちの生活。

倉持は同級の唯と付き合い、そのうち唯が妊娠、退学して父親に目覚める。加藤はボーイフレンドと同棲中。

何が切っ掛けともわからないが、ちょっと喧嘩別れのような按配で祥子は世之介と別の道を歩いている。そしてフランス留学し国連職員になる。

20年後、世之介は報道写真家になっており、祥子は遠く国連に勤めている。そんなそれぞれの生活があり話は終わる。

青春時代の世之介を中心にした物語だが、周りを囲む人々が個性的で、エピソードも極上で楽しい。
故郷は暖かく、それでも人々はそれなりに悩み自分の人生を進んでいく。
世之介は、周りから抜けていると言われるが、そういう人柄が笑いまきおこし、周りを包んでいく。

読後感のいい、読みやすい話だった。最近「続」が出ている、そのうちに。


吉田修一さんは多彩だ。
                    

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2026年02月07日

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ネタバレ

舞台が自分の身近であるので、通常よりもワクワクして読めた。また、年代も自分の今と重なる部分があってまさにタイムリーな本。この本に書かれていた紹介文には、出会いに焦点が当てられていたが、個人的には、別れの部分が印象的であった(ネタバレにならないようにぼかしてます)。この呆気なさという言葉が正しいのかわからないが、自分もいずれこうなるのかなと思うと同時に、こうなれたらいいなとも思う。とにかく読んでほしい。それから話したい。

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2026年08月20日

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4.5
「世之介と出会った人生と出会わなかった人生で何かが変わるだろうかと、ふと思う。
たぶん何も変わりはない。ただ青春時代に世之介と出会わなかった人がこの世には大勢いるのかと思うと、なぜか自分がとても得をしたような気持ちになってくる。」

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2026年08月10日

Posted by ブクログ

【再読】
久しぶりに読み返した。
偽らないというか、何も武装せずに暮らしてるそのままな感じが世之介君の魅力なのかな。
そういう感じが、子供の頃は大なり小なり見えているのに、
大人になるにつれ、いつのまにか見えない所に隠してる。建前や体裁とかで繕われて、本音や優しさが見えにくくなるねんなぁ。

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2026年09月09日

Posted by ブクログ

大学生の日常を描いていてなんでもない日の集まりのように思えるけどここに描かれた毎日の出来事が世之介の行動で起こったんだなと現実に置き換えてみると非日常のように感じられる。

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2026年09月15日

Posted by ブクログ

世之介は、特別に大きなことを成し遂げた人ではない。それでも、彼と出会った人たちの記憶の中には、何気ない会話や一緒に過ごした時間が残り続けている。本人がいなくなった後も、ふとした瞬間に思い出されることで、その人の存在は誰かの中で生き続け、生きた証として残る。

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2026年09月14日

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