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Posted by ブクログ
吉田修一さんのエッセイ読むの、意外にも初めてかも。
人間というものの切なさ、愛おしさが感じられる簡潔な文章はエッセイでも健在で、ああ吉田修一ってやっぱいいなあ、と思いながら読んだ。
特に好きなのは『お盆・花火・長崎』。
長崎ではお盆に墓場で花火したり、精霊流しで100本以上も爆竹を鳴らすのは初めて知った。故人を賑やかに送るの、楽しそうで、どうしようもなく切なくて、最高。
吉田修一さんは、盛大な爆竹と共に精霊船を流し終えた後、宴会に向かって、高揚と虚しさが入り混じったような足取りで歩きながら、亡くなった家族や友人のことを話すのが好きだそうで、それもすごくいいなあと思った。
Posted by ブクログ
偶然にも知り得た吉田氏のエッセイは、心に響いた。本書もすぐに読んでみようと思っていた。個人的にも、旅は、いいものだ。
本書は、航空機内誌に連載されていた25編のエッセイを纏めている。カバーが、圧巻だ。椰子の木と
その椰子の木の周囲を取り囲む岩場等、ちぎれ雲とのコントラストが筆舌し難い。見事に夏の一瞬を切り取っているように見え、非常に目に映える。
筆者は、中国語を勉強しているようだ。日本語と中国語との発声方法の違い等を知ると、中国語に対するイメージ等も変わるという。さらに、筆者は、新しい言葉を学ぶ楽しさを述べている。確かに、学習直後は、特に楽しいだろう。
中国語の勉強を始めた筆者と、中国語に限らず外国語を少しでも実践したいという気持ちが強かった学生時代の頃とが重なった。
余談だが、先日、勤務中に中国人旅行者が質問してきた。何とも心許ない中国語力だが、問題等は解消できたようで、そのお二方は、満足気だった。
日々思っていることだが、新しい言葉を知ることは、世界を拡げてくれるはずだ。
本書は、私の背中をそっと押してくれた気がした。
Posted by ブクログ
ANAの飛行機に乗ると、必ず目を通すのがこの機関誌。そうか、そこに載っていたエッセイだったのか。
地図が大好きな私は、早速吉田修一さんとの共通点を見つけて、「読む旅」を始めた。
吉田修一さんが『横道世之介』の原作者というくらいしか予備知識がなかったが、読めば読むほど興味が湧いてきた。
吉田さんはさださんと同じ長崎出身。賑やかな精霊流しな話などを読むと憧れがふくらむ。
上高地とヨセミテ国立公園の水と清潔の話。水が大好きな吉田さんは、清潔さが一番恐ろしいという。たぶん表裏一体の気持ちだろう。森の声と風のゆらぎ、満天の星の敬虔なる風景がそう言わせたのかな。
アカデミー賞の映画に対するSMAPの稲垣さんのコメントにもビックリした。稲垣さんには、感情に溺れない、自分で冷静に考え判断する稲垣さんのイメージを持っていたが、自分を俯瞰して観る目を持っている方なんだなと感じた。
吉田修一さん、好きな作家になりそうな予感がする。
Posted by ブクログ
吉田修一のANAの機内誌に連載しているエッセイ集(第4冊目)。僕は機内誌で何度か読んだ記憶があるがエッセイとして出ていることを恥ずかしながら知らず、何だか読んだ気のするタイトルもあるなあ、とか思いながら読み進んだ。そしてその中でこの作品がエッセイ集として4冊目ということを知って、どうしようかと思いながら、まずは3冊目と5冊目を購入して読み進めることにしたのだけど、エッセイだから順番はそんなに気にする必要はないかもしれないが、いずれにしても全冊は読まない気がする。それはともかくこの作品だけど、厚さといい(笑)、とても持ち運びやすく、読み進めやすくて助かっている。内容も小説ほどとはさすがにいかないけど、吉田節が随所にみられてそれはそれで納得出来る。ちょっと息抜きしたいと手にとってみたけど、次の小説を読みたくなる欲を刺激してくれる作品になっていると思う。
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小説・文芸
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