日曜日たち

日曜日たち

550円 (税込)

2pt

ありふれた「日曜日」。だが、5人の若者にとっては、特別な日曜日だった。都会の喧騒と鬱屈した毎日のなかで、疲れながら、もがきながらも生きていく男女の姿を描いた5つのストーリー。そしてそれぞれの過去をつなぐ不思議な小学生の兄弟。ふたりに秘められた真実とは。絡みあい交錯しあう、連作短編集の傑作。(講談社文庫)

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日曜日たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年05月11日


    たまにどこか投げやりになりながら何かを諦めたりしながらも東京で生きてる若者たちの東京讃歌だった。
    そんな何気ない日常の中でどこか記憶の片隅に残っていたある出来事。
    母親を探してた兄弟は本当に存在するのかな?夢なんじゃないか?と思ったりしたけど。
    どんどん繋がるかんじがおもしろかったです。
    投げ捨て...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月23日

    連作短編集を偏愛する人間だが、この作品の美しさとさりげなさには特に打たれた。ある意味、理想の連作短編集。

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    Posted by ブクログ 2023年09月09日

    こちらもそうだし、世之介もそうで、「人間を読む」吉田作品が好き。
    心にできるささくれによく効く、家にひとつ置いてあると安心するオロナインてきな作家さん。

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    Posted by ブクログ 2020年09月11日

    兄弟が幸せになってたので、後の話がどよよんとしててもOK。でも4話目の主人公はちょい共感できないわー

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    Posted by ブクログ 2020年05月30日

    産後初めての小説だからなのか。
    兄弟の描写が、あまりにも切なかった。

    物語では、兄弟に関わる大人たちの
    背景は描かれているものの、
    兄弟についてや両親については
    多くは触れられていないのに、
    それぞれの登場人物と交わる兄弟の様子が
    強く印象に残った。

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    Posted by ブクログ 2020年04月05日

    話のつながりは弱いけど、それぞれの話は吉田修一らしさが出てて良かった。人間の弱いところを書くのが上手。

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    Posted by ブクログ 2018年06月20日

    再読。東京で暮らす20〜30代男女5人と彼らの前に現れる小学生兄弟のとある日曜日を切り取った短編集。生き辛そうな彼らにどこか自分を投影してしまう。都会で暮らす息子と上京した男やもめな父親の不器用な交流を描いた「日曜日の新郎たち」は秀逸だが、やはり涙無しに読めない表題作がベスト。積み重なる小さな優しさ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年05月18日

    それぞれの人生に思うところあるが、
    最終的に思ってもないハッピーエンド。
    嬉しかった。
    どのストーリーもじんわりきて
    それぞれよかったなぁ。

    日曜日の被害者は、
    たぶん時折思い出してしまう
    心に残る痛さがあった。

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    Posted by ブクログ 2018年01月30日

    吉田修一さんの本は8冊目。

    表紙には連作短編集と書かれていますが、連作の意味がじわじわとわかってきます。
    後半になればなるほど、じわじわ良い感じ。
    特に、最後の表題作でもある「日曜日たち」はホロリとします。
    『日なた』や『7月24日通り』と同様の読み心地。
    吉田さんのこういう感じの本、好みです。

    0

    Posted by ブクログ 2017年12月05日

    内容(「BOOK」データベースより)
    ありふれた「日曜日」。だが、5人の若者にとっては、特別な日曜日だった。都会の喧騒と鬱屈した毎日のなかで、疲れながら、もがきながらも生きていく男女の姿を描いた5つのストーリー。そしてそれぞれの過去をつなぐ不思議な小学生の兄弟。ふたりに秘められた真実とは。絡みあい交...続きを読む

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